さて、そんなわけで村に戻っているワケだが……正直、今回はあんまり収穫がなかったと言わざるを得ん。
カリが滅茶苦茶いるって以外の情報がほぼ0。
だが、今回はそのカリ達のお陰でカリって言う存在に対する考察は出来た。
結論から言うとアイツらはユガを早めたせいであんな大量発生してんじゃないか、って話だ。
根拠はある。カリ・ユガの時の大群。アレが明らかにおかしい。
アレはまだ一日というか、最後の数時間ちょっとであるから耐えられるのであって、あの少女の話にあった、『まだまだユガの流れが全然遅かった時』のカリ・ユガ……いや、カリ・ユガに限らずともその一個手前のユガであっても、あの量のカリ達の侵攻が数ヶ月から数週間にわたって起こるのなら、
あの惨状の中、あんな脆い建物の中にいる事があまりにも不自然すぎる。建物なんて建てず、町なんて作らず、俺達がキャンプとして使っていたあの洞窟の中に住んでいる方がよっぽど自然と言える。
建物の中にいるとしても確実に地下室は無いとおかしい。いくら宗教的な『神の試練』といえどあのペースで人が死ぬのなら滅亡まっしぐらなのは目に見えてる。
ならば何故そうなっていないのか。何故あんな薄っぺらい防壁の中で祈る事しかしていないのか。
簡単だ。『ちょっと前まではそうでなかったから』だ。
ユガの流れが全然遅かった時は、そもそもあんまりカリの数が多くなかったのではないかと考えられる。
だからあんな家の中でも平気だった。聖獣どもの保護が間に合った。
だが、ユガを早めてしまったことで、少しずつ現れるはずのカリどもが一遍に大量発生するようになってしまった。が、もはや『神の試練』として定着してしまった習慣故に、どうする事もできなかったのではないか。というのが俺の考えだ。多分結構いい線いってるとは思う。
でもまぁ、そうなると『神の空岩』の存在が謎すぎるので、多分どっかで間違ってるモンかとは思うが。
「あ、ラクシュミー様のお仲間の方ですね。どうぞお入りください。小さな村ですが、歓迎を……」
っと、もう着いてたか。
考え事をしてると時間が一瞬で過ぎるな。とりあえず歓迎してくれるって言うなら遠慮なくーーーー
『待った。村には入らない方がいい』
んあ?ホームズさん?
「うむ。……ああ、勘違いしないでほしい。その歓迎は喜んで受け取る…………だが、歓迎すべきでない者までも一緒に連れて入るわけにはいかんという事だ!」
……ッ!!GMッッ!!!
『【聞き耳】60≧10……成功』
『【回避】20+50≧01……成功』
あ、クリティカルは無いのか。
「攻撃失敗/攻勢継z『【反撃】50≧12……成功。【ダメージ】30000d2……53917。【クリティカル】50≧55……失敗。クラス相性によりダメージ1.5倍』ガァッ!?」
「哪吒!?」
「不意打ちで一番厄介な人を殺りに来たっス!!でもなんか普通にカウンター食らってるっス!!m9(^Д^)プギャーwww!!」
うーん……まぁこれでも蘇生持ちだからねぇ。多分それが正解っちゃ正解なんだろうけどさ。
でも相手は俺が蘇生使えるってこと知らないんだよな。……アレか?弱そうなのから削っていこうってか?
……まぁいい。むしろここで来てくれたことは逆に有り難いまである。ここで始末すれば後が楽だ。確実に殺る。
『この反応……間違いない!中壇元帥・哪吒太子ーーーー神たるアルジュナの神将の一人だ!』
「…………成程。アレが偽りの神将か。噂に聞く限りでは、神より力を授かったなどと吹聴しているらしいが……」
「こっ……肯定/我々は彼の保有する神性の一部を分与されている。彼が偽神なら我らも同様。来訪理由/それで充分……神罰/必然ッ!!」
ふぅむ……どうするか。銃をここで解禁するか?
でも正直コレの残弾数がなぁ……GM、何発撃てる?
