怪傑! ガンド天狗!!!【一回完結】【アディショナルタイム】   作:PureFighter00

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【ロイズのおっちゃん】
お菓子屋の方にもロイズがあるから注釈入れると、Lloyd's of Londonであり保険業の方の「Lが重なる方のロイズ」である。チョコのロイズはROYCE'だ。


補給のオーダー

「あー空さん、ちょっと補給お願いしたいんだけど……

まずね、レオニダスのフルーツゼリーアソートをカートンで……」

 

(レオニダス……スパルタの伝説の王……300人の増員要請?! フルーツゼリーは何の隠喩だ?)

(アソートと言うからには非戦闘……諜報員含めてかもしれないね)

サビーナから話を聴いたシャディクは、すぐさま地球寮からの通信傍受を開始した。先ずは情報、それは間違いない。

 

 

「まだ時期的に間に合うならスペシャリテのマノンカフェ、2ダースぐらい都合つかないかな? ソフィちゃんに必要なんだ」

 

(スペシャリテ。特殊部隊だな。レオニダスと別に2ダース24名……分隊規模?)

(シャディク、MS隊なら2個中隊! 3×4×2!)

(するとレオニダスはMSの運用パッケージか……)

(ソフィ達の為にそこまで兵員配置する? 何か裏があるのでは?)

 

【レオニダスとか】

実在するチョコレート屋さん。創業社長のギリシャ系アメリカ人レオニダスさんを記念して同名のスパルタ王レオニダス1世をマークに採用しただけで、スパルタは余り関係無い。フルーツゼリーアソートは地球寮の皆のオヤツだし、チョコレート好きなソフィ用のマノンカフェは季節限定の1番人気商品。同社のサイトにも書いてある。

 

 

「あとさー、ナジ覚えてる、ナジ? うっかり敵兵死傷させてノートレットさんにデブらされた……そうそう、イラクの時の! あいつ今加古川居るらしいんだよ、3トン半に出来るだけ菓子詰めて送ってやってくんない? 大丈夫だよカーギル辺りに話持ちかけたらナビスコから調達してくれるって!」

 

(ナジの所に補給……妙だな……)

(こちらからの報復に対する増援では? ノートレットは確か……)

(ミオリネの母さんだ。デリング総裁の妻。でも何でイラクに……?)

(カーギルは穀物メジャー、ナビスコはガンダム社の提携先か……)

 

【加古川に3トン半】

普通に支援物資ですが。ノートレット云々はnote.comで「水星のタヌキ ノートレット」で検索したら謎の情報が見つかるよ!

──これが慣例化した為に、ケナンジは激太りしたのである。

 

 

「あと、リリッケちゃんのオーダーでいちごジャム。コンポートみたいな果実感溢れる奴じゃなく日持ちする砂糖ドバドバ入ったの」

 

(リリッケ……いちごジャム??? 砂糖ドバドバ???)

(ロシアンティーだな。あの体型の秘密はそれか!)

 

【いちごジャム】

サビーナちゃん、正解! 昔ロシアやソヴィエトがびんぼこいてた時、紅茶に入れる砂糖が貴重品だったから、濃いめに煮出した紅茶をジャム舐めながら飲んでたのがロシアンティーの源流。くっそ寒いからカロリー摂取しないと生きていけない試される大地だったんだね。(温暖な地域でそんなやり方してると確かに太る)

また、本来ジャムは保存食なので雑菌が繁殖できない程の甘さにするのだが、コンポートの様に糖度が低くて果実感があると腐敗しやすい。アオハタの45シリーズとかは開封後速やかに消費しよう!

ハチミツや羊羹が添加物なしでも腐らない・腐りにくいのはジャムと同じで雑菌繁殖が困難なレベルまで糖度がブーストされているからだ。ハチミツはボツリヌス菌が芽胞になって活動停止するぐらい甘い。

 

 

「あとねー、ガンダム2機とMS型ガンビットを佃煮に出来るぐらい拾ったんだけど、じーちゃんに報告して引き取る算段してもらってー。トン辺り100万ぐらいで安売りしても大儲けですわー。……そんな事しないよ、ちゃんと持ち主若しくは持ち主と連絡取れるグラスレー関係者から言質取った。知らんって」

 

(え? どゆこと?)

(ハメられました。奴らは物流監視でこちらの動きを察知した様です)

(カテドラル13課? いや、類似の組織が他にもあるのかな?)

(穀物メジャーの網に引っかかったのかも知れません)

(……どこでそんな伝手(つて)が……)

 

【穀物メジャーの伝手】

流石のシャディクも調べなかったが、ノートレットの旧姓はマクミラン。経営参画出来るほどの本家筋ではないが、アドステラの時代になっても株式非公開(資本を市場調達しない)カーギル社創業者の一族、カーギル・マクミラン家の末裔である。

この資本力と情報収集能力がデリングが総裁になった力の根源。

 

 

「あと最後に、かなり世話になったからグラスレー寮宛でパイナップル4〜5箱贈っといてくんない? 台湾産の美味い奴。随分儲けさせて貰ったし……」

 

(パイナップル! グレネードか!)

(そんな手でこちらを攻撃!? テロ返しかっ!)

 

「勘違いするといかんから注意しとくけど、普通に美味しいパイナップルだから勘違いすんなよ? 諜報が甘いって指摘されたからすぐ盗聴。バカ丸出しだぞ」

 

((バレてる!))

 

「盗聴するとノイズ乗るんだよね。有線通信の場合」陸さんは少々呆れ顔だ。

それを横目にシバは接収MSの関節油や装甲素材の組成、塗膜の層構造やらパーメットの精製状況を手掛かりにガンヴォルヴァの生産施設特定を急いでいた。これだけのものを作る為にはそれだけの素材が必要になるし、いくら魔女でも魔法でMSは作り出せない。

「隠し通せると思ってか……」

喜悦を浮かべながらほくそ笑むシバは、全くもって悪人顔だった。




お菓子の話しかしてないお!
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