転生したらネコちゃんだったから自由に生きていきます。 作:田中滅
今回のハイライト ネコリアの服装:桃色のファーコート、黒のチューブブラ、黒のスパッツ、桃色と白の縞模様ニーハイ、黒のショートブーツ
「クレイマン云々の話よりもだ。ミリムに関しての情報はないのか?」
「にゃいわね。でも、気になってる事が一つ………多分だけど、ミリムちゃんは操られてないんじゃないかしら」
「どうして、そう思うんだ?ネコちゃん」
会談終了後、執務室で今後のクレイマンの動きついての更なる情報交換をしようとしていると、リムルにふりふりと鍵尻尾を揺らす相棒が疑問に感じている事を口に出す。彼女の意味深な答えに何かを感じたリムルは問いを投げかける
「ネムの行方を探していたソウカの部下のナンソウを通して、《千里眼》で観察してたのよ。其れで、理解したわ……
「なんだって!?本当か?それは!」
「本当よ。あたしの《千里眼》は魔王化の影響で配下の誰かと視界を共有可能になったの。だから、この瞳に映し出される光景に嘘偽りはあり得ない、全てが揺るがないまごうことなき真実……故にあたしに知らない事は存在しないわ」
魔性の笑みを見せ、意味深な事を口にする相棒。彼女の鍵尻尾がふりふりと揺れ、これから降り掛かる何かを予期している様に感じられる
「問題は会合に誰を連れて行くかだが………ネコリアにはクレイマン軍の対処を命じる。お前の策ならば問題ない筈だ。やってくれるか?
「お任せください、
傅き、
「次に〝
「其れは
「其れに関しては安心してくれ。
「クフフフフ、では私がお供を」
「アンタは駄目。ファルムス王国攻略の役目を完遂しなさい」
「はい……」
残り一人の従者についてを決めかねているリムルに名乗りを挙げたのはディアブロ。然し、即座にネコリアが彼を咎め、己が役目を果たす事を命じると、分かりやすく落ち込みながらも覇気のない返事を返す
「残りの一人だけど、あたしに決めさせてくれない?候補がいるのよ」
「ほう?ネコちゃんにそこまで言わせるほどの人材か……興味があるな。是非ともお願いするよ」
「安心しにゃさい。アンタも知ってる娘よ?入りなさい」
優しく笑い、扉の向こう側に呼び掛けたネコリア。その声に導かれ、扉が開き、黒髪の少女が姿を見せる
「お久しぶりです…リムル様。ネコリア様の命により、此度の会談のお供を務めさせていただきます」
「あっ……いやこれはご丁寧に…(だ、誰だ!?この美少女は!?ちょっ!
『是。マスターの記憶から該当する人物を検索………。該当人物が判明しました、その者は個体名
「えっ………
丁寧な御辞儀と挨拶を述べる美少女。その姿に見覚えがないリムルは《
「にゃふふ〜、ネコリア様の言う通りにマジで驚いてるぅ〜。超絶ウケる〜」
「驚いた?」
「驚いた………というか、前までのネコツーって完全に猫だったよな?語尾ににゃーとか付けてたし…」
けらけらと笑い、先程までの丁寧な態度は何処にと言わんばかりの小馬鹿にした態度を見せる美少女基ネコツー。その隣で魔性の笑みを浮かべるネコリア、分身と本体という元々が同一人物の関係性にあるだけに反応は近しいものがある
「ネコリア様とリムル様が魔王になった影響を受けたのよ。其れでネコツー基わたしが《
「なるほどな……で、口調が変わってるのはどうしてなんだ?」
「えっ?あれは単なる
「流石はネコツー。配慮のできる子ねー」
「ふっふ〜ん、もっと褒めてほしいにゃ〜」
口調が変わった理由を聞かれた瞬間、今までの方がキャラ作りであるという爆弾発言を投下するネコツー。まさかの発言にリムルは開いた口が塞がらないが、ネコリアは彼女の頭を優しく撫でている
「あら?誰かと思えばネコツーさん。お久しぶりです」
「うみゅ?あーっ!ギンレイちゃん!久しぶりー!」
明確には異なるが元が分身同士であるギンレイに呼び掛けられると、ネコツーは彼女を抱き上げる
