うちの同居人はTASさんである。   作:アークフィア

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ブロック繋げて消していくスタイル

 はてさて、ブロック達の妨害続く中、世界を歩いて回る俺達である。

 

 

「横に一並べすると消える」

「でしたら縦四マス並べますわ!」

「なんの、ここでスピン!」

「何やってるのマジで???」

 

 

 一定量横に並べると消える、という変な特徴を見付けた際には、多分それまた別のやつだよね?

 ……みたいなやり方でブロック退治に勤しむTASさん達が見られたりもしたが、まぁ誤差である。……本当に誤差かな?

 

 

「一つに固まるより、細かく別れて突撃してきた方が面倒だと気付いたのか、雨のように空から降ってきたこともありましたわね」

「まぁそっちの方が対処は楽だったんだけどね、実は」

「空気玉のこと知らなかったのか共有してなかったのか……」

 

 

 他にも、巨大生物に扮して突撃するより細かいブロックが無数に飛んでくる方が迷惑なのでは?

 ……みたいな論理に従ってか、空から大雨の如く降ってくるパターンもあったけど。

 そっちはそっちで、洞窟内で覚えた空気玉による周囲の収束が綺麗に嵌まったりしてたし。

 

 ……あれかな、洞窟内の彼らと外の彼らは情報共有してない、みたいな話なのかな?

 まぁ、あまりにも簡単かつ綺麗に掃除されてしまったせいか、その後二度と雨霰型襲撃は使われなかったんだけども。

 

 

「中身が重要なんだろ?……っつーことで、無闇に壊さず纏めてみたりもしたけど」

「まさか自殺?……までして逃げられるとは。中々面倒だな」

 

 

 砕いても砕いても霊体が本体ゆえに、何度でも立ち向かってくる……。

 ということで、纏めて巨大な大玉にしたあと、それを成金君の金コーティングで固めて何もできないようにしてしまう、なんて対策を思い付いたりもしたけど。

 結果はこの通り、唐突にこちらから離れるように転がっていったかと思うと、崖から身投げして粉々に砕け散った姿が見付かることになったのであった。

 

 封印方面で対処を考えるのは間違ってなさそうだが、生半可なやり方だと逃げられそうだ……という知見が得られたのはいいことだろうか?

 

 ……うん、なんかすっかり実験気分だな?

 

 

「仕方がない。これだけ数がいると何か別のことでも考えながらじゃないと作業になる」

「……それってTASさん的にはどうなん?」

「それはそれで楽しい」<フンス

「アッ,ソウデスカ……」

 

 

 既に単調作業めいているため、こうして実験でもしてなきゃ飽きにやられる、という部分もなくはないのだが。

 

 いやだって、ねぇ?一体何匹やって来てんだよって話というか。

 一応さっきROUTEさん達も話していたように、本体たる霊体をどうにもできていないからこそ、結果的に無限軍勢と戦わされてるようなことになってるわけなんだけども。

 じゃあどう対処するかって言われると、今のところ何も思い付いてないなーって感じになってしまうわけで。

 

 うん、霊体への攻撃って言うとスタンドさん憑依状態がすぐに思い付く対策だけど、あれ普通に暴走と隣り合わせだから手段としては下の下だからねぇ。

 

 

「現状能力の回転率を上げなければ問題なく動けていますが、裏を返せばそれだと足りてないということでもありますからね……」

「霊体を掴むには回転数足りてないって感じだもんね」

 

 

 はぁ、とため息を吐くAUTOさん。

 スタンドさんを介さずとも、彼女達が能力をうまく使えば霊体を殴ることは可能である。

 

 ……あるのだが、そのために必要な能力のライン──エンジンで言うところの回転数は、今の環境下においては暴走に結び付くラインより少し高め。

 分かりやすく言うと、普通に霊体を殴ろうとすると暴走するということである。

 ……殴ろうとしなければ、彼女の言う通り問題なく振る舞えるんだけどね。

 

 

「ん。横に並べて消すやつなら成仏させられるよ?」

やっぱなんか別のもの混ざってないそのやり方?……あと、TASさんとAUTOさん以外には無理でしょそれ」

 

 

 そうして唸る俺達に、TASさんが有効な対処手段を伝えてくれるけれど……うん、そもそも一定量ブロック達を横一列に並べる、というのが彼女とAUTOさんくらいしかできない、って時点で汎用性は欠片もないわけで。

 CHEATちゃんも頑張れば行けそう?それさっき言ってた回転率云々の話に引っ掛かるやつっすね……。

 

 

「全部確認したあとに決死の覚悟でやるならともかく、今の段階でポンポン使うもんじゃあないしねぇ」

「そういや減らしすぎはよくねぇんだったか……」

 

 

 そもそもの話、封印だのなんだのの方が優先されていた理由自体、最後に纏めてじゃないと面倒だからって話なので、そりゃまぁ下手に成仏させる技とか必要ない、って結論に至るのも致し方ないのだが。

 ……まぁそれを踏まえてなお、ブロック側の襲撃が多すぎるって話でもあるんだけど。

 

 そんなわけで、数で押されるのってやっぱ面倒臭いなぁ、なんて納得を得つつ、再び襲いかかってきたブロック軍団に相対する俺達なのでありましたとさ。

 

 

「……いっそダミ子さん生け贄に捧げてみる?」

「いーやーでーすぅー!!?」

 

 

 なお、ダミ子さん囮作戦は却下されました。

 まぁ、現状拐われたあとどうなるかとかわかんないしねぇ……。

 

 

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