MCU版『アークナイツ』   作:日立インスパイアザネクス人@妄想厨

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 視聴者のみんなヤッホー! 初見さんは初めましてー♪ どもども〜。隠れ全能系美少女のっUちゃんです⭐︎ 今日はシアトル・タコマ国際空港に来てるよ!
 シアトルと言えばシアトル・マリナーズの本拠地のT-モバイル・パークが有名だから現地で野球観戦!……したかったんだけど、ちょうど球場を改修する日と重なっちゃって試合はしてなかったんだよね……。
 でもでもシアトルは自然とテクノロジーが共存する街って観光ガイドにも載っててね、観光名所はたくさんあるんだ!
 たとえば活火山がある自然公園のマウント・レーニア公園でしょ。独自の自然を感じながらの登山が楽しめるんだって! まぁこの時期に軽装で登るとか正気か? って公園の管理の人に止められて登れなかったんだけど。
 それとガラスの美術館のチフーリ・ガーデン・アンド・グラスとか! 格式高そうで日和って入場出来なかったけど。
 あ、でも博物館やテーマパークを有するシアトル・センターは楽しめたんだ。スペース・ニードルの行列が長くって一日掛かったけどシアトルの街並みがすごかったんだよね〜!
 ……え、全然シアトルを楽しめてないって? 大丈夫! シアトル・コーヒーは飲めたもん♪
 そんなこんなでマジで死ぬかと思ったニューヨーク観光からのアメリカ横断ツアーはここシアトルでおしまいなんだけど、リスナーのみんなは楽しめたかな?もしまたUちゃんと旅行気分を味わいたいって人が居るならチャンネル登録をよろしくね♪
 今なら登録者が10万人に達成したらなんと! 登録者から抽選でUちゃんと一緒に旅行する権利をあげちゃうよ!


コメント:あんな旅行行くわけねぇだろバカ!
コメント:何でこの子行く先々で大惨事にエンカして無事なの……?
コメント:フロリダでアイアンマンが空から人と手を繋いで降ってくるわサウスダコタででっけぇオオカミに襲われるわどっかの森の奥で目がうつろな集団に飲み込まれそうになるわ
コメント:あの因習村みたいなとこ一体何……?
コメント:ミズーリで見つけたあの新種の植物絶対持ち帰るべきだったって! 抜けなかったからって諦めんなよ!
コメント:これで横断ツアーも終わりかーなんだか名残惜しい
コメント:まあ旅の終わりだし、最後は何事もなかったらいいんだけどねUちゃん


タコマ・シアトル空港 その1

12/21 am10:10 シアトル・タコマ国際空港

 

 広大な大地を持つアメリカでは飛行機の移動は必須。空港の保有数は402、世界一だ。

 アーミヤ達が住むシアトルにも国際空港はあり、アフリカ大陸への旅路にはそこを利用することにした。

 

 2日前、モーテルで一晩を過ごしたアーミヤとチェン。モーテルに着いて目が覚めたアーミヤに、チェンは信号の発信場所の座標を教えるとそのままアフリカ行きのチケットを取って向かおうと逸るノンストップガールなアーミヤをチェンは押しとどめ、一先ずアフリカへ行く経路とその準備、あと腹ごしらえをするように説得するのであった。

 

 アフリカのワカンダへのルートはシアトル・タコマ国際空港には直通する便は無く、まずはフランスのシャルル・ド・ゴール国際空港へ。そしてナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港へ乗り継がなければならない。

 そんな海外渡航で必要なパスポートなのだが、アーミヤの分はすでにドクターが取り揃えていたらしくアーミヤは胸を張ってチェンに見せつけた。……チェンは彼女のパスポートの表記が正しくないことに気づいてはいたが、今は口出ししないことにした。

 ともかくアーミヤの予定は決まる。渡航の際に必要になる物は準備してあることを確認して、ベッドの上で頼んだピザを楽しみながら夜を過ごし、翌日の朝からチェンが取り計らって飛行機のチケットを獲得、その後は旅行に必要なグッズを近くのモールで揃えたり穏やかな一日を過ごした。

 

 

「あの、本当に大丈夫でしょうか……? こんな格好してたら、私……」

「よく似合ってるじゃないか。元から素材が良いからな、知り合いにアドバイスをもらって正解だった」

「でも、()()()()()()()()()()()? 何だか落ち着かない……」

「あんまり耳を動かすんじゃないぞ。それこそバレる」

 

 アーミヤは今、いつものフード付きのコートを着ていない。全てチェンに仕立ててもらったコーデを身にまとっていた。

 白いワンピースの上から大きな襟を広げた黒地のクラシックコートを重ね着し、アーミヤの背中まで伸ばしたサラサラの茶髪をアップでまとめ上げてアップポニーテールに。彼女の荷物の一つは肩掛けのジャーナリストバッグに変え、いかにも旅行者といった印象を受ける風に仕立てられた。それと彼女の言う通り隠すべき耳は小さめのキャップの間から通して彼女の頭上に晒されていた。

