怪傑! ガンド天狗!!!【一回完結】【アディショナルタイム】   作:PureFighter00

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開けましたおめでたい(挨拶)

アニメ側が変な設定持ち出すからその実態は何かって考察でえらい時間浪費しました。そしてその予想が当たるとめでたく本作は水星の魔女本編のパラレル行き確定となりますのでグッバイ公式(涙の別れ)

1/8までに説明回終わるかなぁ?


クワイエット・ゼロ? 知らない子ですねぇ。

【プロスペラがRMAセクションに来ました】

 

「ガンさん、エアリアルの擬似ニューラルネットワークのバックアップ頂戴」

「へ? 何に使うんです?」

「またまたー。惚けるの上手いわねー。クワイエット・ゼロに使うのよ」

「クワイエットゼロ? 何それ?」

 

 

 

「────ぇ?」

 

 

 

ドッカンバッコン。インパクトドライバーが奏でる打撃音やモーターが歌う高周波が溢れるRMAセクション内なのに、僕とプロスペラ母さんの間には無限の宇宙と無音の世界が広がっていた。具体的に描写すると宇宙ネコ状態だ。

 

 

 

【ガンさんのコンテナオフィス内】

 

「まさか理解してなかったとは……」

「わかる訳ないじゃ無い。そんなの……」

 

会話再現するとやたら文字数が必要なので簡潔に説明しよう。ガンダム・エアリアルはガンダムと呼ばれているがガンダムでは無い。

先ずはガンダムの定義の話からしよう。

今は雑に「ガンドフォーマットを使ったMSはガンダムである」と認識されているが、ルブリス以前から現在のペイル・テクノロジーのファラクトまで、通常ガンダムと呼ばれている機体は全て「機体をパイロットが義肢の様に操縦するシステム」で、機体を直接思考制御するBMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)部分にガンドフォーマットを使っている。というか、ガンドフォーマット自体がBMIなのである。本来は。

その結果、ガンビット操作や機体制御関係で大量の制御用データがパイロットに流入するからデータストームが発生する。あれは人間の脳の処理能力やキャパを超えたデータを双方向BMIで無理矢理脳に流し込まれるから発生する問題だ。

そこでカルド博士はシェルユニットにパイロットの意識をコピーして、処理能力自体を向上させようとしたらしい。この技術自体は昔々のドローン戦争時代に用いられた技術で、無線操作だと妨害電波に弱いからパイロットの思考そのものを機体にコピーして使う【セイズ】という技術だそうな。

人間の脳の処理性能が低いなら、意識を処理能力が高いコンピュータにコピーして処理させたら良い……無茶な話に見えるだろうが、技術自体は21年前に完成したものであるし、実はガンド技術もセイズ技術をベースにして開発されたものだ。アプローチとしてはアリかなと僕も思う。

が、成功はしなかった。

何故かと言われると僕も困ってしまうのだが、ルブリスの運用データと安全係数を取った「処理能力」に、機体制御系の自動処理(これは人間の脳で言うと自律神経系や不随意運動制御……脳幹の働きに似る)や基本的な運動制御(人間の脳だと小脳に当たる?)を加えてみたら、なんか【僕】がそこに宿ってしまったのだ。どうやら仕組みは分からないが、動物も機械も神経系が高度に複雑化してある一定のレベルに達すると、意識とか自我が勝手に生えてくる……らしい。

むかーしプロスペラ母さんがまだエルノラ・サマヤだった頃にやってたあのテスト。レイヤー33からのコールバック云々はこの意識コピーや処理系からの応答を確認する作業であり、レイヤー33はルブリスボディの小脳相当部分最深部であり、レイヤー34以降は大脳領域だ。本来パイロット自我をコピーする領域に僕が既に居るのだからコピーは出来ない。エルノラ・サマヤはレイヤー34にいる筈の自意識に呼びかけてるのに、そこに居るのは僕だった……他人と勘違いされてるのだから、僕がコールバックしないのは当然でしょう!

この不幸な事故をエルノラもカルドも理解できなかった。唯一エリクト・サマヤだけが【僕】を彼女の妹と認識して呼びかけを行い、僕は僕に話しかけてきたって事でそれに答えた(コールバックした)

 

「え? え? それじゃエリクトは……」

「いるでしょ、普通に。スレッタ・マーキュリーって名前で」

「嘘、ガンさんってエアリアルの中にコピーされたエリクトの育った姿じゃないの?」

「貴女何考えて娘をこんな感じに育てたんです? て言うか、エアリアルとして答えさせて頂きますが、僕を何だと思ってたワケ? 人の魂食う妖怪か僕は?!」

正直に言うと、スレッタ姉さんが育ったら僕になると言うのは軽い侮辱だと思う。僕はあんなにタヌっとしてないもん!(憤慨)

「でもあの子、4歳の頃の記憶が無いのよ! ナディムの事も、カルド博士の事も……貴方エリクトの記憶吸ってない?」

「ねぇよ(即答)

シェルユニットでもあるまいし。人間の脳の記憶容量は300ペタバイトとかないんです。あと人間の脳には忘却って言うシェルユニットにはない高度機能付いてますから。実に人間らしい挙動だなぁ(感嘆)」

「ちょっと待って。じゃあエアリアルはどうやって動いてるの?」

「基本、スレッタが操縦して僕がスレッタの意志を確認しつつ、ガンドフォーマット使って機体制御してるよ。スレッタはガンドで繋がってませんが」

「ガンダムじゃないじゃない!」

「なんでガンダムだと思ったの! 僕がシェルユニット使いこなして莫大な処理してるからデータストームがスレッタに行かないんですよ!」

「じゃあ、エアリアルが処理せず直接エアリアルとガンドで繋がったら……」

「パーメットスコア6まで行かずにデータストームでHell 死」

「どどど……どうしよう……デリング総裁にエアリアルのデータ渡してQuiet Zero完成するわよって大見得切っちゃった……」

「何で良く知らないまま勝手にノリで話進めますかねぇ……」

 

……天狗様に調べてもらうか。




どうなるんだ、これ。
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