鳶一折紙に転生したので精霊とCRユニットとか色々な力で生き抜く事に決めました。   作:XIYON

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ではどうぞ。


・波乱の遊園地

 

士道「……で、よしのんが流れるプールに流されて、慌ててしまったと。」

 

四糸乃「ごめんなさい……」

 

電池式のドライヤーでよしのんを乾かす五河くん。目を離していたら落としちゃったらしい…

 

十香「面目ない。私が着いていながら……」

 

琴里「大事にならなかったんだし、気に病むことはないわ。全部、士道の責任よ。」

 

士道「おぉい!」

 

琴里「ふん…」

 

士道「たく……よし、これでいいだろう。」

 

五河くんがよしのんを四糸乃に返すと、ビンビンになって元気になるよしのん。

 

よしのん『いやぁーありがとう士道くん。よしのん壮絶な冒険をしてしまったよ〜♪』

 

四糸乃「ごめんねよしのん。」

 

よしのん『大丈夫大丈夫!結果オーライよ!』

 

四糸乃ちゃんはよしのんに頭を撫でられたあとに頷いた。それを見て琴里は肩を竦め始めだす。

 

琴里「…勝手が分からないのも無理はないわ。確かあっちには浮き輪をレンタルできるカウンターがあるみたいだから借りてきましょう。」

 

士道「浮き輪か…すっかり忘れてたよ。」

 

琴里「百聞は一見に如かず…直接見た方が早いわ?行くわよ?」

 

そう言い放ったあと、琴里は五河くんに身を寄せ始めた。さっきの四糸乃の件で有耶無耶にされた気がするが、そんなことはなかった。

 

琴里「あれさ…フラクシナスからの指示だったの?それとも……その、ホントに士道の本心?」

 

士道「ほ、本心だよ。」

 

琴里「そ、そう…」

 

折紙「五河くん…」

 

そして十香ちゃん達は浮き輪を借りて早速使ってみるとその性能に驚きを隠せずにいた。

 

十香「おお、凄いぞシドー!見てくれ!沈まないぞ!」

 

四糸乃「……!……!」

 

十香ちゃんと四糸乃ちゃんは嬉しそうにプールを楽しんでいた。だけど琴里ちゃんは未だに楽しそうな顔はしていなかった。どうやら未だに不満が溜まったいるらしい。

 

士道「オレも少し行ってくるかな?目を離しとくのも心配だし…」

 

令音『シン、そうしているのも何だ、琴里を誘ってみたまえ。』

 

そうしてフラクシナスのメインモニターに表示された新たな選択…それは…

 

1:ウォータースライダーで一緒にスプラッシュ!後ろからギュッと抱きしめよう! 

 

2:温泉エリアでリフレッシュ! 疑似混浴でドキドキ! 

 

3:流れるプールに揺られよう! 俺がボートに、俺がボートになるから! 

 

煉「3は無しだな。」

 

「「うん。うん。」」

 

こうして選ばれたのは1番。ウォータースライダーだった。これを見て煉さんは…

 

煉「ウォータースライダー…悪くはないな?」

 

雛子「えぇ……まぁ妥当でしょう。せっかくオーシャンパークに来たのですから、看板アトラクションに挑まない手はありません。」

 

宗近「温泉エリアも確かに目玉ではありますが、若者が来てそうそう向かうような場所ではありませんしね。」

 

令音「シン、1番だ。3番はまた副司令がやらかす。」

 

士道「わ、分かりました…琴里、せっかくだからちょっと遊ぼうぜ?」

 

琴里「ふぅん…何で遊ぶの?」

 

士道「ウォータースライダーとかどうだ?」

 

琴里「ベタな気はするけど…妥当だからまぁいいわ。行きましょう?」

 

十香「むっ!2人はどこに向かうのだ?」

 

士道「ウォータースライダーだよ。十香も来るか?」

 

十香「おぉ!いいのか!」

 

四糸乃「十香さん…浮き輪、持ちましょうか?」

 

十香「おぉ、助かるぞ四糸乃!」

 

