【完結】剣姫と恋仲になりたいんですけど、もう一周してもいいですか。   作:ねをんゆう

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45.○進撃

目的の24階層に向けて歩く、とは言うものの。

実際にファミリア単位の大人数で移動する際、ダンジョンでの対応というものは中々に難しいものがある。それは単純に人数が多くなるほど楽になる、というほど簡単な話ではない。人数が多いほどモンスターに見つかり易くなり、人数が多いほど手の回らない部分がどうしても出て来てしまう。……だからこそ、そこをどう立ち回るかでファミリアとしての力量が測られるというもの。そして同時に、指揮をする立場の人間の能力も、嫌でも分かってくるというものだ。

 

「……すごい」

 

その点、アスフィ・アル・アンドロメダという人物の指揮能力は非常に高かった。彼女は暗黒期の大抗争の際からファミリアを率いており、経験も非常に豊富だ。特に嫌々ながらヘルメスの側で彼の手伝いをしている分、対応力というものは非常に優秀である。

 

「すごいね、パーティとしての戦力ならロキ・ファミリアの中堅以上ありそう……」

 

「ふふ、そうですよね。アスフィさんの的確な指示があるからこそ、それを信じて皆さんが自信を持って動けるのだと思います」

 

「……あの、恥ずかしいのであまりそういうことは言わないでください。ノア」

 

パーティとしての戦闘経験の多さ、そしてヘルメスの無茶に付き合わされて来たのは団長であるアスフィだけではない。偵察や捜査、潜入まで、ありとあらゆることに付き合わされているのが彼等である。一人一人も相応に高い技量を持っている。

 

「……ファミリアの到達階層って、何階くらいなのかな。公式だと19だったよね」

 

「………………」

 

「……ノア?」

 

「えっ、と……」

 

「あ〜、剣姫。その辺りは少し話し辛い事情がありまして……」

 

「?」

 

「このパーティとしての最高到達階層は37階層です。……ただし、ファミリアとしての最高到達階層は44階層でして」

 

「???」

 

「その、えっと……私が1人で、そこまで行ってしまったことがあって……」

 

「え……」

 

「いえ、あの、その時は本当に頭がおかしくなってたんです……気付いたらそこに居て、44階層の火山地帯を見てようやく正気に戻ったというか……」

 

「………大丈夫?」

 

「も、もう大丈夫です……!」

 

「それを聞いた時には私達も同じことを聞きましたし、実際に治療院にも連れて行きましたよ。……本当に、よくもまあ無事に戻って来ることが出来たなと」

 

「………無、事…………」

 

「ノア……?」

 

「……まさか、貴方」

 

「も、もう1年以上前のことですから!セ、セーフということに……!」

 

「なりません!!」

 

「ひぃん」

 

実はその時、無事に帰れたなんて話はなくて。

44階層から地上に潜るまでに大凡30回近く殺されかけていたことなんて、今更ではあっても言い出せる話ではない。むしろハメ殺されなかっただけマシで、そういう意味では(ノア基準では)何事もなく帰って来れたので、当時の彼はそれで良かったと思っていたのだ。

……複数のペルーダに遭遇してしまい、全身に猛毒の針をぶち込まれてもがき苦しんだ。その上で焼き殺されて、追い討ちまでかけられて。最後は全身を魔法で起爆して、なんとか命辛辛逃げ出して。それでも全滅させることは叶わなくて。結局同じことを何度も何度も繰り返して。……本当に、あれは珍しく死にたいと思ってしまった出来事の1つだった。あの凄惨な様子は、到底人に見せられるどころか、話せることですらなくて。

 

「剣姫、聞いての通りこういう大馬鹿者ですので。どうか馬鹿をやらかさないように見ていてあげて下さい」

 

「はい……大丈夫です。ノアのことは、離さないので」

 

「っ!?」

 

「え」

 

「え」

 

「え」

 

「え」

 

「え」

 

アスフィの言葉に対して、アイズは彼の腰を抱き寄せて、そのまま身体にしがみ付くことで返答をした。……返答してしまった。

大勢の人の目のある場所だと言うのに。彼の古巣であるヘルメス・ファミリアの団員達の前だというのに。彼が無茶をしていたという話を聞いてしまったからか、唐突にそうしたくなってしまった。

それに対して周囲の人間が送る反応は、至極当然のもので。

 

「…………………剣姫。もしかして貴女には、そういう形で他者に親愛を表す習慣が……?」

 

「……いえ、ノアにだけです」

 

「え」

 

「あ、あの、アイズさん?ま、周りの目もありますから……」

 

「……補給」

 

「補給!?なんのですか!?」

 

「……ノア成分?」

 

「私そんな成分放出してましたか!?怖い!?」

 

なんてことを言いつつも、ノアは彼女を引き離そうとはしないし、アイズもグリグリと自分の頬を彼の脇腹に擦り付ける。

……明らかに普通の友人関係ではあり得ない距離感。

ここまで2人の関係が進展しているなどと、少なくともアスフィは聞いていない。他の団員達も同様だ。そもそも団員達の中には、ノアがアイズに惚れていると言うことすら知らない者も多いのだ。それがこんな、ここまで……

 

「け、剣姫?まさかその、貴方達はもう、そういう関係に……?」

 

「…………まだ、ですけど」

 

まだ!?ですけど!?

