トニカクカワイイ+レッドサンブラッククロス(RSBC)   作:宇宙とまと

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冬の終わりが近付き花粉の季節が……




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いよいよ最終話

 

司ちゃんの動きのまとめ

 

西暦6世紀ごろ生まれる。(出身地は、当時都があった大和国……(現在の奈良県もしくは、京都府南部と推測される

 

不老不死になり、襲ってきた人を返り討ちに。

 

聖徳太子より、『司』の名前を授かる。(1)

 

遣隋使の一員として、隋に渡る。

 

菅原道真に学問を教える。

 

平将門の謀反に加担する。

 

九郎少年(後の源義経に剣術を教える。(鎌倉殿の13人で、性格がおかしかったのは司ちゃんの教育が間違った説w)

 

酒匂川に掛けた橋の落成式から帰る途中の、源頼朝(大泉洋)に向け森の中から、特製の吹き矢wでプッとやった説w 静の子供と、義経の仇として狙ってそう。

 

細川藤孝に料理などを習う。嫡男の細川越中守忠興が、男のヤンデレにwなったのは、司ちゃんが原因である可能性あり。(裏表紙にある細川君の事 あの剣豪塚原卜伝の弟子でもあるが、信長の野望や、太閤立志伝では武勇の値は高くない。まあ溝畑……まあ今川氏真も、塚原卜伝の弟子だけど弱いw)

忠興は後に丹後宮津藩→関ケ原の功績で、豊前小倉藩→後に肥後熊本藩初代藩主に。近衛文麿、細川護熙の両名は子孫。

 

酒井忠次(大森 南朋 どうする家康)と、江戸の町を視察。

 

鎖国関係ないよで、ワープして海外放浪。フランスで自動車研究したり、マリー・アントワネットの家庭教師を務める。

 

マリーはルイ16世の妻で、フランス革命で処刑される。ロベスピエールとか、処刑推進派に復讐してそう。自動車研究していたフランス人は天寿を全う。

 

 

パリ万博等に参加(吉沢……渋沢栄一等とも面識有るかも)

 

維新後大久保利通か、伊藤博文か、陸軍重鎮山県有朋辺りと対立し日本を出る。

 

 

ここから当該小説の動き

 

ワシントン州シアトルに住み着く。(仕事は自由に想像すべし)

 

1948年4月 東海岸に旅行に向かう。

 

5月12日   予定を切り上げ、飛行機で帰る。シアトルに着陸できず、南東のスポケーン空港に着陸。夜行列車で帰る。

5月13日   独軍全面侵攻開始。第三次世界大戦勃発。司ちゃんは寝た5分後に大家さんに起こされるw

 

6月      ワシントン陥落 ニューヨーク無血開城。パナマ運河占領。

 

秋       独軍秋季攻勢で3分の2が独軍の占領下に。

 

9月      シアトルに視察に来たアイゼンハワーを、ドイツに雇われた暗殺者から救いその後雇われる。

 

12月7日前後 米本土東方沖で、反応弾頭輸送中の独軽巡『カールスルーエ』事故で轟沈。(船体の発見は司とナサが最初に出会う頃)

 

12月17日  午後3時半、カンザス州より発車された、中距離反応弾頭弾ミサイルにより、サンディエゴ、ロスアンジェルス、サンフランシスコ壊滅。犠牲者250万人以上。

        停泊していた合衆国海軍艦艇は壊滅。僅かに50隻が残る。(フィリピンや、アリューシャンの小艦隊除く)

 

        ね〇こみたいにブチ切れた司ちゃんは、潜入工作員になる。

 

        数か月間 工作員としての訓練を受ける。

 

 

49年      夏頃  ニューオーリンズ州ニューオーリンズに潜入。マレーシア系中国人が経営する、雑貨店で働き客のドイツ兵から情報収集。

 

1949年10月 ルイジアナ州南西部上陸作戦『剣作戦』が行われ、司達工作員は、独軍の罠に気付き通報。日本軍は壊滅を免れ洋上に撤退。

         工作員の一部は、独軍警備兵に射殺されるが、司はワープして逃げたので無事。

 

