くっそ如何でも良い話。
活動報告に載せてたおまけ小説〜ネオのキャラデザした人、絶対脚フェチだよね編〜を消しました。
理由
狂気と性癖が足りなさ過ぎた。……修行が足んねぇ。
◇◆◇
12月30日 AM 9:58
朝の日差しが差し込むアステールの街並み。そんな街並みを写しているのは、一台のカメラだ。
「ーーーパンドラ?始めるよ?…もうちょっとソッチに寄れる?」
カメラの持ち主であろう、優しげな青年の声が響く。
「りょーかいドラ〜!こんな感じ??」
答えるは快活な少女の声。ーーーまた青年の声がする。
「うん、オッケー。オペコ…はそこが良いね。うん。」
「…もちろん。私の定位置だからね。」
ーーーーーー3人目の声が響く。青年……否、ノアは軽く苦笑しながら、三脚で固定されているカメラの前に立った。…彼の後ろに2つの人影が映り込む。
その人影の内の1人、背の高い方の女性(オペコ)がスマホを見ながらノアに声を掛けた。
「ん、ノア。10時になったよ。」
「うん。ーーーありがとう。じゃあ、10時になったし…始めようか。」
「ドラ!!!」
2人の声を聞いて、彼はカメラのスイッチを押したーーーーーー
ピロリ……と軽快な起動音が鳴り、[LIVE]の赤文字がカメラの上部に映る。そして、ディスプレイのホログラムがカメラの真上に投影された。
「ーーーやぁ、皆んな。おはようーーーノアです。」
ノアはカメラに向かって、柔らかな笑みで手を振る。ーーー次の瞬間、カメラの真上のホログラムにワッと文字列が踊った。
ーーーきた ーーーこんちゃ〜〜
ーーーおはようございます! ーーーこんばんは!!
…この文字列の正体は、世界各地の人々が打ち込んでいるコメント。ーーー今、ノアが運営する、動画投稿チャンネルの生配信が始まったのだ。
ホログラムに流れるコメント達を見ながら、ノアは微笑んで言葉を続ける。
「うん、ありがとう皆んな。元気そうでよかったよ。ーーーーーさて、多分皆んな予想はついてると思うけど、僕達は今アステールに居ます。…アステールは今獣神祭2日目だね。」
ーーーおお〜アステール!! ーーーええ所やアソコは。 ーーーワイらの住んどる所はゴミだめやからな ーーー僕住んでます!場所特定したので会いに行って良いですか?! ーーーやめとけ。ーーー凸るな ーーー特定早く無い???
「はは……生配信凸はやめてね?ーーーたまたま出会った、とかなら兎も角さ。」
ーーー偶然は演じれると言うことをノアさんはご存知ない?? ーーーオペコは知ってそうだけどな ーーー草 ーーー分かる(わかる) ーーーなんなら毎回偶然装ってそう。
「ーーーちょっと貴方達??どう言うことよ?!」
ノアとは別で、スマホの画面に流れるコメントの羅列を見ていたオペコが、憤慨した様にカメラ(の向こうの存在)に食ってかかった。
ノアが彼女の肩をポンポンと叩きながら、口を開いた。
「まーまー。……取り敢えず、今回はこの獣神祭…過去最大となるアステールのお祭りの様子を、皆んなに届けたくてね。ーーーみんなの所は、どんな感じ??」
ノアの問いに、流れる文字列が答える。
ーーーぼちぼちかな ーーー俺ラニアケア住まいやけど、盛り上がってはいる ーーー家にいますが、何か?? ーーー外出しろ。 ーーー旧人類区域は楽しそうやわ…コッチ?察して
「…なるほど、なるほど……。ーーー場所によって、祝える所と祝い難い所があるみたいだね…。連邦の監視がキツい所とかだと、全く祝えない感じかな?」
ーーーまじそれ。 ーーー俺オールト市民。政府の犬のせいで外出すら出来ない。くたばれや政府のカス。 ーーーおいおい消されるぞ? ーーー死んだなアイツ。 ーーーおや?連邦に不満が?ーーー滅相もございません同志。 ーーー連邦はいつでも正しいです同志。