明らかに"今後"がありそうな彼女のその言い方に、アスフィは目を見開いた。直ぐに彼の方を向けば、彼は照れくさそうな顔で頬を掻くばかり。

 

……いけたのか。

本当にそこまで辿り着けたのか。

 

アスフィは素直に驚愕する。

それこそ最初の頃、アスフィはヘルメスと彼の目的を予想して、『そんなの無理じゃないですか』と言ったことがある。それは今でも変わらない本音の感想だった。

……だが、それを彼は成し遂げたのだと言う。いや、彼女の言葉が正しいのなら、それはまだこれからなのかもしれないが。そこまで行けた時点で十分に凄い。まさか本気でそんなことがあり得るのかと、今でも疑わしいくらいなのに。

 

「ええと……その、アイズさん。すこしいいですか?」

 

「?……うん」

 

「では、失礼します」

 

「ぁ……」

 

「「「!!?」」」

 

「その、わたしたちの事情でパーティ全体の足をとめるのもよくありませんので。話しながらあるきましょう?……すみません」

 

「ぅ、うん……」

 

アスフィとの会話でパーティ全体の足を止めてしまったことを気にしていたのか、ノアは自分に抱き付くアイズを一旦離して、直ぐに彼女のことを抱き上げて歩き始めた。

……それは以前に彼女がしたものとは違って、本当に本当の、ほぼ完璧とも言える姫抱き。寝かせるのではなく座らせるようにして抱き、思いの外に近くなってしまった顔に、互いに顔を赤らめながら視線を逸らす。けれどノアは勇気を持ってこれをしたし、アイズは彼の思わぬその行動に、そして自分がされると意外と嬉しく思ってしまうその行動に、恥ずかしさを覚えながらも自然と自分の腕を彼の首元に回す。

 

……そんなところを見せつけられてしまえば、もう間違いない。アイズのそんな顔を見せられてしまえば、疑うことはなにもない。

 

「ノア……」

 

「あ、どこかいたかったですか……!?」

 

「ううん、そうじゃなくて……」

 

「?」

 

「……顔、近い」

 

「あうっ」

 

「……そんなに近いと、しちゃうよ?」

 

「な、なにをですか……!?」

 

 

「……………後で、ね?」

 

 

「は、はひ……」

 

 

 

ぺっ!!!

 

アスフィは思わず唾を吐いた。はしたない。

いや、普段は彼女は決してそんなことはしないけれど。そんなことを目の前で見せ付けられてしまったら、むしろこうするのが礼儀のようにも感じられてしまったから。いやまあそんなことはないのだけれど。ないのだけれども。

 

「……え〜、この先の小部屋で一旦休憩を取ります。各員準備をするように、以上」

 

はいはい、喜ばしいですね。

そのままどうぞ幸せになってください。

良ければそのまま子供の顔でも見せてください。

投げやりにそんなことを思いながら、アスフィは休憩の準備を始める。これから大変な場所に向かうというのに、なんとも気の抜けてしまうことか。

 

……そんなアスフィの心配は、その後に24階層で大量のモンスター達を単独で殲滅したアイズの姿を見たことで完全に消滅することになる。

少しくらい気を抜いていてもいいのだ。

やるべき時にやれるなら。

まあこの2人の場合、やるべき時にやり過ぎてしまうのが問題だが。

 

 

「っ」

 

「……ノア、どうかした?」

 

「いえ、なにかこう……せなかが」

 

「背中?痒いの……?」

 

「……そうはも、ひれないれす」

 

「?」

 

「……??」

 

 

 

 

 

 

さて、そうして2人がヘルメス・ファミリアと共に24階層へと向かっている頃、地上は地上で大変なことになっていた。……具体的にはレフィーヤが。そしてそんな彼女に着いている、フィルヴィスが。

 

「ぃよし!レフィーヤ!ベート!あとリヴェリアも!!フィルヴィスちゃん連れて24階層へGOや!!」

 

「分かった、行ってくる」

 

「な、ななっ!!なぁっ!?わ、私なんかがリ、リリ、リヴェリア様と……!?そ、そのようなことはなりません!!絶対に!!そうなるくらいなら私は……!!」

 

