鳶一折紙に転生したので精霊とCRユニットとか色々な力で生き抜く事に決めました。 作:XIYON
申し訳ないが、鞠亜、鞠奈、凛祢、蓮はゲームをやった事ないのでNG。
え?万由里?知らんな。
十香『これが最後だ。答える気がないのなら、敵と判断する。』
士道『お、俺は五河士道! ここの生徒だ! 敵対する意志はない!』
十香『──そのままでいろ。お前は今、私の攻撃可能圏内にいる。』
五河くんが両手を挙げて攻撃の意思がないことを示すと、十香ちゃんを対話可能な状況に持っていった。
十香『ん?おまえ、前に一度あった事があるな……?』
士道『あ……っ、あぁ、今月の──確か四月十日に。街中で…』
十香『おぉ、思い出したぞ。何やらおかしなことを言っていた奴だ。』
少し警戒を解いた矢先、十香ちゃんは五河くんの前髪を掴み、顔を上向きにする。
十香『確か…私を殺すつもりはないと言っていたか?ふん、見え透いた手を…言え、何が狙いだ?油断させておいて後ろから襲うつもりか?』
士道『人間はお前を殺そうとする奴ばかりじゃないんだッ!』
五河くんの言葉を聞いた十香ちゃんは目を丸くしながら手を放した。
十香『……そうなのか?』
士道『あぁ、そうだとも。』
十香『私が会った人間たちは……一人人間と言っていいのかわからない奴もいたが…みな私は死なねばならないと言っていたぞ?』
士道『そんなわけ……ないだろッ…』
1: それはもちろん、君に会うためさ
2:なんでもいいだろ、そんなの
3:偶然だよ、偶然
今度の答えは安定の1……まぁ、変な答えが余り無さそうだから…うーん…
折紙「五河くん。『君を助けるために来た』って言ってみて?」
士道『あ…あぁ……俺は、君を助けるためにきたんだ。』
十香『なんだと?』
士道『お前のいる地球は…あんな野蛮な物ばかりじゃないんだ。』
十香『そう……なのか?』
五河くんの言葉を聞いた十香ちゃんは少し不思議そうな顔をして彼を見ていた。
十香『ワタシに、一体何のために…』
1:「君に興味があるんだ」
2:「君と、愛し合うために」
3:「君に訊きたいことがある」
琴里『んー……どうしたもんかしらねぇ…』
恭平『ここはストレートに言っておいた方が良いでしょう、司令。男気見せないと!』
梢『はっきり言わないとこの手の娘はわからないですって!』
折紙「無理に攻めたらダメ。ここは3にしましょう。」
琴里『まぁ、いいでしょ。1や3だとまた質問を返されるだろうし。──士道。君と、愛し合う為に、よ?』
折紙「どうなってもしらないよ?」
五河くんの肩がビクリと震えたのはカメラで分かった。そして私の意見は完全にスルーされるのであった…
士道『あー……その、だな』
十香『なんだ、言えないのか。おまえは理由もなく私のもとに現れたと? それとも──』
士道『き、君と……愛し合うため……に?』
十香ちゃんは抜き手にして横薙ぎに振り抜く。すると五河くんの頭のすぐ上を風の刃が通り抜け──教室の壁を切り裂いて外へと抜けていった。
ついでに五河くんの髪が数本が切られて風に舞ってしまった。
士道『ぬわ……ッ!?』
十香『……冗談はいらない』
折紙「ほら言わんこっちゃない。」
十香ちゃんの顔が再び曇りだした。それを見ていた五河くんは思わず思ったままを口にした。
士道『俺は……ッ、おまえと話をするために……ここにきたッ!』
十香『……どういう意味だ?』
士道『そのままだ。俺はおまえと話がしたいんだ。内容なんかはなんだっていい。気に入らないなら無視してくれたっていい。でも、一つだけわかってくれ。俺は──』
琴里『士道、落ち着きなさい!』
折紙「いや…五河くんの好きにやっちゃって!」
そう言われた五河くんは十香を見てこう言い放った。
士道『俺は──お前を、否定しない』
十香『!』
一言一言を区切って丁寧に言った五河くん。それからしばらく沈黙が続いたけど、十香ちゃんが唇を小さく開いた。
十香『……シド―。シドーといったな?』
士道『──あぁ。』
十香『本当に、おまえは私を否定しないのか?』
士道『本当だ。』
十香『本当の本当か?』
士道『本当の本当だ。』
十香『本当の本当の本当か?』
士道『本当の本当の本当だ。』
間髪入れず五河くんが答えると十香ちゃんは自身の髪ををくしゃくしゃとかいた後に鼻をすするような音をし、顔の向きを戻す。
十香『──ふん、誰がそんな言葉に騙されるかばーかばーか!』
