怪傑! ガンド天狗!!!【一回完結】【アディショナルタイム】 作:PureFighter00
今日のキーワード【PMC】
private military companyなどの略称。日本語では「民間軍事会社」などと言い、傭兵が会社組織化した法人である。
やる事は傭兵派遣業だがサービスは多岐に渡り、いわゆる要人警護や専門性が要求される作戦行動、誘拐・救出……可能であるなら何でもやる。
PMC Voltex Blasters社は前シン・セーCEOと契約して戦災孤児誘拐事件の調査を行なっていたが、フォルドの夜明けの所在を突き止め、監視業務をカテドラル13課に移譲して宇宙に上がった。VBの地球最後の仕事はニカの実家である孤児院急襲、保護作戦で「ニカ・ナナウラは孤児院が奪還された事を知らない」としてダブルスパイをやっている。
【Zoom会議をしています】
「シヴァ4、攻性防壁展開!」
「アイ、コピー!」
「え? そこまでやるの?」
「ガンさん……ベネリットグループのトップ参加するんだぜ……」
「シン・セー幹部会議に求められるレベルじゃ足りんよ」
「突入部隊が中隊規模(4個小隊200名規模)、更にMS隊に輸送関係……400人ぐらい投入してる。テロリストとしては大規模だな」
「通常ならクエタの防衛は1000人体制だが、警備担当艦が何故か離脱していた……ケナンジ、どうだった?」
「辻褄は合ってますね。気に食わない所ですが」
「気に入らんが、そらまぁヤるなら辻褄合わせぐらいしますなぁ。偶然にせよ、仕組まれたにせよ」
「悩んだら作為を疑え、だ。Q1、犯行声明は?」
「無いんだよねぇ、テロリストの風上にもおけん!」
「完全失敗だもんなぁ。恥ずかしくて何も言えないか」
「やはり、私狙いか?」
「でしょうね、丁度スレッタ嬢が御三家全部潰した後だ。ベネリットグループのトップ掌握が決闘で無理だからやらかした、でしょうなぁ」
「外患誘致かぁ、死刑だよね」
「今の世界に外患誘致罪あるの?」
「……似たのはあるらしい、まぁやっぱ死刑だが」
「カイ2さんだったか、13課動かしちゃダメか?」
「フォルドの夜明けに500人宇宙に揚げる財力は無いよ。背後洗ってからだ、ケナンジさん」
「資金の流れを再調査だ。個人的にはヴィムは噛んでるが主犯では無いと考えている」
「ほぅ、理由を聞いても?」
「ヴィムの下にはウチの者を潜ませてる。何やら直前に若造がどうこうと騒いでたらしい。使われたな……惜しい事だ」
「若いのか……アス高の学生かな?」
「アイツら民度は低いけどそんな大胆な事出来ないよ」ガンド天狗で探った時にもただのアホばかりだったし……とは言えないガンさんだった。
「手掛かりは、ガンダムか。何か心当たりは?」
「少なくとも12名程ヴァナディースの魔女の行方が不明です。オックスアース解体後の足取りを丹念に追っています、まぁそんな事より……捕虜、渡して頂けませんか?」
「何か策があるのか?」
「私、魔女なので」飄々として掴みどころの無いぬらりひょんが、怒りも露わに魔女を自称した。
「ガンダムは、いやガンドはマンマシーンインターフェイスです」
エアリアルシミュレーターに座らされて四肢を固定された捕虜を前に、プロスペラは得意げに説明する。
「脳内に浮かんだイメージ通りに義肢を動かすと言う事は、脳に浮かんだ真意を引き出せるって事でもあるんですよね……さぁ貴方、お名前は?」
「……」
「いいのよー、黙ってても。貴方は無口でも脳は素直だから。ハセガワ・ミノル君ね?」ミノル君は目が飛び出すほど驚いている。
「あらあら、焦って色々名前頭に浮かべてもダメよ。それをこうしてドラッグして……あらー? 隠していたのはハセガワ・ミノル。ガンドって便利ねぇ」
「おおー」
「自白剤いらねぇんだ!」
「やはり悪魔の技だな」
「まぁ、一々聞くのも時間の無駄なんでサクッといっちゃいましょう! 貴方、ガンダム好き?」ミノル君は必死に頭を横に振る。
「貴方が好きだろうと嫌いだろうと関係ないけどね。パーメットリンク2!」ミノル君の身体がビクンと跳ねるが、すぐに落ち着いた。
「これで貴方の脳内情報は写取れたわ。エアリアルならパーメット2までは完全に無害だから。データストーム出ないから……貴方はこれで情報源としては用済み。ありがとうねぇー」プロスペラがミノルの
「……どうするつもりだ! 殺すなら早くしろ!」
「まぁ! 殺すなんてこわーい! そんな事したら私殺人者になっちゃう♪」このおばさん、ノリノリである(棒)
「私、貴方の悲鳴が聞きたいわぁ……死んで済むとか甘え過ぎじゃない?」
「こうなったら……え?」
「舌を噛みたくなるよね! でも出来ないよね!(ウッキウキ)
ガンドで貴方の脳内信号ハックしてるから……」
「が……ガンドバンザーイ」ミノル君は脂汗を垂らしている。ガマの油かな?
「もう、貴方の身体は貴方の思い通りに動かないわ。さぁ、非人道的な手枷足枷外しましょうか!」
「レディ・プロスペラ。お前は一体……」
「今は、魔女よ」プロスペラ母さんの目が狂気に歪む(が、ヘルメットで見えないからセーフ)
「貴方たち、私の娘達に銃向けたわよねぇ? そして娘の未来の義理のお父様殺そうとしたんでしょ?」
「ち……違う! 俺は……」
ひいっ!(怖)
「何泣いてんだお前、殺したりしないから安心しな。殺してくれって頼んだってお前の望みは叶えないわよ!」
プロスペラ母さんが懐からいくつかメモリチップを取り出す。
「テロリストに人権は無いからここで拷問してもいいんですが……拷問がバレて文春で特集記事組まれてもお母さん困っちゃう。やーね、人権って(問題発言)
そ・こ・で・☆
様々な問題を科学の力で華麗に突破! ラララ科学の子であるプロフェッサープロスペラが新たなソリューションをお見せいたします!」
「な、何を……」
「残念な事に、人間の右腕って一本しか無いんですよ……私は彼の右腕を16本! 左脚を64本ぐらいもぎ取りたいのに!」
「ち……治療してからまたもげば……」
「やぁねぇ、ケナンジさん。めんどくさいじゃない☆ 私彼の舌を秒間16枚引き抜きたいわ!」
「え? 何をどうするの?」
「痛みを与えたいんだから、痛みだけ送ればいいじゃない。脳に直接♪」
「まさか……」
「Brain-Machine Interfaceであるガンドなら、身体に傷一つ付けずに痛みだけ脳に感じさせる事が可能でぇっす!」
「た……確かに身体を傷付けて痛みを与える拷問じゃないけど……残酷さがより増してない?」
「法律が技術に追いついていないわね。でも現行法制下ではセーフ」
「ひ……ひでぇ」
「さぁ、どれから始める? 右腕一本3mm幅でスライスとかランダムサンダーで削る奴、アルカリ溶液で溶かすの……色々用意しちゃった☆」
R-15だから具体的な話は削りましょうか。
「一つ質問いいかな?」
「なぁに、ガンさん」
「その痛みデータはどうやってサンプリングを……?」
「ひ・み・つ・☆」