今日も今日とて悪ノリを繰り広げるコメント達に、苦笑しながらもノアは話を続けた。
「…新人類共同生活区域も、場所によって制限度が違うからね。ーーー辛い所も有るとは思うけど、頑張ってね。その為に僕達が居るんだから。」
ーーー助かる ーーーありがてぇ ーーーアステール羨ましいわ。 ーーー引っ越しも出来ねぇもんな俺達。
流れるコメント達を見つつ、ノアは動き出す事にした。カメラを手に持つと、上部のコメント付きホログラムを一旦閉じる。
「ーーーさてと。……じゃ、あんまりここで喋ってても、退屈だろうから動くね。ーーーコメントはオペコの端末の方で反映されてるから、言いたい事があったら気兼ねなくどうぞ〜。」
ーーーおけまる ーーーウィッス ーーーじゃあ結婚しようオペコ ーーーなんだコイツ
カメラを持ったまま、歩き始めるノア。後ろにオペコが続く。
「…よし。行こうかオペコ、パンドラ…………あれ?ーーーパンドラは??」
祭りに繰り出そうとして、ふと周りを見渡した時、ノアはパンドラが居なくなっているのに気付いた。
オペコも周りを見渡してから呟く。
「…そういえば、居なくなってるわね。ーーーもうお祭りの場所へ行っちゃった??」
苦笑するノア。
「そう…かも知れないね。……まったく…元気が有り余ってるなぁ…。いつもの事だけど。」
ーーー草 ーーーパンちゃんは待てないからね。 ーーー俺らも気が付かなかったわ。 ーーー大丈夫?迷子になってない?? ーーー探さなきゃ…(保護者感)ーーー安心すろ。パンちゃんはもう迷子だぞ() ーーー安心できねぇんよ。
「ま、探すところから始めようか。…あんまり遠くには行ってないだろうし。」
そうノアは呟いて、朝日差し込む中を街の方に向かって歩き出した。祭りは朝からーーーと言うより昨日の夜から、ずっと途切れる事なく続いているのだ。徹夜している人も多い。
「本当に、賑やかね。……アステールの獣神祭は。」
彼に続いて歩きながら、オペコが半分呆れたように呟いたーーーーーーーーー。
◇◆◇
真冬の冷たい風も、街を取り囲む〈
ーーーーそう思わせるだけの熱狂が、アステールの街中に満ちていた。
その中心街。そこは今、熱狂の中心地点となっている。
何故なら、今日の11時から中心街で大規模なパレードが催されるのだ。…まだ開始まで1時間以上あるが、既に中心街は人でごった返している。
その人混みの中に、2日目のお祭りに繰り出したニュウ達〈イースター〉の面々もいた。昨日の夜到着したアルセーヌ含め、全員が一堂に集っている状態だ。……無論、ネオも居る。
「ーーーやっぱり皆んなパレード目当てだね。もうスタンバイしてるよ。」…これはアミダの声。
「ああ。今回はハクビが先頭を務めるんだ。我々も、出来る限り最前列に居なければ。」…こっちはアルスラーンの声だ。
「ハクビさんが…。あぁ、だから昨日バサラさん達『様子を見に行く』とか、言ってたんですね。……パレードの先頭なんて、凄いじゃないですか!?」
そんなニュウの声に、バサラが笑う。
「結構緊張してたがな。…ま、無理もねぇか。」
「大丈夫。彼女なら、きっと上手くやれますから。」
隣でそう言うのはアビス。サクア達アステール組も、うんうんと頷いている。
「……楽しいな。お祭りって。あんまり待ち時間も苦にならない…。」
コレはカノンの声。ーーーーーーそして、それに少年らしき人の声が答える。
「へへへ…カノンが楽しそうで良かったよ。」
「キミも楽しい…でしょ?」
「もちろん。」
カノンの隣で彼女と喋るのは、ニュウの知らない顔だった。ーーー誰だっけ?…と一瞬考えて、そう言えばネオが前に、アステールにはカノンの友達が居るーーーと言っていたのをニュウは思い出した。