 こんな大勢の人間が居る前でこんな異形の特徴を晒すことに抵抗を覚えて落ち着かないアーミヤにダッフルコートに真冬用の厚手のニット帽を被ったチェンは、

 

「世間はクリスマス前で帰省や旅行で人が入り乱れてる状況だから、一人二人妙な格好をしたところで気にしないものだ。それに空港に旅行帰りでテーマパークのグッズを身につける奴は普通に居る。耳の付け根を隠しておけばそれっぽく見えるだろ。あとヘッドホンも着けとけばパーフェクトだ」

「そうなんでしょうか。……ぁぅ〜、でもやっぱり私がこんな格好して変じゃないでしょうか?」

「大丈夫だ。どこからどう見てもシアトル観光でウキウキ気分のローティーンにしか見えない」

「……私そんなに子供じゃありませんから」

 

 せめて、せめて10cm背が高ければ子供扱いされないのに……!! と内心歯噛みするアーミヤであるが、龍門に来る前は0.1㎝単位で伸びていた身長がここ2年全く伸びてないので望み薄なのである。

 そんな彼女の心情と裏腹に、耳先がピコピコと楽し気に動いてる様子を見てチェンは、彼女のもう一つの荷物に視線を向けた。

 

「私としてはそのスーツケースの中身の方が気が気でないんだが……。オリジニウムっていうのはウランみたいなものだろう? 空港にはX線検査があるんだ、反応して活性したりはしないのか?」

「ケースの内側に鉛が貼ってあるのでX線の影響はありません。それにレントゲン程度の出力ならオリジニウムから発せられるエネルギーは微々たるものなので大丈夫だと思います」

「そういうものなのか。ならX線検査場の前は通るな。ガチガチに鉛を内側に貼り付けたスーツケースなんて怪しいものを持ってるなんて知られたら保安官に捕まってしまう」

 

 もちろんアーミヤは正規の手順を踏んで飛行機に乗ったことはない。乗客席に持ち込んではいけない荷物なんて知ってるわけもなかった。

 

 初めてだらけの空の旅に関してアーミヤはチェンの後ろを着いていくことしかできない。

 だから、多くの人が順番待ちをして並んでる空港カウンターを通り過ぎて、MRI検査装置のような機材がある保安検査場を素通りし、関係者しか立ち寄らないであろう空港事務所の前に来た辺りでアーミヤは何か変だと気づいた。

 

「チェンさん……?」

「大丈夫だ。私に任せてほしい」

 

 困惑するアーミヤにそう告げるだけで、チェンは扉を開ける。

 オフィス内に多くの職員が居て、部屋に入ってきた瞬間に彼らの視線がアーミヤに突き刺さって思わず身震いした。

 オフィスに入ってきた不審な輩を見定める彼らに対し、チェンは内ポケットから出した何かを見せつけて、

龍門(ロンメン)市警だ。ベアトリクス・スワイヤーはこちらに?」

 

 チェンの言葉を聞いた職員は察した表情を浮かべ、一人がこちらです、とチェンを奥の部屋に案内する。

 奥の部屋に行くといったい何が起きてしまうのか? そんな不安を抱えるアーミヤの心の準備が整わないまま、扉は開かれる。

 

 

「ハァイ♪ フェイゼ『警察官』? 面倒な手続きも無いくせに随分と遅かったじゃない」

「軽口はいいスー『隊員』。普段は私たちの監査しか仕事が無いんだ、アフリカ行きのチケットぐらいさっさと用意するぐらいの余裕を見せてくれ」

「人に物事頼んでおいてその言い草無くない!? 監査に関係無いトレンドの服選びとかの相談に乗った恩を忘れたわけ!? あと私の事スーなんて(そう)呼ばないでくれる!」

「……あの」

「大体ねぇっ、私たち中央情報局(CIA)はアンタ達龍門近衞局と違ってアメリカ全土を回らなきゃいけないのに龍門ばっかに居られないのよ本来は! 隊長のアンタがちんたら仕事してるから報告書に『子供に似合う服をアドバイスしてあげました』ってしか書けないのよこの*龍門スラング*ッ!」

「服に関してはお前のセンスを買ってのことだ、適材適所だろう。それと私の任務のことを言うのならお前とは比べ物にならない危ない橋を渡ってきてることを知ってほしいものだっ。最近事務仕事の方が板についてる*龍門スラング*のスーお嬢様とは違ってな!」

「アンタさっきから言動がおかしいわよねぇ昨日はどんだけ酒を流し込んだのかしら、さっさと病院に行きなさい*龍門スラング*!!」

「ただのCIAのエージェントに私の任務を止める権限は無い*龍門スラング*ッ!!」

「……えーと、お二人とも」

(……えっ、えっ、えっ?)