士道『っ、だから、俺は──』
十香『……だがまぁ、あれだ。どんな腹があるかは知らんが…まともに会話をしようという人間は初めてだからな。……この世界の情報を得る為に少しだけ利用してやる。』
士道『……は、はぁ?』
十香『話しくらいしてやらんこともないと言っているのだ。情報を得るためだからな。うむ、大事。情報超大事。』
士道『あ…ありがとう…その…きみは?』
十香『名か?そんなものはない…だが、会話を交わす相手がいるのなら必要だな…』
そして少しの沈黙があった後に十香はこう言い放った。
十香『シドー、おまえは私をなんと呼びたい。』
士道『えぇと…』
十香『頼む…私に名を付けてくれ…』
士道『お、俺がかッ!?』
十香『うむ。どうせお前意外と会話をする予定はない。問題あるまい。』
琴里『うっわ、これまたヘビーなの来たわね…』
折紙『ならここは士道くんに任せた方がいいと思うよ。』
琴里『いいえ、士道のためにみんなで考えましょう。』
そう言って私達は十香ちゃんの名前を決めることにした。ま、もう既に決まってるけど…
琴里『ええと……川越! 美佐子って別れた奥さんの名前じゃない!』
恭次『許してください!思いつかなったもので……』
琴里『……ったく、他は……麗鐘? 幹本、なんて読むのこれ』
雅臣『
琴里『あなたは生涯子供を持つことを禁じるわ…』
雅臣『すみません! もう一番上の子が小学生です!』
折紙「1番上の子?」
雅臣『はい! 三人います!』
琴里『因みに名前は何よ?』
雅臣『
琴里『もういい!一週間以内に改名して、学区外に引っ越しなさい!』
雅臣『そこまでですか!?』
折紙「そこまでだろ…」
琴里『変な名前つけられた子供の気持ちを察しなさいこのダボハゼ。』
雅臣『大丈夫ですよ! 最近はみんな似たようなものですから!』
折紙「最近みんな似たようなものはないでしょアホンダラ…」
琴里「善子。」
折紙「(いやそれラブライブサンシャインのキャラクターだからぁ!?)」
士道『ヨシコ! 君の名前はヨシコだ!』
五河くんが話したあと、私の耳にけたたましいサイレンが聞こえた。
宗近『パターン青、不機嫌です!』
折紙「だと思った。」
士道『……琴里?』
琴里『あれ? おかしいわね。古風で良い名前だと思ったんだけど…』
折紙「(そんな他作品他世界のキャラクターの名前をパクるんじゃないわよ…)」
十香『……なぜかわからないが、無性に馬鹿にされた気がした。』
士道『……ッ! す、すまん……もうちょっと待ってくれ!』
折紙「五河くん。ここはパッと君が考えたらどう?」
正直、変なマシンを使うサポーターを頼るより、五河くん本人に名前を付ける方がまだマシな気がする…
士道『その方が手っ取り早いよな……お前は、十香だ!』
十香『ぬ?』
士道『どうかな?』
十香『まぁいい…ヨシコよりはマシだ。』
士道『なにやってんだろ俺…』
十香『何か言ったか?』
士道『ヴェッ、マリモ! (いえなにも!?)』
オンドゥル語さえも出してしまう五河くん…これもう分かんねぇな。
十香『それで──トーカとは、どう書くのだ?』
士道『あぁ、それは──』
五河くんは黒板に『十香』の字を書いた。まるで学校の先生みたいだ。
十香『ふむ』
士道『あ、いや、ちゃんとチョークを使わないと文字が……』
十香『なんだ?』
士道『……いや、なんでもない』
十香『そうか…なぁシドー。』
士道『な、なんだ?』
十香『十香。』
士道『へ?』
十香『十香、私の名だ。素敵だろう?』
士道『あ、あぁ……』
心が通じあった士道と十香。それを感じたすぐの出来事だった。校舎に凄まじい爆発、爆風、振動が襲う。
十香『なんだ!?』
士道『な、なんだ……ッ!?』
琴里『士道、床に伏せなさい。』
士道『へ?』
琴里『いいから、早く。』
何のことかさっぱり分からなかった五河くんも激しい音と共に一気に割れたガラスと壁に刻まれた銃痕でだいたい理解した。
士道『な、何が起きたんだよッ!』
琴里『外からの攻撃みたいね。精霊をいぶり出すためじゃないかしら──あぁ、それとも校舎事潰して、精霊が隠れる場所をなくすつもりかも…』
折紙「(いぶり出すにしてはちょっと早すぎるんじゃないかしら?)」
士道『どっちにしても……無茶苦茶すぎるだろ……ッ!』
