【完結】本栖高校吹奏楽サークル   作:小林司

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 伊豆キャン 一日目③~待ち時間で温泉へ~

 

駐車場にバイクを止め、タオル類を持って向かう。

 

【挿絵表示】

 

木枠のガラス戸に 千人風呂 金谷旅館 と書かれている。昔ながらの建物という感じだ。

 

 ガシャガシャ

 

趣あるガラス戸を開け、中へ入る。開くときの音も、硝子戸であることを意識する音だ。

 

「いらっしゃい」

 

旅館だから、番台というよりはフロントと言うべきなのか。受付の人から声が掛かる。

 

「日帰り入浴、お願いします」

 

「三人とも?」

 

「あ。はい」

 

「一人800円です」*1

 

下駄箱に靴を入れ、受付でお金を支払う。

 

「それじゃあ純兄、私はこっちだから」

 

「お兄さん、後で」

 

(なぎ)・リンと別れ、俺は男湯へ向かう。一緒には入れない。こればかりは仕方ない……。

 

脱衣所で服を脱ぎ、戸を開く。

 

「おお!」

 

かなり広い。

 

湯けむりで視界は悪いが、広いことは分かる。

 

湯船はプールのように広く、半分に仕切られていて、片方の水深は1m位ありそうだ。泳ごうと思えば泳げそう。*2

 

奥の方に扉がある。脇の窓から灯りが差し込んでいる。露天風呂だろう。

 

平日の朝ということもあり、入っている人は少ない。

 

身体を洗って、湯船へ浸かる。

 

おお……。良い湯加減。

 

露天風呂にも行ってみよう。

 

ん? 露天風呂に通ずる扉の脇にも、別の扉がある。鍵穴があるということは、係員専用の何かだろう。

 

そちらは気にせず扉を開く。

 

露天風呂は貸切同然だ。

 

 

露天風呂というものには、大きく二つある。

 

『高いところから景色が見渡せる』ほったからし温泉やささゆりの湯のようなのと、『建物の外に浴槽がある』ここみたいなのだ。

 

後者のお風呂は景色が見れない代わりに、庭園にされていたり、趣ある浴槽だったり、場所によっては小さな滝があったりもする。

 

ここも浴槽の脇に木が植えられていて、小さな庭園のようだ。

 

しかし、景色が見れなくても、屋根が無いってだけで、解放感が違うなぁ……。

 

 

 

露天風呂で寛いでから内湯に戻る。

 

「あ、戻って来たよ」

 

「どうも……」

 

「純兄遅いよ」

 

え……?

 

…………えっ!

 

「ちょっと! 綾乃にリンに凪? 何でここに!」

 

内湯に戻ると、目の前のお風呂を泳ぐ綾乃の姿と、浴槽の淵に腰掛けているリンと凪の姿が目に入った。

 

…………。

 

何でここにいるの?

 

 

 

リンと凪は一緒にこの温泉に来ているけれど、なぜこのお風呂に居るの!

 

綾乃は同じ静岡県に住んでいるとはいえ、なぜ伊豆に居るんだ?

 

色々な意味でパニック。

 

「お兄さん、彼女と知り合いなんだ?」

 

「あれ、リン知らないの?」

 

「お兄さん、とりあえず落ち着きましょう? 順に説明しますから」

 

取り乱した。というか、パニックというか……。危うく卒倒するところだった。

 

 

 

 

順に今の状況を整理しよう……。

 

「ここ、金谷旅館の千人風呂は混浴です」

 

マジか。そんな話聞いてない。

 

「そこの扉で女湯と繋がってるんですよ。此方側から入られないように、女湯に鍵があって、これを使って出入りするんですよ」

 

そう、綾乃が腕に通した鍵を掲げて見せる。鍵穴があるのはそういうことか。

 

「千人風呂って名前だから入りたいな……って思っていたら、混浴だと分かって。迷っていたんですが、タオル着用可なので、勇気を振り絞って来てみました」

 

さっきぼそっとリンが言っていたのはこの事か。確かに、タオル着用可能といっても、混浴に入るのには勇気がいるよな。思春期真っ只中の女の子だし。

 

俺が入ったときに入浴中だった人たちは上がったらしく、今ここには俺たち四人しかいない。もし、ここに他に誰か居たら……。

 

まあ、一人気にしていないような子が居るけどさ。少しは隠したらどうなんだ……。それ。

 

 

 

で、次はその子がここに居ることだ。

 

「何で綾乃がここに居るんだよ?」

 

「居たら駄目なんですか?」

 

居て当然、そう言わんばかりの言い方だ。

 

「そうは言ってないけど……。凪知ってた?」

 

「ううん。何でアヤちゃんがいるの?」

 

アヤちゃん呼びかい! 仲良いんだな。

 

