怪傑! ガンド天狗!!!【一回完結】【アディショナルタイム】 作:PureFighter00
ガンビッツ(複数形)
先に本文中で解説したが、エアリアルのシェルユニットで仮想人格を形成したガンドフォーマットで接続する高性能ドローン。既にバレバレだがノンキネティック食らうと機能停止しちゃうのでそれが鬼門。そしてその弱点を補う為に開発したのがエアリアルの持つデータストームコントロール機能の攻撃転用、
エスカッシャンを構成する各ガンビットには個性がある為、飛翔や攻撃パターンがそれぞれ異なる。(全てのガンビットは「また別のエアリアル」とも言える)
対抗する為には少なくとも11体の敵を相手に同時推論・追跡するCCS(Combat Control System)が必要になり、装甲・対弾性を犠牲にしてそこまでシェルユニットを積みまくった機体はガンダムエアリアル以外に存在しない。
【本編第5話、エランがエアリアルでデータストーム発生しないの確認した後……】
(ねーちゃん! お姉ちゃん!)
(メンタル急降下、涙腺決壊寸前……泣きます!)
(刻もう)
(うん、刻もう)
(勝手にリンクしただけでも使用中のトイレに侵入するぐらい失礼なのに、更に暴言……)
(タヌねぇ泣かしたな!)
(ゆ"る"ざん“!)
(エアリアル氏、ご決断を!)
シン・セー本社との遠隔会議に参加しながら事の推移はガンダムエアリアルボディで確認していたが、
(まぁ待て、ガンビット
(奴ならスレッタ姉ちゃんやってもいい)
(流石ダリルバルデくんの飼い主、偉い)
(しかし……あのグエル氏だし……)
(いや、凄いよグエルさん!)
(なんかダバダバ走りそうな呼び方だな……)
(でもなぁ……MS有るのかなぁ?)
(うっ……)
(4子ちゃんがバラッバラにするから……)
(あれはやり過ぎだったよねぇ……)
(なんだよ! 8子も10子も撃ちまくってたじゃん!)
(ジェターク社、なんか良くない卦が出てるんだよなぁ……また負けない? 株価はとっくに底値よ!)
(とりあえず祈りましょう)
(祈るか。人間はこんな時そうするらしい)
(アッラーアクバル)(アーメン)(なんまんだぶ)
そして、エラン vs 僕らのグエル・ジェターク戦当日……
(マジでか)
(あのディランザ動きがキショい!)
機体相性的に徹底的な不利の中、グエル先生のディランザはエランのガンダムの猛攻をかわして弾いてくぐり抜け、あと一歩という所まで追い詰めた。
(エアリアル氏、あの麻痺ビット完璧にかわせる?)
(今リアルタイムシミュレーションしてた。あれは僕でもガンビット展開してたらかわしきれない……)
(なんや、グエル氏……頭にシェルユニットでも積んでるんか?)
人間の勘という奴だ。計算処理抜きで経験則から直接結論を導き出す異次元思考。この非連続性というか仮定すっ飛ばしには僕も散々手を焼いている。これやられると
(これは参ったな。本気で
(え? あらし使っていいの?)
(なら初見殺しは出来るか)
(総監督は何て?)
(圧勝しろって。専務の胃がストレスでヤバいんだ)
(えーっ! アレに圧勝?)
(学園の中であらし使ったら広域でシステムダウンこくよ?)
(あの機体なら運動性能活かせる宇宙での決闘選ぶと思うんだけどねー)
(宇宙なら追い回してアスティカシアから離して
(祈りましょう)
(神様便利だなぁ)
(アーメン)(なんまんだぶ)(アッラーアクバル)
【決闘の景品にされました。
結局グエル先生とエランの決闘は、エランが勝ちました。
(あー)
(やっぱり……)
(いいとこまでおいこんでたのにねー?)
(エアリアル氏、講評を)
手の内見せすぎですよね。常に成長しているとはいえ、攻撃パターンや回避、戦術の練り方にやはり一定の方向性はあります。パターン分析かけて解析したら結構予測は出来ちゃう。やはり全部出しせずに可能な限り秘匿した方が有利に立ち回れます。
(我々も情報秘匿するべき?)
基本的には、ね。ただ僕たちに関しては敵もまだ「よく分からない」のだと思う。特に人間を遥かに超えた演算性能を持つシェルユニットの中に自我があるってのは想定外でしょ?
(過去に似たアプローチは無かったのかな? 本当に私たちだけ?)
試したみたいだけど悉く失敗してる。意識や心がどこにあるのかって話は人間大好きらしく、データの累積や蓄積がそれを生み出すのかとか、色々な実験してる。
ガンド研究の初期にもAIに知識を多数与えたら自我が生まれるんじゃないかとか、神経構造を複雑化したら……って実験結果もあるよ。あと……言い難いんだけど、かなり昔のヴァナディースでは、双子の脳の外科手術的交換をしたことがあるらしい。少なくともこれで人格が脳に宿る事だけはわかったんだけど……
(ひでぇ)
(いいの、それ?)
もちろん、ダメさ。逮捕者が出た。ただ、人格がそこに宿る事は分かったが「人格ってどんなものか」は今でも分からない。脳内に蓄積されてるデータを完全コピーしても「
僕らが自意識を持ったという事、それ自体が奇跡だからねぇ。それを前提に出来る人は少ないよ。
(それは、バレない?)
ある特定条件では、ね。その特定条件がスレッタ姉さんさ。あとはまぁ、無口なら。あの時僕やワイ氏、ワシ氏があれこれしてなきゃスレッタも僕たちに気付かなかったと思う。
さて、そろそろ本編に追い付きますが。
本編見てそれをガンさんやエアリアル視点で再構成する「伝奇のやり方」で本作書いてる関係上、本作の「現在」は本編時間より先行する事はありません。その為この先話の投稿が少しゆっくり目になる可能性がありますが、別にエタってる訳では無いのでご安心を。暇なら筆者の過去作でも「探して」読んでてください。本作の「前書き」の中に手がかり隠して?あります。
後はnoteで書き散らかしてる水星の魔女考察記事読むか、ですな。大体本作、私の水星の魔女考察の再利用で話作ってるので。