ナーヴギアで焼き芋作ったら日本を救えたらしい   作:エヴォルヴ

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トーマスの秘密

キャパシティオーバーを起こすと、「ミ゜」と言って気絶する。親友の和人からは

「ハイスペックな分、容量が多いんだけどなぁ、あいつ。ハードもソフトもさ。……なのにたまーにオーバーヒート起こすんだよ」

と生きている機械みたいだと言われている。なお、本人は血の通った人間である。両親がハイスペックなため、子供の彼もハイスペックなのだ。


19.新しいサンドバッグを作って、壊そう!(サイコパスファインダー)

 ステルベンをタコ殴りにしてスッキリした俺達は、相当晴れやかな表情で砂漠の空を眺めていた。

 いやー、最高だったよ……やはり屑を殴る瞬間こそが至高。あれだけ気持ちいいものは世界には存在し────いやでも……うーん…………センシティブなところになるから言わないけど……うん、柔らかかった。

 

「……終わったな」

 

「まだ終わってないだろ」

 

 キリトとRGの会話を聞きながら、この世界に来て二度目の夜空を見上げる。砂漠エリアの空気が澄んでいるのは、どこも同じなんだなぁ。

 

「お疲れ様、トーマス」

 

「んあ……? お疲れ様です、銃士Xさん」

 

 空を眺めていた俺に近付いてきた銃士Xさんは、さっぱりしたような表情で微笑んでいる。顔がいいんだよなぁ、この人。……顔も、と言うべき? 

 

「とりあえずこの大会を締めるわけですけど……俺達はすぐ落ちます。……あと、死神部隊の人達。あの四人、要人警護のプロなので」

 

 しかもサバイバル技術も凄まじい。無人島生活はあの四人の監修の下行っていたが、事前授業でも分かりやすくサバイバルについて教えてくれたのを覚えている。死銃(デス・ガン)から身を守るには最適だろう。

 

「あれ? 言ってなかったっけ。BoBは終わるまでログアウトできないんだよ。悪質なチーミングができないようにね」

 

「あら、そうなんですか」

 

 なら前提を書き換えなければいけない。大会終わったらすぐに落ちて、警備隊の人を派遣してもらう感じで……

 

「ルナ」

 

「へ?」

 

「ルナ・バルバストル。私の名前」

 

 バベルボブル……? ああ、違う。バルバストルか。…………バルバストル? 

 

「聞いたことがあるような……」

 

「それはそうでしょ。私、君と会ったことあるし」

 

「え? 会ったことあるって……」

 

 フランスの人の知り合いなんていたかな……? 遠い昔、クリスマスに遊んでくれたお姉さんくらい────って、まさか……

 

「あのー……マナー違反承知で聞くんですけど……クリスマス、小さい子供と遊んだことは?」

 

「あるよ。小さな教会で会った男の子と遊んだ。……終電なくなって、家にも泊めたよ」

 

「ああ……」

 

 記憶が蘇っていく。この人、俺と会ったことがあるんだ。あの時のフランス人のお姉さん……中学生くらい? の人。なんか色々相談されて、いつものように持論を展開した記憶がある。あの後会っていなかったけど、まさかこんなところで再会するなんて! 

 

 ……そういえば、俺の年上好きってあの頃からでは? もしかしなくても、性癖が開発されたのは、この人が原因なのでは……? 

 

「それで、君は?」

 

「えあ? ……あー……遠間瑞理。埼玉県川越市住みの中学生。今は東京都の御茶ノ水のロボット開発会社でログイン中」

 

「ロボット会社……もしかして、U-テック&I-テック?」

 

「あ、そうそう、そこです。ご存知で?」

 

「知ってるも何も、ご近所だよ」

 

 なんと。まさかご近所だったとは……そういえばあそこって、居住区なのにロボット開発会社があるんだよな……不思議な構造してるよ、本当に。騒音対策とか、遮光とかどうやっているんだろう……

 

「と、とにかく、警備隊の人がそっちに行くので……あ、でも俺が行った方が早いのかなぁ」

 

「……それ、大丈夫なの?」

 

「え? まぁ、毒薬とかなら左腕で受ければいいんで」

 

 こういう時、強気に出れるのは義肢の強みだと思う。しかも、俺の左腕は高性能に仕上げてもらっている。俺がよく無茶苦茶するからね、すみませんね技師の人。

 

「……じゃあ、待ってるね」

 

「あ、はい。てかぐいぐい来ないでくださいます? 心臓が持たないので」

 

 ハグまで秒読みの距離まで来ないでください……死んでしまいますし、心拍数が跳ね上がるので……! 

