アルトリア全部乗せ転生者のヒーローアカデミア   作:爆死常習犯

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雄英体育祭-3「激戦に乱入」

 

 今回の騎馬戦、作戦は心操くんにハチマキを取るのを丸投げする、我ながら完璧な作戦だ。

 

「……あんたが誰か知らないが──」

「さて、まず私と組むメリットを説明しましょう」

 

 そう、先手で洗脳を貰わない為にもここは一方的に話続けなければならない。あ、なんかこのセリフ賢そうじゃないですか? 

 

「俺の話を聞け──」

「まず私と組めば味方に洗脳を使って無理やり組ませたという不名誉を回避できます。ヒーローを目指すからには多少は外聞も考えるべきです」

 

 まあ無理やり味方にするって外聞悪いよね。敵に使うならともかく仲間集めに使うのは得策じゃないと思う。そんな訳でまずは1つ目。

 

「分かったから一旦──」

「次に私と組めばこのメンバーの中でも注目を集めることが出来ます。ヒーロー科に入ることを目指すあなたにとってはメリットになり得るでしょう」

 

 どう考えてもアーヴァロンが目立ちまくるに決まっている。だってロボだぞ?地雷原が無いならどうということは無い。

 

「個性は使わないから──」

「そして私の機動力の高さはあなたの対人戦闘力の低さを補えるはずです。あとこれでも瞬間火力は高いので」

 

 そして思ったんだが原作の心操くんはなぜ仲間に尾白くんを選んだんだろうか。強力な個性持ちと組めばもっと楽に戦えたはずだ。正直、洗脳で判断力が落ちた尾白くんはあまり戦力にならない気がする。彼は技術や立ち回りで何とかするイメージだし。

 

「ちなみに仮に洗脳を使った場合私はただのポンコツに成り下がる可能性大です」

「先にそれ言えば良かっただろ!? 俺の言葉を遮る必要ないよな?」

「よし、交渉成立ですね!」

「話を聞け!」

 

 今はセイバーリリィでなく謎のヒロインXXなので多少強引に行っても問題ない。決して交渉が面倒になったとかそういう理由ではない。

 

 

 

『よし、組み終わったな!準備が良いかなんて聞かねえぞ!』

 

「なあ、なんで俺たち2人だけなんだ?」

「フッ……自慢じゃ無いですが私……友達居ませんよ?」

 

 そう、クラスで話せる程度に仲のいい人は居るけどこういうので真っ先に組む程仲がいい人は居ないのだ。みんなのトラウマ、2人組を作っての登場だ。ちなみに俺は前世はちゃんと友達いたからな?嘘じゃないぞ?

 

「そしていつの間にかコスチュームじゃ無くなってるよな?」

「不公平なので試合開始時には体操服を着てろって言われまして……」

「サポート科じゃ無いのか!?」

 

 さりげなく先生から距離を取ったり覆面で顔を隠したりしたけど普通にバレた。そして体操服を着た状態でスタートするように言われた。

 

『さあ行くぜ!残虐バトルロワイヤル、カウントダウン!』

「大丈夫です、この程度で私の作戦は揺らぎません」

「俺を背負ってる重さで足が震えてないか?」

 

 大丈夫だ、今は手を抜いてるだけだから試合はなんの問題もない。

 

『3……2……1……』

「さて、しっかり掴まってくださいよ?」

 

 緊張してきた……みんなは見た感じ緑谷くん狙いで行くみたいだ。個人的には、正直序盤で関わり合いにはなりたくないけど……

 

『スタート!』

「乗着、からの開幕スタートダッシュ!」

 

 しかしヘイトを集めたくないとはいえ、チームを組んでるからには心操くんも目立つように活躍して行きたい。てなワケで開幕突撃だー!1000万は頂いていく!