おそらく、彼がその『友達』とやらなんだろう。たしか、アステール支部のバックアップ要員としても活動していた筈だ。
(普通の少年…って感じだな。ーーーでも、良い人そうだ。)
チラッと彼の方を見ると、たまたま目が合った。ニッと笑いかけてくる少年。ニュウは軽く会釈を返すと視線を前に戻した。…余所見していると、前や横から歩いてくる人に、ぶつかりそうになる。
ーーーーーーさて、まだパレード開始まで時間がある。いくら待っているのが苦にならないとは言え、ただボーッと待っているだけなのは、勿体ないだろう。
……と、言う事で各々好きな所へ散らばっていた。ーーーすぐに戻って来れる様、あまり遠くへは行かないが。
今回ニュウと行動を共にするのは、アルセーヌ・アミダ・キラリに、ネオーーーーーーこの4人である。
祭囃子の飛び交う道を歩きながら、あっちこっちと動き回るアミダに、半ば振り回される様にして人混みの間を歩くニュウ達。
「…ふぅん。素晴らしい賑わいね。ーーー流石は世界最大の新人類の街。ファントムシティに負けず劣らず……ね。」
ーーーいつの間に買ったのか、真っ赤な木の実を丸ごと飴で固めた菓子(リンゴ飴かと思ったが、どうも違う様だ。)を齧りながら、アルセーヌが呟く。
「ファントムシティ?」ーーーニュウが首を傾げた。
「私の生まれた場所よ。……〈
そう答えたアルセーヌ。ニュウはまた口を開く。
「
「ええ。ーーー個人用、と言ってもアステール支部より大きいわよ?…詰め込もうと思えば、300人ぐらい入るわね。」
ーーー大屋敷が丸々一個、空を飛んでいる様な物だろうか?ニュウはちょっと興味を持った様に、呟いた。
「へぇ…。そんな所に、1人で?(ーーー彼女の肩に止まっているカラスのヘンドリックスが鳴く。)ーーーあぁ、カラスさんと2人(?)だけで??」
ーーー俺も居るよ、と言わんばかりに鳴いたカラスの声を受けて、発言を訂正したニュウを見ながら、アルセーヌは微笑んだ。
「まぁね。……でも、そろそろ手狭になってきたのよねぇ…。」
「手狭……なんでです??」
アルセーヌは飴菓子を軽く振ってニヤリとした。
「獲って来たお宝で、部屋が埋まっちゃうのよ。ーーーーー私は怪盗だから。」
◇◆◇
「そーいえばさ〜。ネオちゃんの誕生日、明後日じゃん??」
…ふと、唐突に前を行くアミダがこっちを振り返ると、そんな事を口にし出した。
「……明後日?ーーー元旦生まれなんですか?ネオさんって。」
ニュウが首をネオの方に向けると、彼女はコクリと頷いた。
「そうだよ。1月1日…新年最初の日は、私の誕生日でも有るんだ。」
「へー、お誕生おめでとうございます。」
「ちょっと気が早く無い?」ーーーニュウの声に、キラリが小さく突っ込んだ。
アミダは話し続ける。
「そ!ーーーーだから、何かプレゼントを渡したいの!…渡させて!!ーーー1年とちょっとの間、一緒にやって来た訳だしさ。……私達に付き合ってくれてる御礼みたいな物だよ。」
アミダの目は、意外にも真剣な感じだった。…いつもの、ノリの良さだけで口走っている感じでは無い。
そんな真摯な心を感じ取ったのか、ネオも特に遠慮がちになる事なく、頷いた。
「……わかった。それなら受け取るよ。ーーーでも、貰うんだったら、ちゃんとした物が良いかな……。」
アミダはニヤリと笑って手を振った。
「りょーかい、りょーかい!……さすがの私も、誕生日に変な物は贈りはしないよ〜〜?!」
「…ん、ありがとう。」
「なんか不安だな。」「…そう思うのも、仕方ないかも…。」
ニュウとキラリは、2人して顔を見合わせ肩を竦めた。
◇◆◇
ーーーーーー人だかりの中を、ニュウ達は進む。
ふと、先を行くアミダが、元気な声を上げた。
「あ、そうだ!!私、アレやりたいな。…射的!!ーーー昨日はずっと踊ってたからね。踊るのも良いけど、お祭りらしい事もしようよ皆んな!?」