 

「ふふ、どうしようかな?」

 

「ヒェ……」

 

 これかぁ……敵を精神的に追い詰める捕食者の眼……! 女の人って凄い……

 

「おーい、イチャついてないで決着付けるぞトーマス」

 

「イチャついてないぞ」

 

「ホントかなぁ? (ゴロリ)」

 

「お? 喧嘩は買うぞネカマ。カボチャ被せて踊らせんぞ」

 

「ネコ巨大ブーメラン刺さってんぞ。ならお前にはスイカを被ってもらおうか……」

 

 この野郎……プラズマグレネード口に捩じ込んでやろうか……! 

 ニヤニヤ笑っているキリトと軽口皮肉の応酬を繰り広げていると、カチカチと時を刻む真っ黒な塊を持ったメンバーが集まってくる。

 

「……あの、皆さん? その手にあるのは……」

 

『『『プラズマグレネード』』』

 

「「でっすよねぇ!!」」

 

 もう分かったぞ! この結末は、皆でゴールの雰囲気だぁ! 

 

「ならばァ! 答えは一つゥ!! エンディングだ!!」

 

「さぁ、画面の向こうの皆さんもご唱和ください!!」

 

 カチカチカチカチ、と時を刻んでいたプラズマグレネードのタイマーがゼロになる瞬間、俺達は笑顔で叫んだ。

 

『『『爆発オチなんて、サイテー!! ハハハハッ! ハーッハハハハハハッ!!』』』

 

 ブウウウウウウン!! 

 どっかで聞いたような音が耳に響き、俺の視界が真っ白に染まる。ザスカー側も、視聴者もビックリだろう。なんだか、SNSで投稿して反応してた動画リスナーの人達が全員ゲラゲラ笑っているような気がしたが、面白かったんならヨシ! 

 

 ガンゲイル・オンライン公式大会《第三回バレット・オブ・バレッツ》優勝者────キリト、俺、シノン、銃士X、マギ、キャロリン、ジョット、ドナルド、カズー、ナーリヤ、RG、ナイン、ハングドマン。

 

 十三人のプレイヤーが優勝するという前代未聞の事例を生み出して、BoBは幕を閉じた。

 

 

 ────────────────────────────────

 

 

 現実世界に戻ってきた俺達の行動は恐ろしく早かった。まず最初に行ったのは、寝たまま横に置かれていた経口補水液のがぶ飲み。そのままカロリーメ◯トを流し込んで起き上がった俺達は、競うように会社を飛び出す。

 

「警備隊の人! 何人かついてきてください! 共犯者を仕留めます!」

 

「俺が行こう」

 

「んなら私も」

 

「やはり共犯者か……いつ仕留める? 私も同行する」

 

「「「大善院」」」

 

「ありがとうございます!」

 

 くぐもった声だったが、CMで聞いたことがある声。バラエティ番組でプロや格闘技の経験がある芸能人と戦って、締め落としたり、K.Oしちゃって番組がすぐに終わってしまったレジェンドの声だ。

 

「和人、シノンさん? は頼んだ!」

 

「任せろ! お前は銃士Xさんを助けろ!」

 

「誰に物を言ってる」

 

 こちとら山の主らしいツキノワグマとか大猿と取っ組み合いもできるんだ。ただのホモサピエンスに負けるわけにはいかねぇ。ちなみにツキノワグマの名前は円環熊で、大猿の名前は猩々丸。彼ら曰く、襲名制らしい。

 

 あの山、どうなってるんだろうな……色んな生物がやたらと大きかったんだけど……父さんの地元の山なんだけど、崖っぷちに人が住んでたり、鉄の笠を被った猿がいたり、明らかに柿じゃないものを祀ってる祠とかがあったり、ボロボロのお寺があったりと風情があるんだよなぁ。天狗や幽霊が出る、なんて噂もあるし。

 

 あ、そういえばフェンリー、スコル、ハティも連れてきている。だって、家に父さんと母さんいないし。クリスマスに帰ってくるって言ってたけど、どうだろう? 

 

「瑞理君、突入及び犯人の確保は私達が行います。君は強いが、まだ子供なのですから」

 

「大人のいいところ、見せておかねぇとなぁ」

 

「ただ、護衛対象の確保は任せる。相手が何人いるか分からないが、護衛対象は俺達より瑞理君が接触した方が安心するはずだ」

 

「はい! フェンリー、スコル、ハティ、犯人が逃亡しないように外を固めて」

 

「「「グルルルル……!」」」

 

 うわぁ、殺意剥き出し。犯人が逃亡したらヤバイことになりそうだ。

 

 軽口を叩いている間に、銃士Xさん────ルナ・バルバストルさんが住んでいる家についた。……やっぱり見たことある。あの時のお姉さんがまさか銃士Xさんだったとは。

 

「このまま突入する! フォーメーションはα! 相手は凶悪な犯罪者だ! 手加減はするな! 殺すつもりで行け!」

 

「「了解!」」

 

