千束延命RTA たきなルート 作:biimの遺児
閲覧、感想、お気に入り登録、評価付与、誤字報告など、いつも本当にありがとうございます。
更新箇所と見所さんが少ないけど合法ロリが加わるpart3、はーじまーるよー。
前回は女性を車の中に連れ込んで乱暴する変態を3人始末し残りの1人をDAに引き渡したところまででした。
今回はまず最初に、喫茶店の店員としての仕事もこなし始めた、という体で任務時以外の過ごし方についてのチュートリアルを済ませます。
「いらっしゃいませ」
がわ゙い゙い゙な゙あ゙だぎな゙ぢゃ゙ん゙。
なんて事を言うとホモの視聴者兄貴達にお前ノンケかよぉ!?と怒られてしまいますが、投稿者は男である点を除けば女なので私はレズです(ガバガバ理論)
新調された青い和服に身を包みいざ鎌倉、喫茶リコリコ営業のお時間です。
リコリコ営業時間中は、客の注文を受けて指定されたメニューをカウンターからテーブルへ運ぶミニゲーム的なもので疑似的なリコリコ店員遊びができたり、閉店後のボードゲーム大会をオフラインならCPUと対戦、ネットに繋げば他のプレイヤーと通信対戦する事もできます。が、RTA中にそんな事をやっている余裕はないので、ここはゲームの仕様に甘えます。
オプションから『喫茶リコリコ』の項目をオートに切り替えた状態でリコリコの和風制服に着替えると、ゲーム側が営業時間中のアクションを全てロード1回でスキップしてくれます。
これはゲームに正式に実装されてる仕様で、使うと店員アクションは全カット、千束たちがわちゃわちゃ店を切り盛りするイラストが何枚か流れた後に「本日の売り上げ」と共に操作中のキャラの
現実の仕事もこれくらい軽くいなせたら良いのにと思いつつ労働時間をボタンポチポチで終了させました。
さて、次に何をするのかと言うと。
「弾薬はそこの棚の中だ。好きに使え」
「良いんですか?」
「備えが潤沢にあるに越した事は無いが、埃を被ってしまうのも考えものだからな」
リコリコ地下に隠された秘密の射撃場へ向かいます。
アニメでは第4話からの登場になる地下射撃場ですが、ミカと複数回会話を行い、リコリコの設備について質問すると射撃場の事を教えてくれる他、利用したいと申し出ると鍵を貸してくれます。
以降、任務も店の手伝いも無い時間は基本的にここでの訓練に当てるのが本チャートの大まかな流れとなります。
点数が書かれたマトを適当に撃ちつつ少し説明を挟みましょう。
ここでの射撃訓練の利点は大きく分けて2つ。まず1つ目がステータスアップです。
このゲームのキャラクターはレベルに相当する概念を持ちません。「筋力」「敏捷性」「技量」の3種のステータスの値によってキャラ性能が決定されます。「筋力」は近接戦闘時の攻撃力・装備可能重量・物体の持ち上げやすさに、「敏捷性」は移動時の最大速度や加速度や回避性能に、「技量」は銃撃時の与ダメージ上昇・照準のしやすさ・リロード時間短縮の他、爆弾解体などの補助スキル習得に関わってきます。
各種ステータスはそれぞれ筋トレ、走り込み、射撃訓練や料理など対応したアクションを行うと上昇する形になっています。また、模擬戦や任務時の戦闘で経験値を得るとボーナスが入り少し多めにステータスが伸びます。
今回はスタンダードな立射訓練、技量の値を伸ばすのが目的です。
2つ目の利点は、スキル熟練度の増加によるスキルレベルの上昇が狙える事です。
たきなのスキル『精密射撃』は、拳銃での攻撃回数によって熟練度が増加し、一定値を超えるスキルレベルがアップし性能が強化されます。ちなみに千束と真島が持つアランお墨付きのスキル群は熟練度が最初からカンスト状態なので伸ばせませんが、フキは「敏捷性」ステータス重点的に鍛えまくると「瞬足」が「神速」に変化します。優先度+2のノーマルタイプ威力80の物理技、ザシアンは覚える事ができません。
『精密射撃』が成長するとどんなスキルになるかは、登場した時に解説する事にしましょう。
無心で打ちまくっていると23時を過ぎました。徹夜でトレーニングする事もできなくはないですが、翌日に状態異常『寝不足』が付与され、その後高確率で体調を崩し丸一日ろくに動けなくなる為やりません。ていうか寝なきゃダメだろ(相撲部並感)
というわけで、本来ならここでセーフハウスに帰宅して就寝しなければならないのですが……
「じゃあたきな、戸締りは頼んだぞ」
「はい、おやすみなさい」
なんと、リコリコの地下射撃場は寝室として利用する事ができます。なんでぇ?