     下旬  働いていたお店の横の倉庫に、バードストライクを起こしたジェット戦闘機が墜落して、延焼して雑貨屋も焼ける。

     11月 独軍からの見舞金を受け取り、従業員は故郷に帰ったり、違う州に向かった。

 

         数か月間、サクラメントの総司令部で事務をしたり、短期間の潜入任務を行う。後レジスタンスとの連絡任務も。

 

1950年3月半ば 独軍占領下の東海岸の主要都市に潜入し、民間人の生活を調べる任務が実行される。司はニューヨーク潜入。

4月初め     ラインハルト・ハイドリヒと遭遇。ハイドリヒは司の異常な力に気付くも、いくつかの幸運で姿を見られずに済む。

 

7月       再び長期任務で、カンザス州トピーカの、中華レストランに就職。

 

 

12月15日   郊外の丘で感傷に浸っていたら、威嚇飛行を行っていた、『JU-52』(旧式輸送機を改造したガンシップ)と遭遇。 

         キューバ南東のグアンタナモに、輸送船団護衛として派遣された超大型戦艦『播磨』と、8万トン級戦艦『尾張』『紀伊』入港。

 

12月19日   コロラド州で、レジスタンス大物が人食い熊に殺害され、ラジオニュースで知る。

 

12月20日   軍需企業幹部の子供が迷子になっていたので、自宅に送り届ける。夕食に招待され受けるが、きっちり工作員としての仕事もする。

         東のミズーリ州の廃屋にワープして打電。

 

         バージニア州ノーフォーク軍港より、大ドイツ海軍北米艦隊主力出撃。潜入工作員により、サクラメントの総司令部や、クァンタナモの大日本帝国海軍基地等に通報。

12月23日   デンバーに居る店主の親戚に、退院祝いを届ける事になり、急行列車で向かう。『多分始末されるだろう、独軍の澤永を目撃』(2) 

 

         大日本帝国海軍高高度戦略偵察機『景雲改』が、嫌がらせで投下した小型爆弾が信号所と線路に被害を出し、数時間遅延。

 

         6時間遅れで到着し、退院祝いを届け夕食をご馳走になる。遅れが原因で、東方面の夜行列車確保できず。市内ホテルに宿泊。

 

   24日   図書館で読書。ホテルで寝ようとしたら緊急無線を傍受して、コロラド州南西部デュランゴに向かう。アインザッツグルッペン所属の

         クレイマン中佐達3名を倒す。その後救出したアメリカ人家族とともにワープ。一旦中継地点でドイツ人は放置して、米軍支配地域に行き、

         アメリカ人家族を渡す。

   25日   再度ワープして、クレイマン中佐達を回収してカナダマニトバ州にワープ。副官と運転手は埋葬し、中佐は地雷原のど真ん中に放りだす。

         一旦デンバーのホテルに戻る。その後再び、サクラメントの総司令部に。アイゼンハワー大将より感謝される。

   27日   『ニューヨーク沖海戦』で、独戦艦『フォン・ヒンデンブルグ』撃沈。広島長崎に対する反応弾攻撃を知る。

         デンバーにワープして、夜行列車でカンザスに帰る。

1951年3月  偽装の手紙を使って、カンザスより離れる。その後カリフォルニア州北部の独軍兵捕虜収容所で、休戦成立まで事務員として勤務。

     8月  シアトルから客船で帰国。

    9月上旬 広島市で時子と出会い、養子にする。

 

では本編

 

 

自分の命を惜しんで、こそこそ隠れている指導者に、いったい誰が付いていくと言うのだ。

フィデル・カストロ元キューバ首相

 

では、ここで主な人物のその後を紹介する。

 

 

ドワイト・アイゼンハワー

 

 戦後1956年から64年までの8年間にわたり合衆国大統領を務め、合衆国の再建に尽力する。また渡米した司と時子を支援している。1969年3月28日 ロサンゼルスの病院で死去。

 

「月面到達まで、後と4カ月だったのに」

「見せてあげられなかったのは残念ね」

 

ダグラス・マッカーサー

 

1956年の予備選挙に出馬するも、アイゼンハワーに大敗して断念する。1964年4月死去。

「老兵は死なず、唯消え去るのみ」の演説で有名。

 

