転生したらネコちゃんだったから自由に生きていきます。   作:田中滅

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今回の見所!ネコちゃんの可愛さが大爆発!更に遂にアイツが登場!以上!

ネコリア「作者ちゃん、最近ちょっと更新が遅いわよ」

新しい作品を書いてるからね、主人公はヤバい科学者だよ♪

ネコリア「まぁ、怖い。相棒はエッチなわらびもちかしら」

リムル「誰がわらびもちだ!!」


第六十六話 会談に殴り込みを掛けてきた妖精に、殺虫剤を吹きかけちゃった

「魔王リムル並びに我が師ネコリアよ、貴殿たち(・・)は、魔王としての力を如何様に扱うおつもりかを御聞かせ願いたい」

 

《魔王》、其れは世界で最も恐怖される魔族の最高位に君臨する存在。その力を手にした魔物が二匹、真意を問わずして、引き下がれない。故にエラルドは問う、魔王としての真意を問うたのだ

 

「なんだ……そんなことか。俺は俺が望むままに暮らしやすい世界を創りたい、出来るだけ皆が笑って暮らせる豊かな国をな」

 

「そこ、あたしたち(・・)の間違いでしょ。其れは実現するかもしれないし、しないかもしれない机上の空論、でもね……あたしたち(・・)は欲望を前に妥協するつもりはないわ」

 

「その様な夢物語を本気で実現させるというのですかっ……!」

 

耳を疑う答えに声を荒げたエラルドは、二匹の魔物を相手に、閉じていた瞳を向ける。其処に佇むは美しい銀髪を靡かせる魔人と特徴的な鍵尻尾をふりふりと揺らす師の姿、彼等は不敵に笑っていた

 

その為の力(・・・・・)よ。力のない理想は光を生まない、理想のない力は闇を生む………だからこそ、あたしは力を得た。理想と力を手にする為に魔王の力を振るうのよ」

 

「そこ、俺たち(・・)の間違いだろ。そう言う事だ、満足してもらえたかな?エラルド大公爵殿」

 

「なるほど………やはり、今も昔も貴女様は貴女様だ……其れにリムル殿も愉快な御方だ。御二人が覚醒出来た理由が理解出来ました。改めて、お聞きいただきたい……魔導王朝サリオンよりの使者として、貴国ジュラ・テンペスト連邦国との国交樹立を希望致します」

 

「願ってもない話だ。それにだ、貴方は我が国の参謀長の弟子でもある。俺個人としても善き関係を築きたいと思っていた」

 

正式な国交樹立に幹部陣が歓喜の声を挙げ、来賓者たちは底知れぬ欲を見せる彼に笑みを浮かべる。そして、誰よりも彼に寄り添う彼女は呆れた様に苦笑しているが鍵尻尾はふりふりと揺れている

 

「相も変わらず、人を化かすのが得意だな。まるで狐の様だ」

 

「狐ではない、こういうやり方は()から教わった。今も昔も彼の方が我が師である事は変わらんからな」

 

「エラルドのくせに生意気よ」

 

「パパの師匠がネコ姐さんとか聞いてない!だから今度、教えてよね!仙術!」

 

「エレンちゃんが私に教えを!?今日は良い日だ!我が師よ!祝杯をあげましょう!」

 

「あら、良いわね。スイヒョウ!お酒を取って来なさい!」

 

「禁酒中なので許可出来ませんわ」

 

「反抗期だわっ!あのにゃんでも言うことを聞いてくれたスイちゃんは何処にっ!」

 

常に自分の意見に賛同していたスイヒョウからのまさかの返答に驚きを示すネコリア、その姿は年頃の娘を持つ母親に見えなくもない

 

「気を取り直して、西方聖教会との今後についてを話していこう。先ずはヒナタについての対処だが、これは……」

 

「クフフフフフッ……………!では、私が出向き、始末して参りましょう」

 

「ディアブロでは役不足でしょう、ここはリムル様の第一秘書であるシオンにお任せを!」

 

「甘い、甘いぞ!妹よ!強敵と戦うは武人の誉!故にネコリア様の剣である私!軍事司令部戦闘総長のライメイが拝命するのが筋であろう!」

 

「姉上は畑でも耕してればいいじゃないですか!あとシオンです」

 

「これはこれは、シオン殿にライメイ殿。シオン殿には秘書の心得を教わった恩があるので、言いたくはありませんが……………残念ながら、貴女方では、ヒナタとやらには勝てぬでしょう」

