モンスターストライク 〜星ノ呼ビ聲〜   作:犬社長

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こんにちは 世界。







110話(最終話)〈HELLO WORLD〉

 

 

 

 

 

………声が聞こえる。

 

 

色んな人の声が。

 

 

 人だけじゃない。ーーーー犬の鳴き声、小鳥の囀り、クジラの歌声。

 

汎ゆる生き物の声が、音が、耳朶を満たしている。

 

 

 

(……あれ…?)

 

 

 

ネオは、そっと目を開いた。

 

 なんだか、ぬるいお湯に全身を浸けているような…、そんな感覚を覚えながら彼女は上体を起こす。

 

(ここは………)

 

ーーーソコは、何度か見たことのある場所だった。

 

 

足下を満たす、鏡のように揺らがない水面。

見上げれば、宇宙の縮図のごとし満天の星空。

 

ーーーー星の花と言葉を交わした、あの不思議な異空間だ。

 

しかし、雰囲気が全体的に前と違う。

 

 まず、ネオは何も身に着けていない。…彼女の白磁のような素肌に、朝焼け色の髪がサラサラと揺れて触れる。

 

 そして足下の水面は何故か温かく、周りに同じ様な裸体の人間が何人も横たわっていた。

 

 更に、何時も水平線の彼方に見えていた〈星の花〉が真っ赤に燃えて、かなり小さくなっていた。

水平線も、見渡す限り炎に包まれている。

 

(花が燃えてる……アレか燃え尽きた時…世界は終わるんだ……。)

 

確信めいた呟きを漏らしながら、ネオはまた座り込んだ。

バシャ…と水面が揺らぐ。

 

 周りに一定の間隔を開けて横たわる人々は、まるで死んでいるかのように動かない様だ。

 

(何もかもが眠ってる。……コレがケテルの創る世界?)

 

そう呟いた所で、答えを返す者は居ない。

 

やがて、ネオは眠気と疲労感を感じてきた。

 

(眠い……疲れた……。でもーーーー)

 

 ここで眠ってはいけないのでは無いだろうか…?ーーーーそんな思いを抱きながら、しかし睡魔には抗えず、ネオの瞼は閉じていく。

 

(世界がーーーー眠りにーーーーついてーーーーーーーー)

 

 

 

 

……ふと、光を感じた。

 

 

 

閉じた瞼の裏側に、たしかに射し込む一筋の光。

 

…その中に、沢山の人達がいる。

ーーーー其の内の一人が、眠りゆくネオの肩を掴んだ気がした。

 

(ネオさん!ーーーー起きて下さい!!!)

 

脳裏に響く、ニュウの声。

 

(え…?)

 

再び目を開くと、そこにはニュウの姿があった。

 

 彼は満天の星空の下で、自分の肩を優しく掴んでいる。…自分と同じように体には何も纏っていない。

 

 しかし、違和感は無かった。この空間では、寧ろそれが自然であるように思えた。

 

(ニュウくん…起きてたんだ…。)

 

そんなネオの眠たげな呟きに、ニュウは首を振った。

 

(いえ。ネオさんが起きたから、僕は起きれたんです。今、この空間で起きてるのはネオさんと僕しか居ない。ーーーーネオさんがまた寝たら、もう終わりなんです…!)

(そっか……。)

 

そう呟いたネオは、顔を俯かせる。

 

(ーーーーでも、もうここまでだよ。……私達はケテルの創星を止められない。負けたんだ。最後の審判は齎された。ケテルが次の世界の神になる。…それは止められない。)

 

ネオは息を吐いた。

 

……悔しい。

 

 アレは、あの最後の戦いは、文字通り自分達の全力だったと言うのに、ケテルを超えられなかった。

 そのせいで、世界の未来を願う沢山の人達が消えてしまってーーーーーーーー

 

(いえ…!まだです!)

 

ネオの肩を、ニュウが強めに掴む。

 

(まだ終わってません!…僕と貴女がまだ起きているのが証拠です!)

(でも……どうやって…)

()()()()()()()()()()()()。あの時、僕を生き返らせてくれたように。)

(………!!!)

 

 

ネオの目が大きく見開かれた。

しかし、すぐに彼女は頭を振る。

 

 

(出来ないよ…。アレは、私に星の子としての力と、再構築の力が合ったからーーーー)

 

ニュウが微笑んだ。

 

(大丈夫ですよネオさん。僕たちには、()()()()が有ります。ーーーー全ての力は星の花へ回帰し、誰であろうと使えるようになった。ワープ能力の無い人がワープ能力を使えたように、再構築の出来ない僕も、今なら再構築が出来るようになっている筈。だから出来ますよネオさん!貴女を蘇らせる事は!!)

(ーーーー!!)

