転生したらネコちゃんだったから自由に生きていきます。 作:田中滅
ネコリア「あら、作者ちゃんはあたしよりもジョーヌが好きなの?ちょっと妬けるわね。あたしの方が可愛いでしょ?」←ウィンク
………………(どくどく)←鼻血で戦闘不能
「あら、にゃに?あたしにインタビューしたい?別に構わないけど……何を話せばいいの?」
自室のソファに寝そべり、惰眠を貪る黒髪の美少女。全てを見通す金色の瞳は彼女の最大の特徴であると同時に魔性の象徴と呼ぶに相応しい。その彼女の前に相対するは一人の
「ネコリア様の昔話を聞かせていただきたいのです。例えば、リムル様と出会う前は如何なる生活をしていたのかなどをお聞かせしていただいても?」
「にゃるほど………そうね、何処から話したらいいかしら…」
自分の記憶、其れを誰かに聞かせた経験は転生前を含めても皆無。然も、長年の友であると同時に相棒であるリムルと出会うよりも以前の出来事を聞きたいと言われ、口癖を吐きながらも頷いた彼女は頭の中に残る印象的な出来事を想起させ、記憶の扉を開き始める
「先ずはあたしが転生してから、少し経った時期に起きた出来事を話しましょうか。あれは二百年前、まだ名無しの猫又だった頃………ヴェルドラと過ごす日常に物足りなさを感じたくらいだったわ。些細なことで喧嘩をしたあたしは洞窟を飛び出し、ある土地に流れ着いたの……」
「あ、ある土地……其れは何処なんですか?」
意味深に伏せられた土地の名に興味が湧いたらしく、少女はウサ耳をピンッと張り、恐る恐る問いかける
「
「サリオン………って!あのサリオンですかっ!?エルフの国で有名な!」
この世界に生きる者ならば、誰もが知る大国の名に少女は驚きを隠せない
「そうよ、そのサリオン。流れ着いたあたしはエルフを取り纏める高貴な人物に拾われ、当分の生活を約束する対価に仙術を教えてあげることになったの。正直、最初はエルフが仙術を覚えたいなんて話を鵜呑みにしなかったわ。でも……一人のエルフだけは違った。彼は誰よりも、強くなりたいと願い、あたしの欲を掻き立てた………だから、あたしはあの子を弟子とする事で、自分が持つ仙術の基礎から真髄の全てを叩き込んだの。その果てに彼はサリオン十三王家の中でも筆頭と呼ばれる実力者へと成長した……そのエルフこそが
「大公爵様が弟子……!?スケールが大き過ぎる………」
鳩が豆鉄砲を食ったような表情を見せる少女、厳密には兎なのだが、この場合は突っ込まないでいただきたい
「やがて、エラルドが成人を迎える頃、あたしはひっそりと姿を消した。にゃぜかって?強いて言えば、新しい欲を探したくなったからかしらね。まぁ、そう簡単に次の欲が見つかる筈ないから、当てのない放浪を十年は続けた、〝忘れられた竜の都〟に〝神聖法皇国ルベリオス〟なんかにも行ったことがあるわ。ああ、サリオン繋がりで言えば、海を超えた〝黄金郷エルドラド〟なんかも行ったわね。にゃんか、定期的に核撃魔法が放たれてるとかで、見物には丁度良かったわ。その時に
魔性と呼ぶに相応しい笑みを浮かべ、愛らしい鍵尻尾をふりふりと揺らす彼女は当然であるが如何なる絵画にも描けない程に愛らしく、美しい、正に唯一無二である
「それからは洞窟に戻って、ヴェルドラと仲直り。後の百年は知っての通り、リムルに出会うまでは何気ない日々を過ごして、運命の日を迎えた………そう、相棒との出会いという運命の日をね」
目を閉じれば、今でも鮮明に思い浮かぶ。一匹のスライムとの出会い、其れは彼女の退屈な毎日に訪れた運命の出会い、忘れられない出会い
『我が名は暴風竜“ヴェルドラ”。この世界に4体のみ存在する竜種が一体である』
『あたしは猫又、名前は未だ無いけど気軽にネコちゃん♪って呼んでね〜♪』
『ど、ドラゴンンンンンッ!!?其れに………ネコちゃん?可愛いな、おい』
『とーぜんよ♪よろしくね、エッチなスライムくん』
『エッチじゃないやいっ!』
懐かしい思い出、あの日が、あの出会いがあるからこそ、今の自分が、手に入れた居場所が、大切な家族が、楽しい毎日がある。其れは彼女だけではない、相棒、配下、親友、仲間たちも例外ではない
「わふっ!ネコリア様!そろそろ、リムル様との約束の時間だぞっ!」
「お待ちなさいな!エンカ!ネコリア様のスケジュール管理は書記官である私の役目!駄犬は大人しく骨を齧ってなさい!」
「あぁ?やるなら、相手になるんだぞ?冷血女」
「ふふっ……本当にわふわふとうるさい犬ですわね」
「「……………やんのかっ!!」」
穏やかに見えながらも、一瞬の沈黙の後に胸倉を掴み合うスイヒョウとエンカ。その姿を側から見ていた渦中の人物基ネコリアは立ち上がる
「エンカ、それにスイヒョウ…仲良くしなさいって言ってるでしょ。今日はこの辺りで終わりにしてくれる?参謀長が会議に出席しないのは…流石にね?」
側近たちを咎めながら、二人を従えたネコリアは自室から出て行こうとする前に兎人族の少女に語り掛ける
「は、はい!貴重な時間をありがとうございました!ネコリア様!」
「暇な時には時間をまた作ってあげるわ。それと……聴きそびれてたけど、今日の記事は星いくつかしら?
「星三つですっ!」
実はもう一人の推しを登場させていた事にお気づきですか?次はお気に入り1000件!目指せ!千件突破!頑張るぞォォォォ!
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