「お兄さんの後を付けてきた、って言ったらどうしますか?」

 

普通に考えたらそれしかない……。

 

まあ、各務原(かがみはら)さん経由で伊豆キャンの話は綾乃に入っている。

 

細かいことは言ってないらしいけど、何時・何処へ・何処に泊まる という事は知ってるらしい。それをもとにやって来たのだろう。

 

決定打は恐らく 道の駅 伊豆のへそ でのライン。

 

「事前に話を聞いていましたから、この位の時間に通るだろうって場所で待機してました」

 

マジか。全然気付かなかった……。

 

「因みに、何処から付けてきた?」

 

「天城越えの道の駅からです」

 

彼処は確か。

 

「車組……各務原さんたちと会わなかった?」

 

俺が道の駅を通り掛かったタイミングで休憩していたから、ニアミスしてると思うんだけど。

 

「会いました! 幸いなでしこは寝てましたから、見られずに済みましたけど……。なでしこが送ってきた写真で見たことある顔が沢山居ましたから、ビビりましたよ」

 

そうか。綾乃は野クル部他車組の顔を知っているのか。逆は知らないはず。だから、顔を会わせても、各務原さんでなければ気づかれる心配は無いんだな。当の本人は寝ていた訳だし。

 

「しかしねぇ。まさか、天城山トンネル……あんな道通るなんてねぇ……」

 

若干嫌味っぽい。道が悪かったことに対してだろう。

 

「それはまあ、すまん。にしても、遠路遙々お疲れ様だな……」

 

浜松からじゃあ、地味に距離もある。走ったことがあるから言えるが、あの道を走ってきたってことは、かなり大変だっただろう。綾乃のバイクは100CCだし。

 

まあ、俺があの道を走ったのは125CCだから大して変わらないけれど……。

 

「だってぇー。本当はもう少し手前で待とうと思ったんですよ。そしたらお兄さん、『トリシティで行くから高速経由』だって」

 

「確かに。本当なら私も一緒に行きたかったのに……。先輩(ずる)いですよ」

 

「「ねー」」

 

二人に揃って非難される。これ、俺悪いのか?

 

「仕方ないじゃん。私を修善寺(しゅぜんじ)駅で拾わなきゃいけなかったんだからさ。リンも普通二輪取ったら?」

 

「この中で唯一無免許の凪が言っても、説得力皆無だろ」

 

凪が出してくれた助け船は、即刻沈没させられた……。そこ、喧嘩しないでね?

 

「じゃあ、昨夜のラインで満身創痍がどうとか言ってたのって……」

 

「はい。昨日、学校が終わってすぐ、準備して富士宮まで行ったんです。そしたらまあ……。国一がね……」

 

富士宮。やっぱり親戚宅に行ったんだ。

 

国一。つまり、国道1号線のこと。

 

「むっちゃ風強くて、大型には(あお)られるし、こっちは法定速度で走ってるのに、次々抜かれるし……」

 

分かる。共感しかない。

 

「100CCでこんなに大変なのに、50CCで伊豆に行こうって考えるリンちゃん。ヘンタイだね、絶対。

 

おお……。平然と凄いこと言い放つなぁ、綾乃。

 

「酷い言われようだよ。というか、真っ裸のやつに言われたくない……」

 

一応今の状況を説明しとくと、俺たち四人は浅めの所に半身浴をしているのだが、リンと凪はタオルで肩から股下まで覆っているのに対し、綾乃はそのままの姿だ。

 

目を見て話すようにはしているが、どうしても視線がその下に向いてしまう……。男の(さが)故仕方あるまい。

 

なのに綾乃は、一切隠す気がないらしい。

 

着痩せするタイプなのか、服の上から……なんなら、バイクの後ろに乗せた時でさえ気付かなかったのだが、そこそこ立派なものをお持ちのようで……。

 

「え~。別に良いじゃん。他には誰も居ないんだしさ」

それは事実。しかし、何時誰が入ってくるか分からない。ここは旅館のお風呂。貸切ではない。

 

「それに、本来ならお湯にタオルを浸けないのがマナーだよ?」

 

「許可されてるから良いんだよ」*3

 

綾乃の言葉に一瞬不安そうな表情を見せた凪だが、リンの言葉に安堵する。

 

「えいっ!」

 

「ちょっと!」

 

「何するんだよ!」

 

綾乃が二人のタオルをじーっと見つめていると思ったら、何を考えたか二人のタオルを剥いでしまう。

 

俺は咄嗟に背を向けたが、一瞬見てしまった。

 

リンはともかく、凪もそこそこ……。

 

あ、いや。何でもありません。

 

 

 

ちょっとしたイタズラがあったが、改めて自己紹介をする流れになった。

 

「改めましてまして。あたしは、なでしこの幼馴染みで、お兄さん……滝野(たきの)先輩とはバイク仲間、凪とは浜松の友達、土岐(とき) 綾乃です。よろしくねー、リンちゃん」

