底抜けに明るい自由人   作:ハジケリスト

9 / 9
今回短い、めちゃ短い。


9話目

 

 

 

放課後になった。

授業も終わり生徒たちはみな部活動や委員会の活動、それらがない者らは帰路へと着く時間帯。

 

1人の少女、"小豆沢こはね"も自身が所属する委員会、飼育委員会の活動のためウサギ小屋に訪れていた。

手には餌の人参が入ったバケツ。

 

ウサギに餌を与え、小屋の掃除をしておしまい。

いつも通りにやれば15分はかからないようなそんなもの。

 

「うさぎさーん、ご飯だよー」

 

そんな風に語りかけながら飼育小屋へと足を踏み入れたこはね。カワイイ(ブロリー)

にんじんを手にし、そのままウサギへ差し出す。

それをもぐもぐと食べるウサギ。

 

「……えへへ」

 

…………カワイイ!(ブロリー)

ニヘラと笑う彼女は癒しの効果がある。これはいずれ癌にも効くようになります(断言)

 

さて、そうしてウサギに餌を与えていると横に置いていたバケツが音を立てた。

あわてんぼうなウサギさんだななんてことを思いながら彼女はそちらに視線を向けた。そこに居たのは、

 

「………」

「………へ?」

 

バケツから人参を取りだしそれを貪り食う太楼(変人)がいた。

 

「ひゃあぁぁぁぁぁあッ!!!」

 

こはねの絶叫が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

腹が減った。

だからにんじんを食べた。おかしなところは無い。

 

「はぁ…はぁ…」

「………」

「……あ、あの……」

「……っ!」モグモグモグモグ

「ぴゃっ…!」

 

目の前で驚いた表情の少女を見ながら無心に生のにんじんを咀嚼する。

おいしおいし。

そのまま喉を鳴らしながら胃の中へと落とす。今日から俺もウサギだぜ。

 

「小腹は脹れたな。感謝する」

「え?あ、は、はい……。え、えーと、あなたは誰ですか?」

「……フッ、我はウサギを束ねる者也。ウサ神様と呼べ」

「う、ウサ神様…?」

「して小さき人の娘よ。主の名はなんと申すか」

「へ、あ……こ、こはねです。小豆沢こはね…」

「そうか、では今日からお前のことはウサ沢と呼ぼう」

「う、ウサ沢…?」

 

ウサ神様へとなった俺の初めての信奉者、ウサ沢。今日からよろしく頼むぞ。

 

「えーと、なんでこんなところに…?」

「……暇だったから」

「ひ、暇だったんだ…」

 

暇だからウサギと戯れてた。

……なんか文句あっかァッ!!??(情緒不安定)

 

「このご恩は一生!忘れませェんッ!!!」

「!?」

 

勢いよく土下座。ここで涙を流せば完璧なんだがウサギが可愛すぎて頬が綻んでしまう。くっ!うさちゃん、俺の調子を狂わすとはなんて恐ろしい子…!

 

「え、あ、あの…」

「さて俺はそろそろ行かねばならん!てなワケでこれにて御免!」

 

そう言って俺はその場を立ち去った。

目指すはいっちゃんの元。

待ってろいっちゃん。今俺が行くぜ!

 

「タローはゆくッ!!!」

 

 

 

「な、なんだったの…かな…?」

 

そんなこはねの疑問に答えられるものはいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いっちゃんお待た」

「きゃ…!」

 

歩いてるいっちゃんを見つけたから近くの木に足をかけて上から頭を出し登場。驚いたいっちゃんは尻もちをついていた。

 

「大丈夫かいっちゃん」

「だ、大丈夫…」

 

そう言っていっちゃんは腰をさすりながら立ち上がった。

 

「それで、あの……私に何か用ですか?」

「フッ……、君はペガサス……もとい天馬咲希を知っているかね」

「っ!……咲希に何かあったんですか?」

 

名前を出した途端に驚き、そして心配の籠った声でそう聞かれた。

愛されてるね。お兄さん涙がほろり。

 

「……彼女の身柄は今こちらで預かっている」

「……!?」

「返して欲しくば次の日曜日、朝九時にハチ公前に来い。2人の幼なじみも連れてな!」

「……っ、わ、分かりました」

 

苦々しい顔で睨みつけてくるいっちゃん。

返事は聞けた。ならば俺の用事もこれまで!

 

「そゆことで、以上!おしまい!じゃ、またねー!」

「え、あ、あの!」

 

後ろで何か言ってるが聞こえない。俺は早く家に帰り早速準備に取り掛からねばならぬのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、家まであと数百mと言った場所まで来た。

ここら辺はいつもの学校からの帰り道になる。さらに今はちょうど下校時間。つまり──

 

「あれ?まふゆじゃね?おーい!まふゆー!」

 

少し離れた場所を歩いている幼なじみが見えた。

しかし、こちらに見向きもしない。いや、

 

「……?今チラッとこっちみたよな?……気のせい?」

 

意外と遠くにいるから気づいていない可能性もある。

俺は小走りであとを追いかけた。

 

ちょうどその頃にはまふゆも角を曲がっていた。姿が見えなくなるが走ればすぐ追い付く距離。

走りそのまま角から飛び出し前を向けば──

 

「あり?」

 

そこにまふゆの姿は無かった。

 

うーむ、これが神隠しというやつか。

見失ったらしょうがなし。また後で会うか。

 

そんなことを思いつつ俺はそのまままふゆの通った道らしき場所を無視して家へと向かった。




オリ主(佐藤太楼)のスペック書いてねーなと思ったからここに書いとく。

佐藤太楼(中学生時)
168cm/58kg

成績優秀、なんなら満点常連者で運動神経抜群オブザ抜群。
クラスのムードメーカー的存在。なんならムード全部ぶっ壊してタローワールドを展開する。
顔も非常に整っておりまさに男子版まふゆのような男。

だがしかし、その言動からそれら全てを帳消し、なんならマイナスまで持っていくためハイスペックさに気づいてるものはごくごく少数。
好奇心旺盛なため様々なトラブルを起こすが最終的に周りはみんな笑顔になるので良しとする(教師ら大人陣は除く)

あらゆることが出来るようになって初めてハジケリストは名乗れるのだ。
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