TS転生吹雪何故か艤装が最後の大隊兵士装備   作:覚醒不知火

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10000ua突破ありがとうございます。
マジで嬉しいです。

あと遅れてすみません。


第十二話

 

「終わったか?」

 

「はい!制圧完了しました」

 

腹を満たした私は先行していたタ級に合流した。

 

「何体のグールを確保した?」

 

「結構人数が多かったので大体二百体前後確保できました」

 

タ級の後ろには自我を失い歩く屍なり果てたヤクザ達が屯していた。

 

「それだけいればまあ問題ないか・・」

 

二百体もいれば例え丸腰とは言え目的を果たせるだろう。

 

「司令」

 

「ん?なんだ」

 

「実はもう一つ報告したい事が」

 

高価そうな絵画を指差した。

絵画には泥と血にまみれた戦場が描かれておりなかなかいい絵だと個人的は思った。

 

「あの絵画がどうかしたのか?」

 

「実は隠し部屋を発見しまして」

 

タ級はそう言うと絵を外した。

絵の外れた壁部分にはボタンがありタ級はそれを押した。

 

するとゴゴゴ!と言う音と共に壁が二つに分かれ大きな部屋が出現した。

 

「これは」

 

部屋はガラスで区切られておりガラスの向こうには大量の武器弾薬や防弾チョッキ果てはロケットランチャーまであった。

 

「恐らく密造や闇取引で入手したものだと思います」

 

見た限り自動小銃だけでも三百丁前後はある。

グール全員に持たせれば成功率も上がるだろう。

 

「これは役に立ちそうだ」

 

「私も役に立つと思い報告したのですが・・」

 

「どうした?」

 

タ級は申し訳なさそうな顔をしながら喋りだした。

 

「どうもガラスが強化ガラスみたいで・・しかも訳が分からない位硬くて、吸血鬼の身体能力でも突破できないんですよ」

 

「何だそんな事か」

 

吸血鬼の身体能力でも破れないガラス確かに厄介だが・・

 

「私にはこれがある」

 

私の右腕から赤黒い影があふれ出し何かの形を作っていく。

 

影は直ぐに形を定め私の右腕には大きなアハトアハトが出現した。

 

「初射撃と行こうか」

 

私はアハトアハトを強化ガラスに指向し

 

ドーン!

 

凄まじい轟音と共に8.8 cm砲弾がライフリングに沿って砲口から発射された。

 

砲弾は厚さ数センチの強化ガラスを貫通し奥の壁に着弾し。

強化ガラスは一か所の大きな穴からひびが広がりやがて崩壊した。

 

「タ級!ここにある銃火器でグールどもを武装させろ!」

 

すぐさまタ級に指示を出す。

 

「了解しました!あっでも一体グールで何をするんですか?」

 

そう言えばまだ説明していなかったな。

ちゃんと言っておくか。

 

「武装したグールの集団で国防省を襲撃する!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし抜けられたな」

 

私はタ級に指示を出し終え朝にならない内に鎮守府に戻ってきていた。

今は鎮守府の警備を抜け艦娘の寮に戻る途中だ。

 

「よし後は部屋に行くだけだな」

 

寮の建物に入った寮の中は警備が薄いから後はベットに入るだけだ。

 

少し歩き自分達の部屋の前まで来た。

後はゆっくりドアを開けて・・

 

「吹雪ちゃんっぽい?」

 

「っ!?」

 

急いで振り返る。

 

そこには夕立がいた。

 

 

「吹雪ちゃんは何でこんな時間に部屋を出てるっぽい?」

 

「夕立ちゃんこそ何でこんな時間に・・・」

 

不味い。

まさか夕立に発見されるとは・・

油断していた。

 

今は午前三時こんな時間に外出していたとばれれば警戒されるどころか四六時中監視される危険性もある。

 

どうすれば・・

 

 

 

夕立、彼女にとって吹雪は普通の親友・・だった。

しかし航海訓練でのあの出来事。

目の前で深海棲艦の艦隊を蹂躙するさま見てから彼女の吹雪へ向ける感情は歪に変化していた。

 

 

私もあんな風に戦ってみたいそんな憧れの感情。

敵を蹂躙して痛めつけて殺してみたいそんな昔から抑え込んできた感情。

残虐な事をしたいと思っている自分が怖い、あんな残虐な戦いが出来る親友が怖いそんな恐怖の感情。

 

数日前までは恐怖の感情が勝っていた。

 

しかし最近は憧れと自分の残虐性が勝ってきている。

 

 

だからそんな残虐性を収めるために今日は寮を抜け出し虫を殺したり魚を切り刻んだりする事で抑えようとした。

 

だが部屋に戻る時にであってしまったのだ。

 

頬に少量の血を付けた吹雪に

 

 

「夕立ちゃんこの事はまた内緒にして欲しいんだけど無理かな?」

 

とにかく前と同じように秘密にして貰わなければ。

 

 

夕立はそんな吹雪の言葉に葛藤していた。

 

寮を抜け出していた上に頬には血を付けている明らかに教官に報告するべき案件だ。

それに吹雪が何か犯罪を犯したのなら親友として止めなければならない。

 

しかし一方で吹雪に協力したらあんな風に戦う事が出来る様になるかもしれない。

あそこまでの動きが出来なくても少し位は教えてもらえるかもしれない。

 

夕立は悩んだ。

軍人としての責務と親友であることの責務を果たすか。

自分の感情と欲望を優先するかを。

 

夕立は数分悩みどちらを選ぶのか答えを出した。

 

 

夕立が押し黙ってからもう数分が経過した。

非常に重い雰囲気がこの空間を支配していた。

正直言って気まずい。

 

ここはまた何か言うべきか?

それとも・・

 

「吹雪・・ちゃん」

 

夕立が遂に口を開いた。

しかしその表情は非常に重々しく汗が頬から滴り落ちていた。

 

 

「また・・内緒にして・・・あげるっぽい」

 

「本当?」

 

でも!

 

「っ!」

 

「その代わりに教えて欲しいっぽい!

あの戦い方を敵の殺し方を!」

 

夕立は選んだのだ。

自らの感情と欲望を・・・

 




いやほんとに投稿期間一か月も開けて済みませんでした。


  / ̄ ̄ヽ ̄ ̄\
 ∠  レ |  ⌒ヽ
  \__ノ丶  )|
   (_と__ノ⊂ニノ

誰の出番増やす?

  • レ級との百合を見せろ!
  • 夕立の出番をもっと!
  • 提督をもっと!
  • 睦月を忘れんな!
  • 新キャラ出せや!
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