ジョージ・パットン

 

戦後陸軍士官学校校長を務め、意外に名校長ぶりを発揮して次代を担う人材を育成する。また司と時子を支援している。

1985年12月21日死去。

 

ウォルター・ベデル・スミス

 

休戦後、2年間駐大日本帝国合衆国大使として日本に赴任。その後3年ほどCIA長官を務め、61年8月9日に死去。

司と時子と再会する事は無かった。

 

 

 

ブルー中尉

 

最終的に大将・統合参謀本部議長にまで栄達する。

 

 

 

陳さん一家

 

後述する第4次世界大戦も生き残り、店は子孫が継承中。

 

 

サンティアゴ ・ バリド

 

1951年11月に、ニューメキシコの自宅で死体で発見された。検視の結果拳銃での射殺と判明。ほぼ即死でその意味では幸運と言える。

「はっ、まさか司ちゃんが……あっもう日本か。米軍の粛清かな」

「再渡米した後で知ったんだけど、アメリカ軍は報復の為に自宅を急襲したら、……サスペンスあるあるが」

「もう死んでいたって奴?」

「そう聞いたわ。犯人は現在まで不明なの。米軍関係者で無いことは間違いなさそう。真犯人?、色々恨みを買っていたらしいから」

 

 

エルヴィン・ロンメル

 

 政策が穏健より過ぎて、批判の声が大きくなり皮膚病の治療の名目で引退する。1978年に死去。

 

ラインハルト・オイゲン・トリスタン・ハイドリヒ

 

 1955年に第三代目大ドイツ帝国総統に就任する。辣腕を振るい「アメと鞭」を巧妙に使い分け、30年に渡る在職中は、日米との間で全面戦争は起きなかった。86年5月末に緊急入院し、8日後に死亡。

 

クレイマン・ゴルツ准将(死後特進)

 

 公務中の死亡(公式には、コロラド州南東部での鉄砲水による死亡推定)とされ、家族には規定通り遺族年金が支払われ、家族は幸運だった。が、2000年に国が崩壊し民主化し、初代女性首相(ハンブルク出身)により、特別行動隊所属者や、戦争犯罪が認定された軍人の年金と、恩給は全額没収される事になり、妻子は不幸になり多くのユダヤ人などは喜んだ。

 

クリストフ・ミンツ

 

 大ドイツ帝国軍では穏健派として知られる。国防軍総司令部次長(上級大将)まで昇進する。退役後はポルトガル、スペイン、イタリア王国等の駐独大使を歴任。家督継承後に、政略結婚をする事になったが夫婦仲は良好で、彼もまた幸運だった。2018年に死去。

 

 

例のドイツ人捕虜(ドイツ版伊藤〇の同類)

 

 他の独軍捕虜や、東米からの亡命者・避難民から悪い噂が、西米の一般市民や、報道関係に広がり亡命は拒否される。偽名でメキシコに逃がすと言う案も、マスコミに露見して中止に。結局、ドイツ側に送還される事になったのだが……

 

「流石にみすみす殺されるのは流石に、上層部としては寝覚めが悪いと言う事になったのね」

「確か、当人は自殺したとドイツ側に通知して、別人として送還したんだっけ」

「ワシントン州の捕虜収容所の病院に、重傷で捕虜になった独軍兵士が居たんだけど、10日後に傷が悪化して死亡してしまったそうなのね。その兵士が

伊藤〇もどきに、外見と背格好がかなり似ていたの」

「死亡した捕虜は、孤児院出身で身寄りが無いから、不審に思う親族もいないし、以前見たドキュメンタリー番組で、戦地でも寡黙な性格だったのか、他の兵士とあまり会話したりしなかったと言ってた」

 

「ドイツのナイスボート野郎も、渋々その提案を受け入れ52年の1月に、ドイツ本国に戻る事になって、ボストンから復員船でドイツに戻った」

「でも、船がドイツ本国に付く前日までは、船の船員や他の復員兵の目撃証言があるけど、到着した時には忽然と姿を消していた」

「船内で実家筋の刺客か、軍の特務機関に拉致されて消された説が有力ね。もしくは自ら飛び込んで死亡したか。時間的にドーバー海峡の狭い所を航行していた時間帯だから、実は生きていた説……泳ぎは得意だったらしいわ……もあるのね」

