たまたまベータテストのデータが残ってたので有効活用させてもらいます。 作:好きjaなくないない無い
お楽しみください。
またアンケートを作ったので答えてくれると今後のためにも嬉しいです。
2023年11月31日
トッププレイヤーである攻略組約100名での第59層フロアボス攻略会議が行われていた。
司会はアインクラッドが誇るトップギルド《血盟騎士団》の副団長であり《閃光》の異名を持つアスナ、メンバーは血盟騎士団幹部含む六パーティー36人、アインクラッド最大のギルド《アインクラッド解放隊》から八パーティ48人、少数精鋭を誇るギルド《風林火山》から一パーティー6人、無所属が二パーティー9人。内欠席3名。
「ではこれから第59層フロアボス攻略会議を行います。早速ですがボスの詳細については偵察隊からの報告をお願いします。リンドさん」
「はい」
呼ばれて立ち上がったのは血盟騎士団幹部であるリンドだ。
「報告によればHPは30000ほど。武器は大型の斧を使っておりブレスの属性は雷。取り巻きの情報はありませんが、ボス自体の動きが俊敏であり対策が必要かと...」
「ありがとうございます」
そこでアインクラッド解放隊の幹部から質問が飛ぶ。
「ボス部屋自体の広さは?結晶を使わず脱出は出来るのか?」
「もちろんです。偵察班の情報に間違いはありません。また、ボス部屋の広さは残念ながら約300平方メートルと少し狭いですね」
「なるほど。フロアボスのエリアにも限度があるし今回の層は精鋭のパーティーで挑んでみてはどうだ?死者が出る前に撤退することも可能だしこの層についてからまだ1週間も経っていない。仮に明日ボスに挑むとしても余裕がある」
彼の意見にアスナも同意する。
「私も概ね同じ意見です。皆さんの協力のおかげで今回は余裕を持って攻略できていますので基本はその線で行こうと思っています。まず突入するパーティーの話ですが......」
そこでアスナはフリーズをする。全員がラグか何かだと思ったが今度は大きなため息が出てきた。
「どうかしたのか?緊急のメッセージか?」
先ほど発言した男性も心配の声をあげる。
「いいえ、なんでも。それよりも皆さんに報告することがあります。たった今第59層フロアボスが倒されたと言う報告が上がりました。」
ザワッ、と会議場が揺れる。仕方のないことだろう。最前線のプレイヤーが遅れをとったことになるのだから。
「詳細は明日中にまとめてギルドに報告します。今日はお忙しい中集まりいただきありがとうございました。」
アスナはそれだけ言うと会議場を後にし護衛であるリーテンと共に第69層のボス部屋へと向かう。
「ハァ、まったく....会議に出ないと思ったらこれなんだから...私だって呼びなさいよ...」
『リング・オブ・キングの効果によりレベルが59上がりました』
1分前に来た通知を見ながらブツブツ呟く。
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「しっかしよぉ〜。本当に良かったのかぁ、キリの字。」
第59層フロアボスの部屋で座り込む青年、クラインは恐らく5つほど歳の離れている少年に尋ねる。
「まぁ、怒られるのは俺だけだから心配すんな。それにボスも倒したんだし怒られはしないだろ」
「その考え方は少しばかり危険な気がするけどな」
そう言ったのは両手斧使いのエギルだ。第1層から活躍する凄腕斧使いは自分のステータスを確認する。
「しっかしすごいな。この第59層でもらった経験値は」
「ああ、なんたって『3人以下でボス攻略をする時貰える経験値が三倍』だからな。おかげで俺は今297。後ひと月もすればレベル300を超えそうだぜ」
「本当か?俺ももう少しで250だ」
「まぁ今回もキリの字にいいとこ持ってかれたけどな。で、今回のラストアタックはなんだったんだよ?」
「盾だな。それもだいぶ優秀な品だ。ほれ、エギル」
「いいのかよキリト、売り物にすればかなりの額だぞ?」
「いいんだよ。金には困ってないしそのアイテムは俺は使わない。なら今必死に頑張ってレベリングしている奴らに安く売ってやってくれ」
「そうか。そう言うことなら任せとけ!今に優秀なやつ育ててやるからよ!」
「よし!じゃあ休憩したし俺らは先に戻ってるわ。キリトもまた次の会議でな!」
「ああ、ありがとう。クライン、エギル」
それだけ交わして彼らは次の層へと向かう。恐らくゲートをアクティベートして自分達の街へ帰るのだろう。俺もそうしたいところだが生憎ここで待たなくてはならない相手がいる。
「キリト君、これは一体どう言うことなのかな?」
