はてさて、そんなこんなで(?)次の出番を待つCHEATちゃんのため、急遽作戦会議が発足されたわけなのだけれど。
「……え、もしかして私またあのムーブしなきゃいけないの……?」
「あの、というと……」
「黒板に隠れて意志疎通を行う不思議ちゃん?」
「フシギチャンイウナー!!」
「うるさい」<ズビシッ
「イッタイメガァッ!!?」
……あーうん、なんというか支離滅裂・別名ハチャメチャである。……というか、そのやり取りもっと先に別のとこでやってなかったっけ?
とまぁ、目元を押さえてごろごろ転がるCHEATちゃんに呆れたような視線を向けつつ、あれこれ話している俺達である。
無論、なんの成果も得られてないんだがね!……威張るところかそれ?
「ふむ、私達は加入前の話だから、有益な案はちょっと思い付かないなぁ」
「まぁ、お三方は夏以降ですものね、本格的な出番」
なお、あんまり首突っ込み過ぎると変な判定になりそう、ということでMODさん以下三名は基本的にただの賑やかし役である。
……うん、
いやまぁ、その中でも一番ややこしいのがダミ子さん、ってところに変わりはないのだけれど。
「だからってアイス食べてのんびりしてるのは違くないっ!?」
「HAHAHA、悔しがりたまえ、彼の手作りだ」
「アーフザケンナマジデーッ!!?」
「本格的な夏の到来前に食べるアイスもまた乙なもの。もぐもぐ」
そんなわけで、当事者であるCHEATちゃん以外の面々は、俺の作ったアイスなどをつまみながらのんびり過ごしていたというわけである。……いや、そんな上等なモノじゃないからね、これ。
まぁ、好き勝手寛ぎやがってー!!……的な意味でキレてるのかもしれんけども。
ともあれ、さっきまでゴロゴロしていたのが、今ではじたばたしているその姿に、思わず呆れたような笑みの浮かんでくる俺なのであったとさ。
「とりあえず、使ってるモノをダウングレードしないとねぇ」
「ぬぐぅ、折角あれこれ覚えたのに……」
紆余曲折あって、彼女の普段使いしているタブレット(※ポケコンのあとに使い始めたモノ)を初期装備の手持ちできる黒板に入れ換えることになったCHEATちゃん。
……改めて見てみると、余りにもしょっぱい初期装備である。
まぁ、この黒板どういう原理かわからんけど、自由自在に小さくしたり大きくしたり、はたまた遠隔で表面に文字を書いたりできるので、アナログなアイテムにしてはわりとハイスペックなのだが。
……でもまぁ、彼女の本領がプログラミングによって発揮されるモノであることを思えば、装備と能力が見合ってないのも確かな話なのだが。
「……改めて考えてみると、その黒板の出所が気になるところですわね」
「えー?えっと、うちの倉庫に転がってたんじゃなかったかなー?」
「……あー、それ
「「はい?」」
なお、当の黒板が実はDMさん由来のアイテムかも、みたいな裏設定っぽいものが飛び出したりもしたが……本筋とは関係ないのでここでは割愛する。
ともかく、できうる限り当時のファッションに近付けた結果、なんというか売れない
……売れないとか言うなー、と抗議するCHEATちゃんだが、前回ループで服装がどんどん進化して行ったのを見ている身からすると、やっぱりなんというかダサ……否や古くさいと言うか。
そもそも、周囲に浮いてるゲーム機からして古いしねぇ。
「……そういえば、いつの間にか浮いてるゲーム機、最新のモノに入れ換わってましたね」
「CHEATができるのは本来古いゲームだけ……のはずが、あれこれやってる内に
しみじみと、
……その辺りの技術革新の
「とりあえず、出会ったあとのスペックはどうなっても問題ないんだよな!?」
「まぁ、うん。今の状態だと前回ループの私達と今回ループの私達で判定が二重になってる、ってのが問題だから」
「よーし言質取った!ボコる!絶対ぼっこぼこにしてやるから見とけよお前らー!!」
現在の初期装備で居なければならないのは、あくまでもあの日あの時の出会いの瞬間まで。
……それ以降はどんな装備でも問題にはならない、とTASさんからの言質を取ったCHEATちゃんは、よっしゃあと女の子らしからぬガッツポーズを取っていたのであった。
……うーん、なんか死亡フラグのような気がするんだけどなー?