俺と藤乃のなんでもない日

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この作品は型月作品で空の境界が一番好きな作者による駄文です
以下、注意事項

・痛覚残留から数年後が舞台・ふじのんヒロイン・キャラの口調間違いあるかも・ふじのん可愛いやったぁ!・『ホラー好きの「これは怖くない作品、むしろコメディ」ほど信じられないことはない』

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なんでもない日

「ほ、本当に怖くないんだな」

「ええ、本当ですよ。どちらかと言えばこの作品はコメディです。コメディ好きですよね?」

「あ、ああ。コメディは好きだけど……信じるからな! ふじのんを信じるからな!」

「ええ、さぁ一緒に見ましょう」

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁ!!」(ホラー&スプラッター描写に絶叫)

「うふふふふふふふふふふ」(満面の笑み)

 

 

「うぅ……臓物が……血しぶきが……」

 俺は恋人である浅上藤乃と一緒にみた映画のダメージでソファーでぐったりしている。すると台所でお茶をいれた藤乃が戻ってきた。

「何を言っているんですが、飛鷹さん。どこからどうみてもコメディだったじゃないですか」

「コメディでは臓物ぶちまけたりしないんだよ!!」

「うふふふふふふ」(超ご機嫌)

 美人で良妻賢母を絵に書いたような完璧超人である藤乃の重大な欠点がホラーやスプラッター映画鑑賞である。その二つが苦手な俺と一緒にみて俺が悲鳴をあげるのを満面の笑みで見るのまでが趣味の一つである。

「くそ! もう見ないぞ! 絶対にもう藤乃におすすめされた映画はみないからな!!」

「そう言いながら私のお願いを聞いてくれる飛鷹さんを愛してますよ」

「くっそぉ! 惚れた弱みぃ!!!!!!」

 にこにこと上機嫌に笑いながら俺の隣に座る藤乃。ゆったりとしたシルエットの服を着ていて隠されているが、その下にナイスバディが隠されていることを知っている自分に優越感を感じながら藤乃がいれてくれたお茶を飲む。

 その時、俺の舌がスパーキン!!!

