怪傑! ガンド天狗!!!【一回完結】【アディショナルタイム】 作:PureFighter00
さて、金はいつでも大切だ。金がなければガンド義肢の開発も出来ないし、金が無いからガンドアーム開発する羽目になったヴァナディース機関は(余計な事したから)潰された。
つまり、ビンボーが悪いのである(結論)
現在、水星開発をやっているのはシン・セー開発公社である。水星はパーメットの採掘事業と共に発展し、本来採掘関係企業だったシン・セーは過酷な環境下で発生する事故に対応する為の医療義肢技術を(仕方なく)発展させて行く。この時にヴァナディース機関とのコネクションが生まれ、オックスアース社と共にヴァナディース機関と取引をしていた。
……そして、パーメットが水星だけではなく月でも採掘できると言う衝撃的事実が判明する。
びっくりするぐらい水星は急速に寂れた。そらもう現代日本で言ったら夕張ぐらいの勢いで。今も一応水星にシン・セー本社は存在しているが、既に月面やラグランジュ1への本社移転の話が立ち上がっている。そらまぁ消費地に近い地球近郊の方が運搬費も安くて経済的だし、取り巻く環境も月面の方が破格に良い。寂れない訳が無いのだ。そしてシン・セーの売上と粗利と株価は急転直下で下降して、その結果としてヴァナディース機関への投資が凍結……彼らは禁断のガンドアーム開発に舵を切る羽目になった。ある意味で僕は、月でパーメット採掘出来る様になったから生まれた様なものだ。人生って、不可解だネ!
どれくらい地球と水星が遠いか凡例を出そう。地球からの距離は双方が太陽公転軌道を取るため、8210万〜2億1710万kmと可変。これに対して月と地球の距離は「たった」384,400 km。水星と地球が最も近付いた時でさえ、月までの距離と200倍の差が出る。遠い時なら560倍だ。
この輸送コストの圧倒的な差により、パーメットの単価は篦棒に低下した。もう投資家が何人首を括って朝の中央線に飛び込んだかクラスで暴落。これではなんぼ水星の方が良質なパーメット鉱床を持っていても勝ち目がない。
と、言うことで水星で山師をやっても勝ち目はなく、一部の採掘場で試掘をお情け程度でやっているのが現状である。
しかし、水星には過酷な環境で培ったモビルクラフトの開発・運用実績と、大規模鉱山運営ノウハウがある。今シン・セーが月に売り込もうとしているのはここだ。特にガンド接続可能なモビルクラフトは何故かデリング氏にガンダム判定されず、大切な収入源になっていた。(武器に使わなければ、基本はスルーらしい)
ここで僕の叡智の結晶、シェルユニットが赤く輝く。そうだ、まずガンド・ツールの仕様をまとめて天下を取ろう。パテント商売は僻地でも出来る。ガンド義肢に直接アタッチ可能な工具の仕様を固めて、次にガンド
必要は発明の母であり、これがクソほど売れた。ガンド腕の手首から先を自動車用インパクトにしたり、トルク制御可能な電ドラにするのだ。特に高所作業に従事する有重力下でのモビルスーツ整備士にはめちゃくちゃウケた。生身の腕があるのに義肢化する奴まで出た。ワッハッハ、これがガンド、魔法の技よ!
痒いところに手が届く……ガンドツール!
歓喜に震えて特配出そうとする経営陣を抑えて更なる商品開発に予算を計上。倍ブッシュだ!
最大トルク485.5N・m! 科学の力だ「パワーガンドツール!!」
一般知名度は馬鹿みたいに低いが、シン・セーのガンドツールは現代日本に於けるVESSE○の電ドラ○ールやマキ○のペン型インパクトドライバー並みに業界を席巻し、ここ2年ほどベネリットグループ最下位の売上だったシン・セーを浮上させる契機となった。なけなしの貯金でシン・セーの紙屑の様な株を買っておいた僕はちょっとまとまった金額を手に入れたし、企画提案して売り上げ作ったプロスペラ母さんは事業開拓部部長のポストに就いた。ワハハ、母さん見たかい? これが計画と実行というものだよ!
この様にして僕らは、ガンダムエアリアルの開発予算や開発規模を拡大した。金が無いのは首が無いのと一緒だが、金があるなら翼を得たも同然じゃ!
今ー私のーねがーいごとがー
かなーうーなーらばー
よさーんがーほしーい(研究職アルアル)