宣伝風SS
アニメ派の人はネタバレ有ります
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ほんの半日前まで、ここは日本の首都だったことが信じられないほど、何も無い大地となっている。
そこには人も、建物も、命もない。ただ、あるのは崩壊し、崩れ去った残骸だけだ。
「……これが、こんな結末……。ごめんなさい。オールマイト。ごめん……みんな……。」
そんな、大地に1人の少年が泣き崩れていた。涙を流し、悔しそうに叫んでいる。背中には少女だったものを背負っている。ソレは崩壊が早すぎて、巻き戻しが間に合わず、自分ではなく少年を生かした心優しい少女だった。だが、今では残骸がかろうじて少年の背ぶら下がっているだけだ。
そんな少年の横には男が倒れている。彼は白髪で、肌はアレルギーなのか荒れていることが特徴的だが、それ以上に首したから鳩尾にかけて、左半分が消失している。それだけでは無い、その男の身体のあちこちが破損しており、かろうじて人型だと分かる程度しか残っていない。
「勝った、勝ったけど!誰も……助けられなかった!」
こんな結末は認められない。認めたくない。みんなを救う為の力を託された。なのに、それは叶わなかった。
誰も助けられなかった。
——-彼のヒーローアカデミアでいさせてください!
共に戦い、目の前で崩壊した少女の言葉を思い出した。
———うるせぇ!そんなの!テメェらの都合だろ!
それに対する人々の言葉を思い出す。
「………ッそれで、みんなを助けられるのなら」
それでも、彼はまだ……
◆
Fate/Deku Alter
◆
迫り来る赤い閃光。
少年、衛宮士郎は訳の分からないまま攻撃をかわした。
「なかなか、やるじゃねぇか!」
青い服の男は楽しそうに笑う。しかし、士郎にとっては訳がわからない。学校でたまたま目撃したこの世ならざる戦い。気がつけば殺され、何故か助けられた。そして、今、再度、殺されかけている。
——けど!助けられた命、ここでなくすわけにはいかない!
必死に土蔵へと逃げ込んだ。武器があるかもしれない、そう思ったが、そこには何もない。いや、たとえ武器があったとしても相手は人間以上の存在だ。勝てるわけが無い。
「お前が8人目だったのかもな!」
男は槍を振るった。真っ直ぐに士郎の心臓へと向かう。退避も反撃も間に合わない。目の前に迫る死を見ていることしか出来ない。
だが、その時、暴風と共に黒い何かが現れ、槍を持つ男を蹴り飛ばした。
静寂が訪れる。
士郎の前に現れたのは、ボロボロの服を着た1人の少年だった。マスクもフードもズタボロで、まるで化物の咆哮のようだ。彼は首に巻かれたマフラーを靡かせながら、士郎の方へと向き直り、短く言った。
「……僕が来た。」
この日、士郎は■■に出会った。
◆
こうして、士郎は聖杯戦争という魔術儀式に巻き込まれてしまった。
7人のマスターが、それぞれ英霊をサーヴァントとして召喚して、万能の願望機をかけて戦う殺しあいだ。
士郎が召喚したのは、アサシンのサーヴァント、デクオルタだった。しかし、彼はヒーローと言うには冷たく、何かに焦っていた。
「喜べ少年、お前の願いはようやく叶う」
だが、士郎の思いなど関係なく、戦争は始まってしまう。
「やっちゃえ、バーサーカー」
開戦の狼煙が上がる。
それだけで、聖杯戦争を終わらせられるほど力。
「ハハハ! 見ろよ衛宮!僕の勝ちだ!」
友人との死闘。
「……あぁ、先輩、来てくれたんだぁ……」
日常の象徴だった少女の正体。
——そして、
「理想を抱いて、溺死しろ!」
未来の自分、
「僕がやらなきゃいけない! たとえ、聖杯が間違ったものだとしても!僕が助けなきゃいけないんだ!」
ヒーローとの対決。
混沌とした聖杯戦争、2人の
「この僕を!使い潰しんだぞ! いけぇ、衛宮ぁぁあああ!」
今、
近日公開!しない!
「先生!いえ、アーチャー、すいません。間違えました。」
「………。」
気まずい風が流れた。
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クラス アサシン
真名 デク・オルタ
筋力 EX
耐久 B
敏捷 B
魔力 E
幸運 E
宝具 EX
スキル
気配遮断 E
霊体化をしていれば見つけにくくなる。実体化をすると効果をなくす。しかし、デク・オルタは諸事情で霊体化出来ないため、スキルそのものが意味を成していない。
平和の象徴(偽) B
そこにいるだけで、周囲に威圧を与える。
作画解放 C
存在の格が周囲よりも少し上がる。
霊格が劣っていても、それを気にせずに闘うことが出来る。
宝具
A++
対人宝具
自身の肉体を超強化する宝具。
しかし、その真髄は、他者に受け継ぎ、力を培っていくというもの。
また、本来なら英霊のDNAを摂取するなんて毒以外の何者でもないが、この宝具としてならば可能。
EX
召喚宝具
上記宝具の本来の使い方。
時間軸、世界、関係無く
宝具となった影響で元々の