四糸乃「あれは怖いので…それにまたよしのんが流されちゃう…」

 

士道「そっか、折紙と狂三は?」

 

折紙「私達は大丈夫。3人で楽しんできて。」

 

そう聞かされた3人はウォータースライダーに向かった。すると四糸乃は琴里を見て何かを思いついた。

 

四糸乃「あの……琴里さんは精霊なんですか?」

 

狂三「えぇ……ですが、あまり上手くいってない模様ですが…」

 

ウォータースライダーの方を見ながら話していると、滑り始めに入る五河くん達が見えた。十香ちゃんの勢いでスタートダッシュをした三人は激しい滑りでコースアウトしてしまった…

 

狂三「あらあら……:( ;´꒳`;)」

 

そして数分後、オーシャンパークのフードコートで食事をしていた私達…しばらくすると琴里ちゃんが席を外した。心配している五河くんに私は声をかけた。狂三ちゃんが四糸乃ちゃんの面倒見てる…まるで姉妹みたい。

 

折紙「五河くん。身を隠して。」

 

士道「え?うぉ!?ちょっ!?」

 

私は五河くんに無理やり身を隠したあとに影から令音さんと琴里の会話を聞き出す。

 

令音「大丈夫かい琴里?」

 

琴里「えぇ…何とかね?」

 

令音「……今朝の時点でもう既に、通常の五十倍もの量の薬を投与しているんだ。これ以上は命に関わる恐れがある。」

 

琴里「ふふ……精霊化した今の私なら、薬物程度では死にはしないわよ………お願い、士道との……おにーちゃんとのデートなの!」

 

士道「(琴里…)」

 

折紙「(五河くん…)」

 

琴里「ねぇ、お願い。もしかしたら…これが最後かもしれないの。もし失敗したら、今日で、私は私でなくなる。──その前に、おにーちゃんとのデートを、最後まで…」

 

薬の投与を終えたであろう令音さんがその場を立ち上がった。嫌な予感がした私達2人はその場から立ち去ろうとしたが、不運だったのか令音さんと目があってしまう。

 

折紙「令音さん…」

 

令音「どの辺りから聞いていたんだい?」

 

士道「最初……からです。」

 

折紙「琴里ちゃんはいつからあんな感じだったんですか?」

 

令音「霊力を取り戻してからだ。」

 

折紙「となると……一華ちゃんとの戦いが終わってすぐに…」

 

士道「どうしてそんな…」

 

令音「琴里の希望なんだよ。本当なら今日がリミットということも明かさないで欲しいと言われたのだがね…」

 

士道「っーーなんでそんな…」

 

令音「君に、同情や憐憫でデートをして欲しくなかったんだろう。だから、頼む。今のは見なかったことにしておいてくれ。──琴里のためにも…」

 

士道「……分かりました。」

 

色々と苦しい状況に陥った五河くん…そんな彼を見て私は心配で堪らなくなってしまった。皆がプールに入っているなか…私は展望台のようなところで黄昏ていた。

 

するとそこにプール場なのにタキシードを着た男性が私の前に現れた。

 

英澄「鳶一折紙だな?」

 

折紙「アナタは?」

 

英澄「スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スター…浮代英澄だ。」

 

折紙「…浮代英澄?」

 

謎の男、浮代英澄は私の隣にやってきた。そしてこんなことを言い始めた。

 

英澄「お互い苦労するよな?こんな争いが多い世界……忘れるに限るぜ?」

 

折紙「……まだ分からないの…この世界に来て、どうしたら皆を助けられるかなって…」

 

英澄「ふっ……お前は何を願いたいんだ?」

 

折紙「私の願い……私は何をしたらいいの?」

 

英澄「ふっ……お前が信じる道に行けばいい。諦めなければ夢は叶う。」

 

折紙「ーーーっ!」

 

英澄「ま、精々頑張れよ?」

 

そう言ったタキシードの男性はその場から去っていった。

 





https://syosetu.org/novel/317086/

次回

・黒い彼岸花
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