やってきたのはアスナだ。笑顔だがおでこに怒りマークがつきそうなくらい怒っている。護衛であるリーテンさんもあわあわとしている。
「見ての通りボスを倒したんだ。部屋の広さやボスの相性を見て少数精鋭の方がいいと思ってな」
「う。そ、それはそうだけど。はぁ、まぁ言い訳はギルド本部で聞くからとりあえず戻るわよ」
「了解です。副団長サマ」
「ちょっと!その言い方やめてよ!大体あなただってそうでしょ!」
「まぁそうだけど。なら帰ろうぜ、アスナ!」
彼の名前は《キリト》。《黒の剣士》の異名を持つアインクラッド最強ギルド《血盟騎士団》もう1人の副団長である。
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第55層 グランザム
血盟騎士団の本部がある層だ。キリトとアスナは一つの部屋の中に入る。防音機能マックスの部屋だ。
「リーテンさん、今日はこの後帰るだけですし護衛はここまでで大丈夫です。今日もお疲れ様です」
そう言って笑顔でリーテンにお辞儀する。
「はい、お疲れ様でした」
そう言って離れて行くリーテンを見ながらアスナはドアを閉める?
「さて、キリト君は私に何か言わなくちゃならないんじゃないかなぁ〜?」
「ええと、すみませんでした」
「何がどうしてすみませんでしたなのかな?主語がわからないと伝わらないよ?」
「ええと、ボス倒しに連れて行かずにごめんなさいです。」
それを言うとアスナは大きく息を吸って、近距離では滅多に効かない音量で話し出す。
「そうです!それです!キリト君のバカ!なんで仲間はずれにするの!?私だってキリト君と戦いたいのにずるいよ!」
「本当にすまんアスナ。次から行くときは必ず声をかけるから」
「本当ね?約束だよ?もし破ったらもう二度と口聞かないから」
「ああ、勘弁!!本当に連れて行くから」
「フフ、約束だよ?キリト君」
「ああ、本当だ」
「分かった。そう言うのであれば許してあげましょう。あ!そういえば今日はこの後時間空いてるよね?」
「ん?ああ、特に予定はないけど」
「なら付き合って。行きたい場所があるの!」
「もちろん....喜んで」
そう言って俺たちは出かけて行った。
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「わぁぁあああ。綺麗!」
「本当だな」
俺たちがきたのは第47層フローリア。花が咲き並ぶ美しい街で主街区だけではなくフロア全体が花で覆われているこの層はアインクラッド一綺麗とも言える場所だ。
「アスナはここ結構気に入ってるよな。まぁ俺も落ち着くしここが嫌いなプレイヤーはいないと思うけど」
「...そうだけど、私はキリト君とくるから楽しいんだよ?」
少し顔を赤めながらニヤニヤした表情で言ってくるアスナ。真意が読み取れない。
「そ、それはどう言う意味なんですかねぇ?アスナさん?」
「さぁ、キリト君の足りない乙女心で考えてみたらどうですか?」
「どうですかって言われても恋愛経験ゼロにそんなこと聞かれても....」
「まぁいいわ。それよりもこのデスゲームが始まってからもう一年も経ってるんだよ?」
「ああ。なんだったら今は第一層を突破した頃だよな?あの頃は自殺者とか心に余裕のない人達が沢山だったけど今は少なからず余裕が見えるな」
「だって一年で60層まで達したのよ。単純だけど計算すれば後一年くらいで帰れるってことになるわ。そりゃ誰もが嬉しがることでしょ」
「そうだなぁ。にしてもこの一年間はあっという間だったなぁ」
「そうね。いろいろなことが起こったね。まさか私たちがギルドに入るなんて思わなかったよ」
「それは俺もだ」
キリトとアスナが《血盟騎士団》に入るきっかけになったのは今から約8ヶ月前の出来事になる。
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ヒースクリフと初めて会ったのは第25層フロアボス攻略の時だ。そのフロアボスはのちに通称クォーターボスと呼ばれるほどの強ボスだった。実際そのとき二大ギルドと言われていた《ドラゴンナイツ・ブリケード》と《アインクラッド解放隊》が壊滅の危機にまで陥っていた。
そのピンチを救ったのがヒースクリスだ。彼1人で敵の攻撃を捌きカウンターでダメージを与える。そんな神業を攻略組はただただ眺めていた。
そんな神業を可能にするのが彼の保有するユニークスキル《神聖剣》だ。巨大な盾及び鍛え抜かれた長剣の技による『絶対防御」と、その防御でスキル発動後硬直した敵を必ず倒す技量、さらには盾にも攻撃判定及びソードスキルがあると言うある意味チート気味だその力に俺たちは見惚れてしまった。
