ハリー・ポッターと王立国教騎士団   作:熊田ラナムカ27

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 ※注意(最近多め)
 
 今話は戦闘シーンが多く書かれた内容となっており、話の文字数がいつもの1.5倍。
 
 久しぶりに書くという事もあって、所々戦闘描写で説明が足りない点や、寧ろ説明が多すぎる点。
 
 私作者の至らぬ点が数多く見られるかもしれませんが、どうか、そこは皆様の寛容な心で閲覧いただき、無理だという方はブラウザバックを。
 
 それでも大丈夫だという方は、、是非今話の閲覧の方を、どうかよろしくお願いします。
  
 それでは、本編の方を、どうぞ。
 
 
 


11 Brave is the flip side of fear

 

 

 ホグワーツ入学式前日。

  

 王立国教騎士団、HELLSING本部。

 

「………えーっと。………これは、何です?インテグラさん……。この……一際大きな………明らかにプレゼントの可愛らしい包みに包んじゃいけない……とんでも危険物の……圧倒的凶器は………」

 

「ウォルター、説明を」

 

「はい。こちらは30mm対化物「(カノン)」「ハルコンネン」。全長132cm。重量47kg。単発式、ブレイクオープン。最早、人類では扱えない代物。弾は劣化ウラン弾及び、爆裂鉄鋼弾。セラス様が今まで使用していたL96A1改造銃ではなしえなかった、初の専用弾使用銃です」

 

「だそうだ」

 

「じゃなくって!何で明日ホグワーツに行く私にこんな危険物を渡しているんです!?学校にこれから行こうっていう子供に、明らかに渡すものじゃないでしょ!!」

 

 いつもの表情で話すインテグラさんと、意気揚々銃の解説を始めたウォルターさんに対し、私は思わず悲鳴のような叫びを上げた。

 

 何も問題ないといった様子で、インテグラさんは言葉を返す。

 

「何が危険物だ今更。散々貴様銃は使い慣れているだろう。こいつは明日からのホグワーツ及び先の任務に備え、ウォルターに仕上げさせた代物でな。貴様の帽子に検知拡大不能呪文を掛けて収納スペースを確保する手間にしろ、ホグワーツ入学までに完成させる手間にしろ、随分と手を焼いたが間に合わせることが出来た。今回の経費は入学祝いという事でチャラにしてやるから、ありがたく思え」

 

「ありがとうございます……じゃなくってそんなものをプレゼント感覚で渡さないで下さい!というか何を勝手に私の帽子を改造してるんです!?しかも、今、確かインテグラさん、ホグワーツに備えて、とかなんとか言いましたよね?こんなものプレゼント感覚で渡す時点で頭おかしいっていうのに、こんなものをホグワーツに持っていけなんて、私の勘違いに決まってますよね?そうですよね?インテグラさんが仕事のし過ぎで頭がおかしくなったわけじゃ───痛い!痛い!痛い!!ほっぺつねらないで!!」 

 

「私が何も考えなしに武器をお前に渡すわけがなかろう。少し、気になる点があってな」

 

 インテグラさんは私の手を離すと、そう言いながら少し神妙な顔になって葉巻を吸う。

 

「……先日、アルバニアの森で奇妙な魔力反応があったことは、貴様も知っているな?魔法省の連中は問題なしと話していたが、周囲の明らかな魔法生物の減少や、草木の枯れ具合。闇の魔法の痕跡と、アルバニアの森周辺に住むマグル達の異形を見たという証言からして、今の魔法界にはどうもきな臭い匂いが僅かばかりではあるが漂っている」

 

「……だから私にこれを託し、ホグワーツで何かがあった際は迅速に対応し、これを使って、対処をしろと?」

 

「ダンブルドアのお膝元であるホグワーツだ。何もないとは思うが、念には念を入れねばと思ってな。ダンブルドアにも許可は取ってある。その条件として、こいつはお前が真に必要と思った時以外使用できず、他者がこいつを使う事を出来ぬよう、大量の保護呪文を掛けるという条件付きではあったが。……どうした?お前の言う安全性も保証され、緊急時の使用も確約されている。なのに、何故、お前はこれを手に取る事を躊躇っている?危険物だ何だと、いつまでも誤魔化そうと、駄々をこねても無駄だ」

 

 インテグラさんはそう強く私に言い、私は理由を誤魔化そうと、あれこれ考えを巡らせるが、次第にインテグラさんの圧に圧され、正直に白状するしか道がなくなる。

 

「………私、怖いんです。ホグワーツに入ることが、少しだけ。勿論、入るのが楽しみじゃないわけじゃありません。ただ……これまで私が吸血鬼だと知っている人達と過ごしていたのに対して………これから行くホグワーツはダンブルドア以外、私が吸血鬼何だと誰も知らない。……だから、その武器の安全性が幾ら確約されているとしても、もし、それがきっかけで私が吸血鬼だとバレて………誰かに嫌われたと思うと……私は………どうしたら───」

