今話は『(改悪レベルの)一夏アンチを見たい人』『作者と同じぐらい性格のねじ曲がった人』の閲覧を想定しています。よって、
純粋なISファンや一夏ファン
アンチ・ヘイトものに対して少しでも嫌悪感がある
原作至上主義
原作リスペクトが無いのは許せない
のいずれかに当てはまる方は、閲覧せずブラウザバックすることを強く推奨します。
と言いますか、正直見るべきではありません。
上記の警告を無視して閲覧した結果、不愉快な気分になったとしても当方は一切関知しません。
本当によろしいですね? 警告はしましたよ?
ある時、突然織斑は研究所から解放された。
彼は喜んだ。やっと解放された、自由になった、間違いが正されたんだと。
だが、違ったのだ。
「篠ノ之博士がISのバグを解消してな、世界中で少しずつだが、新しい男性操縦者が出てきたんだ。つまり、お前の希少性は無くなった。調べる
ただ、要らないから捨てられたのだ。
(もう、どうでもいい……)
もう、何も考えられない。ただただ、彼の足は研究所の出入口を目指していた。
そして、出入り口の自動ドアが見えた瞬間、織斑の背後に女性がぶつかり
――ドンッ!
――ザシュッ!
「え……?」
背中にまず衝撃を、続けて痛みと熱を感じて、織斑はそのまま前のめりに倒れ込んだ。
「お前の……お前のせいで、私達は破滅よ!」
そう口にしながら、その女――先日消滅した、女性権利団体の残党――は織斑の背中に跨り、
「くそっ! くそっ! 千冬様の! 千冬様の弟のくせに! このっ! 出来損ないがぁっ!」
――ザシュッ!ザシュッ! ザシュッ! ザシュッ! ザシュッ! ザシュッ!
何度も何度も、手に持ったナイフを突き立てる。
「がっ! あっ! ごっ!」
(な、なんでだよ……なんで俺が、こんな目に……!)
こんな事態になっても、守衛はおろか、誰もこの入口のホールにやって来ない。そう、女が手を回していたのだ。
「千冬様の弟だから目をかけていたのに! ポッと出の2人目に惨敗するわ! クラス対抗戦で醜態をさらすわ!」
――ザシュッ!ザシュッ! ザシュッ!
「おまけに、せっかく2人目を消してあげようと、ドイツ娘のISにVTSを仕掛けたにも関わらず、余計なマネをして、千冬様の顔に泥を塗り重ねるわ!」
――ザシュッ!ザシュッ! ザシュッ!
(俺が、千冬姉の顔に、泥をだと……? そんな……俺は……!)
この期に及んで、織斑はまだ自分のやらかした罪を理解していなかった。彼にとって、己の善意から為した事が時に罪なり得るとは、想像の埒外なのである。
「はぁ……はぁ……」
やがて、女が馬乗り状態から立ち上がる。そして、あらかじめ用意していたのか、通路の脇に置いていた小さなポリタンクを持ってくると
――バシャァァッ!
中身の液体を、織斑に向けてぶち撒けた。
「な……?」
「私達だけが破滅するなんて許せない。お前が生きているなんて許されない……!」
(なんで俺が、こんな目に……)
最後に織斑が見たのは、女が自分に向かって投げつけた、火のついたマッチだった――
続いてのニュースです。本日午前9時20分頃、国立IS研究所で火事がありました。
現場は研究所のエントランスホールで、当時、スプリンクラーが点検のため停止していたため、初期段階で鎮火がされず、被害が拡大したとのことです。
火は40分後に消防によって消し止められましたが、この火事で、エントランスホールにいたと思われる人物の焼死体が、消火後に発見されました。
遺体は完全に炭化・白骨化しており、警察ではDNA鑑定は不可能とし、残った歯型などから身元の判明を急いでいます。
現場にはガソリンが入っていたと思われるポリタンクが見つかっており、警察では殺人・放火事件の可能性を視野に入れて捜査しています――
『上手に焼けました~!』
どこかで、
これが本当のラストです。
自分で言うのもなんですが、これ書いた奴、ホント頭イカレてんなぁ。
そもそも本作を書こうと思ったのは、一夏アンチものって大概が後々矯正されるものばかりで、どん底まで落ちるパターンが無かった(見つけられなかった)からなんですよ。
「1本ぐらい、思いっきり突き抜けたのがあってもいいんじゃね?」的な。
なぜに一夏をローストしたかと言えば、某アニメの三合会幹部が、事務所をヨルダン辺りまで吹っ飛ばされて、ケツをローストされかけたからです。(酷い風評被害)
で、ローストするにはそれなりの理由(本作では女権団に恨まれる)が必要ですから、一夏には作中で色々やらかしてもらうことにしました。
そうすると、ご都合主義とか主人公補正が邪魔なので抽出、再利用されないようにオリ主やヒロイン勢に分配したらこうなりました。
つまり、オリ主の翔や美波が、ざまぁ系なろう作品みたいな俺TUEEEEになっていたのは、おまけなんです。あくまで主目的は一夏をローストすることですから。
それでは改めまして、ここまで『一夏のくせになまいきな』を読んでいただき、ありがとうございました。
続編は……あったとしても、日刊は無理です。(もう懲りた)