 

「日本でも、復員兵が忽然と消えたって事があったみたいだね」

「そのほとんどが、カナダやアメリカで婦女暴行や、民間人からの略奪・窃盗の常習犯の疑いがあった不届き者よ。無論日本帝国も明確な物証や、目撃者がいた場合は容赦なく処断し、銃殺刑になった人もいたわ」

「でも、どうしても確実な物証などが無くて、止むを得ず無罪や不起訴にせざるを得なかった士官や、兵士が復員船……日本に到着する前日までは目撃証言があったから忽然と姿を消した」

「軍事裁判で無罪や、不起訴になった人全員じゃ無くて『あくまでも、実は有罪の可能性が極めて強い奴』20人ほどが……、……私が乗った船では無かったわよ。まあ戦地にいる間に、婚約者が他の女性と駆け落ちされて、飛び込もうとしていたのを船員が阻止したり、酔っぱらって海に落ちそうになっていたのを助けた事はあるわね」(3)

 

「リーダーは好かれなくてもよい。 しかし、尊敬されなくてはならない」

元英国首相マーガレット・サッチャー

 

 

 

「再渡米した後は、もうスパイする事も無かったんだけどね。東米との境界線で大工事が始まっているって聞いて、ワープして見に行ったのよ」

「ええと、カエサルラインの事だね」

「でもその前に」

「その前に?」

「カエサルって、英雄かも知れないけどローマ人じゃない! せめてドイツかヒトラーの出身地のオーストリアの、将軍かビスマルクのような大政治家の名前を付けなさいよって、突っ込みを入れてやったわ」

 

ぶれない司ちゃんw(ポンコツ)

 

 

 カエサルも『ボナパルト作戦』のナポレオンも英雄だから、ヒトラーやハイドリヒが使いたがるのも理解できるんだけどと、司は付け加える。カエサルは暗殺され、ナポレオンは最後は大西洋の孤島セントヘレナに島流しと、結構縁起でもないと思うのだがと思うナサ君w

 

(『ボナパルト作戦』とか、『カエサルライン』とかおかしい気はしますが、『レッドサンブラッククロス』原作でそう表記されているんだから、どうしようもないw ゲフンゲフン)

 

「停戦ラインの東側では、山と森が建設されていたわ」

 

 無論東米市民の為に公園が作られていた訳では無く、その地下は要塞化され多数の長距離砲や、地対地ロケット砲などが無数に配備されている。無論多数の主力戦車等も配備されているだろう。

 

 

大ドイツ帝国が戦争の再開を諦めていないことは明らかだったが、民主国である西アメリカは対抗して莫大な予算を投じて、大要塞を作る事は不可能だった。

 

 

 結局1980年代初めに、カナダ北部からメキシコ湾までの大要塞は完成する事になる。

 

 

 

 で、月へ行く有人ロケットは日米英が結集した結果大ドイツより先に完成した。発射基地はマリアナ諸島の中で大型船も停泊できる港がある、米領グアム島に設置された。

 

 

日本本土から部品を海上輸送する大船団には、万一に備え空母や対潜フリゲート艦などが護衛に付いたのだが、

 

 

「上層部は、月上陸の一人に日本人が選ばれた事に歓喜して、輸送船団の護衛に戦艦まで付けたのよ! しかも2隻も!」プンスカ

「まあアメリカ側の船団も、一隻戦艦が居たみたいだし」

 

 大戦争を生き抜いた『土佐』と『ニューメキシコ』は、後部主砲を撤去し、対艦長距離誘導ミサイルのテスト運用として、現役に復帰していた。(4)

「その2隻は、そのパフォーマンスも兼ねていたから(報道陣の前で発車テスト実施)まあ良いとしても、21万トンの『播磨』まで予備役から引っ張り出して、護衛に付けるなんてお金の無駄遣いね。そのお金があればアニメが何本も作れるわ」

 

『播磨』を見たアメリカ人は正反対に大喜びしたのも、司ちゃんは呆れてしまった様だ。

 

 

で、結局月では何も見つからず司は落ち込むのだが……

 