 

 私がこれ以上言おうとした直前、インテグラさんは私の顔を軽く引っぱ叩き、それ以上言葉を発させるのを止めさせた。

 

 テーブルに置かれたナイフでわざと手を切り、”いい匂い”のする血を指から垂らしながら、インテグラさんは私を見つめる。

 

「セラス。貴様は間違いなく吸血鬼だ。幾ら貴様が味覚を感じる人間の様な性質を持つにしろ、幾ら帽子を被り他の人間共と同じ時を過ごそうと………今、この瞬間、私の処女の血に体が反応した時点で、貴様が紛うことなき吸血鬼(ノスフエラトウ)である事実は、何があろうと変わらんのだ」

 

「でも……ッあの……その……ッ……私は………」

 

「わかっている。貴様の強情さを、私は何年も見続けているからな。貴様がこれを受け取ることを拒否することも、貴様がホグワーツで吸血鬼だとバレないかと、頭の隅で常に考えながら学生生活を送るであろうこともまた、私は承知している」

 

「なら───」

 

「だが、私はHELLING家当主にして、現HELLSING団長。貴様の身勝手でこれを受け取る”命令”を拒否させるわけにはいかない。……だが、貴様がどう考え、どのような生き方をしようとも、私はそのことに対し”命令”をするべきではないとも、確かに思っている。………この銃を受け取る事は”命令”だ。ただし、これを使うか否かはお前に一任をする。貴様が化物のような吸血鬼として生きようと、貴様が”人”のような吸血鬼として生きるかも、全てをお前に一任する」

 

 そう強く言うとインテグラさんはナプキンで手の血を拭き、ウォルーターさんにハルコンネンを持ってこさせた。

 

 私はウォルターさんに手渡され、ハルコンネンを受け取る。

 

「これを使わねばいけぬ時に、貴様はまた躊躇うだろう。だが、それいい。人とは魂の、心の、意思の、生き物。迷い、悩み、時に選択を間違えることもある。だからこそ、”人”のような吸血鬼として生きようとするお前が、お前を友と呼ぶ者を守れ。人ではないからこそ、人として出来ない事で、友を支え続けろ。吸血鬼として、人の様な吸血鬼として────」

  

 

 

 

 

  

  

 

 

 

 

        ◆◆◆◆                                      

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 クィレル先生が爆弾発言を投下してから約数秒。

 

 瞬きを数度した程度の時間しか経っていないのにも関わらず、和気あいあいとしていた雰囲気は完全に崩壊。

 

 皆恐怖で叫んでは我先にと寮に逃げ出そうとし、ハロウィンの御馳走が騒ぎによって次々にひっくり返っていく。

 

 しかし、この大広間にいるのは今世紀最大の魔法使いのであるアルバス•ダンブルドア。

 

 この大騒ぎを沈めるため、杖先から紫色の爆竹を爆発させてパニックとなった生徒達の気を引き、制御不能となった大広間の生徒達を一気に沈静化させてみせた。

 

「皆静かに。狼狽えるでない。監督生よ。諸君等は皆を連れて速やかに寮へ戻りなさい。先生方は、ワシと地下室に来るように」

 

 そう言うとダンブルドアは直様地下室に向かっていき、ワンテンポを遅れ他の先生達も地下室に移動。

 

 パーシー達監督生は水を得た魚の様に指示を出し、各寮の生徒達へ迅速な避難を促していった。

 

「地下室、トロール、ハーマイオニー、不味い。このままだと本当に不味い。早く、ハーマイオニーを迎えに行かないと」

 

 そんな中、一人パニックを引き起こして立ち尽くしていた私は正気を取り戻し、動悸でそんな事を呟きながら列をこっそり抜け出し、ハーマイオニーがいる地下室へと全速力で駆け出していた。

 

 トロールは非常に知能が低い魔法生物ではあるが、とにかく頑丈で狂暴。

  

 恐ろしく雑食で、極度の空腹となれば共食いを辞さないという残酷な性格を持った、危険度XXXX級の非常に危険な魔法生物だ。

 

 また、奴らの恐ろしい点はその高い繁殖力と怪力、頑丈さの他に基本2、3匹ほどの群れで行動しているという点。

 

 生半可な魔法が効かない相手が一体いるだけでも厄介というのに、それ等が壁の様に近づき、いつしか体力と魔力が切れ、逃げ場を失い、愚かにも単独で討伐に向かっていった魔法使いが、トロールの群れに惨殺されるというのは意外とよくある話だ。

 

 故に、訓練を受けたHELLSING局員ならともかく、ホグワーツすら卒業していない一般生徒が単独でトロールに勝利する確率などほぼゼロ。

 