 

 いつもの大人っぽいチェン・フェイゼさんが居ない。何か耳慣れない単語で制帽を被り金髪を巻いた女性を罵ってるこの方は一体誰なんだろう? 2人の大人の女性へ交互に視線をさまよわせるアーミヤは混乱と戸惑いのあまり2人の口喧嘩に口を挟めなかった。

 周囲の武装した警官らしい人たちは我関(がかん)せずといった様子か、わずかに呆れたように息を吐くだけで止めようともしない。まるで慣れたように。

 アーミヤが周囲の様子を観察してるうちにも2人の口論は過熱して、次第に声が大きくなってアーミヤは耳を伏せる。

 そんな時、先ほど2人の様子を困った顔で見守っていた緑色の長髪長身の女性が『すみません』と言ってアーミヤを部屋の外へ連れ出した。

 2人の言い争う声は部屋の外まで響いていた。一般のアメリカ人女性より高めのこの女性は低身長のアーミヤに目線を合わせるように(かが)んで、

 

「……キャンディー、舐めますか? レモンしかありませんが」

「あ。えっと、はい。いただきます」

「お二人の言い合いはいつものことですので、しばらくしたら落ち着くでしょう」

「そう、なんですか」

 

 そういう会話をして、アーミヤと緑色の髪を持つ女性はキャンディーを口に含みながら待つことになった。

 

      ◇

 

 

 戻ってきたチェンにスワイヤーという女性は『早く話を着けときなさい』と言って扉を閉めた。チェンを締め出したような形だ。

 そうして空港の事務所の前で佇むのはこれまでの状況をまだ飲み込めきれてないアーミヤとバツの悪そうな表情でニット帽を整えるチェンの二人。

 壁に背を預けたチェンは口を開こうとした前に、アーミヤが、

 

「チェンさんって警察の人だったんですか?」

「――そうだ。君には言ってなかったが」

「ビバリーヒルズコップみたいな」

「……かなり違うが、そうだな。あと私はエディ・マーフィよりジャッキー・チェンの方が好きだ」

 

 最近一緒に観た映画がそれだったから口に出てきたのだけど不満のようだ。

 初対面で警戒していた頃は話しかけられなかったが、ドクターを亡くしてから今まで世話をしてくれた相手をアーミヤは知ろうとしていなかったことに胸が痛む。もっともチェンはそういうことも気にするな、で話を終わらせそうだが。

 しかし、彼女が警察であるのならいくつか聞きたいことはあった。

 そんなアーミヤの懸念をチェンは察してくれていたようで。

 

「君たち感染者のことは警察内部では私の信用が置ける人にしか知らされてない。ドクターから事情が聞かされていたこともあるが、事が事だけに我々では対処できないものだったからな。それと、アメリカの政府機関にも情報は渡らないようにしてる。君が研究施設に行くなんてことはない」

「……チェンさん達はそれで大丈夫なんですか? アメリカ政府の組織に属しているのなら、私達みたいな危険な超人達のことは報告とかしないといけないんじゃ」

 

 映画では政府のために行動するべきという展開が多いからアーミヤはそう考えてしまう。昔ドクターがS.H.I.E.L.D.という組織に捕まりそうになったという話も聞いていたし、チェンの行動は組織の意に沿わないことだと思う。

 アーミヤの疑問にチェンは何かを考えるように目線を反らし、

 

「まぁそうなんだが……龍門(ロンメン)の警察組織は特別なんだ。シアトル市警察とは組織的に独立しててな、ある程度の州法に縛られない権限を持っているんだよ。簡単に言えば連邦捜査局(FBI)のように龍門に関わる事件をアメリカ全土で捜査したり出来る」

 

 ……思ったより映画の中のようなスケールのデカい話になってきてアーミヤの目が回りそうだ。

 社会勉強が足りてないアーミヤの頭が沸騰する前にチェンは話の結論を持ち出すことにした。

 

「――はっきり言えば、君がアメリカ国外に出ることが難しくなった」

 

 え? とアーミヤが返す前にチェンは話し続ける。

 

「龍門警察のトップは君が龍門を去ることに同意はしていたんだが、如何せん今回君が巻き込まれた件がややこしくしてしまったんだ」

 凛々しい顔を(しか)めさせるチェン。

 その顔を見てアーミヤは自身が知らずに何かを仕出かしたことを察した。

 

「アーミヤを襲ったのはカポネとガンビーノというイタリアンマフィアの一員らしい。イタリアでのマフィアの抗争で縄張りを追い出された後、何年か前に龍門に居座っていたんだが、ここ最近になって外部からの支援を受けて何もわかってない龍門の若者を私兵に仕立て上げるようになってな、市警や私達からもマークされるような存在だったんだ。君が襲われた件もそいつらが関わってるのは間違いない」