 

翌1970年4月

 

 

 大ドイツ帝国も9カ月遅れで、月面有人着陸に成功するのだが…… 大ドイツの発射基地は気象面から、同盟国フランス領のアルジェリア中部にあるのだが、やはりこちらも大型の部品は陸路と船で運んでいた。(他の部品は陸路は地中海沿岸まで貨物列車で運び、その後は船で運ぶ)

 

 

キールを出港した大輸送船団は北海から英仏海峡を通り、ジブラルタル海峡を通りアルジェ港に向かうのだが、こちらも空母や駆逐艦が護衛に付いていたのだが、ハイドリヒは日本帝国に対抗したくなったのか、

船団の旗艦に据えたのは、今や世界第2位の大型戦艦『デァ・フリート・ランデル』(『フォン・ヒンデンブルグ』の姉妹艦)だった。

 

こちらは『播磨』には劣るとしても、長らく大ドイツ海軍旗艦として欧州市民からは絶大な人気があった。

 

 

「ハイドリヒの野郎、私に見せつけてるんじゃないだろうな」

「姉様、何を自意識過剰な事を言っているのよ」

と時子さんに言われたのだが……

 

 実は21世紀になった後で知ったのだが、ハイドリヒは未だ謎の不老不死の人物にあって歴史談義をする事を諦めていなかったらしい。

 

「司ちゃん、もし夢であったら歴史の事でも話してあげるの?」

「あいつは大政治家の力量は認めるけど、戦犯の一人には違いないからお断りよ」

 

ドイツ民主化後、多くの機密文書が公開されたのだが……

 

「だんな様、ヒットラー総統は死去の数日前、完全に意識不明では無く妙なうわ言を呟いていたって、知ってる?」

「かなり有名な話だからね。最初は周囲の医者や、お付きの軍人も、唯のうわ言だと思ったんだけど」

次第にある一つのストーリが浮かび上がった。うわ言は丸でベルリンがソ連軍の大舞台に包囲され、猛攻撃を受けている様だった。その中で、ヒトラー総統は無謀な反撃命令を連発する……

 

「ヒトラー総統は、別世界の……第三帝国が、ソ連やアメリカに敗北し滅亡する世界線の、ベルリンを垣間見たとか、ホラー好きの間では、最後にその世界のヒトラーと、精神が入れ替わったとか、異世界転生小説とかによくある、小説の人物に現代人が憑依してしまうとかああいうやつ」

「異世界転生小説は、よく知らないけど……総統のうわ言の世界では、『タイガー戦車』が、大いに活躍していて、後凄い超重戦車も制作されていたとか。司ちゃんは知ってる?」

「『ティーゲル戦車』の事ね。55トンの重戦車……だったかな。43年のモスクワ攻略に向けて開発されていたけど、車体が重すぎて、速度は遅すぎ、故障も多く、道路は凹むとか、まあ問題だらけでね。まあ状態が良かった一部はモスクワ攻撃で使用されたみたいだけどね」

「生産は400台で打ち切りになったみたいだね。ドイツが負ける側だったら、防御戦闘でかなり活躍したんじゃないかな」

「パットンや、アイゼンハワーもそう言っていたわね。ドイツが負ける側だったら、無敵の強さを発揮して、大いに勇名を残したんじゃないかって」

「アメリカの『シャーマン戦車』じゃ、後ろに回り込んで後部を撃つか、重砲か、戦闘爆撃機の援護でも無いと撃破できないんじゃないかな」(5)

第三次世界大戦でも、活躍したのは速度が速い『パンテル戦車』ばかりだった。(後で、防御と火力重視の重戦車も開発された)

哀れタイガー戦車は、廃棄されるかカナダで鹵獲された、日本製の凄い高性能戦車『七式中戦車』の、主砲のテストの的にされて破壊された。

 

 ちなみに超重戦車『マウス戦車』は、128トンでまともに道路も走れず試作車両2台で中止にされた。まあ当然だろうwちなみに試作車両は、ベルリン戦車博物館で展示されているが、妙な人気があり、戦車道アニメに出たり、戦車ゲームに出ている(敵として出る場合は、公式チートで高速が出せる設定になる場合もw)