製作陣が何を考えて射撃場で寝るという選択肢を平然と用意したのかはわかりませんが、ここを利用する利点は非常に大きく、毎回発生するリコリコと家との間の往復移動アクションを全てカットできます。リコリコに所属する分岐でRTAをするなら射撃場での寝泊まりを外す事は絶対にあり得ないレベルで必須の要素となっています。通常プレイ時でも普通に使える小ネタなので、サクサク進めたい時は使うことをお勧めします。
就寝して日付が変わりました。今日はリコリコの裏の仕事、原作アニメ第2話の任務をこなします。
「現在、武装集団に追われている」
「おう、それは大変……たきなー、仕事の話もう聞いてる?」
「はい、一通りは」
今回はまたまた護衛任務、喫茶リコリコのイカれたメンバー最後の1人にして、ロリババア疑惑が持ち上がっているリコリコ陣営の中でもトップクラスのチート性能を持つハッカー、ウォールナットのボディーガードミッションです。早速合流地点に向かうべく電車に乗りましょう。
「敵も味方も命大事に。それがリコリコの方針。わかった?」
「……………………了解です」
「ほんとに?ほんとにわかってる?千束さん心配よ?」
めっちゃ念押されてて草(真顔)。
これは最初の任務で1人でも殺害していると発生する会話ですね。一見好感度がやばそうに見えますが実はまだ問題ありません。ただ、この先の任務は本格的に不殺縛りを守って行く必要があります。
前回も言いましたが、敵の殺害無しでの無力化は操作ミスの危険があるし弾丸も多くいるし時間もかかるしめんどくさいしで大変です(QVC福島並感)
厳密に言うと敵を殺害する事自体は可能であり、1人くらいなら誤射を装って殺しても1回までなら何とかなります。ただフラグ構築の関係で千束からの好感度をフォローする必要が生じ、最終的なタイムの収支はかなり大きなロスとなります。
そして任務中の殺害を2回以上を行った場合千束との関係構築が完全に破綻、別ストーリーに派生しチャートが崩壊する為、ミッションを最初からやり直すか、最悪の場合はリセットからの再走もあり得ます。流石にそこまでのリスクを負うのは厳しいです。
以上の事から千束の不殺縛りには暫くの間付き合う他ありません。タイムが溶けるんだよなぁお前のせいでよぉ。わかる?この罪の重さ。もう許さねえからなぁ?