「ネコちゃんの分身って実力的にはかなりの強さだけど……自由だよな…」
「ギンレイちゃんは甲斐甲斐しいわよ!なんたってアタシの配下だからねっ!」
「ラミリス様にお仕えできるのが私の喜びですから」
自由過ぎる相棒の分身たちにリムルは諦めた表情でため息を吐くが、ラミリスはネコツーに抱き抱えられたギンレイの喉を撫でる
「てな訳だから、リムルの事は任せたわよ?ネコツー。生徒たちには伝えてあるんでしょ?」
「当たり前じゃん?というか……リムル様に会いに行くことを伝えたら、連れて行けって騒がれたくらいだよ…」
「あ〜あ……なんか目に浮かぶ………」
「ありがたい話よね、アンタみたいなエッチなスライムを慕ってくれてるんだから」
「そうだなぁ……俺みたいなエッチなスライムを………って!誰がエッチなスライムだ!肯定しかけただろ!」
「最近ちょっと油断してんじゃにゃい?突っ込みに遅れがあるわよ?」
「ぐぬぬ……この仕返しは必ず……あれ?そういえば、ヴェルドラは?随分と大人しいけど…」
相棒からの決まり文句に突っ込みを放ちながらも、油断があると言及され、固く復讐を誓うリムル。そして、ふと気付いた誰よりも騒がしい親友の姿を探す
「ああ、そういえば静かね。体臭がしなかったから気付かなかったわ」
「おい、
「実際、鼻曲がりそうにゃんだけど」
「なんだと!痴女みたいな服装をしているクセに!なんだその服は!殆ど下着と変わらないではないかっ!!」
「半裸のヤツに服装のことを言われたくないわよっ!だいたい、これは下着じゃないって何度も説明してるでしょ!?あっ、そうか?オッサンには理解できないわよねぇ?ごめんね〜」
「ネコよ、今日の夕飯はお前を喰ってやろう。生で食べられるのと焼いてから食べられるのでは何方が好みだ?」
「そうねぇ〜、やっぱり焼いてからの方がオススメかなぁ。あっ、焼き方はウェルダンでお願い。よく焼かないとお腹壊しちゃ----って!食わせるかァァァァ!」
当然の様に展開する夫婦漫才。騒がしく言い合いを繰り広げる二人の間には誰も入ろうとしない、寧ろ入ることさえ躊躇われる。然し、其れは約一名を除いての話だ
「ネコちゃんもヴェルドラも落ち着けよ。全く二人は……」
「あらやだ、ヴェルちゃん。リムちゃんが笑ってるわよ。きっとまたエッチな事を考えてるのよ」
「仕方なかろう。彼奴は欲望に忠実なエッチなスライムだからな」
「引っ叩くよ?お前たち。まぁ、良い。ヴェルドラくんに頼みたいことがあるんだ」
にやりと笑うリムル、更に彼がネコリア以外の誰かに敬称付けで呼ぶ時は何か理由があると知るヴェルドラはジト目を向ける
「リムルよ………まさかだが……我に何かをさせようとしてはいまいか?〝
「なんだ、そこまで理解してるなら話は早いな。お前には街の防衛を任せたいんだ、頼めるか?
「ぐぬぬ………仕方あるまい……特別だからな!」
「うわぁ……オッサンのツンデレとか需要にゃいわよ?なに?《
頼まれたら断れない性格故に結局はリムルからの頼みを受け入れるヴェルドラを見ながら、呆れた眼差しを向けたネコリアは突っ込みを放ちながらも嬉々として、親友を弄り始めた
「ネコちゃんはアニメの見過ぎだ。というか……相変わらずだな、その好きな子とかいじめちゃう感じ…」
「………別に好きじゃないわよ」
「ほほう……」
「にゃによ……その目は」
相変わらずなネコリアの性格を咎めたリムルは彼女が外方を向く姿に何かを感じ取り、にやにやと笑う
「いんやぁ〜?別に〜」
「リムちゃんのそういう所が嫌いよ」
「俺は好きな人を前にちょっと照れるネコちゃんが好きだけどなー」
「むぅ……知らにゃい…」
〝
ネコリアの真骨頂その49 実は好きな人をいじめちゃう
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