 

再び見開かれるネオの眼。

ニュウは一歩後ろに下がって、親指を立てた。

 

(…この(セラム)が混ざりあった世界なら、蘇生に必要なエネルギーは無尽蔵に有ります。再構築の能力も、今の僕の中には宿っていますし、心の準備もバッチリです!!)

(…!)

 

ネオはニュウをまじまじと見つめた。

同時に、彼の言葉が少しずつ現実味を帯びてくる。

 

 

ーーーー確かに、出来るかもしれない。

 

 

(でも……)

 

ふと、ネオは顔を暗くした。

 

(それだと私だけ蘇って、貴方は蘇れないんじゃ…?)

 

ニュウは頷く。

 

(ま、それはそうですね。今は皆死んじゃってますし。…でも、理屈は謎ですが、まだ僕達はこうやって不思議空間で言葉が交わせます。外の世界がどうなっているかは知りませんが、ケテルはまだ外の世界に居るはず。ーーーーそして、星の花もまだ外の世界に残っている筈なんです!)

 

ならば、と彼は言葉を続けた。

 

(ーーーーならば、まだ創星はやり直せる。ネオさんが創星をやり直すんです!)

(創星を…やり直す……。)

 

ニュウは力強く頷く。

 

(貴女を元の世界へ、()()再誕(Re:Birth)〉を使って送り返します。だからーーーー)

 

 

ーーーー今度は絶対、勝ってくださいね。

 

 

 そんな優しい声とともに、ネオの周囲に星のセラムが集まり始めた。

 波のようにうねる光の中で、ニュウの穏やかな笑顔がセラムの向こうへ消えていく。

 

 

(ニュウくんーーーー!)

 

 

 渦巻く光はネオを包み込み、やがて金の卵ーーーー或いは繭ーーーーの様な形を取る。

 

ーーーーそして、光とともに自分の体が()()()()()()()()()

 

 

 体に何時もの服が戻り、ヘッドホンも首に掛かるように復活した。ーーーーたなびく髪は、その瑞々しい朝焼けの色をより濃くする。

 

 そして、ありとあらゆる魂の光が、ネオの星紋に吸い込まれるように消えていった。

 

…確かに聞こえる沢山の人の声。

 

 

生きたいと願う声。

未来を願う声。

明日を想う声。

新しい世界を願う声。

 

 

ーーーー数多の願い……即ち、人の意思。

 

 

 星の呼び声の如く、自分に呼び掛けるその()()()()は、ネオの魂を確かに震わせた。

 

(皆の願いと声が聞こえるーーーー。この星に生きる全ての生き物の声が。)

 

 言語にならずとも、この星を満たす生命達の意思の声。

 

 

………それこそが、『星ノ呼ビ聲』なのでは無いだろうか???

 

 

 

(はっきり聴こえるーーーーアナタの声が!!)

 

 

 

 カッ!ーーーーと星紋が蒼く輝く。そして、その光が辺りを包み、ネオは全ての命の意思(こえ)と1つになった。

 

 

「……皆、一緒なんだね。」

 

 

 光り輝く胸の星紋を抑えながら、ネオは光の中で静かに呟く。

 

「皆、私の中にーーーー」

 

脳裏をよぎる、ありとあらゆる記憶。

 

自分が生まれた時。

自分が育った研究所の中の、無機質な景色。

ソコから解き放たれて、仲間達に巡り合った時。

そして、自分にとっての運命の出会いを果たしたあの日。

(ニュウ)と共に過ごした日々と、変わる自分の心。

自由で良いと言ってくれたときのこと。

あの大空で、自分の存在を願ってくれた事。

 

これからも一緒に生きていたい。

これから先の世界を、ずっと一緒に居たい。

 

勿論、()()()()

 

 

(……………)

 

 

ネオは覚悟を決めたように顔を上げる。

 

その瞳に、七色と空色の極光が宿りーーーーーーーー

 

 

「新しい世界を、一緒に迎えに行こう。」

 

 

 

 

 

 

「ハロー・ワールド」

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜明けが、来る。

決して明けぬ筈の夜に。

 

 

 

 

「なに…………?」

 

 

 

ケテルは無限の闇の中で振り返った。

 

 彼の側には、今にも燃え尽きようとしている〈星の花〉。

…その炎が消え去った時、世界は完全に終焉の刻を迎えるーーーー筈だった。

 

 

…振り返る彼の瞳に、光が映る。

 

 夜の闇が紫に変わり、やがて更に明るさを増して、オレンジや水色の混ざった()()()()()()()()()()()()

 

「何故です…!?何故、朝が来る……!!」

 

困惑するケテル。

 

 地平線いっぱいに広がった朝焼けの光は、闇に沈んでいた星を、再び光で満たしていく。

 

 

