「ーーーーアストラル、だと?……また連邦の刺客か。」
揺らめく炎の中、コクウが自己紹介を終えたであろうアストラルに向かって、一歩足を踏み出した。
そして、微かに笑みを浮かべている彼女に銃を突き付ける。
「誰が来ようが、
アストラルは、既に四機のオスプレイによって空中に吊り下げられている状態の
「無駄よ。もう諦めなさいな。勝負は着いたようなものよ。…貴方一人では、私たちを止められないわ。」
コクウは肩を竦めた。
「やってみせるさ。……今までも、俺は独りで生きてきた。これからも、な。」
「ふふ…。可哀想な一匹狼ね。」
そうアストラルは呟くと、杖を掲げる。
次の瞬間、空中に吊り下げられている
「?!…
驚くコクウに、アストラルが微笑みながら喋りかける。
「…私にはね。どうしても蘇らせたい家族が居るの。ーーーー今の状態で蘇らせても、いろんな魂が混ざっちゃって不完全な存在になるんだけど、共に戦える力を持って蘇るのなら、逆に今の方が良いのよねぇ。」
「貴様…!」
コクウがアストラルを睨みつけた。一方、アミダは素早く
「…!ーーーー止められた?!」
歯噛みするアミダの前に、ズシンと巨大な霊体が舞い降りる。
それは、巨人だった。死神如来程ではないが、十分大きい。唇の無い食いしばった歯が剥き出しになった口と、頭から後ろ向きに角が何本も伸びている。
巨人の悪魔。……そんな印象をアミダは抱いた。
「ああ!アスター!!私の可愛いアスター!!ーーーー素晴らしいわ!なんて恐ろしくて美しい姿なんでしょう!!」
現れた悪魔を見上げて、アストラルが恍惚とした表情を浮かべながら叫ぶ。
その声に応えるように、アスターと呼ばれた巨大な悪魔が両手を広げて、燃える夜空に咆哮した。
「アスター…?」
アミダの呟きに、アストラルは嗤いながら狂喜に満ちた声を張り上げる。
「その通りよ!ーーーー彼は、私の可愛い可愛い弟なの!!昔、壊獣に殺されちゃったけど、今遂に
周囲にアストラルの叫びが木霊した瞬間、悪魔改めアスターがコチラに手を翳して来た。
鋭い爪の付いた異形じみた手に、真紅の光が宿る。
そして、その光は無数の弾丸に変わって、アミダとコクウに降り注いだ。
「ソリッドバレット?!ーーーーやばっ!!」
素早く身を翻して距離を取るアミダ。コクウも、飛んでくる弾丸を自分の攻撃で相殺しながら、アスターから距離を取る。
「さあ!!まだまだこれからよ、アスター!!お姉ちゃんと一緒に、私達の敵を滅ぼしましょう!!」
そう叫んだアストラルが、アスターを率いてアミダ達に突撃してくる。
「厄介な……死神如来さえ有ればーーーー」
苦々しく呟くコクウ。
迫るアスターが、コチラに向かって口を開けた。ーーーーその喉元から、光が迫り上がってくる。
「レーザー!!」
アミダがそう叫んだ瞬間、アスターの口からブレスのような極大のレーザーが放たれ、周りの建物を木っ端微塵に消し飛ばす。
「この…!」
レーザーを回避したアミダは、アスターを止めるべく走り出した。コクウもまた、別の方角からアスター目掛けて走り出す。
異なる方向から迫る2人を迎え撃つアスター。
『ウオオオオオ!!!!』
ーーーー獣のような咆哮が轟き、アスターの異形じみた手が2人を弾き飛ばさんと振るわれる。
「ふっ!」
「しっ!」
振るわれた手を、其々回避するアミダとコクウ。
そして、アミダはインフィニティブレードをアスターに叩き付けた。
「おりゃあ!!」
ーーーーガキィンッッ!!