そんな彼が自分のギルドを作ると決めたのはその層のボス戦が終わった後だ。
そのころ、規模が少し伸び悩んでいたディアベルとリンド率いる《ドラゴンナイツ・ブリケード》に話を持ちかけた。当然、メンバー満場一致で決定。リンドやディアベル、シヴァタやハフナーなどの中心プレイヤーは幹部となった。
そんな中で、俺とアスナが誘われた。
副団長という形で___________________________________________
『もちろん新参者の私が君たちに指示を出そうとか思っててはいない。だが、このゲームをクリアするためには最強のギルドを作りたいのだ。そのためなら君たちの名前だって借りたい。雑務などの仕事はしなくても良いので新ギルド《血盟騎士団》に席を置いてくれないだろうか?』
特に断る理由もない。それに最強のギルドを作る、この一点においては俺も同じ考えをしていた。
だが、結果的には少しばかり後悔している。
パーティメンバーであるアスナといる時間が少なくなったことだ。
アスナは真面目だから、雑務をやらなくても良いと言われても自分から行動する生粋の委員長タイプだからだ。
この気持ちが....嫉妬?なのかどうかは分からないがモヤモヤする。
「キリト君?どうしたの?」
「ん?ああ、久しぶりにアスナとゆっくりしてるなって思って」
「そうだね。ギルドに入る前だったらいつも一緒にいたのに」
「え?」
「こうなるのならギルド入るのやめとけば良かったな」
アスナは下をペロって出しながら笑う。
「それ、俺も思ってた。2人で頑張って旅をして、戦って飯を食べたりしてる時が本当に楽しかったって」
「本当?フフッ、私達おんなじ事考えてたんだね。ってそうそう、言いたかったんだけど私達がボスのラストアタックを取るのやめようよ?」
「それはまた唐突だな。どうしてだ?」
「レベルよ。正直私たちのレベルは百層ボスの安全マージンをゆうに超えているわ。このままレベルが上がり続けたら今度は指輪の件がバレて嫉妬を受けることになるわよ?」
「そうか。そうだよなぁ。でも今の俺たちって正直レベル上げても特に変化ないんだよなぁ。単純にHPが増えるだけでスキルの熟練度は1000までしか上げれないし、もうほとんどの人が何個かコンプリートしてるだろうし.....。せめて後何回かこの指輪強化できればなぁ」
そう言って俺は装備している《リング・オブ・キング+3》を見つめる。現在この指輪でレベルを上げることができる人数は俺含めて5人。俺が任意で設定できて変更は不可能。パーティを組んでいなければレベルアップが半分までとなってしまうが相変わらず破格の装備だ。
「ラストアタックボーナスのアイテムを下層の人に渡しているのもアインクラッド会報隊からしたら面白くないんじゃないかしら?」
「まぁそうだろうなぁ」
ピロンッ
俺が考えている時、アスナに新着メッセージが届く。
「あっ、リズ!ごめんキリト君!リズが私の装備の点検終わったって。だからちょっと取ってくる。あ!帰らないでよね!5分で帰ってくるから!」
リズとはアスナの親友であり鍛治スキルを持っているリズベットのことである。鍛治の腕前は一級品で俺も依頼している。
「はいはい分かってるって。気をつけてな」
と言ってもここもリズベットの防具店も圏内だから余程のことが起こる確率など皆無に等しい。俺はゆっくりと背伸びしてから花を眺めてアスナの帰りを待つことにした。
「やぁ、キー坊。相変わらずのラブラブっぷりで何よりダ」
「うぉ!!アルゴ!!びっくりしたぁ。相変わらず完璧すぎる《隠蔽》の熟練度高いな」
「お前ほどじゃないゾ。それよりもなんでキー坊もあーちゃんもここまでウブで奥でなのかねぇ?俺っちはてっきり第10層あたりで付き合い始めると思ってたのに」
「.....言えるわけないだろ。アスナは攻略隊の要だ。俺にリソースを割くよりももっとやることがある、それに俺にはアスナを幸せにしてやれる自信がない。ただでさえこんな浮いた城に閉じ込められているのに。それれにアスナほどの美人が俺と釣り合う訳がないよ。身長だって小さいし、女顔だし.....」
「そういうところが本当に臆病者だなキー坊は。そう言うと思って今回は俺っちが絶対に成功する告白について教えにきたゾ。気になるだろ?」
「..........ならない」
「分かりやすすぎる間があったぞ、キー坊」
「うるさいな。そんな情報を買うんだったらもっといい情報を売ってもらうさ」
「確かにいつもなら安くしとくよ、って言ってるとこだけど今回はタダだゾ。アルゴお姉さん史上初の劇的セールダ」
「え!」
あのアルゴが!
