「ーーーーまぁ、そんなわけで別に捨て鉢になってるわけじゃないから、勘違いしないでね?」
「…………はい」
……本ッ当に、話が尋常じゃなく上手いな。ぺぺさん。
この人にTRPGさせたら絶対にクソ強い。
話の流れを乱さない程度にAチームとかクリプターとかの話題に持っていって、すぐに戻す。
それを繰り返して繰り返して、最終的にはガッツリそっちの話に持っていく。
いや、本当に上手すぎる。前職カウンセラーだったりしない?
「まぁ、そんなところね。私が言いたいのはこのくらいかしら」
「はい、ありがとうございました。一栗さんも、ありがとうございました」
「いえいえ、自分は何もしてないですよ」
実際マジで何もしてないからな。
でも好感度は多分稼げたので、万事OKです。
「じゃ、私はちょっと彼ともお話をしてから寝るから、マシュちゃんも早めに寝るのよ?」
「あ、そうですか……では、私も同席してよろしいでしょうか?」
「ええ、構わないわ。アナタも、いいわよね?」
「構いませんよ」
……そういやそうだった。ぺぺさんの話術に感心してて完全に忘れてた。
あー……ヤバい、嫌な予感しかしない。あの時のぺぺさん目ェ笑ってなかったもん。……一応、【言いくるめ】の準備だけしておくか。
「ーーーーそうね、まず、貴方って何の英霊なのか教えてもらってもいいかしら?」
「え?それは……アレ?……………………???」
アレ?そういえばそうだ。今まで特にそんなこと考えてなかったが、そもそも俺って何の英霊なんだ?
別に何か偉業を為したという訳でも無し、架空の英雄という訳でも無し。
だが、俺のスキルから考える限りだと『探索者』になるんだよな。
いや、でもそれは俺のGMが……アレ?ん?どういうことだ?
ちょっと待て。一旦整理しよう。
まず、英霊召喚について、だ。
今俺がわかってることを纏めると、
・英霊は過去の英雄が、実在の是非に関係なく召喚される。
・イリヤちゃんのような一般人も召喚されることがある。
・ガネーシャ神のように一般人を器にして神を下ろした存在も召喚される。
……ってかこう見ると、イリヤちゃんの例が謎すぎるな。彼女ももしかしたら何かしらの器として召喚されている可能性が高い。
ってなると、同様に俺も何かしらの器として召喚されている、という可能性が出てくる訳だ。
……ん?まさか、アレってつまり『そういうこと』なのか?俺の中にいる邪神が何かしら干渉してきたのか?
…………いや、それにしては俺のスキルがあまりにも探索者……というか俺すぎる。
ガネーシャ神のスキルを側から見ていた限り、しっかりとガネーシャ神っぽい感じのスキルだった。だったら俺もそういう邪神が入ってきたなら、そういうスキルになっている筈だ。
そうなると、俺は『俺』ーーーーつまり、『一栗雄太』の英霊である可能性が一番高いわけだが……それだと矛盾が生じる。
俺のこのGMの作成が偉業であったとしても、俺がこれを為したのは現代だし、しかも俺はまだ生きていた。
器として召喚されていないのなら、生きている俺が召喚される訳がない。
ならば、だとすれば、俺は一体…………?
「えぇっと、その、すみません。……実は、一栗さんの真名に関しては誰も知らないんです。恐らく、一栗さんも」
「え?そんなことってあるの?本人でしょ?」
「あ、はい。マジで知りません。俺としても急に召喚されて、訳がわからないまま成り行きでここまで来たので……」
「えー……そういうこともあるのね……アラ?でもアナタ、その割には自分の宝具が何なのか分かっている感じあるけど……」
そうか、宝具!!
俺の宝具……確か、特殊技能【連続攻撃】…………そういえば、なんだ?これは?
今までは『そういうモンだ』と思ってたが、今考えると謎すぎるぞ、コレ。
クトゥルフにこんな技能はない。俺もこんな技能は一回も作ったことないし、KPとして許したこともない。
だったら、これは一体全体、『何』なんだ?…………GM。【アイデア】、技能の方だ。
『【アイデア】55≧34……成功』
…………宝具では、無い?
え?は?訳が分からん。どういうことだ?
英霊ってマスターの指示には絶対服従なんだろ?で、立香ちゃんが俺に宝具を指示した時は、コレが出た。
だったら、コレは宝具のはずだ。だったら、なんでコレは宝具じゃ無い?
待て、いや待て。GM、じゃあ俺のスキルはどうなんだ。
『【アイデア】55≧68……失敗』
……何か別の技能で振れるか?
