血のつながらない兄の描いたエロ漫画に解釈違いがあったのが許せず、直談判しに行くアホの話。
なお義妹ちゃんはスケベであるものとする。

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処女作です、対戦よろしくお願いします。
今後こんな感じのクソ短編をチマチマ書いていきたいと思います。
あとなろうにも投稿してあります。


義兄が描いた【ふたなり姉妹百合えっち本】に "玉" が付いていなかった

私には1つ年上の義兄がいる、私が小学2年生の頃に再婚した義母の連れ子だ。

血のつながりはないが、今の私はもう高校1年生。8年近くも一緒に暮らしているのだからもはや肉親同然だ。たとえ血のつながりがなかろうと母さんと兄さんは家族だと胸を張って言える。

 

 

そんな義兄だが、彼は見た目がチンピラだ。ガタイが良くて目つきも悪く、髪も金髪に染めている。

しかし、見た目に反して義兄はどう見ても童貞である。

お風呂上がりに廊下で顔を合わせると、露骨に慌てふためくのが面白くて仕方がない。結構な頻度で私の胸に目線が行くのに、バレていないと思い込んでいるのも面白くて仕方がない。

 

このようにもう仕草とか全部童貞なのだ、可愛くて仕方がない。

 

しかし兄は恥ずかしがり屋かつ意地っ張りなので、そんな事は絶対に認めないだろう。なんせ彼は中学2年生の時に自力でドアを改造し、鍵を取り付けてしまうほど恥ずかしがり屋だ。

 

 

 

 

 

 

 

そんなある日。私は兄が自室のドアに鍵もかけず、おっとり刀で家を出ていくところを目撃してしまった。

 

アホ面で「遅刻遅刻遅刻!」と連呼していたので、バイトのシフトでも忘れていたのだろう。

さて、そんな兄を見てすることといえば、

 

 

「探検するしかないでしょ」

 

 

当然家探しである。

もう何年も兄の部屋には入っていない、どの様な猥褻物や黒歴史が隠されているのかと考えるだけで胸が躍る。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

と意気込んでいたが、猥褻物も黒歴史もすぐに見つかった。兄の机の上には付けっぱなしの液晶タブレットが設置してあったのだ。

そしてそこには描きかけの漫画、それもやたら画力の高いエロ漫画が表示されていた。

 

 

「さて……」

 

 

私は好奇心と僅かな劣情に駆られ、兄さんの力作を読むべくパソコンを操作した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とっても…良い……」

 

 

とりあえず20〜30分ほどかけて3周してしまったが、それ程に兄の作品は素晴らしかった。

丁寧な心理描写や濡場の構図や画力、どれも私好みでお腹の奥の疼きが止まらない。

 

 

とりあえず心を落ち着けるべく深呼吸をし、改めて表紙のタイトルに目を向けた。

 

 

 

 

【ふたなり姉妹百合えっち本】

 

 

 

 

そう、義兄の性癖は壊れていた。

まさか日頃から私のお胸をチラチラと見ていたのにも関わらず、本当はお胸よりもおち○ちんに御執心だったとは。

 

 

だけど私はこの程度で家族を軽蔑したりはしない。

そう、たとえ8年近く連れ添った兄が【ふたなり姉妹百合えっち本】を描いていてもだ。

私は下腹部に手を伸ばし、自分を慰めながらそう誓った。

 

 

 

兄の力作である【ふたなり姉妹百合えっち本】は大変素晴らしく、とりあえず5回果てさせてもらった。ごちそうさまでした。

 

しかしそれとして、私の心には怒りが込み上げていた。これは一度腹を割って話し合う必要があると確信を抱き、汁と潮でぐちゃぐちゃの手と股と床の事後処理を済ませてから夜を待つことに決めたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「兄さん、お話があります。」

 

 

お掃除と夕食とお風呂を済ませたのち、私はリビングにいる両親を放置して2階にある兄の部屋を訪ね、扉を叩いた。

兄はドアを半開きにして顔だけを出して答えた。

 

 

 

「何だ急に、ってか何で敬語…?」

 