 

 ハイドリヒが生きている間は、極めて危ういバランスの上ではあるが、全面戦争は起きなかったのだが、4代目の総統は大ドイツ帝国の衰退を避ける為には、全面戦争しかないと考え、1990年の6月6日に、遂に第4次世界大戦が勃発してしまう。双方とも反応兵器と毒ガスや化学兵器の使用は自重したが、北米を中心に甚大な被害が出る事になる。

 

が幸いに戦争は1年を超える事は無かった。史実世界より30年早く『何とか19ウィルス』(病原性や死亡率は史実と同等とする)が、アメリカとドイツで発生し増援部隊と共に最前線に蔓延した。それにより、双方とも戦争どころではなくなり91年5月に休戦となった。それにより大ドイツ帝国の威信は失墜し、衰退を止められなくなり2000年に遂に崩壊し民主化した。

 

 

 成功者は、決断を即時に行える習慣をもっているものだ。

リチャード・ニクソンアメリカ元大統領

 

 残された東アメリカだが、それから25年は持ちこたえた。北〇鮮とは比較にならないほどのインフラや、経済力があったからだ。食料や天然資源もほぼ自給できたのも大きかった。

 

が民主化を求める動きは年々大きくなり、史実より半世紀遅れて黒人への公民権が付与されたりしていた。

 

 

「そしてついにあれが崩壊する時が来た」

「だんな様は、あの会見をテレビで見たの?」

「次の日のニュースだけどね。会見が始まった時は記者の人も、全員つまらなさそうにしていたのが、とても印象的だね」

 

 それはナサと司が最初に遭遇する、およそ3か月前2023年11月9日の事だった。

 

 その日ワシントン時間午後6時から定例の記者会見が始まり、テレビで中継された。と言っても時代遅れのファシズム国家のプロパガンダ会見だったので、途中までは政府高官が、工場を視察したとか史実の中〇人民共和国の国営ニュースの様なつまらない内容で、会見場所に居た東米の記者や、許可された西米や、ドイツ共和国や、英国や日本人の記者も皆真剣に聞いている記者は皆無だった。

 

 

午後6時53分

 

 イタリア国営通信のエールマンが、東米合衆国運輸長官ギュンター・シャボフスキーに対し、『東米国民の旅行自由化法案について』質問を行った。それは東米市民が自由に外国に出国できるという内容だった。が、実は正式な決定は翌日の予定で、まだ成立していなかった。シャボスキー長官は会見前に何度か打ち合わせの為に、中座していて、内容を正確に知らずその為に法案は正式に成立し、既に記者にも通知済みと勘違いをしてしまった。

 

 

エールマン

「法案の効力は、何時発効するのですか?」

シャボスキー

「私の認識では、直ちに遅滞無くです」

 

 記者たちの目の色が変わり、会見が終わった瞬間飛び出して行った。直ちにこのニュースは全世界に中継されてしまい、東米市民は続々と国境線や『カエサルライン』へと向かった。翌日昼には、各ゲートには数千から数万人の市民が集まり、ゲートを開けるように要求した。午後0時半に東米政府は暴動を恐れゲートの開放を許可し、市民はおよそ72年ぶりに西米の市民と再会した。ラインハルト・ハイドリヒが25年の歳月と膨大な国費を投じて建設した要塞は、一人の勘違いによりわずか半日で無力化された。

 

 

「でもあの要塞どうするのかしら、撤去に多分建設した時と同じくらいかかるんじゃ」

「試算だと最低でも20年はかかるみたいだよ。まあ一部は軍事博物館として活用するらしいけど。他には地下の軍事施設は埋め戻して、上の森は自然公園やハイキングコースとして、再利用する場所もあるみたいだね」

「ばかばかしい話ね」

「でも撤去には膨大な労働力が必要だから、公共事業とするとかなり有益だよ、東米はかなり失業率も高いし」

「ふーん、じゃ失業者にはありがたい話ね」

 

 

「で、もうすぐ……後数分でクリスマスね」

「そうだね」

とその時、ナサの手がリモコンに触れてテレビの電源が入る。ワシントンからの生中継で、多くの市民がホワイトハウス前に集まっていた。時間は東部標準時午前10時で、これよりおよそ14時間後、アメリカ合衆国は75年ぶりに一つの国家に戻るのだ。