 よぎる最悪の状況を振り切り、ようやく地下室のトイレに辿り着くと、そこには既にいたハリーとロンが何故か女子トイレ入り口の鍵を閉めてそこから逃げ出そうとしている姿があり、面を喰らった私は大急ぎで彼等2人を呼び止める。

 

「ハリー!ロン!一体何故ここにいるんです!?何故、今、女子トイレの鍵の施錠なんて事をしていたんです!?」

 

「ぼ、僕等、トロールがここに入って行ったを見て、奴が入るんだったらこの際閉じ込めてやろうと思って、ここの鍵を閉めたんだ」

 

「そうさ。この先は行き止まりで逃げ場はない。奴をここに閉じ込めている限り、他のみんなに危険が行く事は───って、何をするんだセラス!せっかく閉じ込めたっていうのに、みすみすこの扉の鍵を開けるだなんて!」 

 

「あなた達本当にその頭は飾りですか!?まだハーマイオニーが中にいるんです!こんな逃げ場のない所にハーマイオニーを閉じ込めなんてしたら、彼女は逃げ出せずみすみすトロールの無残なディナーになるだけですよ!!」

 

「ハ、ハ、ハーマイオニーがまだ中に!?なんてこった!?僕はてっきり、もうとっくに逃げ出してるもんかと………」

 

「それにそれだけじゃありません。まだ確認は取れていませんが、ここにトロールがいるって事はもしかすると、ここに数匹他のトロールがいるかもしれないんです。1匹でも手に負えないっていうのに………ここで他のトロールにでも出くわすなんてしたら……ハーマイオニーどころか私達まで奴等のディナーです。………早く、この中のトロールをどうにか───」

 

「セラス!ロン!後ろだよけろ!!」

 

 ハリーの叫びが響き、咄嗟にロンを抱えて飛んだ直後、ブンッという音と共に棍棒が思いっきり振り下ろされ、私達がつい先ほどまでいた場所は跡形もなく、あちこちに足元のレンガの瓦礫が散乱。

 

 悪い予感はよく当たるらしく、目の前には1匹のトロールが品定めをしているのか、棍棒を振り回しながら私達を見つめていた。

 

「さ、最悪だ……。セラスの予想通りもう1匹の出てくるなんて……最悪以外の何物でもないよ………」

 

「他にトロールが見当たらないだけマシですが、まさかこんなタイミングで出てくるなんて………。……ハリーが咄嗟に声を掛けてくれなかったら、私達もれなくミンチもいいとこでしたよ」

 

「そんな事よりどうしようセラス!?ハーマイオニーを早く助けなきゃいけないのに、今ここでもう一匹のトロールの相手をしなきゃいけないなんて!」

 

(………本来、トロールを倒すには複数人で戦うのが基本。ですが、ここにいるのは2匹のトロールに対してたった4人なのに加え、1人は救助待ちで2人は戦闘未経験だから、実質戦えるのは私のみ。………単独でのトロール討伐なんてやった事ありませんが、仮にロンとハリーがこのトロールの気を引いて隙を作り、奴に接近して気絶させれば────)

 

 

 

「キャアァァーーーー!!」

 

 

  

 私が考えを巡らせていると女子トイレで何かを叩き潰した音が響き、その直後ハーマイオニーの叫び声が辺りに木霊した。 

 

 ………これ以上考えている時間はなく、これ以上女子トイレのトロールを放置しては、ハーマイオニーの命はない。

 

「…………仕方ありません。このトロールと逃げ道は私が一人でどうにかします。2人は早く、ハーマイオニーの救助を」

 

「こんな化物を1人で相手するって!?そんな、みすみす死ぬようなものだよ!!」

 

「戦闘経験がないあなた達2人がやるよりはよっぽどマシです!ここで汚名を返上しなかったらいつするんです!?確かにトロールは危険ですが、1匹程度ならばただのウスノロ!勝ち目も助け出せるチャンスも十分あります!さぁ、2人共早く!時間がありません!!」

 

「けど───」

 

「ハリー、行こう。こうなったのは僕達………いや、僕に原因がある。許してくれるかはわからないけど、ここでハーマイオニーが死ぬのは何か色々違うよ」

 

「ロン……。………わかった、ハーマイオニーは任せて!それとセラスも絶対に死なないで!!」

 

 そう言うとハリーとロンはトイレの中に入って行き、廊下に残ったのは私ともう一匹のトロールのみとなった。

 

 どうやら丁度品定めも終わったらしく、トロールは雄叫びと共に棍棒を掲げ、それに対し私もまた腰の杖をトロールに向ける。

 

「頭が飾り、とはよく言ったものですね。単独でトロールに挑む私も、十分馬鹿じゃないですか。……けど、それでも、やるしかない。あの3人が死ぬよりかは遥かにマシ!さぁ、かかって来なさいトロール!HELLSING特務機関、セラス・ヴィクトリアが相手です!!」

 

 そう言い放つや否や、トロールは自慢の棍棒を私向かって振り下ろし、またしてもレンガが粉々。

 

