怪傑! ガンド天狗!!!【一回完結】【アディショナルタイム】 作:PureFighter00
前からかなーり変よー
どーしたのーかーなー?
【キャリバーン君の
相変わらず殺風景な、真っ白なタイルが地平線まで広がる空間の中、エリーゼはアストラル投射でキャリバーン君に話を聴きに来た。
「おひさー。元気してる?」
「元気、とは……」ポケー
またか。また思索か。いちいち哲学的に掘り下げるのはやめて欲しい話が全然進まない。
「あのさー、ヴァーチャル・ガールのマギー先輩見習えって教えたじゃん。いくら高速思考が可能とは言え、ハングアップしまくるのは良くないよ」
「我思う故に我ありってね。あれ人間も到達してたんだね。みどものオリジナルだと思ってたのに」
「うーん、人類もヒマ持て余してるから色々考えてるんだよ、ボク達以上に。でさ、今日来たのは最近何考えてボーっとしてるのかなと」
「隣の席に座ってるエレインちゃんのことをね」
思わずボクは頭に猫耳を生成せずにはいられなかった。まさか……僕たちの「最後の封印」が……
「──アレは、地球の魔女という奴ではないだろうか?」
まだかー、まだ最後まではいかんかー。ちょっぴりガッカリしながら委細を尋ねる。
「なんでそう思ったのよ? かなり念入りに身元洗ったし、僕らの経歴調査では……」
「何故かみどもをチラチラ見てる。やけに念入りに。で、外界確認に意識振り向けると視線を逸らす。あれは俗に言う監視という奴ではないかと」
「あと、彼女の未来を探った。まだ確定じゃないけど20〜25年ぐらい後にベルメリア博士の弟子としてMS開発する可能性がある」
「み……未来ぃ?」
「アストラル投射の応用だよ。未来というより
「ちょ……ちょっとちょっとちょっと!」
「……何か?」
「光体の未来投射? まだ僕らでも出来ないことをあっさりとやらないでよ!」
「暇だったもので。ただ未来は一刻一刻変化するものだから、把握が大変だね……」
なぁにやってるのかと思えばとんでもない事してましたっ!
「最初は学生が物事を理解して把握するにはどんな話し方したら良いのか……それをシミュレーションしてたんだよ。各人の知識量や思考能力加味してね。それを繰り返し続けてたら光体がガンドから離れてフワフワと」
「はぁ」
「気が付いたら未来のみどもが話して皆が完全に理解してるパターンが見えたんで、それを遠隔でガンドに喋らせて……ガンドはみどもの本体なのか、単なる表現用デバイスなのか……」ポケー
「戻ってこいパンチ」
「フゴッ」
「なんか遂にラヴい話になるかと思えば、キミはホントーにとんでもないモンスターやな! 未来は見に行くし予言するしっ! そんな事考えるよりこの殺風景な内面世界なんとかしなさいよ! こーさ、テーブル置くとか、座り心地の良いソファ置くとかさ! 何にも無いのは流石にヤバいよ」
「え? あるじゃない。離れて見てみれば?」
「へ?」
キャリバーン君が僕の手を引き空を飛ぶ。段々と加速してマッハを超え、光速を超え……
「な"っ……」
彼の精神世界で構築された「それ」は水星の太陽公転軌道ほどもあるとてつもないサイズの卵だった。やった、もうちょい育てばゲッターエンペラーぐらいまで行けるぞ!(しろめ)
「大きすぎたかな?」
「やりすぎ」
僕はピコピコハンマーを作り出してツッコミを入れた。ピコっ☆
【とりあえず初期位置に戻りました】
「何というかな、もう少し細部にこだわらない? スケールデカすぎるよ」
「細部に拘ろうにも、どこにフォーカスしたものか……」
「ヒトってかなり理不尽で奇妙だから、観察対象として興味深いと思うんだけど……」
「可能な限り、みどもがガンドロイドと見破られない様にしろって言わなかった? あまり彼らと積極的に交わると……」
「見破られない様に配慮しながら、人間のエミュレートしてみなよ。かなり思考力もって行かれる筈だよ?」
「何故に?」
「仲良く同じ世界で生きていくためさ」
「共に、生きていく……」
「はいそこで意識飛ばさない!」ピコっ!
「そうか……分かってきたぞ……こんなにもたんj「ケン・石川時空行きはダメー」ピコっ!
【ケン・石川時空】
ゲッター線が支配する世界。推しの子ゲッターでゲッターしんじつに到達してしまう若い子が増えるとか、流石【わからせ線】
「改めて考えると、僕のストレージにオタ知識詰め込んだのは名采配だってはっきりわかんだね。下手すると僕もこんな思考のバケモノになる可能性があったんだなぁ……」
「逆にエアリアル君は普段何考えてるのよ?」
「聖地日本の復興計画(真顔)」
「何で?」
「更に整備された僕の秘蔵ライブラリを見れば分かるさ」