「さあ行きましょう!フィルヴィスさん!!ベートさんも行きますよ!!」

 

「チッ、指図すんな」

 

「なっ!ななっ!?わ、私に触れるなレフィーヤ・ウィリディス!!私は穢れている!!」

 

「そんなことはどうでもいいんですよ!!」

 

「どうでも!?」

 

「穢れていようが汚れていようが!私が掴む手は私が選びます!!血に塗れていようがどうでもいいです!!」

 

「わ、私と一緒に居たら死ぬかもしれないんだぞ!!」

 

「どーでもいいです!!」

 

「否定が強い!?」

 

「ああもう!時間がないんですから!これ以上あーだこーだ言うようなら、フィルヴィスさんのこと抱えて行きますからね!!」

 

「そ、そうなるくらいなら歩いて……行動が早い!?」

 

「それでは行ってきますね!ロキ!!」

 

「お、おおう……強うなったなぁ、レフィーヤ」

 

「は、離せウィリディス!?私は自分で歩く……!というか私はリヴェリア様だけは穢しては!?」

 

「もういいですよ!18階層までこのまま行きますから!!」

 

「それだけは勘弁してくれ……!!」

 

まあそういう会話もあって、4人はアイズとノアを追って24階層へ向かうことになったのだ。

ロキと話していたおかげで、遠征の準備をすることなく待機していたリヴェリア。前回の時とは違うのは、彼女がこの進行に参加していることだろう。

そしてもう一つ違うのは、レフィーヤが精神的にあまりにも強くなり過ぎているということ。それはもう強くなり過ぎて、リヴェリアと一緒に行くことになってしまって明らかに焦っているフィルヴィスを、そのまま抱き抱えて走り始めたくらいだ。

問答無用で彼女を連れ去っていくレフィーヤ、確かに今回の彼女にとっては穢れていようが汚れていようがどうでもいい。血に濡れていようと吐瀉物に浸っていようと、此度の彼女は本当に大切な人であるのなら、それがどんな状態であろうと何の迷いもなく受け入れることが出来る。それが今のレフィーヤ・ウィリディスであった。

 

「も、もういい!もう分かったから!降ろしてくれウィリディス!!許してくれ!!」

 

「レフィーヤと呼んでください!」

 

「レ、レフィーヤ!これでいいのか!?」

 

「もう穢れているとか気にしませんか!?」

 

「そ、それは、その……」

 

「じゃあもう少しこのままですね!」

 

「わ、わかった!気にしない!気にしないから!!」

 

「ではこのまま手を繋いで行きましょう!」

 

「はぁ!?」

 

「さあ行きますよ!フィルヴィスさんが穢れていないって私が証明しますから!24階層まで手を繋いでいれば、それも証明出来るでしょう!」

 

「ば、馬鹿を言うな!?お前は本当に死にたいのか!?」

 

「ジンクスなんて破るためにあるんですよ!運命なんて打ち破ってナンボです!」

 

「エルフにしては強過ぎないかお前!?」

 

「そうならざるを得なかったんですから仕方ないじゃないですか!!」

 

レフィーヤは止まらない。

以前の時は彼女に冷たくされて勇気を振り絞って気持ちを伝えるまではこうして言葉をまともに交わすことも出来なかったが、しかし今回は違う。ぎゅっと彼女の手を握り締めて、キビキビと前へ進んで行く。

……そもそも、今日だって本当はアイズとノアに付いて行きたかったのだ。諸事情でそれが出来なかっただけで、したくても出来なかっただけで。

 

「いま行きますからね!ノアさん!!」

 

出遅れた分は、ここから取り戻す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……正直、知っていた。

 

彼等が何かを企んでいることにも。

彼等が何をしようとしているかにも。

 

概ね予想はついていた。

けれどそれを、見て見ぬふりをした。

 

ロキも自分も、それが最善だと判断したから。

 

 

 

人造迷宮クノッソスに対して予定していた2度の進行。

その1度目。

 

……被害は想定以上の酷いものであった。

 

想定外の連続。

士気は低く、対応は遅れ。

主神の送還によりデュオニュソス・ファミリアが壊滅したことをきっかけに、ロキ・ファミリアの団員達の心は遂に折れた。

 

……努力はした、可能な限り。

しかしそうまでしても一部の団員達の心に深く刻まれた心の傷は大きく、それを癒すために必要な時間すら何処にもなかった。

 

気にしていない振りをしている者。

 

義務感だけで動いている者。

 

既に完全に折れてしまった者。

 

そうなったきっかけは彼の死にあり、その全ての責任は自分にある。自分の犯したミスが、状況をここまで悪化させたことは明らかだった。その責任からは、決して逃れることは出来ない。

 