ーーーーそして、その朝焼けの光を背後に、真っ直ぐ前を見て立っている人影が1人居た。

 

 

…華奢そうに見える体に宿る、清廉なる輝きの力。

強い意思を秘めた、サファイアの様な瞳。

 何処からともなく吹いてきた穏やかな朝の風に舞う、朝焼け色の長髪。

 産まれたての星のような、青い蒼い光を湛える胸の十字の紋章。

 

 

誰かなど、言わなくとも分かる。

 

 

「ネオ…………。」

 

 

ケテルは啞然となって呟いた。

 

 

「ーーーーまだ終わってないよ。ケテル。」

 

 

そう口を開いたネオが、一歩前へ踏み出す。

 

 パキパキ……と、空に水晶のような足場が生まれ、彼女の足を受け止めた。

 

「世界は終わらせない。」

 

 強い意思の宿ったその声に、ケテルは分かりやすく狼狽える。

 

「ーーーー何故…!ーーーー貴女は、魂の坩堝の中で眠っている筈…!」

「起こしてくれたんだ。皆と…私の仲間達が。」

 

輝く星紋に触れながら、ネオはケテルを睨む。

そして、彼女は片手をケテルに向けた。

 

ーーーーサァーーーーッ……、という流れ星の様な音と共に、ネオの手の平に青い光が集まっていく。

 

 そしてソレは寄り集まり、渦を巻く青い銀河の様になった。

 

 

 

ーーーー否。()()()()()()()()()だ。

 

 

 

「な、なんと美しく………そして恐ろしい光の力…?!」

 

 ネオの手に生まれた銀河を見て、ケテルは益々狼狽える。

 

 

ーーーー更に光は強まり、青い銀河は回転を速める。

 

 

 ネオの手の中で銀河はどんどんどんどん回転を速め、やがて中心部分が遠心力で外側に広がり、渦を巻く銀河の外側が光の輪へ変わっていく。

 

 

「青い……輪っか…??」

 

 

ケテルは啞然となりながら呟いた。

 

 今やネオの手の中に有るのは、一個の青い光の輪のみだ。

 

 

…しかし、それは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()で、ただの青い輪投げの輪などでは決して無い。

ーーーーこの輪は、この世界の常識を超越した、正しく異次元の力なのだ。

 

「………。」

 

 

そして、徐ろにネオは輪を持つ手を振った。

 

輪が1個…たった1個、ケテルに向かって飛ぶ。

 

 

「ーーーーッッッッ!!!!」

 

 

 しかしそれを見たケテルは、必死の形相でバリア・(メガ)を何重にも展開した。

 

 もともとがイースターのほぼ総力を挙げて、やっと割れる程の防御力を持つバリアだ。

 それが何重にも張られているとなれば、無論生半可な威力では突き破れない。

 

ーーーーその筈だと言うのにーーーー

 

 

 

…パリン。

 

 

 

 ケテルが張り巡らした障壁は、()()()()()()()()()()()()()()、輪っかによって砕かれた。

 

「んなーーーー?!」

 

 驚きに目を見張ったケテルの右肩に、回転する輪が触れる。

 

 それだけで、ケテルの右肩から先が切り飛ばされた。

 触れるだけで、あんなに頑丈だったケテルの肉体が傷付く。

 

…当たり前だ。この輪は、凝縮した銀河その物なのだから。

 

「がぁあぁッ?!ーーーーなんて…なんてダメージ!!?ーーーーこんなところで…創星が止まるなどあってはなりません…!!」

 

 呻いたケテルは、右肩を抑えながら神の能力を行使する。

 

「フォリーの技に頼るのは癪ですがーーーーーーーーいでよ、星の獣!!〈受星壊胎〉!!!」

 

 

瞬間、ネオの周囲に無数の星雲が現れる。

 

 更に其処から、千を軽く超える壊獣の群れが姿を表した。

 

 フォリー・ソレイユ・壊が使ったのと全く同じ能力だが、ケテルの方が規模が大きいようだ。

 

 

『フォオオオオオオオォンッッ!!!』

 

 

朝焼けの空に響く、幾千万の壊獣達の咆哮。

 

しかし、ネオは動じない。

 

「……もう、壊獣達も役目を終えるときだよ。」

 

 そう呟いた彼女の側に、幾つかのスピーカーのようなものが出現し始めた。

…どうやら、再構築能力を使って作り上げた物らしい。

 

ーーーー特筆すべきは、その丸い形のスピーカーの様な物から出てくるのは音では無く、さっきの青い輪であるという事だ。

 

「星の花と共に、安らかに眠って…!」

 

 そうネオは口を開く。同時に、壊獣達が一斉に彼女に殺到した。

 

タン…、と空に跳び上がるネオ。

 彼女に追従するように、丸い音響機器(スピーカー)も一緒に空へ舞い上がる。

 