「美味しい?」
「…………美味しいです」
「はい美味しいー!」
可愛いからままええわ(熱い掌返し)
移動中と会話中は見所さんがないのでじゃんじゃん倍速を入れていきます。
『予定と違ってすまない。ウォールナットだ』
「はいはい、千束ですー。彼女はたきな。なんか……イメージしてたハッカさんとは違いますねー」
『底意地の悪い痩せたメガネ小僧とでも?だとしたら映画の見過ぎだよ』
場面は変わり、明らかに逃走に不向きなクソデカいリスの着ぐるみが運転する車内へ。ここいらで等速に戻しましょう。
『どう合理的なんだ?』
「つまり、日本で1番警戒されない姿だって事ですよ、コレ」
『JKの制服は都会の迷彩服というワケか』
リコリスが高校生っぽい制服を着ている理由についての会話ですね。ただ毎回思うのが夜の時間帯に行動する時に補導されるリスクがあると思うんですがそれは……作中の描写を見る限り警察、特に末端の捜査員あたりはリコリスの存在すら知らないっぽいので、確実に補導対象としか認識されないと思うんですけど(凡推理)
『車を乗っ取られたか……』
「ぅえ゙ぇぇぇちょちょっとちょっとちょっと!!」
『ロボ太か。腕を上げたな』
ロボ太もといRBTITによるハッキング攻撃で車が乗っ取られましたね。車のコントロールを取り戻す為に、車を後ろから尾けてきているRBTIT印のドローンを狙撃するイベントが発生します。
「いーやーありゃ自信ないよーそっちはたきなに」
『よし、制御を取り戻すぞ』
千束が割った窓から身を乗り出して銃を構えた瞬間から操作可能になり、またこの時少しの間スロー演出が入ります。いわゆるクイックタイムイベント、QTEという奴ですね。
このQTE、分岐次第では千束やリコリコ所属ルートを選んだオリキャラでも行うことができます。が、スロー演出が入るとは言えフリーエイムでこのドローンを狙うのはなかなか難しいです。特に千束に関しては非殺傷弾の性質上ちゃんと狙っても着弾地点がブレやすいというデメリットを抱えている為、かなり難易度が高くなります。
では、たきなの場合はどうなるのかと言うと…
「────お見事っ!」
スキル『精密射撃』のおかげでオートエイムです。こんなスキルばっか使ってると走者のエイム力の地力がガバガバになりそうですが便利だからね、しょうがないね。
原作とは違って1発で仕留められましたね。これは射撃訓練で技量を鍛えたので与ダメージとクリティカル発生率が少し上昇していたからでしょう。微小ながら短縮できました。
「とりあえず場所を変えよう」
無事に車から脱出し、既に潰れた後と思しきスーパーの跡地に避難して身を隠しました。
さて、ここからは初となる本格的な銃撃戦に移ります。接敵する数は近くに2人、隣の部屋に1人ですね。かなり操作が忙しくなる為気合を入れていきましょう。
「3人発見!銃を持ってる!」
スーツケースの影に身を隠しつつ撃ち合いがスタートしました。みーんなまとめて殺してやる!!(RRM)と言いたい所ですが残念ながら不殺縛りに従わなければなりません。ストーカー被害者の護衛任務で1人だけ生かした時と同様、『精密射撃』のロックオン箇所の変更機能を使って敵を戦闘続行不能状態に追い込みます。
敵がリロードするのを待ってから頭を出して攻撃開始、狙いは銃を持っている手です。武器を落とさせた上で手に銃撃するのが理想です。
「ぐぁっ……!」
千束の非殺傷弾が当たって怯んでいる相手の右手を銃撃、一瞬待ってスティックを右に弾き左手をロックオンして攻撃。
「があ゙っっ!!!」
パーンってなりましたね頭が(手)
もう1人のマシンガン持ちが攻撃してくるので、即座に頭を隠してスーツケースの影に退避してやり過ごします。
この任務はフラグの関係で前回ほど自由度が高くなく、目立った更新箇所も無いため、タイム短縮は戦闘時どれだけ最適化できるかが鍵になります。しかし、だからと言って急ぎ過ぎるとそれはそれは大変な事になってしまいます。
前回、『精密射撃』は急所をあえて避ける射撃にも対応していると言いましたが、一番最初にロックオンされる箇所は頭部か顔面に固定されています。
一度スティックを左右どちらかに弾いてから攻撃ボタンを押す、という単純な入力ですが、焦って操作を急ぐと着弾地点が切り替わる前に銃撃が実行されてヘッドショット、なんて事はかなり起こりやすいです。
