立てよ、ライナー   作:エヌラス

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こんにちは!エヌラスです!なんやかんやでUA3桁でビックリしてますね…

頑張れライナー(他人事)


2.戦士

「済まないな、私達も異性との関わりがあるわけじゃない…」

 

「気にしないでくれ…」

 

ユイナという女性と話すライナー、今はとりあえず迎えのヘリが来るまでその場で待機という司令官からの命令を守っている最中だった。全員で辺りを警戒しながらその場に居座る、守られるということには慣れていないライナーだったが下手に前に出ても蔵という人物に停められてしまった

 

そして何より現在進行形で気まずい、彼女達曰く異性との関わりなんてこの部隊に配属されてからないとの事。だが案外話せてこの数分で案外信用を得たのか、様々な情報が得られた。

 

キャンサーの事

 

彼女達のこと

 

そして今ここにいる世界が_____全く知らないものということ

 

(彼女達はマーレもパラディ島も知らなかった…)

 

その事柄からライナーの所在についてはとにかく後回しにされた

 

「怪しいものは特にありませんでした、ただ一つあるとすれば__このフルーツナイフのようなものだけ…」

 

「ああ、見てくれてありがとう桐生」

 

「いえいえ、というかほんとにこれだけでした。後は本や書類のようなものだけ…私達には読める文字ではありませんでした、貴方本当に…人ですか?」

 

「よせ桐生、彼も自分のことをよく知らないんだ。そんな状態で責めてやるな」

 

「むう…あなたがそういうなら…」

 

何も知らないというか…扉を開けたらこの世界にいました。でもこんな話彼女達にしても信じられるはずがない、ライナー自身でさえ信じていない。

 

「もうちょっとで着くそうです」

 

「ありがとう小笠原」

 

「ええ、これも天才剣士の務めです」

 

(剣…士?)

 

「む…?」

 

その時だった。月城が何かを察知したと同時に風の音が消えた、彼女達の顔つきが一斉に変わる_______それと同時に大きな揺れが襲った。

 

 

「なんだい!?」

 

「5時方向!大型キャンサーだ!!」

 

「……デフレクタは?」

 

「私たち全員さっきの戦闘で殆ど使い果たしてやがりますわ!」

 

「言ってる場合ではないぞ、総員戦闘準備!!」

 

 

『ノブレス・オブリージュ』

 

『鳴らせ退魔の弦!』

 

『風林火山!』

 

『カワイイは最強ですわ!』

 

『寄らば斬る!』

 

『五穀豊穣、刈り入れ時だね!』

 

それぞれが独特のキーワードを叫ぶ、すると彼女達の手には先程戦闘時に握られていた武器が現れた

 

「なっ…!?」

 

どこからどう現れたのかすら見えなかった。

 

 

「クロウホース2体か…、行くぞッ!!」

 

 

どう考えても今の彼女達には自分という重りがある、なら自分も巨人になりたたかえば…

 

(だが正体を明かせばどうなる…?そもそもなれるのか、この日本という場所で…!)

 

そうしてる間にも戦闘が始まり、2体をそれぞれが陣形を組んで攻める。四足歩行の化け物は口から何かを吐き出したり突進をぶつけたりとめちゃくちゃな攻撃をしていた。彼女達は最初こそ防御と攻撃を繰り返していたが________

 

「わたくし…!ここが限界ですわ…!」

 

「ユイナちゃん!菅原ちゃんから鼻血が…!」

 

「何ッ…!?____ぐっ…!」

 

陣形が崩れた、ユイナが剣で突進を受け止めようとしたが軽々吹き飛ばされた……菅原千恵と名乗った子が後ろへ下がる。鼻血位でなぜ下がったのか分からなかったが菅原めがけ走り出す

 

「アンタ!大丈夫か…!?」

 

「え、ええ…!」

 

白い布で鼻血を拭く。ライナーは無意識に聞いていた

 

「なんで鼻血で引いたんだ…?」

 

「…わたくしたちはこのセラフという武器で戦っているんですの、これだけは唯一キャンサーに通用する…でもこれを一定時間使い続けるとわたくしみたいに鼻血が出て、最悪死に至る…」