火花と共に、アスターの拳とアミダのブレードが鍔迫り合いを始める。そんな2人を巻き込む様に、コクウが両手に携えた銃から闇色の弾丸を放って来た。
「きゃっ!?」
アスターの体の側面をコクウの銃弾が穿ち、アミダにも銃弾が襲いかかってくる。
咄嗟に彼女は飛び退って避けたが、肩を1発射抜かれてしまった。
「ぐっ!」
肩を押さえながら地面に着地するアミダ。ーーーー危ないでしょ、と思わず言葉に出し掛けた所で『いや、コクウにとって見れば自分も(敵〉なんだから。』ーーーーとアミダは自制した。
(あーもう!!ーーーー三つ巴とか、むっちゃ戦い難いじゃないッ!!)
アミダは心の中で叫ぶ。
彼女の前で、コクウがアスターの周りを素早く動き回りながら、銃を絶え間なく撃ち続けていた。
しかし、アスターは動じていない。ーーーー頭部への被弾は避けている様だが、体を穿つ弾丸には一切反応せずにコクウと戦っている。
痛覚とか、そう言うモノが無いのだろう。
「貴方の力じゃ、私のアスターを止めれないわ!ーーーーだって、彼は強いもの!」
そうアストラルが自慢げに叫んで、コクウに杖を向けた。
彼女のセラムキューブ変化体でもある赤い杖の先端に、破壊の光が渦巻く。
「アストラルライト:ミスティックーーーー」
「ーーーーさせないよ!!」
間一髪のところで、アミダはコクウとアストラルの間に割り込んだ。そして、インフィニティブレードで彼女の杖を止める。
「ーーーー邪魔だ!!!」
しかし、庇ったコクウによってアミダは背中から蹴り飛ばされてしまった。
「痛ったぁ?!」
吹っ飛ばされるアミダ。アミダを蹴り飛ばしたコクウは、そのままアストラルに銃口を突き付けて、引き金を引こうとする。
しかし、アスターが素早く間に入り込んできて彼女を庇った。
「ちっ!」
コクウは舌打ちをして、距離を取る。自分の銃弾を物ともしないアスターとの戦いは、コクウにとって苦しい物であろう。
「……面倒だな。アイツ、かなりの量の魂と混ざって強くなってやがる。…〈
苛立ちを隠し切れずに呟くコクウ。…
そんなコクウの隣から、アミダが口を挟んだ。
「ーーーー君の弾丸じゃ、アレを確実に仕留め切れないみたいだね。ただ、ダメージの蓄積は必ずある筈だから、ココは何とか私と協力しtーーーー」
「ーーーー最初に言っておく。お前の手など借りない。」
アミダの声は、途中でコクウに遮られた。不満げに目を細めるアミダ。
「ーーーー全くもう…。此処で共倒れは嫌じゃないの?ちなみに私は嫌。ーーーーあと正直、アレは死神如来の無い貴方じゃ止めれないよ?私1人でもね。」
コクウは、アミダの方を睨みつけて首を振る。
「断る。…敵と協力するなど、頭の中はお花畑か何かか?…今此処で先に撃ち殺してやっても良いんだぞ??」
彼の言葉に、アミダは反論した。
「今、この場を生き延びる為の現実的な案を言っただけだよっ!ーーーー1人でなんとかしようだなんて、そっちの方がお花畑じゃん?」
「笑わせるな!さっきのお前の背中を、撃ち抜いてやっても良かったんだぞ?敵に背中を預けるなんて事がーーーーーーーー」
「………もう良いかしら?」
2人の口論は、間に割り込んできたアストラルの言葉によって、中断させられた。
「「ーーーーッッッ?!」」
同時に振り返る2人の前に、アスターが手から放った
「くそっ!」
「あぁ、もう!!」
飛び退って避ける2人。
しかし、完全には回避し切れず、アミダはアストラルの光線が身体を擦り、コクウはソリッドバレットに腹部を射抜かれて、それぞれ吹き飛ばされてしまう。
「きゃあぁっ?!」
「がはっっ!!」