安くしとくって言いながらしっかりと金を巻き上げるあのアルゴが!
巧みなトーク術で5分話せば情報一個分の内容を抜き取られていると言うあのアルゴが!!
「今めちゃくちゃ失礼なこと考えてないカ?やっぱりコル要求するゾ?」
「いや全く。ありがたくその情報をもらいます」
「ッタク。いいか?近々行われるクリスマス限定イベントを知っているか?」
「ああ。でもそれってただの噂だろ?出現時間も場所もバラバラだ」
「情報が古いなキー坊は。情報は真実だったんだ。場所も時間も判明したんだ。それにこの情報はまだ誰にも売っていないし、これから先誰にも売るつもりはない」
「本当かよ?それだけ聞く限りアルゴにとっては赤字じゃないのか?」
「確かにそうかもナ。だが、そこでキー坊があーちゃんに告白して交際を始めたと言う情報がゲット出来るのなら一発逆転黒字ってことダ」
「ええ.....まぁ、なるほどな。逆にフラれたのならその情報が手に入るのでどっちにしてもwin-winってことか」
「まぁ、実を言うとあるギルドからクリスマスイベントについての詳細を聞かれまくっているからそのギルドだけはキー坊がなんとかして欲しいんだけどナ」
「アインクラッド解放隊か....。分かった。ここまでしてもらえたんだ。そこら辺はなんとかしよう」
「さっすがキー坊だナ。ならおれっチはもう行くゾ?あーちゃんも帰ってきたことだしな」
振り返ればアスナが転移門から出てきたところだ。その一瞬、気を取られているうちにアルゴは俺の視界、そして索敵の範囲から鍛えていた。
「相変わらず忍者みたいだな....」
「お待たせーキリト君。誰かと会ってたの?」
「ああ、アルゴと偶然会ったからちょいと雑談を.....それよりアスナ、来月の24、25日って空いてるか?」
「えっ?.....その2日は特に予定ないけど....一体どうして?」
「それは....当日のお楽しみです......」
「えぇっ!....ハァ、まぁいいわ。その2日間は完全オフにしといてあげる。まぁそれまでに少なくとも3層くらいは突破しときたいわね」
「そうだな。なら明日から頑張って迷宮区を突破しないとな」
「........」
「もちろんアスナさんも一緒で、ね?どう...いや一緒に来てくれますか?」
「よろしい。なら早速60層に行ってみましょう。夜まで時間もあるしどんな街かも気になるしね!」
「おう!」
そう言って2人揃って転移門へと駆け出した。
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キリト Lv.487
スキル
片手用直剣(1000)
索敵(1000)
武器防御(942)
戦闘時回復(852)
疾走(963)
隠蔽(857)
以下多数
アスナ Lv.474
スキル
片手用細剣(1000)
軽金属装備(845)
重金属装備(778)
武器防御(989)
戦闘時回復(937)
応急回復(860)
疾走(1000)
料理(874)
以下多数
次回は来週から再来週になります。
下記のアンケートは今後のキリアスデータの参考となります。どんな形であれ途中寄り道する程度でストーリーに影響はないです。気軽に答えてください。
追記
ノリで記入したのでアンケートの項目の意味がわからない場合があったら本当に申し訳ありません。
今後の展開どうしますか?
-
都合の良い層を作っちゃいましょう。
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原作やアニメ以外の層は使用禁止。
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イチャラブみたいです。
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もっとキャラ出してほしい。
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アリス、またはユージオが見たい。