怪傑! ガンド天狗!!!【一回完結】【アディショナルタイム】 作:PureFighter00
「ソフィおねえちゃんかえしてよぉ、これぼくのーっ!」
「ふははははは! I have CONTROL! 喧嘩は先手必勝! 喰らえスレッタおねえちゃん直伝! 三角飛びからのぉ……」
無駄に高い所から現れたガンダムアーリエルが崖を駆け降りる!
「エアリアル?! バカな!」
「エアリアルが2機!?」
「──増え、た……?」
斜面をジグザグにトランザムめいた速度と角度で駆け降りたアーリエルは低い体制から高く跳躍! 絶妙なスラスター制御で加速して前周りの踵落としを
「ふぎゅー」
「はっはー、やってやった、やってやった♪ ざまぁ!」
「エアリアル!」スレッタが珍しくシャキッとした顔で指令を出す。
(発信地座標割れたよ!)
(天狗ちゃん、パース!)
「喰らえ天狗奥義! 鎌鼬!」
ビーム長刀からガンビットカッターが飛ぶ。ランブルリングの会場の四方にそれはあった。
(自分の機体の外から戦場を俯瞰してたのか……)
(よく見える筈だ……)
(さて、ガンビッツ
(((((あいっ!)))))
「ありがとうございますグエル先輩!」
「ま、間に合ったか……」
「やっちゃえなのだ!」「特に許す、やれ水星女ァ!」
どこからともなく、処刑用BGMが流れ出す。
先ずエアリアルのシェルユニットがゆっくりと赤く輝き、そして青、白と色を変えると庇の下の眼が激しく光を放つ。
シャディクが不味いのマを頭に思い浮かべるより早く、ガンビッツはアンビカー(
威嚇するかの様にガンビッツが
ガンビッツの怒りはなおも続く。コクピットブロックを残して本体は蜂の巣の様にされた。無論頭部のビームバルカンについては言うまでも無い。
「えっ……えげつねぇ……」スレッタ怒らせるのヤベェなとチュチュまでドン引きしている。
ガンビッツたちは一先ずビットオンフォームで充電中。スコア8に達したエアリアルの前では全てのMS──ガンダムも含めて、だ──全ての兵器が許可なく動くことは出来ない。シャディク機は蛇に睨まれたカエルの様なものだ。先程まで実戦出力のビームによる飽和攻撃で戦場を掌握していたのが嘘の様だ。
「「「煩悩即菩提とは言うが……」」」
周囲にガンド天狗の厳かな声が澄み渡る。
「「「お前の菩提心は、捻れておる」」」
声に呼応する様にガンダムエアリアルは歩を進める。
「「「一度死んでみるが良い」」」
ずぶりとエアリアルのビームサーベルがコクピットブロックを貫く。グエルが目を背け、ラウダが目を見開き、フェルシーが「なんでコクピット狙えるのだ?」と悩んだが、そこには人影はなく、ただ巨大なインシェルユニットが鎮座していた。
「あ、擬似脳だ!」
同じものを頭に納めるプルだけは「じゃあセーフだね」と安堵している。
「……無人機……なのか?」
「カイロ条約で使用が禁止されているドローン制御技術、セイズだ。発展拡張はしているがな」
天狗は
「パイロットの意識を兵器に転写して操る技よ。アストラル投射とも云う」
「なんなんだ、それは……」
「……(まいったな)……禁止された物事を切望し、拒否されたものを欲する──奴らのやりそうな事だ。お前がこれから立ち向かうであろう困難はこの様な物である。
お前は正しく【汝の意志することを行え】、意志下の愛こそがお前を天命に導くだろう」
「待ってくれ、もっと教えてくれ!! 俺は、俺はどうしたら……」
「三人寄れば文殊の知恵と言うぞ、いるだろう、お前には文殊の知恵を授けてくれる仲間が」
天狗は空高く飛び立ち消えていった。ラウダとフェルシーが駆け寄って来るのが見える──
あっぶねー! なんでグエル先生天狗見てビビんないんだよ! びっくりしたとこで「真面目に生きろ!」逃げするいつもの奴やり損ねたやんけ! これじゃまるでプラスペラ母さんだ! 珪素生命体として軽率にライブ感マシマシにするのは控えたい所だ。サマヤ家の悪習に染まりつつあるな僕も! あー、危ないとこだった!
と、なんか思わせぶりな口ぶりをしていましたが、あまり考えの無い即興だった模様です(筆者注)
一応こじつけとかテーマっぽいのはある。