琴里『今はウィザードの災害復興部隊がいるからね、すぐに直せるなら、一回くらい壊しちゃっても大丈夫って事でしょ。──にしても予想外ね。強硬策に出てくるなんて…』
士道『畜生……──十香ッ!』
十香『早く逃げろ、シドー。私と一緒にいては、同法に討たれることになるぞ!』
琴里『選択肢は二つよ。逃げるか、とどまるか!』
五河くんは琴里ちゃんに2つの選択を迫られるが…
士道『……逃げられるかよ、こんなところで……ッ!』
琴里『馬鹿ね?』
士道『……何とでも言え。』
琴里『褒めてるのよ。──素敵なアドバイスを上げる。死にたくなかったら出来るだけ精霊の近くにいなさい?』
士道『分かった。』
折紙「もう既に緊急離脱用で待機してるよ?十香ちゃんを助けてあげて?」
士道『あぁ!』
十香『何をしている? 早く──』
士道『知った事か……っ! 今は俺とのお話しタイムだろ。あんなもん、きにすんな。──この世界の情報、欲しいんだろ? 俺に応えられることならなんでも答えてやる!』
それから五河くんと十香ちゃんの会話が普通に戻り始めた。
琴里『──数値が安定してきたわね?もし可能なら士道からも質問してみてちょうだい。精霊の情報はこっちも欲しいわ。』
士道『分かった……なぁ、十香。』
十香『ん?なんだ?』
士道『お前って…結局どんな存在なんだ?』
十香『む?私か?うーん…うーん……知らん。』
士道『知らないのかよ!?』
十香『事実なのだ。仕方ないだろう…どれくらい前だったかは知らぬが、私は急にそこに芽生えた。ただそれだけだ。記憶は歪で曖昧で自分がどういう存在なのかなど知りはしないのだ。』
士道『そ、そういうものなのか……?』
十香『そういうものだ。突然この世に生まれ、その瞬間にはもうそれにメカメカ団が舞っていたのだ。』
士道『め、メカメカ団……?』
十香『あのびゅんびゅんうるさい人間たちのことだ。』
士道「(あぁ…ASTのことか。)」
十香ちゃんはASTのことを知らないから仕方ないわ…まぁ、確かにあれはどこからどう見てもメカメカ団ね…
琴里『はっ! チャンスよ士道、精霊の機嫌メーターが七十を超えたわ。一歩踏み込むなら今よ!』
士道『踏み込むって……何すりゃいいんだ?』
琴里『んー、そうね。とりあえず……デートにでも誘ってみれば?』
士道『はぁ……!?』
折紙「仕方ないよ!こんな壊れた学校を美しくみせるなんて…滅相もない…」
十香『ん、どうしたシドー?』
士道『ッ──! や、気にしないでくれ…』
琴里『誘っちゃいなさいよ。やっぱ親密度上げるためには一気にこう、さ?』
士道『んなこと言ったって、こいつ出てきた時にはASTが……』
琴里『だからこそよ。今度現界したとき、大きな建造物の中に逃げ込んでくれるよう頼んでおくの。水族館でも映画館でもデパートでもなんでもいいわ。地下施設があるとさらにいいわね。それならASTも直接入ってこれないし…』
士道『なるほど…』
琴里『まぁ…折紙をデコイにする作戦もあるけど?』
折紙「アナタ殴り殺されたいの?」
琴里『あぁん?こっちは真剣にやってんじゃボケェ!』
十香『さっきから何をブツブツ言っている! まさか、やはり私を殺す算段を!?』
士道『ち、違う違う! 誤解だ!』
十香『なら言え、今何と言っていた?』
十香に質問された士道は琴里から笑顔の圧をかけさせられる。
琴里『ほーら、観念しなさいよ。デートっ! デートっ!』
折紙「五河くん……ここは諦めよ。」
士道『あーもうわかったよッ!ーーーあのだな、十香。』
十香『ん、なんだ?』
士道『そ、その……こ、今度俺と……で、デート……しないか?』
十香『デェト?シドー、そのデェトとはなんだ?』
士道『そ、それはだな……』
気恥ずかしくなっている様子を聞いていたトーマの耳に少し大きめの琴里の声が入ってくる
琴里『──士道! ASTが動いたわ!』
士道『は……!?』
折紙「マズイ!このままじゃ!」
琴里『待った!別の方向からイレギュラー反応!?』
士道&折紙「『え!?』」
するとASTの隊員達全員がCRユニットを強制的に剥がされ、そのまま落下。地面にぶつかる……と思いきや、宙に浮かんで事なきを得た。そしてそのまま気絶した。
士道『どうなってるんだ……一体…』
その後、五河くんは十香ちゃんに私の制服姿の写真を見て制服にチェンジさせ、一緒にデートをするのであった…
煉「とりあえず……一難は去ったか。」
次回
・折紙と十香