燃える移動要塞の床の上を転がる2人。そんな2人に向かって、アストラルは杖を掲げた。
「さぁ、これで終わりよ。〈アストラルライト:コズミックエナジー〉。」
ーーーー杖から溢れ出した光が、アスターとアストラルを包み込む。
……攻撃技では無く、
『オオオオオオ……!』
光に包まれたアスターが、両手拳を握りしめて空に向かって吠える。
その巨大な腕が、内側から爆発するかの様に盛大にパンプアップした。
「うふふふ……!お姉ちゃんの力、感じるでしょう?アスター。……さぁ、やってお終い!!」
『ウオオオオオオオオオ!!!!』
吠えたアスターが、その腕を此方に振り下ろしてくる。
その拳には渦巻く銀河のようなエネルギーが宿っており、直撃すればもちろん、掠っただけでも粉々になってしまいそうだ。
「ーーーーやばい?!」
アミダは起き上がって回避しようとするが、それよりも早くアスターの腕が迫る。
これはヤバいかーーーーとアミダが思った瞬間、隣から
「あ。」
ーーーー鋭い声が木霊する。
「ーーーーーーーー居合:火ノ鳥。」
ザンッッッッ!!!!……と、アスターの右腕が一刀の下に斬り飛ばされた。
『ーーーー!?!?』
ダメージが無いにしろ、流石に腕を斬り飛ばされたのは驚いたのか、アスターは大きく後退りして蹈鞴を踏む。
スタン、とアミダの前に黒いレザースーツの男が降り立った。その手に握られた真紅の太刀が、彼の肩にトン…と置かれる。
「まったく……随分と無茶苦茶な事態になってる様だな。」
彼を見たアミダは、心底安堵した表情で息を漏らした。
「ーーーーもう…。来るのが遅いよ……バサラさん。」
その呟きを聞いたレザースーツの男、否ーーーーバサラは、軽く笑ってアミダとコクウに振り向く。
「よぉ、大丈夫か?……悪りぃなアミダ。
それを聞いたアストラルは、苦々しげに顔を歪めた。…アスターが明確に傷付けられた事が、我慢ならないらしい。
「この……私のアスターの腕を、良くも斬り落としてくれたわねっ!!!」
「私のアスター??……この怪物ーーーーあぁ、なるほど。〈
コクウが立ち上がりながら、思わずと言った風に叫んだ。
「こんなのが正しい
バサラはあっけらかんと言葉を返す。
「おぉ良かった、元気そうだな。…腹から血ぃ流してるから、心配したんだぜ?」
バサラの言う通り、コクウはソリッドバレットに射抜かれた腹部から、かなりの量の血を流していた。
…傷口を軽く押さえながら、コクウはバサラに言葉を返す。
「舐めんな。…擦り傷だ。」
「いや、どう考えても直撃だろ。ーーーーまぁ、良い。」
バサラは口を閉じて、アスターとアストラルに真紅の太刀を向けた。
「…アイツを倒す。どうせ、連邦の差金だろ?手を貸せ。」
「断る。」
キッパリとコクウは言い切った。
「ちょっと!?この後に及んでまだそんな事ーーーー」
ムッ、となるアミダ。しかし、バサラはまったく気にしていない。
「いいや。貸して貰う。ーーーー行くぞ!」
「おい…!俺は、」
こうして、コクウが何かを言い出す前にバサラは太刀を携え、アスター目掛けて突進していった。
「生意気な人…!ーーーーアスター!この人を先に消しましょう!!」
『ガアアアア!!!』
ーーーーアスターが左腕を振って、ソリッドバレットを小石を飛ばす様に飛ばしてくる。
「お前も使えるのか。ーーーーなら、コッチもソリッドバレットだ!」
しかし、バサラが発動したソリッドバレットでアスターの攻撃は相殺された。
続いてアストラルがバサラに杖を向ける。既にアスターは次の攻撃準備に入っており、何方かの攻撃を避けても片方の攻撃には被弾してしまうだろう。
「〈アストラルライトーーーー」
…ドンッッッ!!!