 しかし、その攻撃は全く当たっておらず、股を潜って攻撃を躱し、私は大急ぎでその場から移動。

 

 距離を取って杖を構え直し、私を探し回る奴に対して呪文を放つ。

 

パーリエース・エートス(壁よ現れよ)ボンバーダ(爆発せよ)!」

 

 そう叫んだ直後、トロールの足元から4つの壁が出現して周囲を囲み、中で爆発が発動。

 

 密閉空間での爆発により通常の爆破魔法の何倍もの爆破が起きるが、私の力量では威力が足りなかったのか、トロールのダメージといえば少し皮膚が焦げ、手に持つ自慢の棍棒が粉々になった程度。

 

 怒れるトロールは棍棒の残骸を放り投げると壁を破り、突如四足歩行で突進。

 

 直様横っ飛びで回避をするが、四足歩行という行動を前に反応が遅れ、トロールの肩が私のお腹に激突。

 

 激突した勢いで飛ばされてしまうが、壁に吹き飛ばされそうになるが両足で踏ん張り、帽子を吹き飛ばされてしまいながらも、どうにか壁に叩きつけられるのを咄嗟に堪える。

 

「……ッン!……インセンディオ……パーリエース(炎の壁よ)ウィンガーディアム……レヴィオーサ(浮遊せよ)アプシー……フエーゴ(撃ち放て)!」

 

 お腹から走る痛みを抑えながらも呪文を唱え、トロールと私の間に炎の壁を形成。

 

 レンガや作り出した壁、その他トロールの攻撃によって破壊されたり、剥き出しになった残骸達をまとめて浮遊させ、それらを一気に炎の壁めがけ射出。

 

 炎を潜り抜けた瓦礫達は燃え盛る弾丸となって、トロール向かって襲い掛かった。

 

 瓦礫は次々にトロールへ突き刺さっていき、炎はトロールに引火。巨大な灯籠のようになったトロールは悶え苦しみ、炎が完全に消えるまでその身を焼き尽くしていく。

 

「よしっ。これでこっちのトロールはどうにかなった。後は女子トイレのトロールだけ。……けど、あのトロールは一体何だったんでしょう?本来トロールは凶暴ではあるけど、それと同じくらい臆病。最初の爆破を受けた時点で普通逃げていくはず。………どういうことかはわかりませんが、何というか、嫌な予感がするのだけは確かです。とにかく、早く、ハーマイオニー達の方に────」

 

 私がそう言おうとしたその瞬間、後ろでのそっとした音と共に、何かが動く音が響いた。

 

「……!?嘘でしょ!?これだけの攻撃を受けても火傷以外殆ど無傷だなんて!?通常のトロールならば、今ので完全に死んでいるはずなのに!」

 

 なんと、炎がようやく消えたと思ったその直後。

 

 中からは全身黒焦げになったトロールが文字通り、死ぬほど不機嫌だといった様子でこちらを睨みつけており、衝撃こそ通じクラクラと頭を抱えているが、痛みを感じないらしく、肩に突き刺さったパイプを引き抜き、それをブンブン棍棒代わりに音が出るほど大きく振り回していた。

 

 私が大急ぎで逃げようとした瞬間、トロールは手に持つパイプを投げてこちらを牽制。

 

 逃げようとした私の退路を断って突撃し、渾身の右腕で私のことを思いっきり殴りつけた。

 

「いっ……たい!咄嗟に壁を作らなかったら……私が人間でしたら……致命傷でした………!」

 

 流石にあの攻撃は避け切れず、壁に叩きつけられはしたものの、咄嗟に私と迫る拳の前に壁を生やす事で威力減らし、ぎりぎりであるが、どうにか意識が持っていかれるという事態だけは回避。

  

 しかし、まともにトロールの攻撃を受けたが故、いくら頑丈な吸血鬼の体でもダメージを最小限に留める事は出来ず、片足は軽い骨折を引き起こし、まだ完全にはなってはいないものの、右腕の方が脱臼ギリギリ。

 

 あばらも数本折れてしまっており、吸血鬼であるだからこそ動く事こそ出来るが、回避などとてもでもないが行えず、背中にはドアが一つもない壁。

 

 完全に退路を失ってしまっており、普通の魔法使いならゲームオーバーの状況にまで、私は追い込まれてしまっていた。

 

(このままだと死にはしないでしょうが、これ以上下手に戦闘を続けると回復に一晩以上の時間が掛かるほどの、致命的なダメージを受ける事になる。……足がやられた以上、下手に逃げる事なんて出来ませんし……こうなれば、最終手段として帽子に隠しておいた、ハルコンネンを使って、トロールに攻撃する?…………いいや、駄目だ。もし、ハルコンネンを使って、全て終わってしまったらと考えると……私は……死んでもあれを使いたくない。何があったってやっぱり………ハルコンネンを………吸血鬼だと……バレる事は────)

