転生したらネコちゃんだったから自由に生きていきます。   作:田中滅

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今回の見所!ネコちゃんは誰よりも魔性!以上!。関係ないけど、BLEACHの小説を書き始めた、勿論!ギャグ路線!まあ可愛さはネコちゃんの方が上位だけどね!


第三十一話 使者がやらかしたので、取り引きを持ち掛けてみた

「ネコちゃん。シオンからの報告だが、事実か?他の国の魔王の使者が視察に来てるってのは」

 

「事実よ。今朝、メイちゃんに埋められてたわ」

 

「そうか、埋めらてれたのかー。…………え?埋められてたっ!?」

 

質問の答えに爆弾発言を軽く投下するネコリア、最初は納得しかけたリムルであったがまさかの衝撃的な告白に二度見する

 

「あたしじゃないわよ。元々はライメイとシオンが始めたのよ………一応、釘は刺しておいたから大丈夫だと思うわよ?うん、大丈夫よ!多分!」

 

「毎回のことだけど、その根拠のない自信はどっから来るんだよっ!?」

 

「知らにゃいの?女の武器は自信と涙と秘密、あとほんのちょっぴりトキメキなのよ」

 

「意味ワカンナイんだけどっ!?」

 

自信満々な表情で女の武器を語る彼女にリムルの突っ込みが冴え渡る。刹那、町の中央つまりは都市リムルの方から騒がしい声が聞こえて来る

 

「………………なぁ、ネコちゃん。気のせいかな?町の方から煙が上がってるんだけど」

 

「あらホント…………キャンプファイヤーかしら」

 

「あー、キャンプファイヤーかぁ…………って!そんな訳あるかぁぁぁぁ!!!明らかにボヤ騒ぎだろうがっ!」

 

「火事の一つくらいで大袈裟ね。あたしが十代の頃に付き合ってた男は家の二、三件は燃やしてたわよ?記念日の度に」

 

「どんなプレゼントっ!?」

 

本日二度目の爆弾発言にリムルは突っ込みながらも、町の方に向かう。数分もすると野次馬が群がる場所に辿り着き、溢れんばかりの妖気(オーラ)を放つミリムの姿を見つける

 

「お前…………私のマブダチをバカにしたそうだな?それに聞いたぞ、町での勝手な振る舞い………ネコが許しても、私は許さんぞ」

 

「わぁ………ミリムかよ…」

 

「まーた派手にやってくれたわねぇ。あのファビオとかいうのも………

にゃ?フォビオだっけ?」

 

「むっ………リムル!それにネコ!どうだ?この服は!可愛いだろう?愛らしいだろう?わっーはっはっはっはっ!」

 

一発で完全敗北したフォビオを蔑んでいたかと思えば、リムルとネコリアの姿を見付けたミリムは二人の方に駆け寄り、新しい服を満足気に披露する

 

「可愛いわね〜、あたしの次くらいに!にゃっーはっはっはっ!!!」

 

「なにおうっ!?私の可愛さは十大魔王随一なのだぞっ!」

 

「三百年の間、可愛さだけを追求したあたしには敵わないわねっ!なんたって、可愛いはあたしの為だけに存在する言葉なのよっ!」

 

「ぐぬぬ………ならば!可愛さ三本勝負なのだ!」

 

「受けて立つわ!何方が可愛いかをはっきりとさせましょ!」

 

「させんでいいっ!!!」

 

フォビオの事など既に眼中に無く、何方が可愛いをはっきりとさせる為に一触即発する二人の間に入ったリムルが突っ込みを放つ

 

「それでだ、ミリム。お前は何をやってるんだ?騒ぎは起こすなって念を押したよなぁ?何度も」

 

「……………てへっ♪」

 

「可愛いくしてもアウトだよっ!」

 

「そうよっ!可愛いのはあたしよっ!」

 

「張り合わんでいいっ!!!」

 

あざとさ全開の笑いで誤魔化すミリムに説教をしていると、可愛いという単語に反応したネコリアが割り込む。其れにリムルは間髪入れずに突っ込みを放ち、ため息を吐く

 

「はぁ〜…………取り敢えずだ、場所を移そう。此奴からは話を聞かないとだからな」

 

気絶しているフォビオに完全回復薬(フルポーション)を掛け、回復させた後に場所を執務室に移し、会議の場を設ける

 

「それでだ、フォビオだったか?ネコリアの許可で視察は許したが私闘に関しての許可は出していない筈だ。聞いた話ではリグルドとスイヒョウに手をあげようとしたらしいな」

 