 鍵がかけられていたが、小隊長の鬼瓦雅徳(おにがわらまさのり)さんがハリガン・バーで扉の鍵を粉砕。突入した。部屋の状況は分からないが、くぐもった悲鳴が聞こえた瞬間、小隊の紅一点、霞紗友里(かすみさゆり)さんが誰よりも速く悲鳴が聞こえた奥の部屋に突っ込んでいった。

 

「あーあ……」

 

「やらかしましたね、犯人」

 

 鬼瓦さんと大善院玄斎(だいぜんいんげんさい)さんが呆れたような声を漏らす。

 

「あの……霞さんって、あんな殺意の塊みたいな人でしたっけ?」

 

 いつもは穏やかにお菓子を摘まんでいるイメージだったんだけど……やっぱり父さんの後輩なだけあるなぁ……

 

「舐めた真似してんじゃあねぇ!」

 

「アガッ!?」

 

「女の肌を許可なく触れるとは屑野郎が! 死ね強姦魔!!」

 

「アギュッ!?」

 

 うわぁ……地獄のような声が聞こえてくる……てか犯人の睾丸潰れてない? 大丈夫? ……心配しなくてもいいか。自業自得だったわ。

 

 ちょっとだけ引き気味になりながら、バルバストルさんの部屋に入っていくと、顔面を掴まれて床に叩きつけられている男の姿があった。あれが、死銃の共犯者……でいいのか? 

 

 共犯者が絶叫している中、バルバストルさんがどこにいるのかと首を動かす。すると、寝巻きを破かれて、下着が見えた状態でベッドの上で涙眼になっている女性を見つけた。

 

「トー、マス……?」

 

「あー……ルナ・バルバストルさんで合ってますか? 遠間瑞理です。お久しぶりです」

 

 美しい銀色の女性に着ていたコートを羽織らせようと近付いた瞬間、俺の視界が回転する。

 

「あ、あの……?」

 

 押し倒されたと分かるまで、数秒の時間を要した。近くにあったクッションがいい緩衝材になったようで、痛みはなかったが、俺の心臓が痛いぐらいに跳ねている。甘くて柔らかい、この女性特有のいい匂いが俺の鼻腔を擽った。

 

「ヒァアア……」

 

 モザンビークではない。落ち着け、素数と動画のことを考えて落ち着くんだ……! 

 

「ありがとう……助けてくれて、来てくれて、ありがとう……!」

 

「ハヒッ……アノ……ソロソロ離レテクレルト……アリガタイデシュ……」

 

 小さく震える銃士Xさんこと、ルナ・バルバストルさんの抱擁が俺の脳を狂わせる……! はわわ……いい匂い……あ、柔らかい……温かい……! こ、これどうすればいいの……? 教えてくれ、ゼロ……和人……この状況、どうするのが正解なんだ……? 

 

 選択肢一、このまま気が済むまで放置。メリット、バルバストルさんが落ち着く。デメリット、俺が死ぬ。

 

 選択肢二、離れてもらうように懇願する。メリット、俺が死なない。デメリット、バルバストルさんが不安で泣く。

 

 選択肢三、人間賛歌は勇気の賛歌、人間の素晴らしさは勇気の素晴らしさ、ということでバルバストルさんが落ち着くまで勇気を振り絞って抱きしめておく。メリット、バルバストルさんが落ち着くまでの時間の短縮。デメリット、俺が死ぬ。

 

 ……おや? 俺が死ぬしか平和な道がないのでは? 

 

「ヒ、ヒィ……」

 

 うおおおお! 静まれ俺の心臓うううう!? 震えるなハート! 燃え尽きるなクールに行け! 素数を数えるか子守唄を思い出して歌え俺! 父さんと母さんが言っていただろう、女の子が泣いていたら泣き止むまで以津真天みたいに隣にいろと! ……以津真天って誰だよ!? 

 

 ええい、南無三! 

 

「だ、大丈夫……です……?」

 

 選択肢三を選んだ俺の体温は予想通り急上昇しているが、当初予想していたよりも高くはなっていない。冷たくなっているバルバストルさんの体温で丁度いい感じ。

 頑張れ俺……父さんと鋭二さんから教えられたテクニックを思い出せ……! あと、孤児院の神父様から教えてもらった子供を寝かしつける時のテクニックを思い出すそす。

 

「終わりましたよ、全部……バルバストルさんを傷付ける人はもう、いませんから……」

 

 気を遣ってくれたのか、三人は音もなくいなくなっていた。父さんの地元出身の三人……何者なんだ……

 

「また、助けられちゃったね……」

 

「あー……その……俺ずっと忘れてたって話します?」

 

「でも、思い出したんでしょ?」

 

「あ、はい。まぁ、思い出してますよ。あの時とは……状況と体勢が違いますけど……」

 

「ふふ、そうだね。あの時は……両親から怒られてから一緒に寝たっけ」

 

「もう覚えてない……思い出したら気絶する自信がある……」

 

 震えが止まったのを確認したので、離れようとしたが、バルバストルさんは俺を離そうとしない。離してくれ……俺の理性と心と本能と精神力が限界なんだ。このままでは気絶してしまう。女の子には勝てなかったよ……って堕ちちゃう……! 

