立てよ、ライナー   作:エヌラス

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最近小説で誇り誇り言うてるせいでもうなんか訳分からんことになりつつあるなぁっていう今日この頃


16.役たたず

「そっち行ったよ!」

 

「任せろ!」

 

ダンジョンに潜り早1時間、31Aはそれぞれ自らの生かせる場所で活躍を繰り広げていた。ただ1人を除いて___

 

 

「…」

 

その男の名前はライナー・ブラウン、元々マーレにいたのだがなんやかんやあって今は彼女達と共にキャンサーと戦っていた。だがこのダンジョンでライナーはほぼ約立たずの化身と化していたのだ

 

彼にもセラフがある、なのになんで役たたずと言われたのだろうか…?

 

事は30分前に遡る…

 

 

__________________________

 

 

 

「最初の方だと思うが…やはりキャンサーはいないか」

 

「31Cが先に入ったからな…道が別れるまでは何も出ないだろ」

 

先頭を歩く月歌があまりのキャンサーの少なさに流石にボヤく、それにユキが状況を説明する。そんな中ライナーは彼女達の殿的なポジションを勤めていた、突如後ろから襲われてもライナーなら何とかしてくれるという謎の期待とともに…

 

(今回ばかりはこの力ともおさらばだ、俺はこのセラフを使って戦う…)

 

「あっ、そうだ___ライナー!」

 

突如として月歌から呼び出されるライナー、だいたい突然呼ばれる時には大抵ろくな事がないとユキから聞かされたせいか少しばかり身構える

 

「ん?なんだ?」

 

「いや、あそこにキャンサーがいるからさ…ライナーのセラフ見せてよ」

 

「…ああ、構わないが」

 

思っているより普通だ、いや確かに見たいからという理由でセラフを使わせるのはどうかと思うがライナー自身も実践でどう使うのかは気になっていた。

 

『戦士としての、使命を果たす…!』

 

忘れられない、忘れられるわけが無い…エレン達と決別した際の言葉を放つ。この世界では何故かこの言葉がライナーのセラフを出現させるセラフィムコードとなっていた。

 

「っ…」

 

腰に少しばかりの痛みが生じ、そのままセラフが出現する。その機体の実験段階ゆえか装着時は少しばかり痛みが伴うという謎仕様だったのだ

 

(相変わらず立体機動だ…、俺のデータから読み取ったとかなんとかだったかその影響なのか…)

 

腰に立体機動装置型のセラフが出現し、両手にやはりマーレ辺りで見たような銃が現れる。欲を言えば剣が良かった気がしなくも無いがいざ触るとなると多分…気が狂う

 

(アンカーを射出して一気に近づき…銃で殺る)

 

「っ!!」

 

走り出し距離を詰めていくライナー、キャンサーもライナーに気付き戦闘態勢をとる。

 

(正面からではなく後ろから奴らを撃つ…!!)

 

そう考えアンカーを射出して______________

 

 

 

「何してるの!!ライナーさん!!」

 

「なんで……ぐぁっ!?」

 

つかさの叫び声が聞こえ、ライナー自身も疑問が駆け巡る…

 

 

”アンカーは射出されなかったのだ”

 

アンカーが無ければただキャンサーに走り寄っただけのライナーはそのままキャンサーの腕で吹き飛ばされてしまった。デフレクタで身体は守られたが衝撃までは殺せずにその場に倒れる

 

「げほっ……はっ…はっ…」

 

少しばかりの吐血をするがそれよりも何故セラフが発動しなかったのか、そればかりがライナーの疑問になっていた。

 

「ライナーさん…!!」

 

「キャンサーに走るよるとは…貴様馬鹿じゃの」

 

目の前のキャンサーが爆散し、カレンちゃんとつかさが走りよってくる。

 

「す、すまん…」

 

「…何を考えてたんだ?キャンサーに走りよるだけならただの自殺行為だぞ…?」

 

「俺のセラフが…使えなかったんだ」

 

「「え??」」

 

「何故かはわからない…だがセラフが発動しなかった」

 

「なぁユッキー、気の所為かもしれないけどさ__」

 

「なんだよ月歌」

 

「ライナーのセラフ、私達みたいに青色にふわっと…光ってなくない?」

 

「___ほんとだ。エネルギーが足りなかったのか?」

 

「でも今までそんな事なかったわよ?」

 

「…また司令官に聞いてみるしかないか」

 

 

 

__________________________

 

 

 

 

 

というわけで、ライナーは全く使えない男となっていたのだ。あれからも何回もセラフを試しては見たもののただの腰にまとわりついたガラクタと化していた。

 

(だが立体機動を付けながら歩くと、あの時を思い出すな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『んなこたわかってんだよ!!お前にわざわざ教えてもらわなくたってな!!』

 

 

 

 

『じゃあ一丁前に人らしく悩んだりしてんじゃねぇよ!! もう人間じゃねぇんだぞ お前らは!! この世界を地獄に変えたのは お前らなんだぞ!! わかってんのか 人殺しが!!』

 

 

 

 

『テメェ…ふざけてんのか??』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…」

 

 

 

 

______やめよう、思い出すのは…

 

 

 

 

 

 

「戦闘の痕も激しくなってきたな…」

 

「私達もしかして31Cの後を追ってるんじゃ…」

 

それなりに進み、少しばかりの休息をとる。

 

 

「後ろから襲われることはなかったな」

 

「ああ、だが油断は全然出来ない。まだ深くなるからな」

 

「とりあえず今日は帰ろう…」

 

「ああ、体力的にも中々辛いな…」

 

31Aはとりあえず基地に戻った、周りの疲労具合からもみて妥当な判断ではある。

 

 

 

__________________________

 

〜セラフ部隊基地〜

 

 

「今は31Cの方が圧倒的に上だな…」

 

「数より質ならこっちも負けてないとは思うんだが…」

 

基地に帰還した後、即座に結果が発表された。数は圧倒的に31Cが勝っておりやはりAはずっとCの後を追っていたと知らされる

 

 

これからどう点を巻き返すか、とりあえず考えようとした時だった

 

 

「ライナー、貴方には31Aを外れてもらいます」

 

 

手塚司令官から突如として、作戦離脱を命じられたのだった




何故セラフが起動出来なかったのか…


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