「私の腰回りを舐め回す様に見ていましたわ、特に臀部を」

 

「わふ?スイヒョウのおしりを見ても何も面白くないぞ?おいしくないし」

 

「…………お黙りなさいな、駄犬」

 

「わふっ!?駄犬じゃないぞっ!アタイはネコリア様の護衛だぞっ!この前なんかよく分からないけど、忠犬って褒められたんだいっ!」

 

「忠犬がなんだ、私は剣!言わばネコリア様の腹心にして信頼を一番に得ていると自負しているっ!」

 

「ライメイ?アナタとは話をしておりませんわ」

 

「ふんっ……醜いな、嫉妬か?」

 

「畑馬鹿はお黙りなさいな」

 

「ああんっ?畑馬鹿だと?妹よ、私が誰かを教えてやれ」

 

「何を今更、姉上が畑馬鹿である事は周知の事実でしょう?あと私はシオンです」

 

「あ、あの……落ち着いてください」

 

「ほっとけよ、ソウカ」

 

会議など関係無しに言い合いを繰り広げる配下たちを無視し、会議は続行される。余談だがこの騒ぎに参加していないフウとクウはネコリアの膝の上に座り、会議を傍聴している

 

「正式な手順を踏まえた上での使者か?お前たちは」

 

「無論だ、カリオン様はこの国との取り引きを望んでおいでだ。だがまぁ?この程度の魔物ましてやスライムが治める国との国交は我が国の品格が疑われる。どうだ?カリオン様の支配に降る気はあるか?あるなら、俺が直々に………っ!?」

 

自信満々に力による支配へと会話を誘導し、話の主導権を握っていたフォビオだったが其れは否である。彼は殺気立つ雰囲気に息を呑み、恐る恐る顔を上げる

 

「あたしの忠告を忘れたの?不敬を一度でも働けば、容赦はしない………そう言った筈だ。それとも貴様は、其れすらも理解出来ん程の愚鈍であったか?黒豹牙よ。今一度、出直し、貴国の王に伝えよ。正式な手順を踏み、日時を改め、話の通じる者を寄越せと………分かったな?」

 

「…………っ!後悔する事になるぞっ!!」

 

威圧感全開のネコリアからの二度目の忠告に捨て台詞を吐き捨て、会議室から立ち去っていく

 

「ネコちゃん………余計に焚き付けて、どうするんだよ」

 

「なるようになるわよ」

 

「すんげぇ暴論!!!」

 

「そんな事よりもミリムちゃん。聞いてもいい?」

 

「うん?どうしたのだ?」

 

「あれっ!?俺は無視ですかっ!?」

 

自分に突っ込むリムルを無視し、ネコリアはジュースを飲むミリムに話し掛ける

 

「魔王カリオンについての情報を教えてくれる?」

 

「駄目だ。魔王は互いに秘密を守り合うという約束をしている、いくらネコからの頼みでも教えてやる事は…………ネコ、その美味しそうな物はなんなのだ?」

 

ネコリアからの頼みを断ろうとしたミリムは、眼前に差し出された香ばしい匂いに息を呑む

 

「試しに作ってみた天ぷらよ。食べたい?」

 

「食べたいのだっ!」

 

「えぇ〜、どうしようかにゃ〜。新作だから食べたいって人はたーくさんいるのよねぇ〜。でも?ミリムちゃんが他の魔王の情報をくれたら、一番に食べさせてあげてもいいかなぁ〜………とか言ってみたりして、独り言だから、気にしなくても良いのよ〜」

 

(やだっ!この子、策士だわっ!俺の相棒ちゃんマジパネェ!!!)

 

未知の料理という甘い誘惑を武器に、取り引きを持ち掛けるネコリア。その姿にリムルは心の中で感心していた

 

「リンちゃん。確か武器作りを始めたのよね?」

 

「お、おう。そうだけど、どうかしたのか?」

 

「ミリムちゃん♪武器とか欲しい?」

 

「武器…………欲しいのだ!」

 

「じゃあ、知ってること教えてくれる?あたしとミリムちゃんって……マブダチでしょ?」

 

「ま、マブダチ………!そうだな!私とネコ、それにリムルはマブダチだ!教えてやるぞっ!何でも聞いてくれ!」

 

「俺もマブダチ認定されてるっ!?」

 

かくして、ミリムから魔王達の情報を聞き出す事になったリムルとネコリア。しかし新たな災厄が迫りつつある事を今はまだ誰も知らない




ミリムから聞き出した魔王の情報、それは何とある事件との繋がりが……!

ネコリアの真骨頂その25 実は取り引き上手

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