……それに。

英雄がどうとか、勇者がどうとか。

第一次進行で新たに死人を出してしまい、決戦を前に完全に静寂に陥ってしまった団員達を前にしたら、それが酷く薄っぺらいものに感じてしまう。あれほど執着していた夢すらも、自分のミスで命を落とした彼等の顔を思い浮かべる度に、自らの手で破壊したい衝動に駆られてしまう。

 

分かってしまったのだ。

これでは闇派閥には勝てないと。

 

敵は最初からこちらの万全の戦力を想定して策を立てている。それはフレイヤ・ファミリアも含めて、それでも十分だと考えて仕掛けて来た。それはこれまでの敵の動きを見ても明らかなもので、確信さえしている。敵にはオラリオ全体を敵に回しても問題のない勝算があるのだと。

 

だが一方で、既にこちらの戦力は削られている。

士気は最低と言ってもいい。

勝ち目など何処にもないと、自分の頭が断言していた。

 

……レフィーヤは、もう無理だった。

第一次進行にはなんとか着いて来たが、正にその場所で、目の前で、自分を支えてくれた同胞を失った。彼を失った後でさえ部屋から出て来なくなってしまった彼女だ、もう立ち上がれる筈などない。

 

……アキも限界が近かった。

それまではなんとか自分なりに言い訳をして来たのだろうが、闇派閥との抗争は常に彼女の精神を削り続ける。目の前で死んでいく仲間達、自分の身体に爆弾を巻き付けて特攻してくる信徒達。目の前で繰り返し見せ付けられる地獄の光景に、彼女はもう自分の心を隠すことも出来ない。

 

日に日に憔悴していくリーネ。

睡眠不足が酷くなっていくリヴェリア。

力を求めて無茶をし続けているアイズ。

そんな彼等の姿を見て、日々ファミリアの空気は重くなっていく。団員達の目線が揃うことは一向にない。他でもない団長である自分でさえも、こうして心が揺れている。何よりロキがそういった空気に蝕まれ始めたことが、ファミリアとしては痛過ぎた。

 

 

 

……そんな時だった。

 

"彼女"が帰ってきたのは。

 

彼の元主神である彼女が、オラリオに帰って来てしまったのは。

果たしてそれは最悪のタイミングだったのか。

それとも自分達にとっての救いであったのか。

それは今でもよく分からない。

 

もうとっくに天界に帰ったのかと思っていた彼女は、オラリオの外で目的の女神を探し出すのに3年を掛け。どうせオラリオの近くに来たのだからと、本当に最後の最後に、彼の顔を見に来たらしい。

知っての通り、その彼はもう居ないのだけれど。

 

……あの日から、心の折れた団員達はずっと彼女と何かを話している。

常に花に溢れている彼の墓石の前で。

彼女が営んでいた小さな花屋の中で。

ファミリアの小さな空き部屋の中で。

ずっと彼女と共に、何かの企みを深めている。

 

『時間を戻す』なんて単語を、時々使って。

 

……ああ、戻せるのなら戻して欲しい。

本当にそれが出来るのなら、そうして欲しい。

自分が同じ間違いを犯す前まで、どうか戻して欲しい。

彼を殺してしまう、その前まで。

 

諦めてはいない、やれることはやる。

そこで死ぬのなら、それはもう仕方がない。それが自分の取るべき責任だと言うのであれば、それは素直に受け止めるとも。自分の命くらいで他の団員達を守れるのなら、いくらでも差し出したって良い。

……けれど、それでも。

やり直せるのなら、やり直したい。

同じ間違いはもう絶対にしない。

 

ロキは何も言わない。

ただ淡々と二次進行に向けての準備を進めている。

フレイヤ・ファミリアにすら出向いて、頭を下げている。もう自分達では手に負えない事態になっているから。フレイヤ・ファミリアの全面協力がなければどうにもならないから。それでも敵の隠し球を考えると、本当に都市全体の戦力を掻き集め、総力戦の形を取らざるを得ないかもしれないが。

 

……きっともう、このファミリアは元の形には戻れない。

 

壊れてしまった心を、元に戻すことは出来ない。

 

あの楽しかった日々を、取り戻すことは出来ない。

 

 

今、思えば。

 

戦死者を出しておいて、直ぐに切り替えようとしたのが1番の間違いだった。せめてあの場で、リヴェリアだけでも、会議の場から外させるべきだったのだ。そしてそのフォローについて、もっと頭を回すべきだった。自分の失敗に焦って、次の手を考えることばかりを優先してしまった。

……死なせてはならない子を死なせてしまったことを、自分はもう少し考えるべきだったのだ。団員達の命は皆平等などと、そんな綺麗事を考えている暇があるのなら。ベル・クラネルの活躍に目を奪われている暇が、あったのなら。

 

 


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