はてさて、特になにかが起こることもなく次の日の朝である。
「実際のところは、夜通し近くを探してる怪しい人が結構いた」
「ほうほう、どうやって王女様のことを察知してるのかは知らんが、中々優秀なようで。……で?その人達は?」
「タンスの肥やしになってもらった」
「経験値にすらなってねぇ」
……まぁ、実際には裏ではげしいこうぼう()があったみたいだが。
なお、その時の人数が意外と多かったため、AUTOさんとCHEATちゃんも駆り出されていたとのことである。
……え?
そこに関してはほら、迂闊に彼女に任せると普通に人死にが出かねないのでアカン、というか。
なんやかんやで邪神ですからね、この人。
「いえいえ、流石にそんな野蛮なことはしませんよ?」
「ほうほう。……ではその背中に隠していらっしゃるモノは?」
「え?──ええと、ちょっと新装備の性能テストをしてみたいなー、と思いまして」
「
「……っていうか、使っているうちに『
なお、そうやって取り繕うDMさんの後ろには、あからさまに人に向けて使うようなモノではない、とってもやばげな装備が見え隠れしていたのであった。
……新作出るそうですね!(唐突な関係のない話)
まぁともかく。
比較的手加減できて、かつ普通に強い組である初期不思議娘三人組の活躍により、やって来た不埒者達は華麗に撃退させられていたわけなのである。
「……はっ!
「はっはっはっ。MODさんはともかく、他二人は娘って感じではなうげぁっ!?」
「お兄さんが死んだ!!」
「口は災いの元、ですわね」
いや死んでないし。
単にキレたダミ子さんに、体重の乗ったパンチを食らっただけだし。
でも横のDMさんが「あらあら」って感じに笑ってるだけなのに、マジギレして攻撃してくる辺りダミ子さんってば微妙にその辺り気にして太ももが痛い!?
「死ねぇ!
「止めろー!別におばさんって言ったわけでもないんだから、そんなに攻撃することなぐへぇ!!?」
「そこまで言ったのならぁ、もう明言してるようなものですぅ!!」
「……え、ええと。その、あの方はあんなに殴られて大丈夫なので……?」
「ああ気にしないで。彼ってば大概脆いけど、次の
「…………なるほど、皆さん似たようなものだったのですね…………」
「んー?なんか私達への認識おかしくないかなー?」
なおその後、王女様の俺達を見る視線が、へんないきものを見る時のそれに変わっていたりもしたが些細なことである。……いや些細か?
「はい、そういうわけで今回もキャンピングカーの出番です」
(さっきまでぼろぼろだったのに、本当に治っていらっしゃいますね……)
さて、一通り戯れたのち、前回と同じくキャンピングカーに乗り込む俺達である。
TASさんは頻りにショートカットをしたがっていたが、彼女に任せると空を横方向にくるくる回りながら飛んでいくキャンピングカー、みたいなものが容易に顕現してしまうので却下である。
君はよくても、中に乗ってる人がただじゃすまないからね、それ。
「大丈夫大丈夫、寧ろ回転が多くなるほどに運賃が加算される」
「それ誰が払ってるのさ?……っていうか、王女様は普通に一般人なんだからその辺りを考慮して?」
「すみませーん、私も一般人よりですぅ考慮してくださーい」
「……?この国の人はいきなり首が伸びたりするのですか……?」
「なるほど、王女様相手だとダミ子さんも立派に変人カテゴリだな」
「それ絶対私のせいじゃないですぅ!?」
少なくとも三人、そんなことされたら酷いことになるのが居る以上、TASさんの横暴は決して許されるものではないのであった。
……え?王女様はともかく、他二人は言うほど酷いことにもならんだろうって?はははナイスジョーク。
ともかく。
大幅なショートカットとかは禁止して、真面目に高速を行くこととなった俺達は、前回の旅程をなぞるように、目的地へと向けて邁進を始めたわけなのである。
「流石に過程はカットする」<カッ
「……なんだっけそれ、映画監督とかが使ってるやつ……」
「クラッパーボード。日本語だとカチンコとかボールドっていう」
「ああなるほど。……ところで、本来色々書いてあるところになにを書いたのか言え!」
「ちょっと呪文を少々……」
「TASすなって言ってるでしょーが!?」
なお過程は省略されました。
中身を読みたい方はTASTAS言うと読めますん。……いや適当か?