「……つまり、私は重要参考人だから警察署に任意同行しないといけないということですか?」

「その必要は無いんだが……国外の出入りが厳しくなった。特にパスポートの審査は厳格になってる」

 

 ピンッ、と心情が出やすい耳を立てるアーミヤ。その難儀な心境はチェンも同様だ。

 

「昨日見せた偽造パスポートはよく出来ているがすぐに見破られる。出国審査に引っかかれば政府機関が飛んでくることは間違いない。君の場合はパスポート偽造の罪で留置所に送られる所の騒ぎじゃすまないことになるだろう」

「……」

「アメリカ国籍も出生証明も無く、パスポートも偽造。ドクターと君は不法滞在者でしかないんだ。それも強制送還することも出来ないほど厄介な事情を抱えている。身分証明書を持たない人間を海外へ送るなんて、警察としてルールを破らせるわけにはいかない」

 

 返す言葉が無いほどの正論だ。

 アーミヤとチェンでは立場が違う。

 警官としての職務を全うしなければならないのに、隣人というだけでここまで連れてきただけでもアーミヤにとってありがたい話だった。

 けれどここまで。

 彼女のラインを超える以上はもう隣人という関係は無くなる。

 

「だから」

 

 険しい表情ながら凛とした佇むチェンは懐から一枚の用紙を取り出す。

 それは何らかの令状のようで、チェンの裁定を想像してアーミヤは身を強張らせた。

 

 

 

 

「私が未成年者である君の保護観察官として海外に派遣されることになった。特別督察隊の権限で無国籍の君の出生を明らかにし、生まれ故郷へ送り返すまで君の身の安全を保障しよう。アーミヤ、君の旅に同行する」

 

 …………………?

 チェンの言った言葉の意味を上手く呑み込めない。

 だってあまりにもアーミヤにとって耳当たりの良いことばかりだから……。

 その時のアーミヤの表情はとても愉快なものだったらしい。クールに決まっていたチェンの精悍な顔がふっと笑みが零れ落ちる。

 

「まぁ強制送還とか護送任務のようなものだ。こういうやり方なら君の存在は内々に処理することが出来る。流石に航空会社の旅客機は足が付くからな、民間機を用意するしかなかった。スワイヤーに来てもらったのはこのためだ」

 

 アーミヤの懸念も不安も全て拭われていく。あらゆる障害が取り除かれて感染者への道が開かれる。

 どれもこれも都合が良すぎて、逆に夢じゃないかと疑ってしまう。

 

 それでもだ。

 まだ二十歳にも満たず、尊敬してた人を失って1人で果て無き道程を歩まなければならなくなったアーミヤが、まだ孤独ではないという事実を突きつけられたと思い至った時、彼女の心には温かく来るモノがあった。

 胸の奥から湧くモノが表に出ないよう必死に堪えながらも、どうしてもアーミヤにはわからないことがある。

 

「あの……どうしてそこまでしてくれるんですか? 私、チェンさんにお世話になってばかりで、何もお返しすることも出来ないのに……」

「君が気にする必要は無い――と言いたい所なんだが……今回のことは私にも色々と事情がある」

 

 アーミヤの問いにチェンはわずかに躊躇した様子が見せた。

 言いたくても言えない事情があるのか? アーミヤが踏み込んで聞いて良いものか? が、今はそれらの事情を聴く時間は無いようだ。

 

「ちょっとチェン・フェイゼー? そろそろ話は終わったかしら?」

「……やかましいブルジョワめ。そのことは後で話そう」

 

 そう言って彼女はチェンを呼んだ女性の方へ歩を進める。後で話してくれるのなら、とアーミヤはチェンの後を追った。

 搭乗待合所で待っていたのは先ほどの二人の女性、チェンとケンカしていた巻いた金髪のCIAの女性とアーミヤと待ちぼうけを食らっていた緑髪長身の女性だ。

 

「長話だったみたいね。自分の職業も明かしてなかったなんて口もアンタの頭並みに堅かったってことぉ?」

「特殊機関に属してる以上おいそれと身分を明かせるわけが無いだろうが諜報機関勤め(CIA)が」

「お二人とも、そこまでです」

 

 これ以上未成年に醜い大人の子供じみたケンカを見せるわけにはいかないと判断した緑髪長身の女性が仲裁したおかげで、大人げないケンカはかろうじて二人の間でピリついた空気が張り詰める程度になった。

 終始おいてけぼりなアーミヤは『飛行機ってすごい音がするなぁ、耳が痛くなりそう』と耳を傾けていた頃、チェンをねめつけていた巻いた金髪の女性の目がアーミヤを捉えた。

 

「んっ、初めまして、私はベアトリクス・スワイヤー。何度か話に出てると思うけど、CIAの諜報員なの。あなたがアーミヤね。コイツから話は聞いてるわ」

「小官はホシグマと申します。チェン隊長と同じく近衛局に身を置いている立場であります。私達は隊長とは警察学校で同期だった縁がありまして、今回の任務に声を掛けていただいた次第であります」