『各十二発です』
12……12かぁ……合計で24だが、俺の【拳銃】初期値なんだよなぁ……
うーん……まだ温存。まだ温存で行こう。
「皆!迎撃お願い!」
「了解だ、マスター!」
「ここを知られたからには生きて返すわけにはいかない。覚悟」
「ソレ悪役のセリフじゃないっスかねぇ……まぁ、仕方ないっスね。こうなったらガネーシャさんもピコ頑張るっスよ!」
「ピコ?」
「ちょっとだけって事ですよ。ピコメートルとか言うじゃないですか」
ピコメートルがどんくらいかは知らん。ただめっちゃ小さいってことだけはわかる。
……いや、全力でやれ?
「お、よくわかったっスね。流石は現代日本人。話がわかる!」
「今ソレどころじゃないんでそういう話は後でしましょうね」
「ウッス!」
「じゃあ、戦闘開始!」
『アーティファクト効果によりNPを100獲得しました』
さて、じゃあ早速……
「フンッ!!」
あ?なんだアレ……?なんか空海が持ってたような感じの……ッ!?なんかされた!確実になんかされた!
『【目星】……自動成功。【クリティカル】50≧21……成功。【アイデア】……自動成功。【ファンブル】05≧10……失敗。特殊技能【連続攻撃】……【クリティカル】4回判定中4回成功。相性変更効果によりダメージ2倍です』
…………!威力が落ちてる……!?
十中八九あの密教的なサムシングの所為だな……厄介な。チッ……仕方ない。まぁ行けないってわけでもないしな。
『【Buster】……自動成功。【ダメージ】8900d3……21690。【クリティカル】50≧89……失敗』
「ハァッ!!」
「食らえッ!」
……あんまり効いて無いな。やっぱり皆の火力も落ちてる感じか。
うーん……立香ちゃんが召喚するまでの耐久戦になるか?これは……?
「フッ!」
あ、やべ。攻撃が途切れ
『【回避】20≧78……失敗。【ダメージ】2000d2……3129。相性変更効果によりダメージ2倍です』
「ぐあッ!?」
「セイッ!!」
「させません!」
ナイスだマシュちゃん。助かった。
……アレ?マシュちゃん?立香ちゃんは……ああ、ラーマさんとガネーシャさんが居た。
「…………召喚/次」
次?……ん?武器が変わったな。
今度は剣に……刀?なんだ、二刀流……じゃねぇ!なんか浮いてる!
「へ!?なんかまた増えたっス!?」
「フンッ!!」
「……ッ!!?相手の攻撃力、確実に上昇!」
……何?別の宝具か?……いやだが、ウチの哪吒はそんなん使わんぞ……?
いや、コレ、もしかしてインド神話の何かなのか?
『諸君!気をつけてくれ!彼女が持っているのは恐らくクベーラの権能!大量の宝具がその証拠だ!』
「…………!」
「要求/
「うッ…………キャッ!?」
……今、確実に動き止められたよな?
マジかぁ……ヤバいぞコレ。相手の手数がバカ多い……いや、AUOには当然及ばないんだが。
……そう考えれば全然いけるなコレ。あの人を基準に考えると余裕だわコレ。
「ッ!!マシュ!一旦引いて!」
ん、まぁ、真正面からまともに食らってたしな。とりあえずここは撤退の援護だ。
『【Buster】……自動成功。【ダメージ】8900d3……11602。【クリティカル】50≧19……成功』
「今です!」
「すみ、ません……ッ」
早速マシュちゃんがダウンか……うーん……何かしらの魔術とか唱える必要が出たりするか?
一応、耐えられるところまでは耐えるが……SANがなぁ……いや、死ぬよかマシだな。
ってか、アレ?アイツ何処行った?
「せぇッ!」
「く、うっ!」
……あ、哪吒さんの一点狙いですか。成程……っておい!ちょっと!
あんまり上の方に行かないでくれませんかね哪吒さん(味方)!!