 

「じゃあ司ちゃん、メリークリスマス」

「ナサ君と、全てのアメリカ人にメリークリスマス」

 

 

 

 

 

半日後

 

要ちゃんがやって来てこう言った。

「昨夜はおたのしみだったようですね」ニヤニヤ

 

 

読者のみなさんありがとうございます。これで完結です。

 

 

 

 今回かなり楽しく書かせて頂きました。原作者の畑先生と、故佐藤大輔氏には感謝感謝ですね。尤も、佐藤氏が途中で放り出したので、作中の『アメリカ東部のユダヤ人に対する待遇』等は、(史実の様な絶滅収容所が無い事は、レッドサンブラッククロス原作に明記)や、『反応弾頭の米カンザス州への輸送方法』等は、オリジナルです。今回のヒトラー死亡寸前の描写とかもです。(外伝で補完する予定だったかも説)

 

 第4次世界大戦は、開戦日時は第一巻冒頭にありますが、(昭和65年6月6日開始とある)犠牲者数や戦争の期間は不明ですので、あれが『史実より30年早く蔓延して』戦争継続不可能になり、実質半年で終戦としました。

 ハイドリヒが、在職30年の間は大規模な戦争は起こらなかったと言うのは、一応原作準拠。多民族国家ユーゴスラビアも、チトー氏が剛腕で首相やっていた間は、纏まっていたのに似てますね。(死後崩壊した)

ハイドリヒが日本趣味と言うのは、私が考えた架空設定ですw 彼が集めたコレクションは今頃博物館で公開されてますね。

 

 ハイドリヒが25年以上の時間を掛けて、合衆国分断地点に建設して大要塞(要塞は原作に出てる)は、あっけなく崩壊しましたがそのシーンは完全に、『ベルリンの壁』崩壊のオマージュです。(オリジナルシーン)出ていた二人も史実そのまんまですw

 

 実はレッドサンブラッククロス原作では、大ドイツ帝国が民主化したのは準拠してますが、アメリカは最後まで分断されたままです。

 

一番後の時系列の外伝(2065年)で、日英独は友好国になって、月面で共同研究もやるほどになってますが……

英「なんか反応弾溜め込んだ、西米と東米が核戦争しようとしているよ。戦争になったら地球全体に悪影響出るから、先制攻撃をして双方とも始末しない?」

独「賛成」

日「同じく」

と言った物騒なシーンがあったので、この小説では史実ドイツみたいに無事再統一された事にしました。最も要塞機能付きの、森と丘は多分撤去に、20年と書いたけど50年は掛かるかと。

(公共事業とすればかなりの失業者対策に)

 

 

 最終話タイトルは、ウクライナでの戦争の終結してと言う意味です。多分戦争が続いている限り『ガールズ&パンツァー最終章』の新作公開は、不可能ではと思うからです。

(戦争が終わっても、10年無理との意見もあるみたいですが)

二宮氏主演の、『ラーゲリより愛を込めて』みたいな戦争の悲惨さを描く映画はともかく、ガルパンは無理でしょう。SNSとかを見ると『新作公開されても、ウクライナの事かあるから見たくない』

と言ったコメントも見かけます。まあ架空戦記モドキ(?まあ架空戦記要素は薄い)を投稿しているお前が何を言っているとか、思われるかも知れませんがね。

 

『ティーゲル戦車』

 ガルパンでおなじみのドイツ軍の重戦車。主砲は88ミリ砲。(高射砲を転用)『レッドサンブラッククロス』では、ソ連の戦車に対抗すべく、43年のモスクワ攻略に向け開発されたが、故障が相次ぎ400両足らずで生産打ち切りに。速度も重要視される進行戦には向いていなかった様だ。「ドイツが負ける側だったら、大いに活躍しただろう」と、言われている。

 

史実でも、故障が多かったが防御戦闘だとあまり動く必要も無いので、許容範囲だった。

 