「こっちとしてはかなり迷惑な話――いやあなたが悪いってわけじゃないわよ? なんもかんも電話一本で呼び出すコイツが悪いっ」

「スーお嬢様」

「だからそう呼ばないで」

「話が進みません」

「……悪かったわよ」

 

 口を尖らせるスワイヤー。今までに会ったことのないタイプの人物にアーミヤは戸惑いを覚えるが、彼女たちが自分にも誠実に対応してくれる相手であると察した。

 

「えっと、その……あ、アーミヤと言います。今回、私が国外へ出るためのご助力があったと聞いてます……その……本当にありがとうございました!」

 

 片手を胸に当てて心からの感謝を伝えると、スワイヤーはてをひらひらと返し、

 

「このくらい大したことじゃないわ。事情が事情でしょう? 無理難題を解決するために行使するのが権力の正しい使い方よ。――話には聞いていたけどいい子過ぎない? ホントに、」

「おい」

「アンタがアタシに頭を下げて頼み込むぐらい気に入るワケだわ」

「は? 誰が頭を下げたって?」

「運航費全額請求するわよ」

「お二人とも」

 

 この二人の言い合いは気の知れたある種のコミュニケーションのようなものなのだろうか。人付き合いの範囲が狭いアーミヤにはわからない。

 

 簡単な自己紹介を終え、アーミヤの旅に少し変更が入った。

 単に複数の空港を経由する予定がシアトルからナイロビに直通便で向かうというだけ。アーミヤとしては時短になってとても嬉しいことだ。

 その後はチェンと共に目的地であるワカンダへ向かい、ワカンダに居ると思われる感染者達に会いに行く。

 

「あなたのことは正式な文書に残せないから正規の航空会社の飛行機を使うことが出来ないの。それに今の情勢やS.H.I.E.L.D.の動向を考えるとあまり時間を掛けられない。チャーター便を手配したりとか民間飛行場みたいな小さい所を使ったりとか方法はあったけど、シアトルからアフリカを直通出来る旅客機は限られているわね」

「隊長の督察隊の権限で出来る範囲は龍門の犯罪捜査に関わることのみの上、公に知られているわけではないので国外の航空会社へ口止めを100%出来るかというと怪しいんです。それに、カポネファミリーの件もありますからね」

「だから今回はスワイヤーの力を借りる他無かった」

 

 スワイヤーさんの? とアーミヤは金髪ロールの女性に目を向けた。

 前を歩く当の本人は心底イヤそうな顔でため息を吐き、

 

「……アタシの実家が結構な実業家なのよ。グループ会社の中に航空会社も入ってるってだけの話。トップの孫が個人で旅客機を使う分なら情報が残ることは無い」

「実家の財力を使いたがらないお前には不愉快だっただろうが、今回は助かった。お前と知り合えて初めて友人のありがたみを覚えた気がする」

「本当にその通りよっ。昨日急に連絡してきたと思えば飛行機を手配してほしいとか絶対に内密にとか! アンタの無茶振りを実現するためにどれだけの人脈や費用を使い込んだか……!」

「す、すみません……ここまで私のために骨を折ってくださって……」

「貴女は謝らなくて良いの。最初に言った通りこれが正しい使い方なの。今のはただの疲れから来た愚痴よ愚痴」

 

 アーミヤは彼女に向けて耳を傾けようとしてチェンに止められた。

 待合のロビーを歩く一行は一般客が居るエリアから離れた搭乗口までの道すがら、話題はこれからの話からアーミヤのこれまでの経緯へ移行した。

 

「そもそもシアトルの龍門(ロンメン)に住んでいたわけじゃないのね? じゃあ貴女みたいな、病気を持ってる人たちはアフリカに居るの?」

「その辺りはよくわからないんです。自分が何処から来たのか、はっきりと言えません」

「? それはどういうことでしょうか」

「6歳ぐらいの頃から前の記憶が朧気で、自分が何処で何をしていたのかよくわからなくって……」

「待て。君の両親は? ドクターとはあくまで養子のようなものだと私は聞いている」

「物心ついた時からドクターと一緒に居ました。両親のことはドクターに聞いてみたことがありましたが、私を庇って亡くなったとしか聞いてませんね」

「……すみません。ではその病気はその時から?」

鉱石病(オリパシー)を発症したのは8歳の頃です。ドクターの研究の力になりたくて手伝っていたら誤って手の傷口から源石(オリジニウム)が入ってしまって、この通り」

「……中々壮絶な人生を送ってたのね。チェン、アンタ知ってたの?」

「いや、聞いたことが無かったな。せいぜい治療のためにメキシコから来たことぐらいだ」

「メキシコ? どうやって国境を越えてきたのよ」

「それは……船とか、車で……」

「密入国じゃない……まぁもういいわ、今更だし。ということは飛行機は初めてなワケ?」

「そう……なりますね。空路は使ったことはありません」

 