「哪吒さん!こっちへ!」
「了、解 したッ!」
「不可能/させはしない!」
「いや!無理にでも通させてもらおう!食らうがいい、『
お、あぁッ!?……お、おぉ、強ッ……流石。
「疑問 何をする」
「哪吒さんって一応は遠距離攻撃出来ますよね?」
「肯定 可能 だが 不得意」
「構いません。俺が前出るんで、俺の後ろでひたすらソレ撃ってて下さい」
GM。俺は攻撃ターンを放棄する。回避に補正を。
『了解。【回避】に+50』
ッケイ……
「オォッ!!」
『【回避】20+50≧64……成功。【反撃】50≧38……成功。【ダメージ】28000d2……30873。【クリティカル】50≧08……成功。相性変更効果によりダメージ2倍です』
「ギッ……!……らぁッ!!」
まぁ、そりゃあ向こうも哪吒さんなわけだし同じような攻撃もしてくるよな。
大方、遠距離攻撃だから反撃を貰わないなんて思ったんだろうが……
『【回避】20+50≧45……成功。【反撃】50≧19……成功。【ダメージ】28000d2……43993。【クリティカル】50≧90……失敗。相性変更効果によりダメージ2倍です』
「なっ!?」
「驚いてるヒマっスかぁ!?」
「が、うッ!?」
いや、びっくりだよねコレ。なんでか知らないけど届くんだよ反撃が。
銃とかで遠距離から攻撃されても全然発動する。本当にマジでクソ強い。
「……ぐ、肯定/認めよう。確かに、哪吒の中に在るは財宝神……!しかし……宣言/故に、故に!貴様らには!敗北以外の道はなし!」
ぬ、むぅ……なんか一杯出して来た……うん、絶対に大技が来るなぁ……
『超高密度の魔力を検知!皆!大技が来るぞ!』
「ッスゥーーーッ……これは……」
拙いなぁ……アレ見た感じ広範囲攻撃っぽいぞぉ……
俺だけだったらまだ【アイデア】でどうにでもなるが……今はなぁ……どうするか……
「……皆さん!何か耐える手段はありますか!?」
「告 哪吒
「私もスキルがある!問題ない!」
「余もだ!」
「あんまり神サマ舐めないでほしいっス!」
「こっちは大丈夫よ!」
「了解です!」
スゲェな皆。優秀だなマジで。……いや、そりゃあ英雄様達が俺なんぞに心配される程度ならワケないよな、うん。
じゃあ俺も【アイデア】で。
『【アイデア】……自動成功。【ファンブル】05≦19……成功』
…………来るッ!
『【回避】……自動成功。【反撃】50≧76……失敗』
……お、あ、え?……アレ?なんか……アレ?どうやって避けた今の?
確実に炎の柱的なヤツに巻き込まれたと思ったんだが……
「ぬ……ッ……一栗 回復 要請……ッ!」
「え、あ、ハイ!」
『【応急手当】……自動成功。【クリティカル】50≧88……失敗』
……アレ?今なんかなんとなく応急手当使っちゃったけど、コレ割とヤバい状況じゃね?
俺、スキル全部使っちゃったけど。
「………………ぬ、あ、あぁッ」
……ん?なんか苦しんでる?
なんだ?今の宝具ってもしかして結構な代償があるヤツなのか?
『………………成程』
「…………不快/黙れ、黙れッ!黙れッ!!黙れェッ!!」
また新しい宝具が……って……ん?
なんかさぁ……アイツ、新しい宝具出す度に弱くなってね?
いや……え?アレ?なんか……アレ?普通にもうなんか自滅しそうじゃ……?
「死、ねェッ!!」
「………………貴様」
いやほら。もうめっちゃ遅い。確実にスピードが落ちてる。いやそれでもまだ全然速くはあるんだけど。
「ラクシュミー!」
「……色々と、腑に落ちんところはあるが……食らうがいい!『
「ーーーーーーッグ、ァ…………ッッ!!」
……あ、消え始めた。……ってことは、えーっと……勝ったんだよな?
なんか、え?なんか……後味がエグい程悪いんですけど。
なんなの?コレ?
「一栗君待ってた方が強くね?」って思ったね?その通りだよ!
感想と評価、くれ(懇願)
ヒロイン二人目はどうする?
-
鯖の誰か
-
鯖(降)の誰か
-
邪神(旧支配者含む)
-
奉仕生物