 そしてソレを壊獣の群れに向け、ネオは再び口を開いた。

 

 

 

 

『〈リフレクション・リング〉』

 

 

 

 

 彼女の両手と、無数のスピーカーから迸る青い円環(リング)

 

 何百ーーーーいや、何千は下らない数のリングが、壊獣の大群へ青い残像を引きながらぶつかっていく。

 

 リング1つ1つが、銀河1個分のエネルギーを秘めた異次元の攻撃であり、掠るだけで壊獣達が次々と爆散していった。

 

 

「キュアァァァァァァ!?!?」

「フォォォォォン?!!?」

「キュイィィィィンッッ!?」

 

 

 朝焼けの空に連鎖する無数の爆発と、鳴り止まない撃破音。

…五ツ星級だろうが、絶級だろうが関係ない。

 

 

 リフレクションリングは、触れる者全てを消し飛ばしながら、青い流星群の如く闇を切り裂く。

 

 ネオ本人も、飛び交うリングの中を足場を創りながら疾走し、極小に展開したリングを指に嵌めて、恰もメリケンサックの様に使用しながら壊獣達を殴り倒していた。

 

 更にそれだけではなく、今度は少し大きめに展開したリングをチャクラムの様に投げ、壊獣を斬り刻む。

 

 或いは、足にリングを何個かまとめて纏い、それで壊獣を蹴り飛ばしたりもしていた。

 

 また常に彼女に追従するスピーカーの様な物も、彼女の意思に連動して、壊獣達の群れにリフレクションリングを放ち続ける。

 

ーーーーこうして、瞬く間に壊獣達の群れは数を減らしていった。

 

むろん、ケテルにとってソレは面白くない。

 

「その円環の力…私以上…!!ーーーー認めませんよ?!世界の運命はもう定まった!!私という新たなる神によって!!」

 

ケテルは、ネオに向かって自らの能力を解き放つ。

 

「ハイ・エナジーサークル!!!」

 

グワッと広がる七色の輪。

 

しかしネオは動じない。

 

 

「ーーーーバリア。」

 

 

ガキィィィンッッ!!!ーーーーーーーと、空に響く激突音。

 

 ネオが展開した障壁が、ケテルのハイエナジーサークルを防いだ音だ。

 

 ズドドドンッ、と周囲に爆発の嵐が吹き荒れるが、ネオのバリアは揺らがない。

 

「ぬぅぅ…!!ありえん…!ならばぁ…ディバインピラーッ!!!」

 

ーーーーネオのバリアを、空を裂いて落ちた光の柱が包み込む。

 

しかし、やはりバリアは砕けない。

 

 それを見て、小手先の技ではネオのバリアを突破できないと悟ったのか、ケテルは剣を取り出して力を込め始めた。

 

唸る滅界の力。

滾る破壊の光。

 

 それを見たネオはバリアを解くと、ケテルと同じ様に自らの全身に力を纏わせた。

 

 彼女の体を包む銀河の輝きが、やがて凝縮され槍のように鋭いオーラとなる。

 

「決着を着けましょうネオ。…神の力で、貴女を倒し創星を完了させるッ!!!」

 

絶叫するケテル。

 

そして、彼は剣をネオに向けて振り下ろした。

 

 

「〈大崩界(ビッグクランチ)〉ッッッッ!!!!」

 

 

迫る純白の閃光。

 

 

それに向かって、ネオは飛び出す。

 

 

 彼女は、全身に集まった何万個もの銀河に匹敵するエネルギーで、自分の体を()()()()()()()()のだ。

 

光速を超える速度でケテルに向かって飛んだネオ。

 

 彼女は槍のように鋭くなったオーラを纏いながら、彼に向かって渾身の右拳を突き出す。

 

 

「〈ハロー・ワールド:マイン〉!」

 

 

ーーーーーーーーーーーー激突(インパクト)

 

 

 

 ケテルが放った純白の閃光は、ネオの纏う青い光に吹き散らされ、そのまま消える。

 

「んなーーーーーーーー」

 

 そして、驚きに目を見張ったケテルの胸にネオの拳が突き刺さった。

 

 槍のように鋭いエネルギーが、ケテルの体を()()して彼の心臓を砕く。

 

「…がぁ……?!」

 

 口から血のように星のセラムを吐き出し、ケテルは蹌踉めいた。

 ネオの拳が突き刺さった場所は、空間ごと抉り飛ばされたかの様に完全に消失している。

 

 

「終わりにしよう。…アナタも、星に還り……」

 

 

 ゼロ距離から、スピーカーが一斉にケテルの方を向いた。

勿論、放たれるのはーーーーーーーー

 

 

「……安らかに眠れ。」

 

 

ーーーーケテルの体に叩き込まれる、幾百ものリフレクションリング。

 

 

「あぁぁあぁぁぁあぁぁッッッ?!?!」

 

 

 ケテルは無数の銀河にその身を穿たれ、虹色の閃光と共に爆散した。

 

 

 

カーーーーーーーーンッ!!!!