 

そう言う綾乃の頭には、二段のたんこぶ。さっき、タオルを剥いだことに対して、二人から見舞われた奴だ。

 

「あ、私は志摩(しま) リンです。よろしく……」

 

それで気が済んだのか、あの件は無かったことにするらしい。俺だけ役得かな……? ごめんなさい。嘘です。

 

「なでしこから送られてくる写真でいつも見てるよ。だから、一目見てすぐに気づいたよ」

 

「ああ。なでしこが時々話してた『アヤちゃん』って」

 

「そ。あたしのことだよー」

 

二人、互いに自己紹介をした。

 

この四人の中で、唯一面識の無かった組み合わせだ。

 

終わると揃ってこちらを向く。

 

俺?

 

「俺、自己紹介必要?」

 

「んー。分かってますけど、一応お願いします」

 

「了解。俺は、綾乃・リンそれぞれのバイク仲間で、凪の又従兄妹、各務原さんたちと同じ部に所属してる、滝野 純一(じゅんいち)だよ。改めてよろしく」

 

しかし、それはどうにかならないのか……。

 

さっきのがあっても、綾乃は相変わらず真っ裸。目のやり場に困る。

 

三人の視線が次に向く先は……。

 

「私は、純兄の又従兄妹、アヤちゃんとは浜松での友達、新城(しんしろ) 凪です。リンとは……どういう関係だっけ?」

 

「お母さんが義理の姉妹だから、従姉妹だろ?」

 

「だっけ? ややこしくて忘れてたよ。よろしく」

 

まあ、関係がどうであれ、凪は全員面識あるから大丈夫か。

 

 

 

自己紹介が終わると、バイクの二人は自然とそちらの話になる。

 

「リンちゃん、ここまでのバイク旅はどうだった?」

 

綾乃とリンは、同じバイク乗りとして、積もる話もあるだろう。

 

「楽しかったよ。少し寒かったけど、スクリーン付けたから幾分マシになったし」

 

「良いなぁ、スクリーン。あたしのバイクにも付けれるのかなぁ?」

 

スクリーン……つまり、風防。日野春駅での会話を思い出す。*4

 

「前に会った人にも聞かれたな。風防あると違うかって。その人には安いもんじゃないから、迷うなら止めとけって言ったけどさ」

 

その後、あの子がどうしたかはわからない。

 

「私はお正月、浜松の帰りにお祖父ちゃんに車で送ってもらったんだけど、その時に風が強かったって話したら、家に転がってるのがあるから、譲ってくれるって」

 

なるほど。リンは新城さんから貰ったのか。つまり、買ってない……。

 

「それじゃあ、リンちゃんのはお下がりなんだね」

 

「いや。家に転がってるとは言ってたんだけど、いざ開けてみたら新品だったんだよね……」

 

あれ?

 

「高かったんだろうねぇ……」

 

リンと綾乃の話を聞いている凪が笑っている。どうしたんだろう?

 

「凪?」

 

「ああ。外の物置で保管してたから、たいぶ劣化してたらしいよ」

 

リンには聞こえないように耳打ちでこう言ってきた。

「つまり、買ったってこと?」

 

此方も耳打ち。

 

「うん。『これではいけないな』って。リンに渡すってことで、私に新品買いに行くように言ってきたんだよ」

 

そんなことが……。

 

「だから、昨日学校終わったあとに、バイクのお店に行って、事前に予約してあったのを買ってきたの。それで、お祖父ちゃんがリンの家に行く前に寄って持っていったのね」

 

リンのビーノのスクリーンには、凪も関わっていたのか……。

 

「実はその時、バイクのお店でアヤちゃんに会ったの。オイル交換含めて整備してもらっててね、何処か行くの? って聞いたら、遠いところって誤魔化されたんだけど。まさかねぇ……」

 

うん? じゃあ、あのお店か。

 

ということは、凪の住む学生寮もあの辺りなんだろうか。

 

 

 

「そういえば、さっきの自己紹介で、綾乃と凪が互いに友達って言ってたけど、会うことあるの?」

 

ふと気になった。

 

「月に数回程度だよ。ほら。私が足が無いからね、アヤちゃんの方が時々遊びに誘ってくれるの」

 

なるほど。

 

「近いの?」

 

「車で20分ぐらい離れてるかな……。でも、寮から浜松駅までバスで10分位だから、そこで待ち合わせたりするかな」

 

そう言って、ふと思い出したかのように、綾乃の方を見る。

 

「アヤちゃんが2人乗り出来るようになったら、最初に乗せてもらうのは私ってことになってるもんね!」

 

何か凄い約束してる。

 

「えっ? そうだよ。まあ、練習必要だから、本当の最初に乗るのは、お母さんかなぁ」

 