 

「なっ……!」

 

「鼻血は体が限界というサインですの…、盾は特にデフレクタを消費しやすいから歯がゆいものですわ…」

 

そんな危ない兵器を使って彼女達は戦っているというのか…ライナーは驚愕していた。それと同時に自分に対して情けないという感情も生まれていた

 

 

「ユイナちゃん!!___月城ちゃん!任せられるかい!?小笠原ちゃんは援護を頼むよ!」

 

「白河さん…!」

 

「桐生!前に出るな…!」

 

「桐生ッ…!!」

 

「なっ…!」

 

月城が叫ぶ。だが目の前ではユイナを屠らんとクロウホースが大きな口を開けて球体を放とうとしていた。

 

 

それを見た瞬間、ライナーは本能的に動き出していた。巨人になれるかなんて分からないのに、彼女達が何を思うかなんて分からなかったのに_______

 

「何を…ッ!!」

 

走り出したライナーを菅原が止めようとするが上手く力が入らずふらつく。どういう運の良さかは知らないが菅原の前には木がある、あれなら爆風にも耐えられるだろう____今戦っている彼女達にはなんとか耐えてもらうしかない、もしデフレクタとやらが全損したとしても、自分が2体を倒せばいいだけの事。だって……自分は…

 

 

 

 

 

 

「俺は…_”戦士だ”…!」

 

そう言い前に出る、そのまま自分の手を大きく噛みちぎる。その瞬間だった_____落雷のような音と閃光が彼女たちを襲う。

 

「っ!?なんだい!!!」

 

「蔵ッ!!」

 

月城が蔵を庇うように大剣を構える。

 

「桐生…!?」

 

「きゃっ…!!」

 

体勢を崩し、吹き飛びかけた桐生をユイナが何とか手でつかみ止める。だが…

 

 

「小笠原さんが…!」

 

人一倍体が小さい小笠原はまるで紙がまうように空に浮いた、あのまま地面に落ちれば確実に死ぬ…

 

 

「…!?」

 

だがユイナは目の前のクロウホースが何者かに殴り飛ばされていることに気がついた。セラフではない____拳で

 

「うわあああああっ!!??__いたっ!」

 

宙を舞ったあと、少ししてコチンという音を立てて”手のひらに落ちる”

 

「いたた……って……んえ…?」

 

小笠原は目を開くと、人一倍でかい顔に見つめられていることに気づき顔を青ざめさせる。だがまるでこちらの無事を確認したように目線をユイナ達に持っていく

 

「……え??」

 

そのまま食わずにユイナたちの場所へ降ろす。そのまま後ろにいるクロウホースに今度は左拳で殴り飛ばす、硬い音を巻き散らかしてクロウホースの顔が大きく歪む。

 

「ウオオオオオオァァァァッ!!!」

 

 

口から煙が溢れ出し叫び声をあげる、そのまままるで彼女達からキャンサーを遠ざけるように口を持ち上げ後ろに押し飛ばした。

 

 

 

ありえない光景を目の当たりにし、菅原を覗いた30Gが固まっていた。

 

「な…、なんだこの巨人は…」

 

「…さっきのライナーさん、ですわ…」

 

少しばかり足取りがおぼつかない菅原が、ユイナ達と合流する

 

「菅原…!大丈夫か!」

 

「ええ…なんとか…」

 

「ライナーさんって…?」

 

「わたくしも全部は見てないのですが…走り出したと思った直後に…さっきの落雷のようなものが」

 

「理解が追いつかないね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(なれた…鎧の巨人に…)

 

目の前のクロウホースを後ろに押し倒してライナーは自分が巨人化ができたことに気が付いた。彼女達もなんとか爆発を耐えてくれたみたいだ…

 

(とにかく…こいつらは俺が倒す…!)

 

ヒーロームーブをかまして、ライナーは構えた。彼女達を守る戦士の戦いが幕を開ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ライナーはウルトラマンかなにかですかね??


巨人は15mだったりしますけどキャンサーってサイズなんなんでしょうね、フラハンは200Mでしたっけ?
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