どうして人は争うのだろう……。
争いの空しさを悟るRTA、もう始まってる!
前回はMODさんと呪術師さんの両名が真っ白に燃え尽きたところで終わってましたが、はてさて現在はどうなっているのかと申しますとー?
「腹が減らないから俺の仕事もないんだよなー」
「経験点は貯まるけどそれ以外は経過しない、というかなり特殊な状況だからねぇ」
「ん、だからといって何も食べずにいるのはそれはそれで暇」<モグモグ
「……とか言われて結局料理を作らされる俺の人権is何処」
「人として扱って貰うための最低条件が料理」<モグモグ
「相変わらずご愁傷さまだねぇ」<モグモグ
「俺への扱いが安定しすぎて草」
「草じゃないですよなんなんですかもーっ!!?」
はい、束の間のおやつタイムを嗜んでいる最中です。
いやね、外の時間と切り離されたこの環境、別に飯を食べる必要もなければ寝る必要も、なんなら休む必要すらもないんだけども……それってあくまでも肉体的に負荷が掛からないってだけの話でね?
要するに、余りにもすることがないと精神的なストレスが溜まってしまうのである。
そりゃたまらん、ってことでこうしておやつを作成する役目を賜った俺なのでありましたとさ。
よく言うじゃん、甘いものは別腹……違った、ストレスには甘いものって。
まぁ、ストレスの解消に甘いものを食べるのって実はあんまりよくない、なんて話もあるけど……ここでできることなんてそう多くないので見逃してくれ、みたいな。
……え?外と内とで時間の流れが違うだけであって、摂取したエネルギーは後々脂肪となって体に貯蓄されるって?
「それが怖くて甘いものなんて食べられないって話だよあはははは!!」
「うーんすっかりストレスにやられている。完全に暴飲暴食だけど大丈夫なんかねあれ」
「ん、MODはそもそも食べたエネルギーを別所に移せるから、あれは狂ったフリをすることによるストレス解消法の一つでしかない」
「……あーなるほど、いわゆるキチゲ解放ってやつか」
「冷静に解説するの止めてくれないかな!?」
その辺はみんななんとかできるというか。
具体的にはTASさんはなんとでも、闇読書家ちゃんも似たようなもの。
墓守さんはそもそも食べてないし、俺は作ってる最中に匂いで満足しちゃってるのでそれほど口にしてない……って感じ。
唯一ストレスから普通に暴飲暴食してるMODさんも、その実MOD技能の応用で余分な脂肪を移せるとのことで誰も困ってない……みたいな感じになってしま……え?なに?
「わーたーしーはーたーべーてーまーせーんーけーどー!?」
「いや呪術師さんは忙しそうだし……」
「食べた後に付いた脂肪をどうにかする手段がないし」
「ぬがああああああ!!」
唯一おやつを食べられてない呪術師さんから抗議の声が上がったが……彼女にはそんな暇がないので仕方ないね。
いやまぁ、実際のところ彼女が忙しいのはおよそ一日辺り四時間程度だけど、それ以外の時間に彼女の自由時間があるのか、と言われると微妙な感じだったり。
どういうことかと言うと、実は四時間の拘束はあくまで転移手段に関わるもの、それゆえそれ以外の修練が他の時間に挟まってしまうのである。
なんなら一日辺り八時間寝ることまで予定に含まれているため、彼女が本当に自由にできる時間なんて一日辺り一時間しかないというか。
「おかしくありませんかぁ!?こんなに頑張ってる私に対してなんの報酬もない、なんて酷いとしか言いようがありませんよぉ!!」
「大丈夫、転移したあとに良いことがあるよ」
「だとしてもですよぉ!!」
もし自由に動けるのなら地団駄でも踏んでそうな剣幕の呪術師さんだが、その実体の方はまったく別の動きを取っているのであった。
具体的には謎のポーズを順繰りに繰り返してる感じ、というか?
……どうやらこれ、詳しくは不明ながら転移の際に必要なものなのだそうで。
間違えると最悪壁の中に埋まった状態で他所の世界に飛ばされる、みたいなパターンになる可能性もあるとのことで、文句を言いながらも動きを繰り返している……もとい
……え?なんかニュアンスがおかしかったって?
いや間違いじゃないよ、今の呪術師さんに与えられた自由は考えることと喋ることだけで、体の方は強制的に必要な動きを繰り返させられることでそれを染み込ませる……みたいな半ば調教染みたことされてる最中だし。
無論、やってるのは(片手間の)TASさんである。
……そりゃこんな人に人権云々の話を聞いても話にならないわけだわ(白目)
「……お兄さんもやる?」
「やらないですやりたくないですごめんなさいです」
「いいえ貴方も私と一緒に地獄に落ちましょう落ちるべきです落ちろ!!」
「……よくよく考えたらお兄さんの仕事はおやつ作りだから別にいいや」
「ああああああああああああああああああ」
「滅茶苦茶残念そうな声だしてて草」
いや草じゃないというか。
ともかく、一人頑張る呪術師さんを肴に……もとい応援しつつ、俺達はおやつタイムに興じていたのでしたとさ。