『パンター戦車』

 ドイツ軍の主力中戦車。北米侵攻作戦で主力を務める。『七式中戦車』には性能面で劣っている。

『マウス戦車』ソ連軍の新型戦車に対抗すべく開発していたが、史実通り2両だけで中止に。「防衛戦闘にしか使えない」どころか、「防衛戦闘にすら使えない」w 絶対に橋落ちます。戦略系ゲームでも移動力が低すぎて出番皆無だったが、某戦車道アニメで大活躍した。

 

史実では、モスクワのクビンカ戦車博物館に展示中。

 

戦艦『土佐』

『長門型戦艦』の拡大版、主砲は40センチ砲10門。『加賀』は姉妹艦。

史実では、『土佐』は建造中止、『加賀』は空母に変更されて完成している。

『七式中戦車』

 史実では存在しない凄い高性能戦車。主砲は10センチ砲。(『秋月型駆逐艦』の、長10センチ対空砲を転用)北米で大活躍。ドイツ軍に鹵獲され、ドイツ本国の試験場でテストされるが、視察に来ていたヒトラー総統が、「日本人に劣る戦車しか作れんのか! 恥を知れ」

と激怒して、研究者に発破をかけるシーンが。

 

最後に22巻のカバー裏を見ると、やはり『ネオ輝夜ちゃん軍団』が、地球再侵攻を計画しているようです。(司ちゃんが見ている映画か、綾さんやってるゲームの冒頭ネタかも)

 

キョエちゃん(現在自分探しの旅に出てる……事になってるw)

「今から、朗読劇やるバカー。なさつか夫婦VSネオ輝夜ちゃん 」

 

「襲来する『ネオ輝夜ちゃん軍団』wぐおおおん(宇宙船の音) 攻撃を受ける都市。ババーン記憶を全て取り戻す輝夜」

「ボカーン、撃墜される:インペリアル・エアフォース・ジャパン(大日本帝国空軍)の戦闘機。(無論完全国産機w)

「由崎司、お前に奪われた力を返せ」

「だんな様、来世でも一緒よ」

「うなづくナサ」

「だがその時輝夜軍団に、砲弾が命中する」

輝夜

「何者!」

「それは予備艦としてまだ保管されていた、超大型戦艦『播磨』の56センチ砲弾! 『播磨』は今度は地球を守るべく、輝夜ちゃん軍団に戦いを挑む……」(6)

 

 

チコちゃん

「いやいや無理だって、デス〇ター要塞の主砲喰らって消し飛んだ、惑星オルデランみたいに一瞬で轟沈ね」

キョエ

「フルバージョンは、この後午後9時からN〇Kで放映しまーす」

チコ

「キョエちゃんの嘘だから、ありませんw」

キョエ

「お後がよろしいようで、バカー」

 

 

最後のは「キョエVSシン・ゴジラ 新小岩激闘編」のオマージュw

 

 

 

 

1 現在実在すら疑われている。信玄の軍師山本勘助とは真逆。山本勘助は、戦前は架空の人物と考えられていたが、昭和後期の研究で実在が明らかに。

 

 

2 悪名高いスクールデイズに登場するサブキャラ。澤永泰介(さわながたいすけ)主人公伊藤誠の友人。誠は、ロクデナシだが展開によっては、イジメを止めさせたり活躍する事もあるが、  澤永はロクデナシで、ピー事件などを起こす。しかし、主人公は〇害される展開もあるが、澤永は抹〇されたり、逮捕されたりする展開は無い。 まあゲーム本編の後で、右京さんか大岩一課長により、逮捕されたと思う事にしよう。

キョエ

「あのゲーム舞台神奈川らしいから、むーりー。バカー」

3 北米で戦争犯罪の疑いが強いが、物証が足りず無罪になった日本兵が、忽然と復員船から消えたと言う件は、レッドサンブラッククロス外伝に有ったので、そのネタを基に話を膨らませた。

 

 

 

4 史実でも戦後アメリカは旧式戦艦数隻を使い、新兵器のテストをしていた。

 

5 「4両以下の『シャーマン戦車』で、タイガー戦車に挑むな」と言う命令が出ていたそうな。

 

6 『播磨』と『武蔵』は、戦後記念艦として展示。『武蔵』は東京湾、『播磨』は不明。

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