異聞帯……う〜ん……字面からじゃあ分かんないな。
でも多分アレでしょ? 特異点と同じような感じなんでしょ? 多分。
しっかしインド……インドかぁ……
インドの情報なんて俺、ジョジョでしか見たことねぇよ……
いや、教科書とかにも載ってたけどさ。国民の殆どヒンドゥー教だとか、総人口世界3位とか、その辺の情報しかなかったんだよなぁ……
あ、でもインド神話はちょっと齧ってるな。
三大神とか乳海攪拌とか、それとアルジュナクリシュナにラーマ。
まぁ、そんくらいしか知らんのだけども。
いやぁ、シヴァとかブラフマーとかって色々なゲームに出てくるからちょっと興味湧いて調べてみたんだけど、まぁ、世界滅びすぎじゃない?って思ったよね、うん。
……あれ? ちょっと待てよ? もしかして俺、インドじゃなくても日本以外の場所のことほとんど知らないんじゃ……
うん……家に帰ったらちゃんと勉強しよう。
使う機会は多分一生来ないと思うが。海外旅行はあんまり行きたくない。
いや、なんでも両親が海外旅行に行って味覚の違いにストレスがヤバかったとか、日本人はよく詐欺られるとか、そんなことを聞いちゃったもんだから、ちょっと……ね。
まぁ実際に行ってみたら色々違うんだろうけども。
で、と。
この文面を見る限り多分俺は向こうで召喚される……らしい。
召喚って多分……アレだよなぁ。俺が此処に来た時のヤツ。
「応じて」なんて言われてもあの時そんな、「応じてくださーい!」的な呼びかけが一切なかった気がするんだけど、そこんとこどうなんだろう?
うーん……わっかんねぇ……【知識】振っても多分出ないだろうし、いきなり周囲の景色が変わる準備だけしておくか。
……うん、よし。そうと決まればまずは腹ごしらえと行きましょうかね。
そんくらいの時間はあるでしょ……あるよね?
嫌だぞ俺。食べる寸前に強制移動とか。今スゲェ腹減ってるんだから。
えー……どうしよう。
カロリー○イト的なヤツだけにしておくべき────
「あ、え!? 成功しました!」
『え!? ホント!? ホントに成功しちゃったの!?』
はい、あー、うん。こうなるとは思ってたよ。
しかし急に直射日光はやめてほしいですね。ちょっと目が痛い。
できれば屋内で召喚して頂きたかった。
しかし、SANチェックが無いな。これはもう2回目だから慣れたってことかな?
……段々と逸般人化してきてるな俺。日本に帰っても前通りに暮らせるか不安になってきたぞ……
『えー……なんでだろ。うーん……全っ然わかんないなぁ……』
『なんでも構わんよ! つまるところコレでこの異聞帯攻略が更に楽勝なものになったというワケだろう?』
おや? この声は……ダヴィンチちゃんと、所長さんかな?
なんかダヴィンチちゃんの声を聞いてる限り、なんか不測の事態的な感じっぽいんだけど。
え? 俺なんもわかんないけど何かしらヤバいことやらかした?
「あの……コレが手紙にあった現地で召喚ってやつでしょうか……?」
『あ、もしかしてカルデアの一栗君と同じ一栗君かい!?』
ん? は? え? カルデアの一栗君と同じ……?
ちょっ、え? 本当によくわからない。マジでよくわからない。
え? なんなの? ドッペルゲンガーでも召喚するつもりだったの?
「あ、あの……なんか拙かったでしょうか?」
『いやいやいや! 全然全然! むしろよく来てくれたよ! 正直私にも何がなんだかよくわからないけどね!?』
あ、そうなんだ。よくわからないんだ。
……ん? それって実は結構ヤバめのヤツじゃない?
「ほう、新しい仲間か! よろしく頼むぞ!」
「味方が多いというのは良いことだ。歓迎する」
「
「あ、どうも。よろしくお願いします」
えっと、すごい赤いモフモフな人と、肩がすごい出てる人。それと浮いてる人。
うん、一人またキャラが濃そうな女性がいるけど、残りは二人とも男。つまり良い人。
勝ったな。風呂入ってくる。インドに風呂の文化あったっけ?
……あー、いや、確か沐浴ってヤツだった気がする。
で、それはそれとして、色々と説明が欲しいんだけど。今から説明ってある?
あ、あると。それは良かった、本当に良かった。
もう何から何までしっかりと説明して頂きたい。切実に。
□□□□
…………成程ね? 大体理解した。大体だけどね?
1つ1つ整理していくと、此処は異聞帯っていう、パラレルワールドみたいなところで、本当はあり得ない世界線が空想樹とやらのせいで定着しちゃってると。
で、その空想樹を切り倒して、元の世界線に戻す……でいいのかな? すると。
そして空想樹を切り倒すためには色々な敵が立ち塞がって来るのを押し退けなくてはならなくて、そのために俺たち英霊が呼ばれたと。
でも実は召喚するつもりがあったのはそこの二人だけで、俺はそこの二人を喚んだリソースの残りカスで誰か喚べないかなぁ、と適当に喚んだらなんか喚べちゃったと。
いや、俺、適当かい。言うに事欠いて適当かい。
ちなみにあの手紙なんだが、どうやら立香ちゃんはカルデアの英霊を一時的に召喚して戦えるらしくて、俺はそれに起用される、っていう意味だったらしい。
言っちゃえば俺の召喚は完全に想定外っていうか、イレギュラーというか、そういうアレとのこと。
別に俺としては最初からこっちの方を想定してたから全然構わないんだけどね?