 空という未知のルートに不安が無いとは言い切れないが、ちょっぴりわくわくが抑えきれないアーミヤちゃん。その内心は周囲の出来るお姉さん方にはバレバレだ。

 特に仕事の都合でマイルがもりもり溜まってるスワイヤーは先達として初心者(ビギナー)にアドバイスを与えることにした。

 

「飛行機に初めて乗るのは不安でしょうけどね、海路や陸路より安全よ。飛行機事故で死亡する確率は1/11万、宝くじで一等が当たる確率より低いわ。それに空からの景色は綺麗だしルームサービスは充実してるしとっても快適なのよ」

「スーお嬢様は果たしてビジネスクラスを利用したことがあるのか?」

「いえ、逆にエコノミークラスは使ったことなさそうですよね。スーお嬢様ですし」

「言えてるな。格安航空券でクーポンを山ほど使ってくるぞ」

「そこうるさいっ! だから貴女は何の心配もせずに空の旅を堪能しときなさいな」

「は、はい」

 

 突然アーミヤの耳を甲高い空気を裂く音が貫いた。

 ちょうど旅客機がシアトル空港を離れていった所らしい。

 音に敏感な耳を押さえるアーミヤにスワイヤーは微笑みかけた。

 

「今飛び立った小さいのもウチのグループの奴ね。貴女が乗るのはあっちにあるN616――」

 

 

 

 直後。

 今しがた飛び立ったスワイヤー財閥のグループ会社が保有する旅客機が空中で爆発した。

 

    ◇

 

 ウサギの耳の少女が空港に居たという情報を聞き、銀髪の女傭兵は動き出した。

 

『アンタ達は空港の入り口を固めなさい。入り口に人が集まれば人目を気にするウサギちゃんは空港に閉じ込められる。けど逃げようとするでしょうねぇ。なりふり構わない感じだったら駐機場を走って行くか関係者用通用口から逃げるかするでしょうけど、選択肢を狭めれば何処から出てくるかを把握できるってことはアンタ達でも考えつくわよね? ――アタシが空港で騒ぎを起こすわ。合図をしたらアンタ達は入口を塞いで関係者用通用口から入ってじっくり空港を観光すればいいんじゃない?』

 

 

 そう言ってからしばらく。

 彼女の合図を目の当たりにしたカポネファミリーの誰もが開いた口が塞がらなかった。 

 

「あの女、何考えてやがる!?」

「なぁもう退こうぜ! どう考えてもアレに付き合ってもメリットなんかねぇぞカポネ!」

「うるせぇ! ここまで来て元も取れなかったじゃ話にならねぇ。あの女にコケにされたツケを払わせなきゃ俺らの面子が丸つぶれじゃねぇか!」

 

    ◇

 

 衝撃波が窓ガラスを叩くまでの間、誰もがその光景を受け入れることを拒否してしまう。

 特に。

 散り散りになる飛行機を見つめるアーミヤは、その爆発の中にある光景を想像してしまい、彼女の麻痺した思考力は迫り来る風切り音を聞き流してしまった。

 

 

「ホシグマぁッ!!」

 

 いち早く対応できたのはチェン・フェイゼ。次点で呼びかけられたホシグマだ。

 飛びかかるようにアーミヤを掴んで近くの遮蔽物へ転がりこんだチェン。

 一方ホシグマの近くには何も無く、その場でスワイヤーを抱き込むしか出来なかった。

 直後に、待合ロビーのガラスが破砕した。

 

「――アーミヤ怪我は無いか」

「は、はい……ホシグマさんはっ!」

 

 あちこちから混乱の悲鳴が上がる中で緑髪をたなびかせた長身の彼女は立っていた。

 

「ちょ、ホシグマ! アンタ、背中」

「ふぅ……このくらい大したものではありません。それより状況を確認を」

「……ええ。――ちょっと聞こえる? 各自応答して」

 

 今は冷静に。スワイヤーは無線で警備チームへ連絡し、無数のガラスが刺さったホシグマは手で抜ける範囲のガラスを引き抜きながら混乱する群衆へ向かう。アーミヤの隣に居たチェンは周囲への警戒を怠らない。

 そんな彼女たちの中でただ1人の少女だけが現実へ戻れていない。

 息が荒くなる。手に力が入らなくてぷるぷると震え始めた。

 茫然自失となったアーミヤに気づいたチェンは彼女の肩に手を添える。

 

「今は考えるな」

 

 チェンへ目を向けるアーミヤだったが、チェンの目線を合わせてくれなかった。

 そうだ。今は呆けてる場合じゃない。そう思い始めてやっと足に力が入るようになった。

 アーミヤが立とうとするとチェンは無言で手を貸してくれる。

 幸いにもアーミヤの荷物、研究資料などは今の爆発の影響は無い。源石の漏洩を想定した頑丈さなだけある。

 しかしチェンが選んでくれた服が少々破れてしまったのはアーミヤはとても悲しく思った。

 