 

「オイ、俺が置いてかれてるんだが──」

 

 なんか後ろから声が聞こえた気がする……なんか背中が軽い気もするが気のせいだ(すっとぼけ)

 

 

 

「なるほど、そういえばオーダーチェンジした時も体操服飛んできますしそういうものなんですかね?」

「体操服が飛んでくのに俺に掴まらせたのか」

 

 そしてよく考えると背負った状態で飛んだらアーヴァロンのブースターで心操くんが焼却されてた気がする。危なっ。

 

「まあ出遅れたのは仕方がないので1000万狙いの人達からハチマキを掠めとっていく方針でどうです?」

「外聞がどうとか言ってたけどお前もなかなかの性格してるよな」

 

 失礼な、正々堂々ルールに則って戦っているんだから文句を言われる筋合いは無い。

 

 さて、今度こそハチマキを取りに行くか──

 

 

 

 爆豪くん等々の1回取ったら追いかけ続けてきそうなチームは避けて狙う相手を探す。

 

「ちょっと失礼、そこの鉄哲くんチーム」

「そのまま頭にあるハチマキを地面に落とせ」

「いきなり何を──」

「おい、鉄哲!急にどうした!」

 

 かかった、そのまま地面に落ちたハチマキを回収してササッと撤収する。705ポイント、頂きだぜ。

 

「私たちの初期ポイントは85、警戒されて無いからかどんどん釣れますね、油断大敵!」

 

 手元のハチマキは705ポイント、215ポイント、70ポイント、そして自前の85ポイントと好調だ。

 

 お、向こうで何やら戦闘してるみたいだ、放電の光が見えた。無差別放電……上に乗ってる心操くんは耐えられなさそうだな。上鳴くんのキャパオーバーが近い終盤まで避ける方が良さそう。

 

「さて、このまま周りの奴をかっさらっていきましょう!」

 

 氷結で氷漬けになっている拳藤チームと……誰だっけこの人、忘れた。さすがにB組まで全員は覚えてないんですよ。轟くんが凍らせてから回収するまでの隙で横から割り込んで頂いていく。拳藤チームの225ポイントそして名前を覚えていないけど125ポイント、追加で入りました!

 

「さて、轟くん、後であなたの分も頂きに行きますからね!」

「上に人が乗ってること忘れてないよな?」

「肩車してるんだからさすがに覚えてますよ」

「あの飛び方は普通に考えて俺が耐えられないだろ」

 

 ほぼ全体の半分のハチマキを回収した、ここからは強敵揃いだ。このままいけば上位4チームに入る事も──

 

「あれ、もうポイント取らなくてもいいのでは?」

「なわけないだろう、俺はもっと活躍して自分の力を見せないといけないんだ」

 

 狙うは1000万ポイント、どうせなら轟くんからもぎ取ろう。

 

「しばらく休みましょうか」

「話は聞いてたのか?」

「B組の作戦をパクる形になりますけど、1位からポイントを奪った轟くんからさらにポイントを奪取する……すごく目立つと思いませんか?」

「最後まで全力を出すべきだと思うが」

「という訳で私の華麗な飛行をお楽しみください」

「おい待て何するつもりだ──」

 

 という訳で暇つぶしがてら快適な空の旅へ1名様ご案内だ。安全面への配慮はないので頑張ってしがみついて欲しい。

 

 

 

『残り1分を切って現在、轟がハチマキを4本所持!ガン逃げ野郎緑谷から1位の座をもぎ取った!』

「──さて、行きましょうか心操くん」

「俺を……殺す気か……」

「オーダーチェンジ、ランサー!」

 

 ランサーの最終再臨の姿になって登場だ。ちなみに心操くんは上に投げた。叫び声が聞こえてくる、楽しんでるようでなによりだ。

 

「行くぞ、ドゥン・スタリオン!」

 

 そのまま空中に飛び上がり心操くんを回収。後ろに乗せる。加速した拍子に吹っ飛ばないか不安だな……。

 