 

 

 

世界に鳴り響く、極大の撃破音。

 

 

 

 世界を閉ざそうとした神は、今ココに討ち滅ぼされたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ケテル)の残滓が、朝の風に乗って消えていく。

 

 

「……………。」

 

 

 それを静かな顔で見守っていたネオは、やがて顔を前に向け直すと、星の花の元へと飛んだ。

 

「お待たせ。」

 

 殆どが燃え尽きて、もはや一片の薪の欠片の様になってしまった〈星の花〉を、そっと両手で包み込む。

 

「辿り着いたよ。…星の花(アナタ)の元に。」

 

そしてネオは、願うように両眼を閉じた。

 

 

 

「ーーーーさぁ……。創星を、始めよう。」

 

 

 

 

瞬間、ネオは光に包まれたーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

………瞼を開ける。

 

 

 最初に感じたのは、清謐なる川のせせらぎの様な、空気の揺らぎ。

 

 そして、夜空を埋め尽くす満天の星空が、彼女の瞳に映り込む。

 

足下には冷たい鏡のような湖面。

 

 

ーーーーここは、あの星の中心たる不思議空間だ。

……どうやら、帰ってきたらしい。

 

 そして何故か、自分の足下にニュウが居る。…もっとも、眠っているのかして、身動き1つしないが。

 

「あれ…ニュウくん…。なんで…?」

 

 

ーーーーそうネオが首を傾げていると、前から声が聞こえてきた。

 

 

『良くやりました。…星の子、ネオ。』

「!!」

 

 

ーーーーユラ…と水面が揺らいで、ネオの前に〈星の花の意思〉が姿を表す。

 相変わらず自分に良く似た姿だが、少し小さくなったようにも見えた。

 

「星の花……。ーーーーうん、ありがとう。」

 

ネオはそっと頷く。

 

 星の花は一輪の花になっている頭部を微かに動かして、ネオに指をさす。

 

『ーーーーしかし、まだ終わってはいません。…星は、人類は滅ぶべきである…と言う判断を下しています。そして、まだコレは覆っていません。』

 

…周囲の星々が揺らめいた気がした。

 星一つ一つが目のようになって、自分を注視しているみたいだ。

 

『先程の男ーーーケテルと言うのでしたか?ーーーは、人類を元に戻そうとはしていなかった。しかし、貴女は違う。貴女は人類を元の世界へ戻そうとしている。』

 

視線を感じる。

 

幾千、幾万もの瞳が、ネオを見つめている。

 

……言うなれば、世界全体が彼女を見ているのだ。

 

そして、星の花は言葉を続ける。

 

『人類を見限った()に、再び人類を信じさせる事が出来るのか。ーーーー貴女は、信じさせるに足る【答え】を星に示せますか??』

 

星からの問い。世界からの問い。

 

 間違いなく、これから先の全てが掛かっているその問いに、ネオは、はっきりとした声で答えた。

 

「うん。出来るよ。」

 

答えは用意してある。

 

 繰り返す悲しみと憎しみの輪の中で、悩み、苦しみ、そして気付いたモノ。

 

 綺麗事かもしれない。ーーーーでも、()を納得させるには、コレしか無い。

 

 最初は言葉で伝えようと思ったが、()()()()()()()()()

 

「……。」

 

 ネオは、そっとしゃがみ込むと、横たわるニュウの側に膝をついた。

 

そして、彼の顔をそっと撫ぜる。

 

(……う…やっぱり……かなり恥ずかしい……)

 

 そうネオは心の中で呟きながらも、そっと彼の顔に自分の顔を近づけーーーーーーーー

 

 

 

()()()()()()()()()

 

 

 

 

…3秒

 

…5秒

 

…10秒

 

…15秒

 

 

「…ん……っは…」

 

 15秒に及ぶ矢鱈と長い口づけの末、ネオはそっと顔を上げる。…途中でちょっと愉しくなって来たから長引いた…ってのは内緒だ

 

『………。』

 

星々は、相変わらずネオを見下ろしている。

 

 そんな星々に向かって、ネオはゆっくりと一言一句丁寧に語り掛けた。

 

「コレが私が示せる答え。ーーーー人は、愛しあえる。そして、その力は何よりも強い。苦しみも憎しみも、悲しみだって、【愛】は超えられる。」

 

 ニュウをしっかりと抱きながら、ネオは更に言葉を紡いだ。

 