 

 私がそう躊躇っていたその直後、何処からかトロールに向かって便器やレンガを投げつけている影があり、目を凝らしよく見て見るとその影はハリー、ロンの物と完全に一致していた。

 

「何をやっているんです2人共!?トロールの注意を引くなんて!そもそも、2人にはハーマイオニーの保護頼んでいたはず………。ハーマイオニーは────」

 

「心配せずとも私はここよ!怪我も何ともしてはないわ!」

 

「こっちのトロールはロンがノックアウトさせた!あと、残るトロールはこいつだけさ!」

 

「やーい、ウスノロこっち向け!お仲間みたく、お前もノックアウトしてやる!!」

 

 ロンはそう言いながら、いつのに間に習得していた浮遊呪文で瓦礫を背後からトロールに攻撃しようとするが、私の攻撃で警戒心がマックスにまで引き上げられたトロールにそんな不意打ち無意味。

 

 トロールはウザったがる様に瓦礫を打ち落とし、その怒りの矛先を私ではなく、自身を気絶させようとしたハリー達に向かい、矛先を変える。

 

「早く、早く逃げて下さい3人共!私の事は放っといていいですから早く離脱を!このままでとあなた達本当に、死ぬことになりますよ!?」

 

「君を置いてなんかいける訳ないだろ!?逃げるなら君も一緒だ!」

 

「それが出来ないから言ってるんです!……ハーマイオニーを助けた以上、あなた達はトイレで大人しく待っていればこれ以上危険が及ぶ事はなかった!なのに、何で来たんです!?何で私を助けに来たんです!?死んだら何も意味ないでしょ!!」

 

「生きても君が死んだら意味がない!だってそうだろ!?ハーマイオニーがまた泣きだしたら意味ないんだから!」

 

「セラス、ついさっきは酷いこと言ってごめんなさい!勝手に嫉妬してあなたを遠ざけてごめんなさい!許されないのはわかってる………。……けど、それでも、私あなたと仲直りしたいの!自分勝手だけど、私あなたにごめんって、ちゃんと言いたいの!!」

 

 そう、3人は叫ぶ間にもトロールは突進の準備をしており、逃げ場のないハリー達はこのままだと私を庇い、死ぬ可能性が十分あった。

 

 

 

 ………どうして、そんなにも簡単に命を投げ出せるの?

 

 どうして、何の迷いもなく、命が限りあるのにも関わらず、他者の為に戦えるの?

 

 何で?どうして?どうして?何で?どうして?どうして?何で?何で?何で?どうし───

 

 

 

 ───セラス。貴様は間違いなく吸血鬼だ。幾ら貴様が味覚を感じる人間の様な性質を持つにしろ、幾ら帽子を被り他の人間共と同じ時を過ごそうと………今、この瞬間、私の処女の血に体が反応した時点で、貴様が紛うことなき吸血鬼(ノスフエラトウ)である事実は、何があろうと変わらんのだ。

 

 

 

 思考がループし、周りの時がゆっくりと進む錯覚に襲われるなか、突如私はインテグラさんの言葉を思い出し、ハッとなった私は、進みゆく時間の中で、ようやく思考のループから抜け出す。

 

 

 

 ………そうだ。私は吸血鬼だ。

 

 どう振る舞おうと、どうやって生きようと、私は何をしたって、結局のところは吸血鬼なんだ。

 

 私は、ハリー達とは違う。

 

 少しの命で生きあがく人間に対し、私は多くの命で少しでも生きながらえようとする。

 

 人にはどうやったって、化物は結局のところ一番大切な部分は負けてしまっている。

 

 

 

 ───だからこそ、”人”のような吸血鬼として生きようとするお前が、お前を友と呼ぶ者を守れ。人ではないからこそ、人として出来ない事で、友を支え続けろ。吸血鬼として、人の様な吸血鬼として────

 

 

 

 ”友を守る為、意思のままに戦え、セラス。”

 

 

 

「ぐうぅっ………!!あっ、ああぁぁぁ………!!!」

 

「セ、セラス!?君一体何を!?トロールの突進を、わざわざ真正面から受け止めるなんて!?」

 

 人間らしくない雄叫びとともに、私は割って入って突進してくるトロールの角を掴み、体が引きちぎれるほどの衝撃と、壁に押し付けられる事による痛みに耐えながら、吸血鬼の馬鹿力と耐久力によって無理矢理、ハリー達のいる方向から、トロールの突進の進路を変えさせた。

 

「うっ……うぅぅ……!そー……れっ………!!」

 

「う、う、嘘だろ!?ト、トロールを、ま、魔法を使わずに放り投げた!?」

 

 最早、吸血鬼だという事がバレる事などお構いなしに、トロールの突進を完全に止めると、角をつかみ人間では到底出せない力でトロールを1メートルほど放り投げ。

 