「は――ちょっと待って。どういうことよそれ? ――チェン!」

「これ以上何があるというんだ」

 

 連絡を取り合っていたスワイヤーが血相を変えた。ちょうど警備員から暴徒鎮圧用の盾を借りたホシグマが戻ってきた。

 

「緊急事態。拳銃を持った輩が空港の入り口を塞いでるって。特徴からしてイタリアンマフィア――カポネファミリーよ」

 

 最悪が連鎖する。

 そのイタリアンマフィアとアーミヤにはただならぬ繋がりがあるのだから。

 

「どうして……」

「理由なんて今は良い。それより()()()()()()()()()()()()()()

 

 チェンの言葉にアーミヤは一瞬戸惑った。

 この期に及んで何故飛行機に乗る乗らないの話に?

 アーミヤの疑問にスワイヤーが苦々しく答える。

 

「ここまでの混乱になれば私たち個人の力じゃ対処できない、確実に政府が飛んでくるわ。政府が介入してくるなら空港の運行は停止、その場に居た人間は事情聴取で拘束される」

「……感染者の存在が露呈されます」

 

 それは最も忌避すべきシナリオだ。

 感染者としてのタイムリミットを抱えるアーミヤに拘束される時間なんて無い。その上でまだ見ぬ同胞へ類が及ぶのは避けたい所。

 この混乱の中でアーミヤは政府機関、特にS.H.I.E.L.D.がこの場に現れる前に行動しなければならない。

 

「……スワイヤー、お前が手配した機体は無事なのか?」

「見た感じ傷一つないみたいね。あと1時間ぐらいで離陸の準備を済ませてる予定だったから燃料補給は半分ぐらいかしら?」

「20分以内に飛べる状態にしろ。それとホシグマに警備チームの指揮権を譲渡してやれ」

「はぁっ? アタシのチームにマフィアと殴り合いさせるつもり!? 相手は銃を持ってる上にここには大勢の一般人が居るのよ!?」

「もう旅客機が一機落とされてるんだ、まだ事故を直視してないターミナルの一般客がパニックになるのも時間の問題だが、そっちは空港警察に任せろ。まだ自由に動けるCIAのお前たちはカポネファミリーの対処に向かった方が最善だ」

「それは、そうかもしれないけど……ホシグマと警備チームだけで抑えきれると思う?」

「指示は私がする。応援が到着するまでの間、ホシグマ。頼んだ」

 

 チェンがホシグマの盾を叩くと無言で頷き、言葉の代わりにホシグマは二本の鉄製の棒を手渡してその場から離れた。警備チームと合流するのだろう。

 棒を受け取ったチェンは手慣れたように腕の振りで棒を伸ばし、コートからベレッタ92FSを抜いて軽く点検する。

 

「25分後に飛行機を飛ばせ。急げスワイヤー、この混乱に乗じてアーミヤを国外に連れていく」

「ああもう、コイツと仕事すると必ず始末書を書くハメになるんだから……!」

「アーミヤはスワイヤーに着いて行くんだ。こう見えてスワイヤーもCIAのエースだからな、彼女の傍に居れば安全だ。私は後で合流するから」

「……わかりました。気を付けてください」

 

 足手まといでしかないことはわかってる。この状況下でアーミヤに出来ることなど無いのだから。

 

「後でって……アンタ何するつもり?」

「このテロを実行してるのはマフィア共じゃない。別に居る」

 

 チェンの断言にスワイヤーは息を呑む。

 

「飛行機の爆破に関してはカポネファミリーは無関係だ。奴らは龍門で成り上がって牛耳るつもりではあるが、牙を折られ鼠王に与えられたぬるま湯に浸かって*龍門スラング*になった奴らにはテロリストにまで堕ちて国家権力を敵に回す度胸は無い」

 

 だが、と彼女の目つきが普段以上に鋭く、眉間に強く力が込められる。

 

「カポネの奴らの思惑は知らないが、奴らに便乗してここまでのことを実行出来る人間がまともな思考をしてるわけが無い。野放しにするのは危険だ。――20分経ったら飛ばせ、私を待つな」

「短くなってる!? 待ちなさいチェン・フェイゼ!! ちゃんと戻るのよねぇ!?」

 

 スワイヤーの悲鳴染みた問いを無視するようにチェンの姿は遠くへ。

 残されたアーミヤはポカンと口が開いたまま、無視されたスワイヤーはむしゃくしゃと髪を掻きむしり、

 

「あーもうっ!! あの単独行動バカ、アタシはまだ了承するなんて言ってないんだからぁ!!」

 

