京極家を追われた者   作:岩男 一前

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え~、作者が衝動的に書きたくなった小説です。

ISの方も終わっていないのに書き始める自分をお許しください。

正直なことを言わせてもらうと、SAOに行くまでのワンクッションの役目をさせるために、この小説を書きます。

どうぞ、ごゆるりと読んでください。


プロローグ 裏四家

~3人称side~

 

平安時代、一世を風靡した藤原家。その中でも4つの家が同時に権力を争った時代があった。それは藤原四家。

 

その4つの家とは北家(藤原房前)、南家(武智麻呂)、式家(藤原宇合)、京家(藤原麻呂)

である。

 

藤原四家は最終的に天然痘の流行により没落…………したかのように思われた。

 

しかし、その子孫がどうにかその血筋を絶えさせまいと頑張った結果、藤原四家は密かにではあるが、現代にまで子孫を残すことが出来た。

 

そんな藤原四家にも転機が訪れた。それは魔法の出現。

 

1995年にそれまでは「超能力」と呼ばれていた先天的に備わる能力が、「魔法」という名前で体系化され、強力な魔法技能師は国の力と見なされるようになった。

 

そして藤原四家にもその能力が発見された。

 

しかし、その能力というのが四家で全然異なるものであった。それが原因で四家は分裂。四家の合意により、それぞれが藤原の姓を捨て、昔に四家に与えられていた北、南、式、京の4文字をそれぞれの苗字に入れることとした。

 

北の文字の北前(きたまえ)家

南の文字の南武(なんぶ)家

式の文字の式波(しきなみ)家

京の文字の京極(きょうごく)家

 

この四家は20年続いた第三次世界大戦でも大活躍した。

 

その活躍により、再びその名を轟かす……はずだった。

 

いつの時代でも力を持ちすぎた一家というのは疎まれるもの。それはこの四家とて例外ではなかった。四家に恐れを覚えた日本政府は、四家にそれぞれ特権を与えると同時に裏の世界へと身を引いてもらう提案をした。

 

勿論最初四家は皆反対した。しかし、歴史はそれを活用するためにある。かつて藤原四家が没落してから復興するまでに約1300年という莫大な年月がかかった。もしここで日本政府、及び十師族や数字付を相手にしたならば、没落する可能性もないとは言い切れない。そうなってしまうと、また復興するまでには莫大な時間を要することとなる。

 

そのことを考えると、ここで身を引いた方がいいのかもしれない。そんな考えが四家の間中に蔓延った。そして結局、四家はその要求を飲み、裏の支配者となった。

 

 

 

 

2079年8月27日 京極家

 

今日のこの日、京極家に新たな命が生まれた。名は零(れい)。

 

四家には伝統的な力を持つものが生まれる。だがそれは必ずではない。中には持たないものもいる。だからといって役立たずというわけではない。

 

伝統的な力を持った者はその分普通の魔法を扱いにくくなる。逆にその力を授からなかったものは、魔法師として最強の部類に入るほどの才能を授かることになる。どちらからともあぶれるものという者は今まで存在しない。例外もいない。

 

そして零は前者。彼はこの家の伝統的な力、『写輪眼』の力を持った。

 

彼は京極家の中でも特に強い力をもって生まれた。生まれた時にすでに写輪眼を開眼させており、家の中では『神童』として持て囃された。さらに武道においても超人的な能力を有し、特に剣術に関しては歴代の京極家、いや、藤原家の中でも最強と言われていた。そして10歳になるころにはもはや『最強』や『神童』では言い表せないほどの成長。そんな彼に一家が全員期待を寄せていた。

 

しかし、彼が10歳の時、彼の評価が一変した事件が起こる。それは『同族殺し事件』。

 

藤原四家では、ある一つの絶対的な掟があった。それは『同族殺し』に関してである。『一族の者が裏切りや殺人、その他の罪を犯さない限り、そのものを殺してはいけない。』という掟だ。これは子孫を残すことに必死だったころの名残である。

 

それを破ってしまった零は、有無を言わさず京極家から追放され、スラム街へと捨てられたのだった………。

 

 

 

 

 

 




プロローグなので短めです。
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