ーーーーが、杖は横から飛んできた弾丸に弾かれた。
アミダじゃない。……コクウだ。
「ナイス!」
ーーーーズドンッ、と振り下ろされたアスターの拳を回避するバサラ。アストラルの攻撃は飛んで来ない。
そのまま、バサラはアスター目掛けて太刀を振り下ろした。
『ガアアッ!!』
太刀を足で蹴り上げる様に受け止めるアスター。…激しい衝撃波が辺りを揺らす。
それを見たコクウが、バサラごとアスターに向かって銃を乱射した。
「バサラさん!!」
思わずアミダは叫ぶ。バサラの体がアスターごと撃ち抜かれるーーーー事は無く、気付けばバサラは素早く身を翻していた。
結果、アスターのみが集中砲火にさらされる。ーーーーバサラは、コクウの行動を完全に読んでいたのだ。
『………!!』
弾丸を喰らったアスターは、コクウの方を睨みつけた。そんな彼に、背後からバサラは攻撃を加える。
「言ったろ?!手を貸して貰うってな!!ーーーーお前がどうするかなんて、俺は分かりきってんだよ!…プライドなんて捨てて、今は俺と協力しろ!!ーーーータイマンまだ終わってねーんだろうが!!」
アスターと戦いながら、バサラはコクウに向かってそう叫んだ。
一方、コクウは苛立たしげに頭を押さえる。そして、走り出した。
狙いはアスター。
「ふざけんなよ!!この俺を今になって都合良く使いやがって!!」
「お互いにとって都合の悪い展開ってモンがあんだろ?!ーーーーコイツ倒せば、
「黙ってろ!撃ち抜くぞ!」
2人は激しく言い合いながら、
『オオオオ?!』
ーーーーバサラの真紅の刀が、コクウの闇色の弾丸が、アスターを絶えず襲い、反撃の隙すら作らせない。
コクウは射撃だけで無く、近距離での格闘も組み合わせながら、バサラの斬撃の隙間を埋める様に攻撃をアスターへ加えていった。2人が各々好き勝手に暴れている様に見えて、実は互いの攻撃が一切邪魔し合っていない。
アミダが2人のタイマン観戦時に思った、2人が協力すれば最強なのではーーーーという考えは、今此処に完全に証明された。
「アスター…!!ーーーー私の可愛いアスターを寄って集って…!」
アストラルが鬼気迫る顔で、バサラとコクウに向かって杖を向けた。
しかし、その間にアミダが割って入る。
「そこまでだよ!ーーーー私が居るって忘れた?!」
「このぉ…!面倒臭いわねっ!!」
顔を顰めながら、アストラルは杖でアミダに応戦する。
しかし、近接戦闘においてはアミダの方が一枚上手の様だ。少しずつ、アストラルは追い詰められていく。
「っ…!此処で負けるなんて事、認めないわ!ーーーーアスターを、私のアスターをこの手に取り戻す為にッ!此処までやって来たのよ!」
追い詰められたアストラルは、空ーーーー
「見てないで手伝いなさい!!ウンエントリヒ!!」
その声に、今まで
「……まったく、仕方のない事だ。ミリア、薙ぎ払え。」
次の瞬間、ウンエントリヒの後ろのロボットが無数のコードをうねらせると、コードの先端からコチラに無数のレーザーを放って来た。
たちまち、辺りはレーザーの光と爆発に呑み込まれる。
「わっ?!」
「ちっ!」
「レーザーか!…厄介だな!」
バサラとコクウは、攻撃の手を収めて回避せざるを得ない。アミダも同じ様に、無数のレーザー光線から距離を取った。
そして、そのどさくさに紛れてアストラルが声を張り上げる。
「〈アストラルライト:コズミックエナジー〉!!」
ーーーー発動したのは、アスターを強化する技だった。
『オオオオオオッッッ!!!!』
アスターが光に包まれ、咆哮を放つ。ーーーーそして、アスターは左手に光を集めると、ソリッドバレットとして放ってきた。
「ッ?!避けろ!!」
バサラの声が木霊する。
次の瞬間、3人の周囲に光の弾丸が着弾し、激しい爆発と粉塵が立ち込めた。
コズミックエナジーの効果によってバフが掛かっているソリッドバレットは、弾数も威力も桁違いに跳ね上がっていたのだ。
「きゃあぁあ?!」
「アミダ!ーーーーぐっ?!」