不殺を徹底する上で1番怖いのがこの操作ミスで、前述の通り千束との関係を崩す訳にはいかない為、ミスった際は大ロス確定なのを承知で任務を最初からやり直すか、ミスった回数によってはリセットして再走なんて事もありました。
再走の危険を抱えながら攻めても得られる短縮は数秒とリスクとリターンのバランスが真島だったら吐いてるレベルで悪いです。
一回一回ていねていね丁寧に、きちんと急所を外れている事を確認してから撃つように心がけましょう。
『ちょっ、スーツケースッ、盾に使うのはナシだ!!大事なものだって言っただろー!!』
「たきなーソレなんかダメらしいよー!?」
「無理言わないで下さい!!」
リスの着ぐるみがなんか言ってますが、このスーツケースの耐久度はどこぞのバランス厨の肉体のおよそ1000倍の耐久値を誇るバグみたいな代物なので全く問題ありません。先日試しに盾にしたまま放置してみたんですが、マシンガンの弾を数百発ぶち込まれても中身は無事でした。気にせずガードベントとして使わせてもらいましょう。近くにあったお前が悪い。
「くっそっ……!」
2人目の両腕も撃てれば最速ですが、敵が遮蔽物に隠れてしまいました。こればっかりはこちらの攻撃猶予が少なくシビア過ぎるためどうしようもありません。スーツケースを運びつつリスの着ぐるみを連れて廊下の方へ移動します。
「はい、残念!」
「ぐほぁぁっ!!」
千束が相手をしていた敵が手榴弾で吹っ飛んだドアに潰されてダウンしました。残りは先程逃げた奴1人、こいつは千束が処理します。原作における名シーンのひとつ、千束の弾丸避け無双タイムが流れるイベントですね。
「がっ!がふっ、ぐぁっ!」
散歩するような軽くゆったりとした足取りで弾丸を避けた千束が発砲、当たると死ぬほど痛い非殺傷弾をぶち込まれた敵がぶっ倒れました。残る2人は片方が気絶、もう片方は近付いて来ていますが、先程両手を撃ち抜いているので攻撃はして来ません。
「がはっ……!」
千束から振り向きざまに1発ぶち込まれて撃沈しましたね。これでこのフロアにいる敵は全員戦闘不能に陥りました。
今の内に脱出を、と言いたいところですがそれを邪魔をするのがこの女です。
「そのまま、手当てする」
この出血量ならほっといても死なないだろみたいな傷や自分で応急処置できそうな程度であっても、負傷状態の敵が1人でもいると千束は応急処置を始めます。遅い遅い遅い……。
「敵の増援が来る前に脱出しましょう」
「少し待って」
すいませーん井ノ上ですけどぉ。まーだ時間かかりそうですかねー?
「……………囲まれますよ!」
「死んじゃうでしょ」
『脱出ルートはまだ敵にマークされていない。今ならまだ行ける』
「私もすぐ追いかけるから」
殺害ありならヘッドショット3発で終わる上にこの治療時間もカットされると考えると、錦木千束がいかにタイム短縮を阻害しているかがわかりますね。千束は鎖マンだった…?
着ぐるみと一緒に先に移動して裏口の前まで来たところで操作は終了、後は原作と同じシーンをなぞりながら流れるテキストを送るだけです。
「失敗です。護衛対象は死亡です」
『すぐに緊急車両が到着する。遺体と荷物を回収して、現場を離脱しろ』
「了解……!」
RBTITの策略により、リスの着ぐるみが蜂の巣になり、哀れウォールナットはその生涯に幕を閉じてしまいます。残念ながら任務失敗です。
「死んだと思い込ませれば、それ以上追跡されない」
ま、嘘なんですけどね(SKRI)
ミカが運転する救急車で実はスーツケースの中にいた幼女こそが本物のウォールナット・クルミであり、クソデカリスの着ぐるみは死亡を偽装する為の仕込みをした防弾チョッキを着込んだミズキだった事が発覚。無事に任務完了です。
今回のタイムは……普通だな!可も無く不可も無くも言ったところです。
本当にここは更新箇所が乏しく、走ってる時も何かと歯痒い思いをする場所になっています。
さて、リコリコに某猫型ロボットの如く押し入れに住まう居候ハッカーが加わったところで今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
────『命大事に』って方針、やっぱり無理があると思います。
────目の前で人が死ぬのをほっとけないでしょ?
