東方雪月花   作:くらんもち

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13話

後日…

 

「凄いですね…」

 

「妖怪、玉兎、天狗の連合軍、総勢15000よ」

 

「これなら後顧の憂いは絶たれたと見ていい。感謝します」

 

「ええ」

 

「そなたが、霜月 雪華という者か」

 

「これは、鞍馬様。お初にお目にかかります」

 

「そのように堅くならずとも良い。幻想郷の一大事とあっては、手を貸すのも当然よ」

 

鞍馬天狗こと鞍馬様。天狗達の頂点に位置する大天狗だ。

 

「有難い事この上ありません。重ね重ね、感謝を申し上げます」

 

「呵呵、ところでそなた、身を固めるつもりはないか」

 

「…といいますと?」

 

「儂には一人娘がおっての」

 

「そういうことですか…、しばらく、考える時間を頂いてもよろしいでしょうか」

 

「構わん構わん。存分に考えろ。別に断ったとて祟ったりなどせんわ」

 

そう言って鞍馬様は豪快に笑った。

 

「紫」

 

「あら、依姫じゃない。豊姫は?」

 

「姉上は、来られないとのこと」

 

「了解したわ。あ、この子が噂の彼よ」

 

「あなたが。綿月 依姫。以後、お見知り置きを」

 

「霜月 雪華と申します。以後よしなに」

 

「手勢は揃った。して、どうする?」

 

「これをご覧下さい」

 

能力で投影機を出し、空中に映像を出す。

 

「特殊な探知を用い、(ゲート)のおおよその範囲は割り込んであります。ここより、半径およそ800メートルの何処かに」

 

「ふむ」

 

「そこまで私が先導し、(ゲート)を捜索、発見次第、乗り込みます。そして、戦闘を開始しますが、玉兎の指揮を依姫様、天狗の指揮を鞍馬様、そして、総指揮として紫さんを。ただし、この戦闘の目的は殲滅ではなく時間稼ぎです。唯一奴を打倒する手段を持つ私を含め、幻想郷中の精鋭を集めた小隊で奴を倒します」

 

「なるほど、了解した」

 

「説明は以上となります。御二方、質問等ございますか」

 

「うむ、無いな」

 

「私も同様です」

 

「では、作戦開始です。付いて来て頂けますか」

 

「ええ、分かったわ」

 

 

 

雪銀(ゆきがね)、抜刀」

 

抜刀し、水平に構えることで(ゲート)を探知する。

 

「…見つけた。こちらです!」

 

そこへ向けて駆ける。

 

「は、早すぎる!」

 

「本当に人間なのか!?」

 

後ろかそんな声も聞こえてきた。

失礼な。これでもちゃんと人間だ。

 

「…ここです」

 

「…ふむ、いかにもな門よのう」

 

「では、ここからは…」

 

「ええ、任せてちょうだい。全軍、前へ!」

 

兵士達が前へと進みだす。それに紛れて僕達も(ゲート)へ。

 

 

 

そこでは、陰狼(かげろう)が待ち構えていた。最前列で戦闘が開始した。幻想郷を守るための、後世にて桜夢(おうむ)の大戦と呼ばれる戦いが始まった。

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