 苛立ちを(さけ)びぶちまけたスワイヤーは肩で息をして、怯えるアーミヤに視線を向ける。

 向けられたアーミヤの肩が跳ねたのを見て少し冷静になった金髪ロールの彼女は気を取り直して、

 

「――それじゃあ、チェン・フェイゼ『警察官』の言う通り、飛行機の中で待ちましょうか。着いてきて」

「あの、スワイヤーさん、チェンさんは本当に大丈夫なんですか?」

「知らないわよっ。いつもいつも勝手に飛び出して相手をボコボコにして何食わぬ顔で戻ってきて過失物損の報告書を提出してくるんだしっ!」

 

 せかせかとロビーを小走りで駆ける恨み節の止まらぬスワイヤー。不機嫌そうな彼女だが、スーツケースにジャーナリストバッグと両手に重量がある荷物を持つアーミヤのジャーナリストバッグを取って歩調を合わせてくれる辺りやはりスワイヤーという女性は優しい。

 

 音に敏感なアーミヤには騒然とした空港の様子がよく聞こえた。

 搭乗口の待合ロビー辺りでは飛行機の爆発という大事故を目の当たりにした人々の混乱不安の声がよく聞き取れる。

 ターミナルエリアにもその混乱が広がりつつあり、その奥の方から恐怖の悲鳴のような声が聞こえてきた。

 スワイヤーの身に着けた無線機からは警備隊とチェンの声、それとガラの悪い剣呑な声。

 

 狂っていく。

 アーミヤが思い描いていた未来が。

 当たり前と思っていた現状が。

 どうして思い通りにことが進まないのだろう? ただ街から出ていきたいだけ。そこに住む人々をオリジニウムの被害から遠ざけたいだけなのに。

 そういう疑問がずっとアーミヤの頭の中を駆け巡っていく。

 

「……ドクターも、同じだったんでしょうか」

 

 いつも導いてくれた人はもう居ない。

 メキシコの一件で居住地を失った時もドクターは常に考え、歩み続ける人だった。

 短い人生の中で失敗なんてしたくないけれど、今足を止めるのは違うはずだ。

 

「エスカレーターを降りてすぐに駐機場の扉があるから。そこからは急いで飛行機まで走るわよ。いいわね?」

「はいっ」

「それと」

 

 そう言って彼女は自分が被っていた制帽をアーミヤに被せる。

 

(それ)は隠した方がいいわね。この混乱じゃ一般客は気にしないでしょうけど、マフィアの狙いが貴女なら目立つでしょうし」

 

 エスカレーターの下にはまだ人が多く残っていた。パニックに陥ってる客たちが職員に詰め寄って警備員に抑えられているのが見えた。

 

 スワイヤーの背を追ってエスカレーターを降りるアーミヤ。

 そんな時に視界の端で、わずかな光を捉える。

 

 ――アーミヤが咄嗟に取った行動は結果的にアーミヤの命を救った。

 

 内包された源石(オリジニウム)漏出(ろうしゅつ)しないように特別頑丈に作られているスーツケースを遮蔽物にした瞬間、窓ガラスとスーツケースが弾け飛び、衝撃でアーミヤはひっくり返るようにエスカレーターから転げ落ちる。

 

 誰かが自分の名前を叫ぶのと銃声で煩雑とした悲鳴がやけに耳に残った。

 けれどアーミヤとしてはそれどころではなかった

 破砕したスーツケースの中身が宙を舞う。

 エスカレーターの中腹から真横に転げ落ちたアーミヤは、落ちながらも砕けたスーツケースの破片の中から大切なものを選びだして手を伸ばして拾い上げていく。

 源石の粉末の入った試験管。

 実験用の流体源石の入った瓶。

 小さな源石が入った容器。

 そしてドクターの残した合成玉(オランダム)に手を伸ばした瞬間に床に背中を叩きつけられ、肺から空気が吐き出される。

 

「ケホッ! ひゅっ、」

 

 パリンっ! と軽い音がしてアーミヤは手を伸ばした。

 痛みに耐えながらアーミヤは床に這うように合成玉を拾い上げる。

 

「――よかっ」

 

 

「ちょっとー! 今こんな状況でおはじき遊びなんてしてるアンタが悪いんだからね浮かれポンチ!」

 

 殺到する足音と共に、無数の足の津波がアーミヤを襲った。

 




※私は実際にシアトルに行ったことはありませんが、多分こんなに治安の悪い街ではないと思います。

正直に言えば小説内に出てくる空港や観光地などの施設とかアメリカの政治的なものに関する知識はインターネットでちょっと調べた程度の物ですので本気で信じないでいただくと助かります。

アーミヤの服装はゲーム内のアーミヤのコーデ:新聞配達員を参考にしています。

2人でビバリーヒルズコップを観ていて、ストリップバーのシーンの時にチェンはアーミヤを膝にのせてウサミミで目隠ししてほしいなと思った。
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