『【オカルト】15≧92……失敗』
他は?
『ありません』
【知識】とかでは振れんのか?
『不可能です』
ぬぅ……次はいつ振れる?
『明日です』
……仕方ない。明日振るか。
とりあえず俺の宝具が宝具じゃないことがわかったことは収穫だしな。
「すいません、アレ、宝具ではないんですよ」
「!?」
「…………それはつまり、アレ以上があるってこと、なのかしら?」
「いえ、よく分かりません。自分でもまだこの体のことを把握しきれていないので」
「………………………………………………なるほど、ね」
うわー……なんか変なオーラが滲み出てるー……
コレ……アレか?なんか変な地雷踏んだか?
「ありがとう。大体わかったわ。じゃあ私は寝るから、また明日ね」
「では、私も失礼します」
「はい、お休みなさい」
………………行ったな。
いい機会だ。少々、俺に関して整理しておこう。
「GM。俺のキャラシ」
『 探索者名 一栗雄太
職業 英霊
出身 日本
住所 カルデア
年齢 16
性別 男
能力値
STR 8
CON 15
POW 16
DEX 10
APP 13
SIZ 13
INT 11
EDU 18
SAN 99/45
TNB(種火) 90/90
SIR(再臨) 4/4
KZN(絆) 5/10
HOG(宝具) 1/5
SEH(聖杯) 0/5
HP 15720/15720
MP 127/127
FOW【HP】1000/2000
ATK 12955
FOW【ATK】1000/2000
COST 16
SKLL1 9/10
SKLL2 9/10
SKLL3 9/10
コマンドカード
B 0/500
B 0/500
A 0/500
A 0/500
Q 0/500
技能
言いくるめ 90%
医学 7%
運転(自動車) 20%
応急手当 30%
オカルト 15%
回避 20%
化学 9%
鍵開け 32%
隠す 59%
隠れる 10%
機械修理 21%
聞き耳 60%
クトゥルフ神話 54%
(芸術52項目全て省略)
経理 10%
考古学 1%
コンピューター 34%
忍び歩き 40%
写真術 10%
乗馬 5%
信用 65%
心理学 90%
人類学 4%
水泳 90%
(制作18項目全て省略)
精神分析 2%
生物学 12%
説得 76%
操縦(セグウェイ)32%
地質学 7%
跳躍 75%
追跡 10%
電気修理 10%
電気工学 1%
天文学 3%
投擲 90%
登攀 40%
図書館 38%
ナビゲート 10%
値切り 5%
博物学 10%
物理学 4%
変装 1%
法律 5%
言語(英語) 39%
母国語 90%
マーシャルアーツ57%
目星 90%
薬学 1%
歴史 43%
サバイバル 10%
居合 1%
武道(空手) 25%
武道(柔道) 6%
武道(剣道) 2%
火器
拳銃 20%
サブマシンガン 15%
ショットガン 30%
マシンガン 15%
ライフル 25%
コマンド ダメージ
Buster. 99% 4000d3
Arts. 99% 2500d4
Quick. 99% 1250d7
宝具
??????
?????????
??????????
?????
???????????
』
なんか知らんのが随分と付いてやがるなぁ……
いや、まずなんだこのステータス。コレがサーヴァントの力ってか。エグすぎる。
……で、技能の成長は……クトゥルフ神話技能だけか。
やっぱりサーヴァントになると成長も遅くなるのか?まぁいいや。
兎に角、今重要なのは、この宝具の欄だ。
この感じ、「?」に文字が入る感じなんだろうが……ふぅむ、よく分からん。
まぁとりあえず、今後はこの空白をどうにかして埋めていく感じになるな。
先は長そうだが、やるだけやってみるか。
特殊技能【連続攻撃】
超高速で移動し、敵を攻撃する技能。実はGMのスキル、『絶対なる裁定者』の範囲内で、宝具では無い。そのためランクも無い。
一栗雄太が己の真名を知らず真名解放が不可能であるがために、GMが急遽宝具の代わりとして、本来の第二宝具に似せて作成した技能。
しかし、スキルにも関わらずその威力はCランクの対軍宝具に匹敵する。
ちなみに外魔導的知識結集書本は第三宝具です。
その他の宝具に関しては是非とも予想してみてください!
ヒントとしては
第一宝具→既に感想欄に感づいてる人いる
第二宝具→ランクEX
第四宝具→不破さん
第五宝具→既に感想欄に感づいてる人いる
です!
※「?」の数は気にしないで下さい
感想と評価、くれ(懇願)
一栗君にヒロインは?
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要らん
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要る