男体化要素は少ないです
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※魔理沙が男体化しています!
「...」
魔理沙は地面に背を着け、大の字のような格好となっていた。
「...」
「私の勝ちね」
「...ああ」
「これで何連勝だっけ?」
「6連勝だ」
魔理沙は弾幕ごっこで霊夢に何度となく敗北を喫していた。
「...そこで寝っ転がってないで起きなさい」
「...」
「魔理沙?」
「いや、大丈夫だ」
服の土を払いながら、魔理沙は起きあがった。
「人里に行ったらあんたが何かおごりなさいよ」
「え~」
「負けたんだから、嫌とは言わせないわ」
「へいへい」
「それじゃあ、神社に戻るわ」
「...」
魔理沙は空を飛ぶ霊夢を見て、昔は自分の方が高く飛べていたし、何なら亀に乗っていた霊夢より早く空を飛んでいた...そう思った。
「...」
「どうしたの?」
「いや...何でもない」
「じゃあ、行くわよ」
「ああ」
努力しているはずの自分が才能のある霊夢に徐々に引き離されていく...魔理沙はそう感じた。
「...」
「ほら、お茶よ」
「ありがとう」
「なんかあんた少し変よ」
「なにが?」
「なんかぼーっとしている感じ」
「そうかな?」
「そうよ」
「!?」
「熱は無いわね」
霊夢はいきなり魔理沙のおでこと自分のおでこをくっつけた。
「本当にどうしたの?」
「だから何でもない」
「...わかったわ」
その日は何事も無く魔理沙は家に帰った。
「...クソ」
自分の家に帰り、魔法の実験をし終えた魔理沙は机に座り込み、考え事をしていた。
「...」
自分は努力をしてきた、誰にも負けないぐらい努力をしてきたはずだ...でも勝てない、勝てない...いろいろ考えた、その結果才能の差だと感じた。
「なぜ...」
霊夢といると楽しい、だが嫉妬心もある、自分より主人公っぽくて...
「嫌いだ...」
そのような言葉が出るほどに魔理沙は疲弊していた。
「いや...いや...」
考えれば考えるほど、自分が霊夢に対する感情がわからなくなる、霊夢が好きなのか、嫌いなのか、殺したいのか、愛したいのかも...
「勝ちたいならいっそ人をやめ...いや、だめだ、だめだ、だめだ、もう寝よう...」
何もわからないまま魔理沙は床に入った。
翌日、魔理沙はいろいろな場所をめぐることにした、この感情とも言えない何かどうにかするために。
「やあ、パチュリー」
「本を返せ」
「おい」
「冗談よ、先週返してもらったし」
「...」
「あなた、なんか元気ないわね」
「いや...大丈夫だ」
「そう?」
「パチュリー」
「?」
「力って、何だろうな」
「力?」
「ああ」
「力は知恵よ」
「そうか?」
「そうよ」
「そうなのか」
「あ、そうだ霊夢が最近あんたの様子が変だって言っていたわ」
「...」
「...どうしたの」
「何でもない」
「そう?」
「大丈夫だ、もう行くよ」
「え、お茶ぐらい飲んで行きなさい」
「いや...行くぜ」
「...霊夢と何かあったの?」
「......」
魔理沙は一瞬振り返ったが、すぐに図書館を出ていった。
「...なんだったのかしら」
「魔理沙さん、こんにちは」
「ああ、こんにちは」
魔理沙が人里を散策していると、早苗に出会った。
「魔理沙さん、そこお店のあんみつが新しくなったそうです」
「え?そうなの」
「そうです」
「へえ」
「興味無さそう」
「...早苗」
「なに?」
「霊夢について、どう思ってる?」
「霊夢さんですか?」
「そうだ」
「霊夢さんは好きですよ」
「そんなことを聞いているんじゃない」
「霊夢さんは凄い人で尊敬しています、でも私がいつか超えてやろうと思っています」
「そうか...」
「そうです!」
早苗は自信がありそうに答えた。
「そうなのか...」
「ふふっ」
「お前なら...超えられるかもな」
早苗は自分よりずっと才能があるし、彼女なら自分と違って霊夢を超えれるかも...魔理沙はそう思った。
「魔理沙さん?」
「......」
「何で私の胸ばっか見てるんですか?」
「え、いや」
考え事をしていた魔理沙の視線は何故か早苗の特大メロンに向いていたらしい。
「魔理沙さんも男の子なんですね」
「あ、あ、あ」
「魔理沙さんのエッチ♡」
「う、うるさい!」
「あ、あ、行っちゃった...」
「...」
魔理沙は実家、霧雨店の前にいた。
「......」
魔理沙は考えた、実家を勘当されてまでして自分が手にした物は何だったのかを...