 つい先ほどまで、私が追い詰められていた壁に向かって、トロールを思いっきり叩きつけた。

 

アクシオ(来い)!ハルコンネン!!アクシオ(来い)!劣化ウラン弾!!」

 

 ハリーとロンが何かを言う前に、直様ハルコンネンと弾を呼び寄せして、弾を砲身に装填。

 

 腹に狙いをつけ引き金を引くと、体が砕け散るような反動と共に弾が発射されてトロールの腹を突き破り、ホグワーツ全体を揺らすほどの衝撃と音が辺りを木霊した。 

 

 そして、しばらく時が経ち、余波の爆風が来る直前に使った廊下の半分が埋まるほどの壁魔法を解除。

 

 すると、そこには、トロール”だったもの”の残骸が見るも無残な姿で転がっており、ハルコンネンから漂う火薬の匂いによる雰囲気も合わせ、私達の間には奇妙な空気が流れる。

 

「えっと、その、セラス………。その、トロールは、死んだん、だよね?……今の爆発はセラス………もしかしなくても、君がその手の大砲で、やったんだね?」

 

 気まずい雰囲気の中、どうにかロンが話を切り出し、私に対しての質問をしてくれた。

 

「はい、そうです。私がやりました。これを出すのは怖かったんですけど……、ハリー達が死ぬかもしれないって考えると怖くて………それでこれを使ってしまいました。………これを最初から使えば何も、ハリー達が危ない目に会う事はなかったっていうのに……出すのを躊躇ってしまって……最後まで迷って───」

 

「それはいいんだよ、セラス。僕達は何ともないんだからさ」

 

「そうだよ。寧ろ誇りなって。僕達は鼻くそまみれになりながらトロールを倒したっていうのに、こんなど派手にトロールを倒しちゃうなんて、凄い決まってるよ!フレッドとジョージは惜しいもの見逃したな。こんな凄い芸当、一生に一度見れるかどうかだ、っていうのに」

 

「ははっ、どうもありがとうございますロン。いつも余計な事しか言わないっていうのに、こういう時だけはすんごい元気が貰えます」

 

「ちょっと!それは余計なお世話だろ!大体なんだよいつもって!僕はそんな事言ってないやい!!」

 

 ロンの反論にハリーと私の顔からは笑みが溢れ、場の雰囲気はある程度解れた。

 

「……ねぇ、セラス。まずは助けてくれてありがとう。それと……ついさっきはごめん。だからこそ、聞きたいんだけど……その手に持っている大砲と、ついさっきのトロールを投げ飛ばした動きは、一体何?勿論、助けてくれた事には感謝してるのよ!ただ……まさかトロールの突進を素手で止めて、投げ飛ばして………そこから更に大砲を撃つだなんてこと……。………とてもじゃないけど、人間業には、思えなくって…………」

 

 だからこそ、ハーマイオニーは言葉を選びながら私に質問をした。

 

 2人が敢えて避けてくれていた事を、真正面から、2人の代わりに質問してくれた。

 

 私は少し黙る。

 

「………そうですね。隠して置きたかったんですけど………話すしかないですよね。………まず、この大砲はハルコンネン。私の執事(バトラー)であるウォルターさんが作ってくれた、”人”には使えず……私にしか使えない………。………対化物との戦闘の為に作られた、対化物用兵器です」

 

「た、対化物用って……まさか、対魔法生物用って事?しかも、人には使えないって……まさか、君は………」

 

「はい。そうです。ロンが察した通りです。それが私の隠しておきたかった事………。そして……私の正体は────」

 

「何です!?何ですか今の音は!?衝撃は!?そして一体誰です!?こんな事をしでかした人物は!!」

 

 私が決心してカミングアウトを使用したそのとき、間がいいというか、間が悪いというか、マクゴナガル先生率いる先生達の声と足音がこちらに飛び込んできた。

 

 咄嗟に私が帽子を拾い、薬莢とハルコンネンを大急ぎで帽子にしまって、帽子を被り直したその瞬間、まず手始めといわんばかりに入って来たクィレル先生はトロールの死体を見て気絶。

 

 続いて入って来たマクゴナガル先生はまじまじと、その場にいた私達を見つめる。

 

「これは……あなた達は何をしたんですか!?この地下の様子は一体なんです!?このトロールは、一体誰が殺したのです!?」

 

「あの、すいません……。私が……この被害と……そこの……トロール殺しを……引き起こしました………。トロールは2匹ほどこちらに来ていて、逃げ場がなくって……それで、応戦するしかなくって……気づいたら……この有様に………」

 

「マクゴナガル先生!こちらのトイレにもトロールがいました!幸いこちらのトロールは気絶させられているだけのようで、命に別状はありませんが」

 

「何と無謀な!生徒は全員寮に帰るよう指示したはず!一体全体あなた方はどういうつもり何ですか!?特に、ヴィクトリア!ここ2ヶ月でようやく態度を改めたと見直していたのにも関わらず、地下の廊下ほぼ全てを吹き飛ばし、全身がボロボロになるまで戦っていたとはどういうことです!?あなた、殺されていたかもしれなかったんですよ!!」