弾丸に当たることこそ無かったが、飛び散った粉塵が体を叩き、バサラ達は大きく隙を晒してしまう。
そして、立ち昇る粉塵の中でアスターが動いた。
「今よ!アスター!!今度こそ、やってお終いっ!!!」
『ガアアアアッッッッ!!!!』
「ッ?!」
アスターが構えた左腕に光が宿る。ーーーーそして、渦巻く銀河の様な光のエネルギーを宿した拳が、片膝をつくバサラ目掛けて振り下ろされーーーーーーーー
「バサラ!!!!」
「なっ?!」
次の瞬間、バサラは突き飛ばされていた。
突き飛ばしたのは…………コクウだった。
「おい……コクーーーー」
バサラが言葉を言い切るより先に、アスターの破壊の拳がコクウの体を打ち据える。
そして、そのままコクウの身体を吹き飛ばした。
「コクウッ!!!」
建物の残骸を撒き散らしながら、吹き飛ばされていくコクウ。……まともに喰らえば粉々になるであろう一撃を喰らっても、まだ人の形を保っている位には頑丈らしいが、大ダメージである事に変わりはあるまい。
それを見たアストラルが、勝利を確信したかの様に叫ぶ。
「先ずは1人ね!!ーーーーーーこのままやっちゃうわよ!アスター!!」
『ウガアアアア!!!』
アスターが再び拳を振り上げた。ーーーー狙いは、仕留め損ねたバサラだ。
「てンめぇ…!!」
バサラが、歯を食いしばってアスターとアストラルを睨みつける。
次の瞬間ーーーードンッッッッ、とバサラに拳が振り下ろされた。
しかし、バサラは既にその場に居ない。
「…?!ーーーー避けた!?」
驚くアストラル。ーーーーバサラは、スレスレでアスターの攻撃を回避していたのだ。
「〈居合ーーーー」
アスターの懐から、バサラの声がする。
攻撃を回避しただけで無く、そのまま流れる様にアスターの懐にバサラは潜り込んでいたのだ。
「アスターーーー」
「ーーーーー
アスターの体が、中心線で綺麗に真っ二つとなった。
「うそ……………」
唖然とした表情を浮かべるアストラル。そんな彼女に向かって走る影ーーーーーーーーアミダだ。
アミダだって、ただ指を咥えて見ていたわけじゃない。アストラルとアスターの隙を伺い、ずっと攻撃するチャンスを待っていた。
まさかアスターをバサラが一刀両断してしまうとは思わなかったが、兎も角これは好機。弟が斬り捨てられて唖然となっているアストラル目掛け、素早く接近して地面に叩き伏せる。
「がっっ?!?!」
倒れ込むアストラル。そのままアミダはアストラルの首に手刀を
彼女が気絶すると同時に、真っ二つに斬られたアスターもボロボロと崩壊し、灰の様になって燃える空に舞って行った。
………アストラルとの戦いは終わったのだ。
ーーーーだが、全てに決着が着いた訳では無い。まだ、
「……アストラルを降したか。ーーーーならば、もう奴の席を開けておく必要は無いな。」
更に、
「… 予定通り、
「あいつ!!」
咄嗟にアミダが銃を放つが、バリアに阻まれる。近付いて攻撃を叩き込めたら良かったが、既に
「無駄だ。翼のない君達では、空を飛べまい。……それに、今危険なのは君たちの方ではないか?」
ウンエントリヒがそう言った途端、バサラ達の周りが次々と崩れ始める。心なしか、床も傾いている様だ。
「…ちっ。移動要塞が崩れ始めてやがる…!」
辺りを素早く見渡したバサラが舌打ちをする。
試作型
それを上空から余裕の表情で見下ろしながら、ウンエントリヒが言葉を紡いだ。
「ーーーーこれで終わりだ。少なくとも、
…勝利を確信した様な彼の表情が、燃え盛る炎に照らされて不気味に浮かび上がったーーーーーーーー
…既にプロットを大幅に無視して突っ走っておりますが、どうなる事やら……。
因みに、次回は結構早くできる予定。
と言うのも、今回の話と次回の話は元々一つだったんですよ。でも、ちょっと長くなりそうな気配を感じたので、二つに分けた次第です。
98話で投稿予定分も既に出来上がりかけてるので、今回は早くやれそうですネ。
ほな、また次回。ノシ