「私は、この人が、好き。愛してる。この想いを、皆んなにも伝える。ーーーーそうすれば、人はもうちょっと優しくなれる。どんな人にだって、愛する心は宿っているから。」

 

だからーーーーとネオは続ける。

 

「だから、人間を滅ぼすのは少し早いと思う。…こんなに強い意思を持てる心があるんだから。」

 

 

ネオは口を閉じた。

 

 自分の答えは言い切った。この答えを出したことに、後悔は無い。

 しかし、コレが認められなかったらどうしようーーーーという不安が込み上げてくるのも事実。

 

 しかし今出来ることは、黙って星々(神々)の返答を待つのみだ。

 

 

「………。」

 

 

星々は沈黙している。

星の花も、ただ静かに沈黙を守っていた。

 

 

 そんな、胸が締め付けられるような静寂が暫し流れた後、徐ろに星の花が言葉を放つ。

 

『愛はこの世で何よりも強い。ーーーー貴女はそう言いたい訳ですね。…愛があるならば、人は憎しみを超えられると?』

 

「うん。」

 

ネオは強く頷いた。

 

彼女の頭上で揺らめく星々。

 恰も、星達が彼女の言葉を受け止め、会話をしているようだった。

 

 そして、また静寂が流れ、星の花が再び声を放つ。

 

 

『ーーーー()()()()()()。』

 

サァ……と優しい風が吹いてきた。

 

その風に揺られながら、星の花が声を紡ぐ。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()。』

 

 夜空を埋め尽くす星々が、少しつづ遠ざかっていく。

 

 同時に、東の水平線が白みだした。ーーーーこの世界にも、朝が来るのだ。

 

「星の花……。」

 

ネオは感極まった様子で星の花を見つめる。

 星の花は、そんな彼女の前でフワリと朝焼けの空に浮かび上がった。

 

『もう少し、貴女の事を信じてみる事にします。次の世界が、より良いモノとなるよう……貴女に託しますね。』

 

 星の花が、無数の星々を引き連れて、空の彼方へ遠ざかっていく。

 

 

ーーーーーーーー夜が消えていく。

 

 

 後に残されたのは澄み切った朝の空と、吹き抜ける風に吹かれ座り込むネオ。

 

 そして、星の花の()()()()が空に響き渡った。

 

 

『私はこれから永い眠りに就きます。ーーーー貴女は貴女の願う、創星を行いなさい。世界をどうしたいのか、人々をどうしたいのか、望む世界のカタチを願いなさい。…今の貴女は、星から全権限を渡された代行者。どんな願いでも叶えられます。』

「…死者蘇生も?」

 

ネオの問いに、星の花の声は静かに答える。

 

『……願うのであれば。』

「そっか…。」

 

 呟いて、ネオはそっと立ち上がった。抱いていたニュウの頭をそっと下ろし、朝焼けの地平線を見つめる。

 

「…世界の、カタチ……。」

 

 ネオは、手を伸ばした。あの朝焼けの向こう…その先にある、自分の願う世界の形を思いながらーーーーーーーー

 

 

 

 

「…再構築(リビルド)新世界(ワールド)。」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーそして、創星が始まるーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太陽が温かい。

 

 

 

 

「………うぅ……んん??」

 

()()()は、陽光の温かさと爽やかな風を顔に感じて、ゆっくりと目を開けた。

 

 最初に飛び込んできたのは、青々と澄み切った空に、流れる白い雲。

 

「……朝……??」

 

 一瞬眉をひそめ、そして弾かれたようにニュウは飛び起きた。

 

「朝だ…!」

 

起きるやいなや、辺りをニュウは素早く見渡す。

 自分は、若葉の生えた草原の様な場所に寝転がっていた。…青い()()()()の匂いが、鼻を満たす。

 

 

そして、少し離れた所に()()が立っている。

 

 

「ネオさん…!」

 

ニュウは立ち上がると、彼女の元へ駆け寄った。

 

「…!」

 

 足音に振り返るネオ。あの白いコートは身に着けていないが、それ以外はそのまま変わっていない。

 

「ーーーー起きたんだ、ニュウくん。」

 

サラサラと流れる風の中、ネオが微笑んだ。

ニュウは強く頷く。

 

「ええ、おかげさまでね。……こうして朝が来て僕がココに居るって事は、ネオさんは()()()()()んですね!?」

 

ニュウの喜び滲んだ声に、ネオは頷いた。

 

「うん。ーーーー大丈夫。()()()()()()()()()()。」

「ーーーーおお!!良くやりました!!!流石ネオさんっ!!信じてましたよマジで!!」

「ひゃあ?!」

 

感極まって、ニュウはネオに抱きついてしまった。

そのままバランスが崩れて、二人揃って草原に倒れ込む。

 

「いてっ!」

「あぅ…大丈夫?ニュウくん。」

 