「お話があります。」

 

「えぇ…まぁいいけど、なんだ?」

 

「では部屋に入れてください。」

 

「は?いやそれは」

 

 

 

「あぁ、私はあなたがふたなり姉妹百合えっち本を描いているのは知っているので大丈夫です。」

 

 

 

「………は???なんで???えっ、おま」

 

「ふふっ、男性器は上手に描けてるのに、女性器を描くのはちょっぴり苦手なんですね。」

 

「あっ……あぁ………あああぁぁぁぁぁああぁぁあああああああああぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!」

 

 

 

兄の精神が崩壊しかけた。しかし私が優しい言葉をかけてあげることでなんとか持ち直し、なんとか私たち兄妹は兄の部屋の床に向かい合って座るところまで行き着いた。

 

 

 

「さて兄さん、私がなんでこんな事をしたかお分かりですね?」

 

「……アレをネタに俺を強請って金をせしめようって算段か?」

 

「”金“…か……当たらずも遠からずってとこかな……」

 

「じゃあなんなんだよ、もう一刻も早く全部忘れて不貞寝したいんだ俺は」

 

 

全く、こんな事もわからないのか。

私は大きくため息をつき、ゆっくりと深呼吸してから自身の胸の内を打ち明けた。

 

 

 

「兄さんの描く!!ふたなりは!!!なぜ金玉が付いていないのかって話に決まってるでしょ!!!!!!!!!!」

 

 

「は?まさか貴様、下賎なるふたなり金玉派閥の人間か?」

 

 

 

そこからは地獄であった。

お互いのポリシーを否定され、一瞬で法定速度を超えた私たちは言葉のナイフで刺し合うことでしか決着をつける事は叶わないのだ。

 

 

 

「大体おちん○んは竿と玉で1セットでしょ!なんで片方外しちゃうの!!」

 

「はぁ〜お前分かってねぇな!玉なんざあったらおま○こが見えにくくなっちまうだろうが!!!」

 

「この愚物が!!おま○こは玉を持ち上げたりした時にだけ見えた方がえっちじゃん!」

 

「潮吹かせる時に玉があると描けないだろ!あと手○ンも描きにくいし!これだからコンテンツを消費するだけの人間はよォ!!」

 

「はい論点ずらし〜!えっちな部位は多ければ多いほどいいじゃん!玉揉みしながら手コキしたいもん!!!!」

 

「お前の欲望なんざ知るか!!俺は2種類の性器から同時に体液が噴き出すのを見るのが、3度の飯より大好きなんだよ!!!!!!!!」

 

「おま○こ描くのあんま上手く無いクセによく言うよ!でもそれはちょっとわかる!」

 

 

 

まさに地獄。

ツッコミ役など誰もおらず、互いにふたなりに対する情熱をブレーキ無しでぶつけ合っていた。

 

しかし私たちも所詮は人間。ずっと大声で怒鳴り合っていたせいで体力も尽きたため、どちらともなく座り直した。

 

 

 

「はぁ……はぁ……クソ、これじゃ埒が開かねぇ」

 

「というか兄さん……意外だったよ」

 

 

どうでもいいが、床に座り込む兄をベッドに座りながら見下すとなんだかイケナイ事に目覚めそうだ。

 

 

「何がだよ」

 

 

わぁ上目遣いの兄さん可愛い。

 

 

 

「……ふたなりの子たちの体格が普通だったところだよ。

偏見かもしれないけど、ふたなり系の漫画って異様に胸やおち○ちんが大きかったり、太ももが凄かったりするの多いじゃん?」

 

「あぁ結構あるよな、尖ったシチュエーションのやつも多い気がするし。

でも俺はこう、現実的なシチュエーションとか体格のが抜けるからオカズ探しのときもいつも……」

 

「……!?!?