『なるほど。』ーーーと、顔を見合わせるニュウ達。…射的はした事が無いが、並べられた景品をオモチャの銃で撃って手に入れる……みたいな物だったはず。
ーーーそうニュウが、頭に射的のイメージを思い浮かべている時、キラリが軽く首を傾げながら、口を開いた。
「…でもさ、アミダちゃん。ーーー射的って景品狙ってコルク撃つアレ、でしょ?」
アミダが頷く。
「うん。そうだね。それが何か……?」
キラリが話を続けた。
「ーーー私は弓を具現化して戦うのが主流だし、アミダちゃんも銃使う方じゃん?…それに、ニュウくんは射撃の専門だし……この面子で行ったら、射的屋さんが可哀想じゃ無い…???」
「…いや、射的屋さんの心配かーい。」…コレはアミダのツッコミだ。
黙って話を聞いていたアルセーヌが、小さく微笑んで口を開く。
「ふふふ…。射的屋の心配とは珍しいわね。ーーーーーだけど、もう既に可哀想な事になっているみたいよ???」
「へ???」
ーーーそこで初めてニュウ達は、目の前に人集りが出来ている事に、気が付いた。……何やら、通りに面した大きめの射的の屋台を取り囲んで、酷く興奮した様に囁きを交わしている様だ。
「お、射的屋さんじゃん!こんな近くに有ったなんて……でも、なんか騒いでる??」
「ーーーですね。何かあったのか……??」
その騒ぎが気になったニュウ達。近づくと、パコンパコンと軽快な音と、ドサッと言う何かが地面に落ちる音が定期的に聞こえてくる。
ーーーそしてその度に、周りを囲む人々(…どうやら、見物人達の様だ。)から、悲鳴にも近い驚嘆の声が上がるのだ。
「…一体何が起きてるんだーーーーーって…なんじゃこりゃ??」
人と人の合間から、前をよく見ようと顔を突き出したニュウは、その先にあった光景に絶句した。
ーーーーーーそこにあったのは、数々の品物……高価そうな物から、安っぽい物まで………無数の射的の景品らしき物が、地面に転がっている様だったのだ。
ーーー正に『景品総取り』状態。………しかも、如何やらたった1人がコレを成し遂げたらしい。
「やったドラ〜〜!!全部落とせたドラ!!やった、やった、イェーイ!!!」
オモチャの銃を片手に持って、万歳しながら無邪気に喜ぶ少女。ーーー彼女が、射的屋荒らしの犯人の様だ。
横で青くなって震えてるのは店主だろう。ーーーまさか、たった1人に全ての景品が落とされるとは、夢にも思っていなかったに違いない。
「…うせやろ…んな事あるかいな…。やっぱ、景品に重り入れとくべきだったか…??ーーーら、来年からそうするかぁ…。」
そんな事を呟いている店主。射的屋の闇を垣間見た気がするが、ニュウはスルーした。……相手も商売だしネ。
「おーー!すっご〜い!?キミ1人で全部取っちゃったの〜〜!?!?」
一方でアミダは驚きつつ、紫のダボダボした服を着た少女に話しかけていた。
ーーー褒められて嬉しいのか、ドヤっとした顔で無い胸を張る少女。頭に付けた大きいリボン?が、フワリと揺れる。
「ふっふーん!その通りドラ〜。…もしかして、射的やりたかったドラか??」
「ん〜、まぁちょっとね。」
アミダの答えに、少女ーーーパンドラはテヘッとした笑みを浮かべた。
「ごめんドラ。もう全部取っちゃったドラ〜!…えへ。」
…実に無邪気な笑顔だった。
パ○モン『エヘッテナンダヨー』
生配信のコメント風に書くの大変だなぁ。…特殊フォント?とか使えば、それっぽくなるんだろうけど、面倒いので辞めます()
あとカノンの友達が登場。ーーー彼には、あえて名前を付けませんでした。てか付けたく無い。
最近の悩み↓
キャラ増えた割には、話を進める奴らが固定化しているッ!キャラの数を扱いきれてないッ!!あと話の展開が遅い(何時もの)