鎮守府に来てから一週間が経った。
射撃訓練、陣形訓練、救護訓練色々やった。
夜に何回か抜け出して輸血袋を買いに行ったりしたが基本的には、ばれなかった。
ただ一回だけ睦月ちゃんにばれそうになった。
咄嗟に嘘をついたが正直言って危なかった。
今は艦隊で航海訓練に出ている。
呉から大阪にフル装備で行く訓練だ。
艦隊の艦娘は私を含めて六人。
まず旗艦であり教官の長門。
同じく教官の陸奥。
ゲーム道理お嬢様でプライドが高くツンデレ気味な叢雲。
そして私と睦月それから夕立。
「皆訓練とは言え気を抜くな」
「「分かりました」」
「分かったポイ」
「分かったわ」
長門は実戦経験豊富な艦娘だ。
私たちよりも数か月早く海に出て深海棲艦を倒している。
「皆さん初めての長距離航海です、深海棲艦は来なくても衝突など気を付けて下さい」
陸奥も長門と同じで実戦経験が豊富で頼りになる艦娘である。
因みに長門の幼馴染らしい。
「吹雪ちゃん、大丈夫かな?」
「大丈夫だって、ここは内海だよ」
「吹雪ちゃんの言う通りっぽい」
そうここは瀬戸内海入ってこようとする深海棲艦は基本的に紀伊水道か豊後水道で艦娘に迎撃される。
非常に退屈だ。
その時突然警報が鳴り響いた。
ブーー!ブー!ブー!
「警報だ!」
「なになに!」
「全員周囲を警戒しろ!」
長門の命令で全員が周囲を警戒する。
ピーピー
「おい司令部何が起きた!」
『深海棲艦の一部が紀伊水道を突破してそちらに向かっています』
「深海棲艦の編成は?」
『レ級一、ル級二、ヲ級一、ツ級二、イ級多数です』
「大艦隊じゃないか!」
『今援軍を送りますのですぐ・・・』
「おい司令部どうした司令部!」
『ズ・・ズズ・・・・』
「ちっ通信妨害か」
これは楽しくなりそうだ。
何なら私以外が全滅すれば失踪出来そうだ。
「全員急いで鎮守府まで戻るぞ!」
「「「はい」」」
「敵機!確認!」
「くそ、全員対空戦闘開始!」
全員で対空戦闘をする。
いいぞいつもの艤装は使えないがやっぱり戦争は楽しい。
そこから移動しながら対空戦闘をしていく。
十数分戦い損傷艦は、いないがみんなに疲れの色が見えてきた。
まあ私は吸血鬼なので余り疲れないしどちらかと言うと歓喜の表情を見せない様にするのが大変だった。
ん?これは
「長門これは!」
「こんな時に霧か!」
「みんな離れない様に」
「分かりました」
「分かったわ」
「おい吹雪と夕立はどこに行った!」
「見当たらないわ」
「そんな吹雪ちゃん夕立ちゃん・・・」
よし霧が偶然出てくれて助かった。
後は・・
「吹雪ちゃん!」
「夕立ちゃん・・」
なんでいるんだよ!
「吹雪ちゃんもみんなとはぐれたっぽい?」
「そうなんだよね・・」
くそ、夕立がいるとなるといつもの艤装が使えないし失踪も出来ない。
「一緒にみんなと合流するっぽい」
「そうだね」
まあいい少しイライラするが機会はまたあるだろう。
「それじゃあ」
ヒューン
ドン!
近くに砲弾が着弾した。
そして霧の奥から禍々しい艦隊が出て来た。
「深海棲艦!」
艦隊の中央にはゲームで非常に人気だったレ級が不敵な笑みをしていた。
「カンムスミツケタ」
よし鬱憤をこいつらで晴らそう。
「シズメ」
「それじゃあ楽しませてくれ」
言葉と共に私はル級に一瞬で近ずきその首を噛み切った。
「ハ?」
レ級が啞然とする。
そのすきに他の深海棲艦を倒しに行く。
ヲ級に主砲を撃ち、牽制してから接近し手刀で真っ二つにする。
イ級が砲撃してくるが魚雷を撃って黙らせる。
更に二隻のツ級の懐に入り片方の胸を貫く。
もう一隻のツ級を殺そうとしていると残ったル級が砲撃をして来る。
だが全て躱しル級に接近する。
ル級は死に物狂いで砲撃してくるが手刀で首を落とす。
残りイ級が突っ込んできてツ級がそれを援護しているが主砲と魚雷でツ級を黙らせイ級を掃討する。
そんな光景を二隻の深海棲艦と艦娘が見ていた。
片方はレ級彼女は、仲間がやられていく様を啞然としたいや恍惚とした表情で見つめていた。
レ級は今まで感じたことのない恋と言う感情に支配されていた。
彼女は恋をしたのだ吹雪と言う化け物に。
その仲間を殺している表情にその仲間の殺し方にその戦い方に彼女レ級は恋をしてしまった。
そしてもう一隻夕立彼女は吹雪に憧れと吹雪そして自分自身への恐怖を感じていた。
彼女には家族や友人に言っていない感情があった。
彼女は何かを殺す行為何かを痛めつける行為に快感を感じていた。
しかし彼女は通常の倫理観や感情も持っていたためその行為を行わない様にしまたその感情を封印して来たが、敵を楽しそうに殺す吹雪に憧れそんな自分に恐怖した。
楽しかった。
粗方殺し後はレ級だけか。
「後はお前だけだな」
レ級と向き合う。
「アッ、エット」
何でこいつこんな恥ずかしそうにしてるんだ?
「おいお前」
「マ、マタアイマショウ!」
「あっ」
逃げたか、まあいい。
しかしいつもの艤装じゃないから幾らか動きが遅かったな。
「あの、吹雪ちゃん」
あ、夕立居るの忘れてた。
「夕立ちゃんこの事黙っててくれるかな」
「分かったポイ・・」
少し脅す感じになったな。
まあ黙っててくれるなら問題ない。
だけどこの返り血どうするか。
吹雪は深海棲艦の血で真っ赤に染まっていた。
取り敢えず二人に絞れた。
メインヒロイン誰がいい?
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レ級
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夕立
-
どっちもメインヒロイン