兄さん何言ってるの!?義妹にズリネタ自白しないで!あとふたなりの時点で現実的もクソもないでしょ!」」

 

「クソが!!!じゃあお前はどうなんだよ!色々デカかったりシチュエーションが尖ってる方が好きなのかよ!」

 

「どっちも好きに決まってるじゃん!えっちなら大きくても小さくても、太くても細くてもいいよ!!!」

 

「オールラウンダー!?ってかよく考えたらお前同性とかふたなりもイケるタイプかよ!」

 

「えっちでハッピーエンドなら割となんでも濡れます!!」

 

「あっ胸糞とかNTRはダメなんだ」

 

 

 

狼狽する兄を見て、私はゆっくりと息を吐き座っていたベッドに横になる。

 

 

 

「にしても私たち、もう8年近く兄妹やってるのに好きな物は全然違うんだね……」

 

「性癖の差異でそんな重い感じになるのやめろ」

 

「でも兄さん、おっぱいは大きすぎるのよりも手のひらに収まりきるような大きさの方が好きなんでしょ?」

 

「なんで知ってんの????」

 

「あの漫画見てたらわかるよ、兄さんの好きって気持ちがいっぱい詰まってたもん……」

 

「ふたなりエロ漫画でそんな感動的な感じになるのやめろ」

 

「でも兄さん、そんな夢中になれる物があって羨ましいな。」

 

 

 

私は少しため息をつき、兄の目を見て口を開いた。

 

 

 

 

「私の趣味なんてソロプレイみたいなもんだよ、暇な時大体1人でしてる。」

 

「急に何言ってんのお前!?」

 

 

 

なんかもう結構色々話してしまったので、羞恥心とか無くなってしまったのだ。

 

 

 

「兄さんの漫画にも5回くらいお世話になりました。すっごく良かったよ、我慢できなくてお漏らししちゃった。」

 

「お前まさかそれこの部屋でやってないよな!?」

 

 

 

真っ赤になって狼狽える義兄に内心ドキドキしながら私はベッドから立ち上がる。

 

 

 

「それじゃあ、もう夜も遅いし私は部屋に戻るね」

 

「えっこのタイミングで?正気か?」

 

「じゃあお休み、兄さん♪」

 

 

 

そうして「あぁぁぁぁぁぁ……」とよく分からない呻き声を上げて蹲る兄を尻目に、私は自室へと戻った。

 

 

部屋に着くなり、私はベッドに飛び込んだ。

あぁ、やっぱり兄さんは可愛い。私は枕に顔を埋めて見た目は可愛く無い義兄の可愛さを反芻した。

 

 

「ふふっ……ん……」

 

 

そして私は「今頃兄さん、私が1人でシた場所とか探してるのかな」と妄想しつつ、下腹部に手を伸ばすのであった。

 




【お兄ちゃん】
めっちゃ探した。

ふたなりに対して様々なこだわりを持つ高校2年生、童貞。
中学の時に部屋に鍵を取り付けたのは、ドスケベイラストを制作しているのがバレるのを恐れたため。

義妹のことは本当の家族のように思っているが、以前から無自覚に恋愛対象として意識していた。
童貞なので、義妹に対する家族愛と恋愛感情の区別がつかないのだ。

しかし義妹にも性欲があると知ってしまったため、この日以降は目が合うと息子が反応するようになってしまった。
根が真面目なので、以降愛情と劣情の狭間で苦しんでいる。




【妹ちゃん】
絶倫。
ソロプレイは毎日嗜む訳では無いが、する日は1日に10フィーバーくらいする事もある。

幅広い性癖の持ち主だが、その中にも細かな拘りがある猥褻物の有識者。
しかし胸糞やNTRにレイプなど誰かが不幸になるタイプものは苦手としている。

義兄のことは家族だと思っているが、将来的には「夫婦」という別の形の家族になるのも悪く無いなとか勝手に思っている。
向こうに彼女とかいたらどうすんだろ。

この日以降、義兄を押し倒して初めてを交換したい欲求に駆られている。あと兄のズリネタを本人の前で音読とかしたいし、調教とかもしたいし、されたいとか思っている。
……が自分からはグイグイ行くのに、いざとなると脳が処理落ちするタイプなので調教するのは多分無理。

部屋に大人のおもちゃが2桁ある。



『性癖は みんな違って みんな良い』

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