 ネオは柔らかい草に受け止められたが、ニュウは落ちていた石ころにピンポイントで頭を打った様だ。

 

「あぁ……大丈夫、です。…すみません…急に飛び付いて…。」

 

額を抑えながら振り向くニュウ。

ネオは肩の草を払いながら首を振った。

 

「全然。……むしろーーー……いや、何でも無い。」

 

なにか言いかけて、ネオは素早く頭を振った。

 

「むしろ?…むしろ、何です?」

「何でも無い、何でも無いからぁ!」

 

 彼女がぶんぶん頭を振るたびに、朝焼け色の髪がフワフワと揺れる。

 

ニュウは微笑ましさを覚えながらも、空を見上げた。

 

 見上げた空には、もうセラムの根は無い。壊獣の姿もなければ、星の花も消えていた。

 

「星の花が無い。…それに、セラムも。ーーーー消したんですね、ネオさん。」

 

その呟きに、ネオは小さく首を振る。

 

「ううん。有るよ。良く空を見て。」

「…え…??」

 

言われた通り、ニュウは空を凝視する。

 

ーーーーすると、青い空の彼方に微か〜〜に見える、蒼い色をした光の集まりがあった。

 

「……()()()()()()()…?」

 

 一度認識すると、その青い〈星のセラム〉は彼方此方に見えるようになった。

 東の空にも、西の空にも、嘗ての〈セラムの根〉の様に、この星の空全体を覆っている。

 

……もっとも、空の色と同化しているので、かなり薄っすらとしか見えないが。

 

「ーーーー浄化したセラムだよ。…私の力でね。」

 

ネオがそう説明した。

 

「アレにはもう、()()()()()()()()()()()()()()()()。ーーーー純粋な魂の集合体となったんだ。…そして、アレにはもう一つ…()()()()()()()()()()。」

「与えた…役割…ですか。」

「うん。」

 

 

ネオは頷いた。

 

 

「其れこそが、()()()()()()()()。」

 

 

さぁ……と風が吹く。

 

「心を繋げる…?」

 

風に吹かれながら、ニュウは首を傾げた。

 

「そう。心と魂を繋げる力。ーーーー皆んなの思いや願いとか、温かな感情が心の垣根を越えて、世界中の人達に届くんだ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。それが私の望んだ世界だった。」

 

「……おぉ…。」

 

ニュウは感嘆の溜息を漏らす。

 ネオはさり気なく彼の肩に寄りかかって、空を一緒に見上げた。

 

「〈セラム・ネットワークシステム:ハロー・ワールド〉。ーーーー私はそう呼ぶことにした。…人の心を繋げる通信網。人だけじゃなくて、動植物や、死者の魂さえとも交信できる力がある。…無限の可能性を秘めたネットワーク。」

「動物や魂とも…??それは凄い。」

 

啞然としたニュウ。

ネオは微笑みながら言葉を続ける。

 

「だからね。…アレにはもう、力を私は求めない事にしたんだ。」

 

 彼女は伸ばした手をパッと広げた。ーーーーその手に普段なら浮かび上がる筈のセラムキューブが、見当たらない。

 

 

 無くなっている。…新人類としての力の象徴だった、あの

青いキューブが。

 

 

「ーーーー()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。貴方もそう。皆そう。…新人類と旧人類は、また同じになったんだ。この星の下で、誰もが同じに。」

「力が有るから…僕達は恐れられた。ーーーーだから、その力を無くした…という事ですね。」

 

 ニュウは、自分の手のひらを見つめながら、小さく呟いた。

 

 確かに、彼の力の象徴たる紫のキューブも、何時まで経っても出現しない。

 

 

 ヒトがある日突然手に入れた人智を超える力は、人の手には余る代物として、星に返された。

 

ーーーーーーーーネオが、返したのだ。

 

「伴って、新人類の身体能力も元に戻った。もう、あんな大っきい剣は振り回せないよ。銃弾も弾けないしね。」

 

そう言ってネオは軽く笑う。

 

 その笑顔は、背負っていた重い物を全て下ろしたような、そんな屈託の無い笑顔だった。

 

「……じゃあ…行こっか。」

 

そう言って、彼女は立ち上がる。

フワリと髪が風に舞って、朝日に照らされ輝いた。

そして、彼女はニュウに手を伸ばす。

 

 

「ーーーー()()()()()()()()()()。」

 

 

「……そうですね。」

 

ニュウはその手を取る。…温かくて、柔らかい。

 

「……優しい手だ。」

 

思わず、そんな言葉が漏れてしまった。

 

「…へ?」

 

ピクッと固まったネオ。

 

「あぁ。すいません。…やっぱ、この手で剣ブンブン振り回してたとは思えなくってね。綺麗ですよ。」

「………ありがとう…。」

 

