ふぅ……よく寝た……
今日は何事もない日でありますように……
「おい雑種ゥ!!」
「はい? どうかされましたか?」
うわぁ……昨日の金ピカさんだよ……
圧やばいしその雑種呼ばわりやめてくれないかなぁ……
「ベガスに行くぞ!!!」
なんで?
え? ベガス……ラスベガス?
レイシフトで? 何しに……まぁカジノなんだろうけど。
っていうかアレだな。
何事もないという望みは完全に断たれたな。
「む? どうした雑種。この我と共に行動できる歓喜の余韻に浸る暇など無いぞ。疾く我に着いて来い!」
「いや、その、まず……どちら様ですか?」
まず俺、貴方の名前聞いんですけど。
知らんことを知識してもマジで意味ないから出来れば教えて欲しいです。
「あぁ、そうであったな。この我が雑種たる貴様に特別に名乗ってやろう。我の名はギルガメッシュ!! 唯一無二にしてゴー⭐︎ジャスを極めしウルクの王である!!」
「【芸術】(土下座)!!!」
『【芸術】(土下座)05≧01……クリティカル』
ヤベェ!! 超ヤベェ!!! 半分神じゃねぇか!!!
俺バカ! バカすぎる!! なんでよりにもよってこの人に「どちら様ですか?」とか言っちまったんだよボケが!!
10秒前の自分を殺してあげたい!!
「ほぅ? 実に、実に良いぞ。己の立場をこうも弁えておるヤツは此処に来てから貴様が初めてよ」
「恐悦至極に御座います!」
許してください本当マジで!
俺知らなかっただけなんで!
マジで知らなかっただけなんで! 仕方ないじゃないっすか! だって超古代シュメル人の人相なんて知りようがないもん!
「うむ、やはり貴様は気に入った!! 先程までの不敬、全て我が赦してやろう!」
「有難う御座います!!」
や っ た ぜ。
気に入られててよかった!! マジでなんでかわからんけど気に入られてて良かった!!
「では着いて来い! ベガスだ!!」
「はい!!!」
□□□□
はい、レイシフトして参りました。
あ、ちなみに幸運判定は成功です。
アレ失敗したら何が起こるんだろうね?
時間旅行って話だしティンダロスかな?
こっちが行くのか向こうが来るのかわかんないけど。
「うむ!! ベガスだ!!!」
「こ、ここが……」
ス……スゲェ……
いろいろなものがメッチャキラキラしてる……
ラスベガスなんて行ったことないし見たこともなかったけど、こんな感じなのか…………
「では行くか! この我に相応しきカジノへ!!」
「はい!!」
ベガスって言ったらカジノですよねやっぱり!!
でも正直言って貴方に相応しいカジノってなんかエグそうなんですけど! 億とか普通に動きそうな所なんですけど!!
□□□□
えっと……ここ……かな?
なんか……うん、ピラミッドって感じのカジノ。門にメジェド様を模したであろう布を被った人もいる。
なんでピラミッドなんだろう? かのクロコダイルさんもピラミッド型のカジノにしてたし何か意味があるのかな?
「イラッシャイマセイ。担保金の提示をお願いします。QPでしたら10億QPになります」
「そら、くれてやる」
待って待って待って。
QPって何? お金みたいな感じ? っていうかまずQPが何?
ギルガメッシュ様が渡したあの青い宝石みたいなヤツがQPなの?
アレかな? ルピーみたいな感じで色で価値が分かれる感じかな?
いや、まず担保で10億要るカジノってソレ、石油王とかが来るタイプの……いやこの人石油王以上だったわ。
何の問題もないな、うん。
「おい、雑種。疾くこれをチップに換えてくるが良い」
「あ、はい」
うわぁすげぇ……中メッチャ綺麗……
ピラミッドの中ってこうなってたのか……知らんかった……
いや、実物は絶対に違うんだろうけど。
そういえば俺、ピラミッドの中なんてマリオ64でしか見たことなかったな……
しかし、なんか……メジェド様一色です。
至る所にメジェド様がいるし従業員もメジェド様です。
不気味です。
あ、換金お願いします。
これで大丈夫ですか?