 

「わかってます……危険な事をしたっていう事は………。……その責任を取る覚悟も、既に出来ています」

 

「先生私のせいなんです!私がトロールを探しに来たんです!本で読んで、トロールについて色んな事を知っていたので倒せると思い込んでいたんです!それで、戦ったんですけどやっぱり駄目で……3人が見つけてくれなかったら……私……今頃……」

 

「そうです!セラスは僕達を守ってくれただけ何です!悪い事はなにも───」

 

「もう結構!およしなさい!とにかく、私はヴィクトリアをマダム・ポンプリーのところに連れていきます!その後追って、彼女の退学処分が下されるでしょう。あなた達の厳正な処分は、その後ほど──」

 

「落ち着くのじゃマクゴナガル。いつも冷静な君らしくもない。生徒の声に耳を傾けるのも、教師であるわし等の役目じゃよ」

 

 完全に頭に血が上り、ヒートアップしているマクゴナガル先生に私が保健室へ連行されようとしたところ、それを止める声が何処からともなく表れた。

 

 何と、その声の主はダンブルドアその人であり、校長が突然目の前に現れたことで頭が少し冷えたのか、マクゴナガル先生は私の手を放す。

 

 私は疲れも相まってフラフラになりながらも、どうにか転ぶ事だけは避けた。

 

「アルバス。生徒の声に耳を傾けるとはどういう事です?この3人は教師の言いつけに従わず、ヴィクトリアに限っては規則を何重にも違反しています。未成年、しかも1年生の魔法使いがトロールとの単独戦闘などと……正気の沙汰ではありません。急ぎ彼女を治療し、その後迅速な処分を下すのは当然───」

 

「ああ、ご尤もじゃ。しかし、何事にも例外がある。例えば、そう………彼女が対魔法生物のエキスパートであり、彼女が生まれながらして、その訓練を受けている───」

 

「ダンブルドア、それは………」

 

「見習いではあるが、あのHELLSING特務機関の局員ならば、仕方なろう。魔法生物に襲われている者が目の前にいるとなれば、彼女もまた動くしかなかったのじゃ。何せ、それがHELLINGの職務であり。それが彼女等の誇りそのものなのだから」

 

「HELLING?あの、HELLINGでありますか!?吸血鬼アーカードを従えるという、あの!?」

 

「ああ、そうじゃ。ヴィクトリアはアーカードの直弟子での。アーカード曰くまだまだ未熟じゃそうじゃが、既に幾つもの任務をこなしておる。HELLINGに代々伝わる爆破魔法と身体強化の魔法が大の得意らしく、何でも、トロールの攻撃如きではビクともせぬとか」

 

(!?ちょっと待って!?確かに、嘘は言ってないけど、色々と何か間違ってる!というか、言う事ってそれ!?しかも、身体強化魔法って何!?そんなものはこの世に───)

 

「やっぱりな。僕、そうなんじゃないかって、薄々ついさっき気づいたんだよ」

 

「HELLINGって、確かロンが入学式の日に話してた、組織の事だよね」

 

「そうさ。魔法使いであんな”人”には出来ないような事をする様な真似するのは、HELLSINGの奴等くらいだろうし。そんでもって、何よりセラス、入学式の日に謝り続けてたろ?それで僕ピンと来て、セラスの言いたいことが大体分かったって訳さ」

 

「そうか。なるほど」

 

(いーや、わかってない、わかってない。わかってなくて良かったけど、何にもピンと来てないし、ハリーも納得しないで!というか、ロンの察したことってそれ!?私の種族的な正体じゃなく、そっち!?)

 

 ロンのとんちんかんの回答と、ダンブルドアの当たっていそうで、当たっていない嘘八百を前に、私は内心汗がドバドバ。

 

 少し間を置いて、マクゴガナル先生がじっと何かを考えると、少しため息をつきたそうな表情で、私に言葉を掛ける。

  

「……なるほど、話はわかりました。そういえば、あなたの保護者はインテグラ•ヘルシングでしたね?彼女も真っ直ぐなあまり他の寮と時折揉め事を起こしていましたから、なるほどどうして納得が着きます。………今回の事件に関し、あなたはあくまで職務を全うしただけ。今回の限りではありますが、一先ず今回の事を一つの例外とし、あなたの退学処分を取り消す事とします」

 

「た、退学処分が撤回!?あ、ありがとうございます」

 

「ただし、今後このような例外は二度とありません。あなたがいくらHELLSING局員であろうと、ここではあくまでホグワーツ1年生のただの学生。職務に忠実な事に異論を介するつもりはありませんが、まず第一に重要なのは自らの命だということを、決してお忘れでないように」

 

「……はい、わかりました。肝に命じます」

 

