怪傑! ガンド天狗!!!【一回完結】【アディショナルタイム】   作:PureFighter00

107 / 151
そらもう我が子我が孫が攫われたりしたら……
更に彼らであればこうもなる。


◯ーてぃーぺあ 6

「ケナンジか。私だ」

「いやー、どーもどーもお「フレディが拐われた。直ちにドミニコス隊の総力を上げて奪還せよ」びっ(通話終了) ポチ。(呼出中)

「ジョン・スミス氏か。デリングだ。フレディが拐われた。AMESの助力を要請する。尚フレディの安全の為にダーティーペアの出動は止めて頂きたい」

「彼女たちは今別任務です。それより……赤ん坊か、参ったな……」

「何がだ? 記録を辿れば……」

「デリング、考えてくれ。赤ん坊は公共交通機関に乗せても料金徴収されないんだ。あと子供が電車や機内で泣いても【極めて普通な事だから】誰も気にしない」

普段からVIP待遇の移動ばかりだったデリングにはこの視点が欠けていた。泣く赤子を公共交通機関を使って移動させるとAMESではログを追えないのである。そもそも赤ん坊が移動したと言う記録が生まれない。

「エアリアルだ……クワイエット・ゼロで取得可能な監視カメラ画像を精査させるんだ。レンの画像・動画データは私が提供する」

「了解だ。ガンビッツを召喚してクワイエットゼロを励起させる。フィルタを作成するのでデータを送ってくれ!」

 

「アラートだ! 全員集合!」

「マクミランの血の裔を誘拐? どこのバカだ!」

「役員会から総動員令が出た。戦争が始まるぞ!」

 

戦争とは穏やかではないが、フレディもマクミランの血を引く家族である。それに危害を加える事は社会的、物理的、データ的な死が確約された様な物である。

 

 

「……ちょっとぉ……おじいちゃん……」

緊急呼集を受けてアストラル投射で実家(クワイエットゼロの中のエアリアル)に集まったガンビッツ10体(プルはエリーゼと共にラヴリーエンジェルに拉致されている)は、データの奔流にビビっていた。16K画質120fpsで録画されたデリング撮影によるフレディ君動画と写真は、超光速通信可能なパーメット通信を用いても尚、30分以上経過したのにダウンロードが終わらなかった。まぁ、初孫相手には良くある話。ミオリネとスレッタの結婚式の時の様に伝統の巨人阪神戦みたいな台数のカメラを動員した時よりは格段に常識的なデータ量ではある。

「分かる、分かるよ……でも……」

そう、この手のデータは初期の方が(喜びが天元突破してるから)格段に多く、最新データは比嘉として少ない。そしてデリングはタイムスタンプが古い方から律儀に全部送り付けていた!

「どうする4子? 赤ちゃんの時の画像から加齢シミュレーションしちゃう?」

「まぁだおわんないしね……あ、2子ちゃん遅延理由を上に報告しといて、サボタージュじゃありませんて言っとかないと」

「もうさ、セイズで過去にアストラル投射して直接フレディ君の最新画像集めるか……先に公共交通機関の監視カメラデータ粗選別しといて!」

「時間が惜しいしね、デリング氏の愛が重過ぎるわっ!」

「該当32……468……改めて見ると子供多いなぁ……」

「122年以降政情が安定してベビーブームらしいよ?」

「……8000突破! 更に髪の色で選別掛けて!」

「10子より提案! 髪とかは隠すと思う。誘拐なら!」

「再選別だ! 10子任せた!」

「かしこまりっ!」

「ああ……なんか投機実行だなぁ……手が足りないっ! エリーゼが居たら楽なのにっ!」

 

 

【投機実行処理】

原爆の効率計算とかやってたマンハッタン計画でも用いられている古いやり方。予め大体の数値の目安から計算を開始して、後で実際の数値と目安の差を補正する。具体的には398の二乗を(400-2)の二乗と考えて(X-α)=X^2-2αX+α^2を適用し、160000-1600+4=158404 みたいな計算をやる様な形。方程式の展開って本当はこんな風に実生活に活かすものなんだが、学校では実生活での活かし方を教えてくれないという深刻なバグが……

 

 

「お困りの様だねぇ、娘たち」

「げっ! バァバ! 化て出た!」

「ふふ……あのエルノラの孫なら私の曾孫も同然。化ても出るさ。それに……これは魔女の匂いがする」

「え? 身代金じゃないの?!」「幽霊って匂い分かるんだ……」

「違うよ、お前たちは全てを知ってるから見落としたんだ。多分犯人はスレッタやエリクトの遺伝子がフレディに遺伝していると考えたのさ」

「……あっ! 肝心のミオリネさんの遺伝特性知らないのか!」

「そう、ミオリネの因子が加わる事で起きる変化に気付いて居ない……レプリチャイルドでもあるまいし……」

元祖の魔女は天を仰いだ。何から何まで教えてやらなきゃ分からない子だったよなぁ、と。

「だから安心おし、私の直感では例の二人組がケリを付けてくれるよ」

「お言葉ですが、博士……」

「……安心できる要素が皆無なんでございますよ!」

結果的に大破壊引き起こすしね。皆の心配も無理からぬところである(諦)

 

「大丈夫、あの子達はデータストームの先にあるアカシックレコードに触れられる……一応1番良い未来を選択してるんだよ」

「数億宇宙ドルクラスの損害が1番軽いのか(しろめ)」

「人類が滅亡する様な案件かな、これ?」

 

ええ、実は(悲)




【謎の博士】
おはようからおやすみまで、ガンド医療を見守る不思議なバァバ。

【ラヴリーエンジェル】
正規表記はラブ◯ーエンゼ◯なのは知ってるが、高千穂さんがエゴサしてこの話見つけたら困るので表記を変えているのだ。

【アカシックなんとか】
実際ユリとケイはある条件を満たすと未来予知出来るのが原作設定。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。