「いや...」
「きっと無駄ではない...と、思う、多分」
自分が憧れたものだから、後悔はしていないはずだと思うようにした。
「俺が家を出ることが無かったら...いや...」
自分が家を出なければ...自分はどうなっていたか、この感情は無かったのだろうか。
「いや...やめておこう」
あるいは他の感情やしきたりなどに支配されていたのかと思った。
「!!」
物音がするのを確認した魔理沙は、物陰に隠れ、その場を後にした。
魔理沙が歩いていると、後ろに気配を感じた。
「...紫か」
「ばあ」
「何の用だ」
「何もないわ、暇なだけ」
「幻想郷の管理者がそれでいいのか?」
「暇な方がいいわ」
「そうか」
「うふふ」
「...」
「何か悩んでない?」
「何にも」
「霊夢のこととか」
「違う」
「違わない」
「...」
「貴方は霊夢について悩んでいる、そうでしょ」
「...」
「努力しても霊夢との力差が広がっているから嫉妬している」
「...」
「身長も抜かれたしね」
「おい」
「貴方は十分強いけど、満足はしていない」
「...ああ」
「霊夢に勝った後...どうしたいと思ってる?」
「どうするって...なんだ?」
「張りのあるおっぱいを揉んでみたいとか」
「違う!」
「スリーサイズを図ってみたいとか」
「は?」
「冗談よ、ちなみに霊夢のスリーサイズはB84W60H88、私のがB96W64H93よ」
「へ、へえ...」
「興味ある?」
「...ない」
「へえ~私の胸をちらちら見てるくせに」
「...ころす」
「むっつりスケベ」
今日の紫の服装は紫色のドレスで、紫の上半球が見えている。
「...」
「あら?貴方の未使用品のキノコが少し大き」
「本題に戻れ」
「本題に戻るわ、貴方が霊夢に友達じゃなくて男として見てもらいたいとか」
「......違う」
「そうか~」
「やめろ」
「はい」
「...魔理沙、貴方は霊夢のことをどう思ってる?」
「...友達だと思っている」
「そう」
「...そうだよ」
「ふ~ん、そう」
「...」
「友達以上の関係を望んでいるかどうか」
「......望んでない」
「嘘吐き」
「紫ババア」
「うふふ」
「用事が済んだら行くぞ」
「1つだけ忠告しておくわ」
「幻想郷のルールは破るな、だろ?」
「そうよ」
「大丈夫だ」
「その言葉、信じて待っているわ」
「ありがとう」
「ふふふ」
「じゃあ俺は行くぜ」
「ええ、あなたの悩みが解決されることを祈るわ」
「......ああ」
「...」
「魔理沙?」
何も解決しないまま、魔理沙は導かれるように博麗神社まで来ていた。
「霊夢」
「こんにちは魔理沙、素敵なお賽銭箱はここよ」
「今金欠」
「出せや」
「ははは」
「...今お茶を出すわね」
「一番高い奴で頼む」
「今日は3回取った出がらししかないわ」
「え」
霊夢がお茶を入れ、魔理沙の隣に座った。
「...苦い」
「そう?」
「そうだ」
「...」
「...」
「何かしゃべりなさいよ」
「そっちこそ」
「...」
「...」
「...あんたどこ見てるの?私の見ても何にもならないわ」
「ええ、ああ、ごめん」(84...60...88...)
「あ、その最後の煎餅は私のよ」
「早い者勝ちだ」
そして再び魔理沙は日常を繰り返す、いつか何かがわかる日が来ると信じて。