しかし、言っちゃあアレだが、まさか本当にカルデアが世界を救う機関だったとは。
完全にヤバいところだと思ってたぞ、カルデア。
できればもっと服装的な意味で秩序を保ってくれ。あの風紀委員モドキとは別の組合で。
そんで、この二人はカルナとラーマ。女性は哪吒。
流石の俺も聞いたことがある三人だ。ラーマはブラフマーストラの人、哪吒は封神演義の人と覚えている。
カルナさんは優し過ぎて身包み剥がされて殺された人……で、合ってる?
そんなインドの大英雄の御三方からするとどうやらこのインドはなんか変らしい。
地形に見覚えがないし、なんだか寂しい感じがするそうだ。
あとシータさんはいないらしい。
……いや、そりゃあアンタ、呪いがあるでしょうよ。
あと、遠くの方に馬鹿でかい、よくわからん変な立方体がある。
大英雄様方も見たことも聞いたこともないようなもので、異聞帯特有の何かだろうと言う結論が出た。
カルナさんは少し心当たりがありそうだったが、本人にもよくわかんないらしい。
俺もそう言う時は無限にあるので、気持ちはわかる。
『さっさと調査に向かうのだ! 世界の危機だからキリキリ動きなさいよ、ホント!』
「なぁ、マスターよ。お前の上役とのことだが、どうしてこの男はこうも偉そうにできるのだ? 余は王なのだが」
「ふ、普段は良い人だから。今は緊急事態でちょっとピリピリしてるだけだから」
えー……大英雄様にその傲岸不遜できる胆力、いいなぁ……
俺も欲しいよソレ。あればカルデアの女性陣とまともに会話できそ……あ、いや、違う。多分この人、カルデアの女性陣に揉まれてこの胆力つけたんだ。
………………うん、やっぱいらないや。
『では、そろそろ行動開始といこう』
『そうだね、まずは周囲の探索から、かな。ひとまずこちらが支持する方角へ向かってくれ。野獣が出るかもしれないけど、ま、キミたちなら大丈夫でしょ!』
「はーい!」
「「「「了解」」」です!」
「承知した!」
まぁ、最初は探索だよね。クトゥルフでも基本だし。
で、探索ってことはとりあえず目星聞き耳だな。
『【目星】90≧60……成功』
『【聞き耳】60≧74……失敗』
特に……何か……特筆すべき情報……ないね。
強いて言うなら見渡す限りの湿地帯ってことかな?
しかし、できるなら聞き耳も成功したかったなぁ……
ヤバいヤツの鳴き声が聞こえるようだったら進言もできたんだけど……まぁファンブルじゃないからOK。
『じゃあ、まずは東、かな。そのまま正面だ』
俺に今できることは多分終わったし。あとはもう指示通りにフィールドワークか。
小学校の時にやったようなやつは情報万全、危険ほぼ0、道は結構ちゃんとしたのがあるって感じだったが、今回みたいな未知ばっかり、危険MAX、道なんてないってのは初だな。当たり前だけど。
でも大丈夫。何故なら俺は千葉県民だから(?)
千葉県民は最強。かの比企谷君もそう言ってた。
……アレ? 言ってたっけ? 言ってなかったっけ? どうだっけ?
あ、ちなみに俺もマッ缶は大好物です。
ウチの家の前に丁度マッ缶を売ってる自販機があるんだけど、いつもそこでマッ缶買ってる。
マッ缶は千葉県民のソウルドリンク。異論は認めん。
あと、ペットボトルのヤツも俺は好き。
人によっては無理って人もいるけど。
……しかし、野獣が出るのか。
野獣、野獣ねぇ……俺が今までに出会った野獣っていうと、猪と、鹿と、山羊と……そんくらいか?
こん中で一番嫌いなのは、鹿だな。
あ、野生のじゃないんだけどね?
いや、あのねぇ、アレなのよ。俺、小六の時に家族と京都奈良に行ったことがあるんだけどねぇ。
興味本位で鹿せんべい買ったら鹿に圧殺されそうになってねぇ……
あー……ちょっと盛ったな、今の。ただすごい量の鹿にどつかれたってだけ。
まぁ、それでちょっと、トラウマが。
多分、お腹減ってたんだろうね。
去年の修学旅行の時にクラスメイトが鹿せんべい買ってたけど、その時は鹿も結構大人しかったし。
夏休み中に行ったのが悪かったのかなぁ……
『前方より急速に接近してくる生体反応! 各員戦闘準備!』
お、野獣かな?
えっと……狼と……猪か。
インドにオオカミっているんだ。初めて知った。
まぁいいや、とりあえずぶっ飛ばそう。
更新が遅れた理由→テストとBOX。現在20箱。
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