怪傑! ガンド天狗!!!【一回完結】【アディショナルタイム】   作:PureFighter00

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ケータリングは見事なものでした


戦勝会の陰で

「乾杯!」

「「「「「乾杯!!!!!」」」」」

 

ランブルリングは中止になったが、実戦火力の乱闘が起きつつも死者はゼロ。1番の重症者は解放性骨折したグラスレーの生徒ぐらいで、大半の攻撃を食い止めたディランザとダリルバルデのお陰で施設損傷も軽微だった。そして……

「兄さん! 今回の施設破損の復旧、ウチが指名された!」

「本当か! やったな!」

「もっと壊しておけば良かったのだ……」「フェルシーw」

「おい、ラウダ……これ……」

「……!デリング総裁のサイン!」

「良かったなミオリネ! お父さん目を覚ましたみたいだぞ!」

「もう一通きてる筈よ」

「……ぇ?」

「報奨金。ダリルバルデもディランザもボロボロでしょ? 親父から巻き上げておいたから」

 

「「「おおおおおっ!」」」

盛り上がったジェターク寮学生たちは「おお我等のディランザ」「熱き心は重装甲に宿る」「守れ僕らの重MS」などを肩を組んで熱唱するなどした。全部作詞してると話が進まなくなるのが残念である(無念)

 

 

【おお我らのディランザ】

84話タイトロープに一部歌詞が掲載されている。

 

我らが作りし、ディランザは

価格は控えめ 高性能

  デカいは強い!

  重いはパワー!

行け行け(ぼく)らのディラァーンザ!!

 

我らの誇り、ディランザは

重厚長大(じゅう・こう・ちょう・だい)、溢れるパワー

  デカいは強い!

  重いはパワー!

行け行け(ぼく)の(私の)ジェターク社!!

 

8番ぐらいまであるらしい。本編でこの歌採用してくんねぇかな(無償提供確約)

 

 

「「つよい! つよい! めちゃくーちゃ強い! こいつーにゃおててが6本あるぜー、こいつーにゃあ、おててぇがぁ、6本あるぜー♪」」

雪山讃歌のメロディでダリルバルデを讃える歌が爆誕する熱狂の中、プロスペラとベルメリアはフロント管理部と共にグラスレー社が保有する黒太子号の係留デッキに向かっていた。

 

 

「僕は祝勝会でよかったんでは……」

「一連」

「托生」

社長とベルさんの言葉に項垂れて従うガンさんは、フロント警備部から「その道に詳しい人」という事で捜査協力を依頼されている。目的はグラスレー寮が保有する黒太子(ブラックプリンス)号の査察だ。話はほんの少しだけ遡る。

 

「構造上、こことここに重量物載せる設計になってるでしょ、こっちはコンテナ入れるから分かるけど、こっちは倉庫でこんなに硬くする必要ないじゃん。通路も狭いし、重量物入れとく構造じゃない。あと電気系統不自然に分離されてるし、ネットワークもここだけ別。これ最初から建造時点で別設計の装置入れる前提じゃん」

20枚ぐらい設計図面に目を通し、数値データからシェルユニット内に3D CADモデルを作成。それをガンビット達と共に確認しながら所見を述べる。

「こういうの得意なんですね、メルさんって」

「我が社の現役技師ですもの☆」

「……初見で見抜けるものなんですか?」

「僕は頭の回転が早いからね」コツコツと頭を叩いてみせるがそこは空っぽだ。僕の脳はエアリアルの中にある。

「黒太子号の積荷をトレースしましたが、MS3機分の資材が消えています」

「さっきのランブルリングに乱入した赤いの、でしょうねぇ。積荷検査は?」

「偽造ですね。担当者名が違う。その時間そいつは私用電話で席外してます」

「じゃあ、ビンゴでしょ。グラスレーはドローン戦争時代からアンチドート系やってたんだし、セイズぐらい自社でも検証してるでしょうし……」

「セイズを組み込んだMSを開発している?」

「でもあれ、ヴァナディースより昔の技術よ?」

「昔過ぎてアンチドート系の技術はグラスレーに残ってないぐらいに、ね」

「しかも技術的な洗練がない……」

「申し訳ありませんが、ご同行をお願いできませんか?」

「やだよ。ジェタークのキャンプファイアに混ざりたいもん! 美味いものたくさん出る筈!」

「美味いものならお手伝い頂いた後でも……今回警備部通じて船調べるように要請して来たの、カーギルなんです……捕らえたグラスレーの学生も政治取引で奪われました」

「お肉屋さんが? なんで?」

 

 

「戦乱抑止にそれだけ力を入れているとお考えください。デリング氏を血族の輪に喜んで迎え入れたのもその一環……」

制服の違う武官じみた人たちは、ジェタークへの差し入れを運んできた船に乗って来たらしい。上陸する理由付けにケータリング使うか……金かかってるなぁ。

「フロント管理部だ。騒乱罪の疑いがある為臨検を行う。速やかにご協力頂きたい」

「副艦長のリエント・イェーガー一等宙海士です。当艦はフロント警備部の上位に……」

「ベネリットグループ総裁直々の許可証だ」ぴらり

「総裁は意識不明の……そんな!」

「今は意識がお戻りのようだ。早速バーベル担いでスクワットしてるらしいぜ?」

偽情報(フェイク)……」

 

この人たち、本当にテロリストやる気あるのかなぁ?

 

【偽情報】

スパイ、ダブルスパイ、トリプルスパイは当たり前ぇ!の世界では、騙し騙されは常態化しているし、善良な市民の皆様にご協力頂き情報を取ったり与えたりもする。30年近く昔には、オウムのパソコン関係事業の洗い出しの為にパソコンパーツ屋を抱き込んで商流調べ上げたりしていた。

いやぁ、ヒューミントは大変だ。




公安の皆様が必死でお仕事してくれるから、僕もトンチキな話を書いて遊んでいられるのだなぁ。
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