この話を聞いて、そこはかとなく羨ましいという表情を見せるリン。彼女は今のままでは何年経とうと2人乗り不可能なのだ。

 

「そ、そろそろ出ない? 私逆上(のぼ)せそうだから」

 

まあ、良い頃合いだろう。

 

リンはその話を変えたかったみたいだけど。

 

 

 

 

 

お風呂から上がる。

 

脱衣所の浴室への扉の横にある『浴室内での性的行為は一切禁止します』という貼り紙の意味は、混浴だからか……。

 

夫婦・カップルその他あまり公には出来ない関係の人が来て、浴室で如何わしい行為に及ぶ可能性があるってことか……。大変なんだなぁ。

 

まあ、うちでも極々稀に似たようなことが起きるけどさ。

 

 

 

 

 

しっかり身体を冷ましてから服を着て脱衣所を出る。この時期、体が火照ったまま服を着込むと、中で汗をかき、それが冷えて湯冷めを起こす。そうなると大変だからだ。

 

脱衣所を出たところ、さっき女性陣と別れたところで合流。四人揃って旅館を出る。

 

「そういえば、綾乃はこの後どうするの?」

 

「と、言いますと?」

 

「そもそも何しに来たのさ……」

 

さっき、浴室で聞きそびれてしまったが、肝心な話を聞いていなかった。

 

「サプライズですよ、お兄さん」

 

うん?

 

「ああ。明日の夜、各務原さんの誕生日祝いやるって言ってたっけ」

 

リン・恵那ちゃん・俺からお金を集めた大垣(おおがき)さんが、カリブーで二人のプレゼントを買っているはずだ。

 

「それ。その……犬山(いぬやま)さん? と一緒に祝うんですよね?」

 

「そう聞いてるよ。パンケーキ重ねたケーキ作って、ご馳走も作るような話だけど」

 

「ケーキ出てきて、プレゼント渡して……というタイミングで、お兄さんから『もう一つ、プレゼント用意してます』みたいなことを言ってもらって、あたしが登場~! とか、どうでしょう?」

 

そういうサプライズか……。

 

「まあ、悪くはないと思うけど、他のメンバーとも要相談といったところ、だな。いや、でも待てよ……」

 

今言って、万が一誰かが口を滑らせたらアウト。

 

「とりあえず、当日まで黙っておこうか。その方が良いだろう。そこの二人も頼んだよ?」

 

外野を決め込んでか、離れて此方の様子を眺めるだけの二人にも、釘を指しておく。

 

「了解」

 

「分かったよ」

 

リンと凪からも同意を得たので、とりあえず大丈夫。

 

「ところで。明日は達磨山のキャンプ場でサプライズパーティーやるはずだけど、それまで綾乃は何処で待つつもりなんだ?」

 

待つ時間の方が長い。明日の夜の話なんだから。

 

「達磨山ですか! 丁度良いじゃないですか」

 

「というと?」

 

「あたし、修善寺に宿取ってるんです。チェックインまでまだまだ時間ありますから、適当に走って回ってから向かいますよ」

 

なるほど。ちゃんと泊まる場所を確保していると。そこは抜かり無いんだな……。

 

「行く先で鉢合わせないように、行く場所は教えてくださいね?」

 

「了解。ところで、いつまでこの辺りに居るつもりだ?」

 

バイトや学校があるだろう。

 

「月曜日の夜にバイトが入ってるので、それまでに帰りますよ。なでしこのパーティー参加したら、翌朝帰路へ。みたいな? テントとシュラフは持ってきていますから、明日は一緒に泊まれますよ」

 

「おいおい。相当な過密スケジュールだな?」

 

まあ、それに関しては此方も人のことは言えないが。

 

こら、凪。そんな目で俺を見るんじゃありません。リンもな?

 

「それじゃあ、あたしはこれにて失礼。明日また会いましょう!」

 

そう言って綾乃が自分のバイクの方へ歩いて行く。

 

おお。二ヶ月前に見たのと変わらない。しかし、荷物が幾つか積まれている、少々立派な(?)バイクだ。

 

ヘルメットやグローブを着け、乗車の準備を整えると、あっという間に発進して行く。

 

それを黙って見送った。

 

 

 

「それじゃあ、そろそろ俺たちも行くか」

 

「そうだね」

 

「よし」

 

流石にそろそろ良い頃合いだろう。

 

 

 

いざ、下田へ。

 

 

*1
2023年3月時点の平日料金。実際に利用される際は現地にて要確認。

*2
他の入浴客の迷惑にならない範囲なら、泳いでも良いらしいです。現地にて要確認。

*3
バスタオル着用可

*4
「どこまででも行けるよ」(16話)参照 ※リンクですから左のサブタイトルを押すと、該当箇所へ飛びます

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