怪傑! ガンド天狗!!!【一回完結】【アディショナルタイム】   作:PureFighter00

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何故か銃撃戦


だって4トロだもの(みつ◯)

「ないものは無いのでございます」

 

おかしい。ヒトは分かり合えるとはなんだったのか。

昔のえらい人は言いました。素直が1番と。

普通に考えて彼らが勝手に誤解して水星圏を攻めに来たのだから、それは誤解ですそんなものはありませんと教えたら争いは起きなくなる……だってさ、ガンドアームとかあるならそれ迎撃に使うじゃない? ありったけのモビルクラフト並べて白旗振って、何故まだMSが隠れてるとか思い込めるのか。頭おかしくね?

とかく人間は難しい。エアリアル君が言ってた通りだ。彼らエミュレートしてたら演算能力根こそぎ持って行かれるわ。

 

一応皆殺しが目的ではないのは確からしく、大人は後手に縛って転がされ、みどもとみんなは子供だからということで大人の世話をする羽目に。

まぁ、世話と言ってもチューブ飯咥えさせるだけだ。ノーマルスーツ着てるから排泄の面倒はみなくて済む。唯一良かったのは、みんなで水星ジジババ世話したおかげでジジババが手のひら返したところか。外敵があると団結するってほんとだね。

 

彼らは建築中のプラントに隠れてたみんなとホワイトドワーフにいた乗員5000名を監視下に置くと、水星共和国の樹立を宣言して3つ4つのフロントから国家承認を取り付けた。つまりその他のフロントや国家はガン無視だし、カーギルに至っては採掘権や建築中のプラントの代金支払うまで絶対国家樹立を認めないと宣言した。明かされたプラントの代金(未完成)は「これどこの通貨単位?」と笑えて来るぐらいゼロが並んでる。

ここに無いなら水星地表の採掘基地か……とMSで調査に向かった皆様は、残念ながら墜落した。水星で太陽風に吹かれることがどれだけ深刻な問題か理解していなかった模様。ちょっとみどもは呆れ返った。

 

「水星降下用の船があるはずだ、出せ!」

「シン・セーのラグランジュ1新社屋にあると思うわ」

「カーギルのは無いのか!」

「拠点完成してないのに採掘始めるわけないでしょ」

「大体……水星で掘るのは月から輸送すると輸送費掛かるから、それなら地産地消しようって話なのでは?」

 

プロスペラ先生とベルメリアさんは理解してもらおうと必死の説得を続けていた。

 

「水星圏なのに水星に降りる手段が無いのはおかしい!」

「水星圏生まれとして反論しますけどね! 水星民は出来たら水星に行きたくないの! 自宅がここだから仕方なく住み続けてるし、他行く当てがあるならとっとと他行ってます!」

「貴様ら愛郷心は無いのか!」

「故郷捨てて水星に攻めて来た癖に! 私は愛郷心あったから帰ってきたのよ!」

「先輩は行く場所も無かったんでは……」

「お黙り!」

 

側から見ていて、何がしたいんだかみどもには分かりかねる。

 

「あのー、差し出がましいのですが……話噛み合ってなくないですか?」

「このガキっ!」

「おっと動かないで、私の引き金はメチャクチャ軽いわよ」

 

なんでなんだろうなぁ。何故親切心から、本当に掛け値なく心底平和的な解決願って口挟んだのに、何で銃撃戦開始になるんだろう?

 

「ゴドイ! 入り口固めて! ベルはコンソール!」

「箒組はもうネイルガンでも何でもいいから弾ありったけ抱えて弾幕張れ! ブルームKはポイントマンとして斥候だ!」

「とりあえず隔壁閉めます! このプラント頑丈だから多少は……」

 

「どうする?」

「バリゲード作ろっか……」

「戦争始まるの……?」

「大丈夫、最低限みんなは守るよ。安心してエレインちゃん」

「お?」

「ダメよキャリバーンくん! それ死にフラグ!」

「ラヴりましたな」

「やりますな」

「みんなを守るために自分が犠牲になるのはダメ……何か策はあるの?」

「待て小僧! お前の気持ちはわからなくもないか、口出ししたら余計に揉める未来しか見えないぞ!」

「ちょっと落ち着こう。子供の出る幕じゃない」

「みどもはモビルスーツ持ってるんですけど、今レストア中なんです」

「え? キャリバーン君MS動かせるの?」

「……パイロットなんだ……」

「エレインちゃん、何年後でもいい。何年かかってもいい。みどものMSを治して強化してくれると誓って貰えないかな?」

 

誓って

誓 っ て

誓 っ て !

 

「今なきゃ意味ないだろ!」

「今回の件終わってからにしてくれよ!」

「ただ惚気たいだけかよー……」

 

「うん、誓うよ?」

「顔が赤いね、どうしたの? あと疑問符無しでお願い」

 

「あーっ! もーっ! あっちの隅でやんなさいよ!」

「キャリバーン君のスケコマシ!」

「スケコマシ、とは?」ポケー

「ここで固まるなよ! 男見せろ男!」

 

「誓うよ! キャリバーン君!」

 

 

「……何やってるの、あの子達? ベル! 対空銃座とか無いの!」

「水産資源養殖場にあるわけないじゃ無いですか先輩!」

 

よし、引き出せるぐらいに確率が上がった!

「じゃあ、ここにはない未来の君が作り上げたMSを呼び寄せよう」

「は?」

「キャリバーン君が壊れた?」

「思い浮かべて、身共(みども)の剣……湖の乙女が作り上げたエクスカリバーを!」

 

「先輩! なんか養殖場の方にMSの反応が突如!」

「アポート?! あちらにもエリーゼ並みの魔女がいるっての?」

「さぁ、みんなで観に行こうか」

 

 

 

 

「うっわ、何じゃこりゃ!」

「海……海かな?」

「あれ? キャリバーン君は?」

「ここだよ!」

 

キャリバーンはちょっとだけみんなにサービスした。

エリーゼの「機械化人に拒絶反応持つように」作戦で999漬けになった心を、プロスペラはアイアンリーガーとマジンガーシリーズで中和しようとした。その結果として皆はマジンガーにハマってパイルダーオンなどしていたわけだが……勿論エレインちゃんも「水の中から現れるロボット」にロマンを感じて将来的にMSの格納庫を湖底に置く様になる。キャリバーンはこの格納庫と湖を丸ごと転送した。

 

ちゃちゃっちゃん

ちゃちゃっちゃん

ちゃちゃーちゃーちゃー……

 

 

【挿絵表示】

 

 

湖の中から立ち上がる、未来のガンダム。

深化と進化を続けたその姿は、ガンダムキャリバーンとは全く別の機体、エクスカリバーへと生まれ変わったのだ!

 




大体この後は皆さん予想付きますね?
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