 ネオが小さく礼の言葉を呟いた。ちょっと目が泳いでいる。

 

「大丈夫です?ネオさん?…目、回りません?」

「う…大丈夫だから…。ーーーー兎に角、行こうニュウくん!帰ろ!」

「おぉ…ハイハイ。」

 

 こうして、彼はネオに引っ張られる様に草原を後にした。

 

 二人が向かう先に有るのは、陽光に照らされ佇む巨大な亀のような構造物と、その下に広がる大きな街並み。

 

 

 移動要塞都市〈オーステルン〉と、星屑の街〈アステール〉だ。

 

 

あの街に、帰りを待つ人々が居る。

 

 

 帰る場所がある。持つ人が居る。一緒に手を繋いで帰る人が居る。

 

 

…もう変わらない。もう壊れない。

 

 

 

ーーーーそれは、幸せなことなんだって。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

〈新星紀元年〉

 

 

 

 

 この日、およそ20年前に起こった世界規模の〈大災害〉を発端とした全ての混乱は終わりを迎えた。

 

 星の花は消失し、星のセラムからは瘴気が失われ、壊獣は姿を消した。

 

 また、世界各地で、嘗て死んだはずの人々が突然降って湧いたように現れ始め、世界中を驚かせた。…犯罪者のような悪人が蘇らなかったのは、救いとも言えよう。

 

 更に、世界中の新人類からセラムの力が失われ、旧人類と等しくなった。

 

 これにより、新人類・旧人類という区分は意味を成さなくなり、時の流れの中で忘れ去られていく。

 

 こうして、復活した人類達の手で世界の再建が始まった。

 

ーーーー最初に嘗ての新人類勢力であった〈オーステルン〉の艦長ゼウスが、旧人類勢力である〈旧連邦〉の総帥アークと同盟を結び、その他残存国家もそれに倣う。

 

 そして両陣営は協力し、大災害後に放棄されていた〈地上〉の再開拓を開始した。

 

こうなるまで、余り時間は経っていない。

 

 大災害後の世界なのにも関わらず、世界中の人々がほぼノータイムで協力を行っていたのだ。

 

 ならば、どうして、人々がここまで1つにまとまって連携を取り合うことができたのか。

 

 其れこそが〈ハロー・ワールド〉と呼ばれる様になる、星のセラムを用いた心と心の通信システムの影響である。

 

 新たなる世界に現れた、テレパシーに近いその概念は、遠く離れた人々の心を瞬時に繋げ、意思や感情の共有、発信が出来るという、人智を超えたモノであった。

 

…中には悪用しようとした者も居たようだが、何故か彼らの悪意はネットワークに乗らず、尽く失敗に終わっているらしい。

 

 更に、このネットワークには死者の魂と交信できると言う、信じがたい力が宿っており、コレによって世界の《死》の概念がまるっと変わるのだが、ソレはまた別のお話。

 

 また、動物や植物さえとも心を通わすことが出来るようになった事で、大災害後の世界で巨大化した動物達が、人間とコミュニケーションが取れる様になったり、《心》と言う概念もまるっと変わるのだが、それもやっぱり別のお話だ。

 

 そして、心の共有を通して、新人類差別も無くなっていく。…元々、新人類の力を恐れる事から始まったこの差別は、新人類という存在そのものが消えた事で世界から消え失せた。

 

 嘗ての世界を巻き込んだ戦いの傷も、人々が心と心で繋がれる様になった事で、ゆっくりと解決へ向かっている。

 

 お互いの心と通じ合う事は、互いの優しさに触れる事。互いの悲しみを理解し、謝り、赦し、思い遣る事。

 

 

 

 新たる概念が、世界に穏やかな平和をもたらす時も近い。

 

 

 

 

 

…世界を救った元新人類の少女《ネオ》は、それからも新星紀の端々にその名を現す。

 

 彼女が遺したこの〈新世界〉は、おそらくこれから先何万年も平和と共に続いていくだろう。

 

ーーーー否、続けなければならない。

 

それが、()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今日も朝が来る。

 

 

地平線の彼方から、光が昇ってくる。

 

 

生きとし生けるもの その全てを 平等に照らす光だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終劇

 

 

 

 

 

 

 

 

 




完結です。
ありがとう御座いました。


……長かった…永かったよ…()

およそ一年と4ヶ月位?にわたり書いてきましたが、こんな話になろうとはね…(笑)
もう原作とか微塵も残って無いよコレ。

お気に入りと評価をして下さった方々には、ほんとに感謝してます。
こんな自己満小説に付き合ってくださり、本当にありがとう御座いました。
コレを1話から追いかけて来た人が居るのなら、その人は勇者です。いやホントに。

では、コレで最後と致します。

お疲れ様でした!!!

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