進撃の巨人 The end -ゲームの主人公が生きていました- -誰が為の翼- 作:キラトマト
「え? 俺にお客さんが?」
翌日の放課後、教師がカミナガとユージを呼んだ。そこにいたのは黒髪を短く纏めた男性と金髪を刈り上げ、センターで分けた女性だった。部屋に入ってきた2人を見ると男の方が笑顔で手を振る。
「やぁ! 待っていたよ、サンナギ・カミナガ君だっけ!」
「そういえば久しぶりに聞いたよ。カミナガの苗字」
「……思ったより普通の子達だねグリュック」
「……別にそんな異常な事件でもないでしょナナバさん」
2人は耳打ちしあっているも直ぐに本題へと移る。
「単刀直入に聞く。君たちは最近、変な夢を見た事はないかい?」
「「変な夢??」」
「例えば……」
グリュックが迷っているとナナバが彼に耳打ちをする。
「そう! 巨人が出たりとか!」
「ありますあります!!!」
元気いっぱいにそう返事したカミナガ。
「ふふっ、昔の君を思い出すね」
そう言ってグリュックに微笑みかけるナナバ。彼は満更でもないような笑顔を浮かべる。
「それで、話って一体なんなんですか?」
ユージが逸れかけた話題を戻す。
「最近頻発しているあの事件……公には病気ってことになってるけど、あれは人為的に引き起こされた事件なんだ。何か知ってることはないかなって」
「いや……俺は偶然巻き込まれただけだし……なぁユージ」
「いや、僕は見てないから分かんない」
「んー……そっかぁ……分かった。時間とったね。それじゃあ────」
「待ってください!」
2人が帰ろうとしたところをカミナガが引き止める。
「俺達も協力させてください! 俺は……師匠を救いたいんです!」
「え……?」
「俺の行ってる道場の師匠……あの病気になっちゃって……あなたたちが追ってる事件追えば、その手立ても見つかるんじゃないかって……だから!!」
「まぁまぁ落ち着いて。君のその師匠を助けたい気持ちはよぉ〜く分かった。でも命の危険もあるかもしれない。それにそこの友達はどうする。そんなのに巻き込んでもいいのか? 1日よく考えて、それでも気持ちが変わらないのなら、ここに来て」
そう言って地図を渡したグリュック。
「分かりました……!!」
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「と、いうわけだけど、どうしようか」
「僕はカミナガに従うよ」
「それじゃあダメだ。今回ばかりはな。自分の命がかかってんだぞ。それくらい自分の意思で決めようぜ」
「そんなこと言っても……」
「それよりも────」
「あれ、もしかしてこれが例の夢?」
「この景色……あんときと全く一緒だ」
「ん……おい一体どこだここはァ……」
グリュックに魅力は感じますか?
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感じる
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感じない