「さて、共に出陣しましょう」

「これが同一人物なのか……?というかその格好はなんとかならなかったのか」

「何を言っているのです。そんなことより落ちないようにしっかりと掴まっていてください、安全面は保証しません」

「やっぱり同一人物だな」

 

 狙うは1000万、氷漬けになってる一帯の近くに氷の壁が見えたので近づく。記憶はあやふやだけど多分この中に緑谷くんと轟くんが居るだろう。

 

 そのまま氷の壁を飛び越えて緑谷チームvs轟チームの会場に乱入する。どうやら既に1000万は轟くんが取った後らしい。地面に着地したと同時に両チームの視線がこちらに向いてくる。そのまま近づいて轟チームの後ろに回り込む。

 

『ここで1000万争奪戦に心操チーム乱入!これが三つ巴の戦いだ!そしてなんだあれ、馬か、馬なのか!?』

「1000万は頂いていきます」

「マズイ、上鳴!」

 

 放電が来るが構わず加速、追い越しながらハチマキを1つ取る。これは……

 

「私は勘がいい方ですので。いえ、運が良い、と言うべきでしょうか」

「やられた……!」

 

 ハチマキの文字には大量にゼロが並んでいる。1発で1000万を引き当てた。よし、これで1位だ。さてさて、

 

「心操、足止めを頼みます」

「ふん、強い個性を持っているからって胡座をかいてると痛い目を見るぞ」

「なるほど、忠告痛み入ります」

 

 あら、なんだか頭がボーッとして──

 

「バカ、お前が答えたら意味無いだろ!」

「……なんにせよ、我々は失礼しますね。行くぞ、ドゥン・スタリオン!」

 

 こっちに話しかけられたと思って返事しちゃったじゃないか。軽く叩いて貰って意識が復帰した。再び氷の壁を越えようとするが後ろから轟チームが追ってくる。氷結も飛んできてるしやっぱり足止めもう1回頼もう!

 

「逃がすか!」

「轟くん、悪いけど追わせないよ!」

 

 しかし都合のいいことに緑谷くんは轟チームを追う選択をしたようだ。邪魔者が居なくなったのでスムーズに撤収だ。残すところは1分を切ってる。後は逃げ切るだけだ、と思ってたけどこっちに突っ込んでくるチームが1つ。

 

「1000万を俺によこせ!」

「な、何故バレたのですか!?」

『爆豪チーム、残り時間僅かで心操チームに猛追だー!』

「プレゼントマイクの実況……落ち着いて聞いていれば情報源になる……なああんた、ヒーロー科だったらその性格をなんとかしたらどうなんだ?」

「なんだとコラ──」

『急に動きを止めたぞ爆豪、どうした!』

 

 そのままストップした爆豪くんを見届けてそのまま去る。さすがだ心操くん。割と自然な感じに話しかけたな。あれが個性を使うトリガーだったとは思わないよね。

 

『タイムアップ!』

「ふう……援護、ありがとうございます」

 

 そのまま結果発表が始まった。1000万を持ってるので当然のごとく1位だ。そして爆豪チーム2位、緑谷チーム3位、轟チーム4位となった。3桁の上にいきなり1000万が乗るってどうなの。

 

「さて、今回は共闘しましたが戦うことになっても手加減はしませんよ。俗に言う次会う時は敵同士、というやつです」

「その手はなんだ」

「握手です」

「なんか調子狂うな……」

 

 握手をしてそのまま流れ解散。まあ騎馬戦1位を取れたしとりあえず満足!




騎馬戦1位、やったね。尚その後の試合の為の魔力は考えていないものとする。

心操くんとの共闘。機動力を活かすために青山くん以外の原作2人もリストラされました。結果尾白くんが障子くんの騎馬で参戦。メンバー的に後ろで追いかけてるだけなのは果たして騎馬と言うのだろうか。

アニメオリジナルの部分の話、いる?

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