 口に含んでいたお茶を吹き出すのと、その俺の惨劇をスマホのカメラで写真に撮る藤乃。

「藤乃ぉ!!!!!」

「未那ちゃんがこれを飛鷹さんに飲ませたら面白いだろう、と」

「あんのクソガキ!!!!」

 高校時代からお世話になっている先輩の子供に対しての言葉ではないが、あのクソガキは俺のことを面白い反応をする玩具のように扱うことが多々あるので仕方ないのだ。

 俺の反応に満足したのか藤乃が入れなおしてくれたお茶を俺はゆっくりとすする。

「っはぁ、とんだ休日になった……」

「私と一緒にいるのがお嫌ですか?」

「藤乃とはずっと一緒にいたいしできることならイチャイチャしていたいけどホラーとスプラッターな映画は簡便なんだよなぁ」

「ふふふ、じゃあ今度は映画館に一緒にいきましょうか。私、ミッドサマーがみたいです」

「いやそれ超怖いホラー映画!」

「うふふふふふ」

 とことんまで俺が弱くなるところをみたいらしい。俺のために花嫁修行をしているはずなのに俺を追い詰めるのは何か間違っていないだろうか。

 二人でお茶を飲んでひと段落。すると藤乃が口を開いた。

「最近はお仕事、どうですか?」

「ああ、順調だよ。来年の大河ドラマが決まったからちょっと忙しくなるかも」

「まぁ」

 俺の言葉に嬉しそうに微笑む藤乃。その笑顔に俺まで嬉しくなってしまう。

 ホラーやスプラッターがダメな俺の仕事は俳優である。これでも子役時代からやっているので芸歴も長い。

「来年の大河ドラマは確か舞台は戦国時代でしたね。だったらやっぱり血しぶきがまったり手足が捻じり切れたりするところは慣れておかないと」

「実際にそんなシーンねぇから!! あと気になってたんだけど、藤乃ってなんでそんなに捻じり切れたりする描写に詳しいの? まるでみたことあるみたいなんだけど」

「飛鷹さんは知らなくていいんですよ」

 俺の素朴な疑問は藤乃の優しい微笑みと言葉に流された。

 すると俺のスマホにメール着信の音がなる。仕事に関することかもしれないので早めに確認。

「あ、先輩からだ」

「黒桐先輩ですか?」

「いや、式先輩……あ」

 俺が思わずだしてしまった名前。そして恐る恐る藤乃を見上げる。

 笑顔であった。とても素敵な笑顔で俺が所属する事務所のアイドル部門の有名プロデューサーだったら間違いなくスカウトするレベルの素敵な笑顔だった。

 でもその瞳の殺意はいただけないかな!!!

「飛鷹さん」

「はい」

 俺は素直に床に正座する。その前に立ち、藤乃はこんこんと俺にお説教を開始した。

「飛鷹さん、私と式さんの因縁を覚えてますよね?」

「忘れたくても忘れられないでしょ」

 当時から付き合っていた俺と藤乃であったが、俺が慕って懐いていた両儀式先輩との仲を邪推して式先輩とガチ殺し合いに発展、最終的にブロードブリッジが崩落するという怪獣大決戦をやらかしている。

 俺が懐いていた幹也先輩に連れられて現場にいった時は呆然としたものだ。

 それ以来絶対に浮気だと勘違いされる真似はしないでおこうと思ったものだ。

 そんなガチ殺し合いをした藤乃と式先輩だが、意外と仲が悪くない。ただ、式先輩が俺に直接連絡をとってくるとこうやって不機嫌になるくらいだ。

 こんこんとお説教を聞き流しながら藤乃を見上げる。

 まさしく大和撫子といった雰囲気と見た目の完璧美人。これが恋人とか俺の人生勝ち組すぎるだろう(しかし浮気した場合Nice Boat.である)

「飛鷹さん、聞いているんですか?」

「愛してるよ、藤乃」

 突然の俺の言葉に顔を真っ赤にして絶句する藤乃。攻めるのが超得意な藤乃だが、攻められるのは苦手なのだ。そんなところも超可愛い。

「……わかっていませんね」

「というか俺が藤乃一筋なの知ってるでしょ?」

 何せ芸能界でも恋人いるアピールしてるし、なんらな番組や共演者でもよく惚気るので一般にも超有名だ。

 赤くなった顔を手でぱたぱたと仰ぎながら藤乃はそっぽをみる。

「……言葉だけじゃダメです」

 その言葉に俺は速攻で立ち上がって抱きしめる。さらに耳元で渾身のイケボで

「愛してるよ……」

 その言葉と同時に藤乃に唇で口を塞がれる。

 つまりキスされた。

 そんな藤乃は素敵な微笑み。

「今度は飛鷹さんからお願いします」

 その言葉に俺は唇を藤乃の唇にあわせるのであった。




塩見 飛鷹
ふじのんの彼氏。幼い頃からの許嫁。魔術とか一切知らない一般人。人気若手俳優

浅上 藤乃
ふじのん。飛鷹くんの幼馴染。実は式から仕事を依頼されたりして必殺仕事人をしている。しかし、それを飛鷹くんは知らない。

この世界の痛覚残留
仲睦まじく(ふじのん視点)している飛鷹くんと式をみてふじのんの怒りが天元突破! 歪曲の魔眼覚醒! 式殺して飛鷹くんと心中するわ!! とふじのん大暴走。理由がわからず逃げ回る飛鷹くんをハイライトの消えた瞳で追跡するふじのん。そして飛鷹(一般人)を守るためにふじのんを殺そうとする式。最終決戦で崩壊するブロードブリッジ。
尚、最後は飛鷹くんがGガン最終回をやってハッピーエンド(幹也苦笑、式は砂糖を吐いた



いつも作者の作品の御覧になってくださる方はいつもありがとうございます。初めての方はお読みいただきありがとうございます。

空の境界で一番好きなキャラであるふじのん。そのふじのんヒロインの短編を書きたい欲求が高まったので執筆です。短編なので続く予定はありません。

そしてオリ主の苗字が塩見。まさか、この世界に奴(塩見〇子)が……!?

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