 

『(恋に)堕ちろ!』

 

 今和人の声が聞こえたような気がしたぞ!? ラグビー部のユニフォームを着た和人が見えたような………………気のせいか。いくらお節介焼きの桐ヶ谷和人であっても、人の恋愛関係に首を突っ込んで────くるな、あいつなら。

 

 それはともかく、このままでは堕ちてしまうような気がするのは勘違いではない。このままだと間違いなく堕ちるだろう。だが、バルバストルさんは違う。

 

 だって大学生だぞ? 色んな人が集まる場所なら、いい人たくさん見つかるでしょ。もしかしたらもう彼氏がいるかもしれない。ただ相談に乗っただけ、ゲームで協力しただけの俺が入る領域、なくないですか? 

 

「あの、落ち着いたなら、離れてくれますか……? えと……こ、ここ恋、人でも、ないのに、こうやっているのは、その……まずいでしょうから……ほら、彼氏さんにも、悪いですし」

 

「え? 私彼氏いないよ?」

 

「へあ……? なら彼女さん?」

 

「彼氏いない歴=年齢だよ」

 

 ならなおさらダメでは……? ダメだよね? ダメだな!? 

 

「なおさらダメですよね……!?」

 

 焦りが滲んで上擦った俺の声が面白かったのか、俺をクッションに押し倒した状態でバルバストルさんは笑う。

 

「ふふ……じゃあ責任取ってもらおうかな?」

 

 その声は恐ろしいくらい魅力的で、ゾクゾクと背筋が震える。俺の顔、大丈夫かなぁ……トマトみたいに赤くなってる自信があるんだけど……

 

「私ね、君に助けてもらってからずっと、お礼が言いたかったんだ」

 

「は、はぁ……?」

 

「あの時言ってくれた言葉が、私を今日まで生かしてくれた」

 

 そこまで? あの時言ったことなんて、逃げてもいいし隠れてもいい……ぐらいだよ? 

 

「ありがとう、瑞理。私を助けてくれて」

 

「………………どう、いたしまして?」

 

 お礼をしたいなら離れてくれますか……? 死んじゃう……気絶しちゃう……! 

 

「それと、ね」

 

「まだあるん────ピィ!?」

 

 頬を優しく撫でられて変な声が出た。色白の細い手が俺の頬を捉え、俺が視線を逸らすのを許さない。

 

「私ね、好きな人がいるんだ」

 

「へ、へぇ……そうなんですか……」

 

「うん。でも、その人はヘタレだし、直接伝えて、行動に移さないと伝わらないんだ」

 

 いやいや、あり得ねぇ! 絶対あり得ない! あり得ないなんてことはあり得ない、なんていつも言ってるけど、これだけは譲れねぇ!? だって吊り橋効果でしょこれ!? 昔助けただけでこうなるわけがないよ!? 

 

『瑞理、逆に考えるんだ……貰われちゃってもいいさと』

 

『赤飯だな。赤飯。もち米買ってくらァ』

 

 父さんと母さんの声!? ついにおかしくなったのか俺は!? ……あ、俺がおかしいのはいつものことだったわ。

 

「遠間瑞理君」

 

 現実逃避を始めようとした直後、痺れるように甘い声が耳朶に響く。

 

「は、はひっ……!?」

 

「私、ルナ・バルバストルは────」

 

 ────君に恋をしています。

 

 温かくて、パチパチと弾けるようで、甘いその言葉を聞いた瞬間、俺の脳が考え、理解することを止めてしまった。真っ白になった脳に動け、動けと命じるが動かない。金魚のように口をパクパク動かし────

 

「ミ゜」

 

「あ」

 

 意識を手放した。

 

拝啓

 

 初雪の便りも聞こえてくる今日この頃。

 

 ギリシャの遺跡を巡り、研究しておられるお父様、お母様はいかがお過ごしでしょうか。

 

 不肖、遠間瑞理はこの度、好きな人ができました。昔話した、終電を逃した俺を泊めてくれた、親切なフランス人の女の子です。告白の答えを言わず気絶してしまいましたが、起きたら答えを伝えるつもりです。

 

 本格的な寒さに向かう時節、風邪など召されませんようご自愛ください。

 

敬具

 

 

 

 




トーマスはこの女性に、ナニカサレタヨウダ……(キャパシティオーバーによる気絶)
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