「さて、チップも確保できた……ではまずはスロットでもやってみるとするか」
スロット……一応ゲーセンで何回はやったことあるなぁ……
一回だけ大当たり引いたこともある。
でもその時の音がデカ過ぎて次からやめた。
「おい、雑種。どうした。貴様も疾く座らんか」
「あ、え? よろしいのですか?」
「何を言っているのだ戯け。座らねばスロットなぞできぬであろう」
「あ、はい」
と、取り敢えず座ったけど……俺、チップなんて持ってないぞ?
「そら、貴様の分だ。速攻で溶かすでないぞ」
あ、チップくれた。1枚だけ。
……1枚だけ。あの、もうちょっと……ってもう始めてやがる。
……まぁ、仕方がない。やってみるか。
まずチップを入れて、レバーを回せば……
『【幸運】80≧72……成功』
チップが100倍と。
……いや、【幸運】チート過ぎん?
80%で100倍になるんなら理論的には絶対に増え続けるぞ、コレ。
まぁいいや。増やせるだけ増やそ。
□□□□
「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」
うるさっ。
マジでうるさい。隣が超うるさい。
いや、うん。でもまぁ。気持ちはわからんでもない。
今我々の足元には山のようなチップが積み上げられております。
俺は【幸運】でアレだったけど、この王様も相当だったみたいでメッチャ当たる。
もう面白いくらい当たる。
俺の隣にいるこの人と一緒に3、4台くらいのスロットのチップを枯渇させるとかいう訳のわからないことが起こるくらいよく当たる。
なんかこの声も相まっていつ店の人が来るのか……
「あ、あの、お客様……」
ホラ来たよもう。噂をすればなんとやら。
いや、でもそれでこの人止まるかな……
「フハハハハハハハ……む、もう来たか。よし、雑種! 行くぞ!」
え、アレ?
あっさり?
「さぁ、疾く! 疾く換金所に行くぞ雑種! 急げ!!」
「あ、はい!!」
くっ、チップが多い! 持てるかこれ……
『【STR】×5=40≧21……成功』
あっ、成功しました。
アレ? 王様……速ッ!? もうあんなところまで!?
急げ急げ……
「フハハハハハハハハハハハハハハハ!! おお、誰かと思えば
「ハァ!? 何よアンタ! アンタこそ手ぶらじゃない! 無駄にある蔵の金を全部溶かして、私の為に肥やしを撒いてきたんじゃないの!?」
「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! 救いようのない莫迦とはこのような者を指すのであろうなぁ? この我が金を溶かすなど、有り得るワケがなかろう!」
「すみません! 遅れました!」
いや、本当にすいません。
コレ割と重いし視界塞がるしで歩きにくいんです。
だから許してくださいなんでもしますから。
「………………………………は、ぁ?」
「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」
うるさ。
「ベストタイミングだ雑種ゥ!! フハハハ!!! 見よ! 見るが良いぞ雑種!! あのイシュタルめの晒す間抜け面を!! フハハハ!! あまりにも愉悦!! 我、大満足!! やはり貴様を連れてきたのは正解であったわフハハハハハハハハハハ!!!!」
「有難う御座います!!」
あ、換金お願いします。
多少時間かかっても大丈夫っぽいんで、ゆっくりお願いしますね。
「……ハッ、な、な、何よ!? あんなの端金よ端金!!! 今に見ていなさい!! このスーパーセレブ女神である私が! アンタの50倍以上は稼いでやるんだからね!!」
「フハハハハハハハハハ!!! 貴様が! 貴様がかイシュタル!? フハッ、フハハハハハハハハハ!! 腹が! 腹が捩れる!! この我を笑い殺すつもりか駄女神めが!!」
「くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
イシュタルっていうと……あの、アレか。
守護神のクセに守護してる都市滅ぼそうとしたり、山相手に勝利宣言したり、冥界でバカな事やったヒステリック金星女神か。
「フハハッ、フハッ、行くぞ雑種ゥ!! 行く先は勿論最高級ホテルの最上階よ!!」
「はい!!」
「今にアンタらに吠え面掻かせてやるんだから!! 覚えてなさい!!」
アレ!? 俺もロックオンされた!?
ギル様は弓の方です。目的は徹頭徹尾イシュタル様です。
旧支配者さんと邪神ハンターはもうそろで来ます。
感想と評価、くれ(懇願)
攻撃の時の判定要る?
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要る
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要らん