「それからグレンジャー。貴方も確かに他の生徒と比べてほんの少し優秀です。ですが、ヴィクトリアにも言った通り、所詮ホグワーツの一年生に過ぎません。過度な自信は身を滅ぼします。これに懲りたら二度と無茶なことはしないように。グリフィンドールは五点減点です」 

 

 減点という言葉にハーマイオニーは少しシュンとなって落ち込むが、それ以上に私の退学が取り消しになった事が嬉しいらしい。

 

 減点を気にする彼女にしては、あまり悲しんでもいないようにも見えた。

 

「そして、ウィーズリーにポッター。正規の訓練を受けているヴィクトリアに対し、貴方達が怪我一つないのは運がよかっただけです。……ですが、1年生で野生のトロールを相手にして生きているものは、そういないでしょう。よって5点ずつ、2人に与える事とします。ただし、その得点が幸運に対してものだと言う事を、決してお忘れならぬように」

 

 そう言うとマクゴナガル先生はその場から立ち去り、集まっていた他の先生方も、それに続くようにその場から立ち去っていった。

 

「さぁ、4人共。今日はこれでお開きじゃ。今頃、フレッドとジョージ辺りが大広間のご馳走を運び込んで、他の生徒達と寮でパーティーの続きを始めようとしている頃じゃろう。ヴィクトリアの傷もザッと見た限り一晩寝れば治る程度であるし、君達も急ぎ寮に向かった方が良いと思うぞ。ただ、行く前にその服と顔の汚れをザッと、軽く布で拭いた後でな。下手に騒ぎを起こして注目を集める事は、君達の本心ではあるまいて」

 

 そう、お茶目にダンブルドアは私達に言いつつも、軽く私に対して目配せ。

 

 "今はまだ、言うには早い"、とでも言いたげな顔をし、それに気がついた私は軽くお辞儀をすると、ハリー達を連れてその場から立ち去る。

 

 グリフィンドールの寮へと続く階段を、ハンカチで顔を拭きながら上がっていった。

 

「4人でたったの5点は少ないよな。セラスに関しては一人でトロールを倒してみせたんだから、マクゴナガルもそうケチケチせず、グリフィンドールに30点とか、それぐらいくれればよかったのに」 

 

「校則を10個以上破ってその得点は、流石に秩序がめちゃくちゃ。得点をくれて退学を取り消しにしてくれたんですから、私は寧ろ、マクゴナガル先生はかなり寛容な対応をしてくれたと思います」 

 

「それはそうだけどさ」

 

「まぁ、何にしろ全員無事……かはわからないけど、とにかく全員命が無事でよかったよ」

 

「けど、少なくとも私はあんな冒険しばらくしたくないわ。突然、鍵を掛けられたと思ったらトロールに襲われて、気づいたら友達がトロールの餌食になりかけて暴露大会なんて、もう今回の事だけで懲り懲りよ」

 

「そりゃあ、そうですよね。1度の命がけの冒険なんかより、何度も味わえる平穏がやっぱり一番。のんびり、一緒にご馳走を食べている方が、あんなのに襲われるよりかは遥かに気が楽です」

 

「それはそれで、比較対象が色々とおかしいと思うけどね」

 

 そう、首を傾げるロンを楽しそうに眺めつつ、私達は太った婦人(レディ)に合言葉を伝える。 

 

 次々に談話室へ入って行き、中で催されていたパーティーに交じる形で、私達は改めてハロウィンの御馳走を味わい尽くしたのだった。

 

  

 

 




 
 
 オリジナル魔法解説
 
 
・インセンディオ・パーリエートス
 
 炎魔法であるインセンディオと、壁魔法であるパーリエース・エートスを組み合わせたセラス、オリジナルの魔法。
 
 杖を向けた先に数メートルの炎の壁を形成して相手の牽制する事ができ、火に対して強い警戒心を持つ魔法生物が多いことと相まって、セラスはおとりの任務を負った際に、この魔法を多用してこれまで多くの任務を生き残っている。
 
 ただし、欠点として元ある魔法を無理矢理、組み合わせたことによるコストパフォーマンスの点が劣悪であり、魔力が人間の何倍もある吸血鬼のセラスからしても、この魔法を使うのは1日に2回が限界、とのことであり、普通の人間がこの魔法をまともに使う事は、現状不可能と言ってよい。
 
 
・アプシー・フエーゴ
 
 
 周囲の物質を杖を向けた先に向かって投擲し、相手への牽制、及び攻撃が出来る魔法。
 
 浮遊呪文であるウィンガーディアム・レヴィオーサとの相性がとても良く、浮遊呪文を事前に使うことによって、より広域の物質をより大量に投擲することが出来る。
 
 なお、投擲される物質の速度は約160キロであり、これはとある野球選手(大〇 ○○さん)の投げる球の最高球速とほぼ同じ速度である。
 
 
 
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