 

「なに?貴様如きが私よりも強いと?実に滑稽だ……なぁ?妹よ」

 

「全くです。私も随分と下に見られたものです………あとシオンです」

 

「我々の誰が剣としての役割に相応しいかを今ここではっきりとさせてやろうではないかっ!!」

 

「させんでよろしいっ!」

 

売り言葉に買い言葉、誰が強いかをはっきりとさせる為に一触即発する三人の間に入ったリムルが突っ込みを放つ

 

「…………ヴェルちゃん?まさかだけど、混ざろうとしてなかった?」

 

「ソンナコトハナイゾー」

 

「棒読みになってるわよ」

 

最強という言葉に反応したヴェルドラが動きを見せていた事に気付いたネコリアは彼をジト目で見詰め、問い詰めるが本人は動揺を隠そうと棒読み感が溢れた返答を返す

 

「兎に角だ、ヒナタ及び、西方聖教会については相手の出方次第で、争う事になるかもしれないが今はまだ様子見段階だ」

 

「策も練らない内に喧嘩を売るのは賢いやり方とは言えないわ。スイヒョウ、早急に西方聖教会に関する情報を集めなさい」

 

「かしこまりました」

 

策を練るには相手を知ることから始める、其れがネコリアの得意とする戦い方。肉弾戦よりも頭脳戦を好む彼女は数多の情報を得る事で、最高の策を導き出すのである

 

「話は聞かせてもらったわ!この国(テンペスト)は滅亡す------ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!ちょっと!何すんのよっ!?アンタは!!!」

 

突如、会話に割り込んできた黄色い光から姿を現した見覚えのある妖精。彼女基ラミリスが何かを言い切る前に素早い動きでネコリアは胸元から取り出した缶スプレーを吹きかけた

 

「会議の邪魔しにきたハエに殺虫剤を吹きかけたのよ」

 

「誰がハエよっ!?毎度毎度、アンタはアタシをなんだと思ってんのよさっ!!どっから見ても可愛い妖精ちゃんでしょうが!」

 

「あら、相変わらずの口の減らない妖精ね?リスちゃんは。前にも言ったけど、可愛さなら、あたしの方が上よ。三百年の間、可愛さだけを追求し、更に魔王種に覚醒したことで更なる飛躍を遂げた可愛さの化身であるあたしを差し置いて、その言葉を使うのは許されないこと……そう、可愛いはあたしの為だけに存在する言葉なのよっ!」

 

「ふっ……流石はアタシの宿敵(親友)なのよさ……良いわ。可愛さ三本勝負なのよさっ!ネコ!」

 

「にゃっーはっはっはっ!!!受けて立とうじゃない!あたしの可愛さを思い知らせてやるわっ!」

 

「やめんかっ!!!」

 

売り言葉に買い言葉、何方が可愛いをはっきりとさせる為に一触即発する二人の間に入ったリムルが物理的な突っ込みという名の拳骨を放つ

 

「リムちゃんが殴った!」

 

「酷い!可愛いアタシたちをなぐるなんて!外道なのよさっ!」

 

「そうよっ!エッチよ!」

 

「黙らっしゃい!あとエッチは関係ないだろっ!!」

 

抗議するネコリアとラミリスを叱り付け、彼女たちの喧嘩をやめさせる姿は元教師であった頃を思い出す懐かしさもあるが、生徒たちよりも問題児である相棒と友人に頭を悩ませる

 

「わふっ!ギンレイとベレッタはラミリス様の配下なんだぞっ!」

 

「ギンレイ殿はネコリア様の分身ですわね?恐らく」

 

唯一、ギンレイとベレッタに面識のあるエンカが彼女たちを紹介するとスイヒョウは即座に主人と酷似した姿のギンレイが如何なる存在であるかを見抜く

 

「はい。こちらつまらないモノですがお土産です、中身は手作りクッキーです」

 

「いやギンレイ?今すべきはお土産を渡すことではありませんよ?」

 

「あっ、そうですね。うっかりとしていました………直ぐにお茶を淹れます!」

 

「そこでもありません」

 

遂に姿を見せた〝迷宮妖精(ラビリンス)〟のラミリスと二人の配下、彼女たちが訪れた真相を魔王(リムル)参謀長(ネコリア)は未だ知らない




ラミリスを迎え、会談は更に進む。リムルが語る今後の方針とは?そして、ネコリアが導き出す最良の策とは……

ネコリアの真骨頂その46 実はちょっと反抗期には弱い

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