大失敗に終わったと思われたウォールナットの護衛任務は、実は全てミカの計画通りだった事が判明した後。
ぶすくれた千束を宥めるように振る舞われた団子に舌鼓を打っていると、不意にミカが話しかけてくる。
「どうだった、本格的にたきなと仕事をしてみて。上手くやっていけそうか?」
「うぅ〜〜ん……どうだろ……だいぶ気難しいというか、ものすんごい性格してるし」
千束がそう感じるのは、やはり先日の沙保里のボディーガードの一件が尾を引いている。守るべき対象、それもなんの罪もない一般人を平然と囮として使った挙句、その理由が「1番手っ取り早いから」と来た。なるほどフキやDAが匙を投げる訳である。事の顛末を聞いたミズキは困惑しきった顔をしていたし、ミカも額に手を当てて天井を仰いでいた。
ただ、一方で。
「でも相棒としては頼もしいな。今回の任務もたきなが居なかったらヤバそうだったし」
経歴からして優秀だとは思っていたが、たきなと初めて一緒に戦ってみて、セカンドとしては頭ひとつ抜けている能力を持っていると千束は感じた。
今回の任務でたきなが敵に放った弾丸は、どれも急所を外れていた。銃を握る手を正確に射抜き、しっかりと敵を無力化させていた。渋々と言った様子だったけれど、事前に伝えた「命大事に」の方針を、実弾を使いながらもきちんと守ってくれていたのだ。
それを可能にしている正確無比な射撃能力は見事と言う他ない。
基本的に拳銃を扱っているリコリスにとって、射撃能力は修める事が前提となる基本技能だ。だが、宙を舞う車の窓から身を乗り出してふらふらと飛ぶドローンを即座に撃ち落とす、なんて芸当はファーストリコリスであっても厳しいだろう。少なくとも千束には真似できないし、同じくファーストかつ千束とは違って優等生なフキであっても怪しいラインだ。
即興で千束に合わせてくるコンビネーションも悪くなかった。
千束が敵を非殺傷弾で怯ませた瞬間、生まれた隙を的確に突く様に攻撃に移っていた。あんな風に誰かと動きを合わせて戦うのは久しぶりで、ほんの少し楽しいと思ってしまったのは内緒だ。
「………………」
ちらりと横目でたきなを見る。元々綺麗な黒い髪と白い肌と、やや表情の変化が乏しいながらもいかにも大和撫子といった風な貌をしたたきなだ。青い和風の制服に身を包んだ姿はよく似合っていた。
任務一筋のリコリスだったであろう彼女は、慣れていないどころか経験した事すら無かったであろう喫茶リコリコの接客業務を、少し戸惑いながらも一つ一つ覚えて丁寧にこなしている。
今も、千束が頼んだ通りに座布団を素早く綺麗に敷いてくれている。……こういう作業でも動作のひとつひとつが何かと急いでいる様に見えるくらいやたらと素早いのが少し気になる所ではあるけれど。
「何ですが、チラチラとこっち見て」
視線に気付いたらしいたきなが怪訝そうな顔をしてこっちを振り返る。
不安が残っていないわけじゃない。けれど、目の前の物事と真剣に向き合う様子は見ていてとても好ましかった。
そんな彼女の新しい一面を見てひとつひとつ知っていく度に、今までの変わらない日常に真新しい色が加わった様な、そんな気持ちが胸を満たして、不思議とどこか楽しいと感じて始めていた。
「うんにゃ、何でも。これからもよろしくね、相棒」
「はぁ、よろしくお願いします?」
何とも癖の強いこの相棒との関係が、良い物になります様に、なんて。そんな事を思いながら、千束は立ち上がって店の準備に加わった。
「千束さん、今朝渡されたコレなんですが、どこで見ればいいんですか?」
「ありゃ、たきなの家ってDVDプレイヤー無かったの?」
「ええ、まあ。
「……………はい?」
前言撤回。この娘だいぶヤバいかもしれない。