東方雪月花   作:くらんもち

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梅の忍者めしを食べながらまったり書いてます。旨いなこれ。


3話

 

数日後…

 

 

「ありがとうございます、紫さん」

 

「良いの良いの。私も楽しみなんだから。お茶屋はあっても、こんなのは無かったから」

 

「何故かやりたくなって、ですね」

 

「仕入れとかは任せて。外から持って来るわ」

 

「本当に何から何まですみません…」

 

「大丈夫よ。じゃ、楽しみにしてるわね!」

 

「…よし」

 

早速明日から開店だ。作り置きが出来るものは作ってしまわないと。そう思って料理を初めてから数十分ほど経っただろうか。

 

「空いてるかな?」

 

入ってきたのは女の子。髪が桃色、いや、桜色で、かなり目を引くであろう整った顔立ちの女性。

 

「ごめんなさい、開店は明日からなんです」

 

「え…?修羅(しゅら)様…?」

 

「…はい?」

 

「修羅様!お会いしとうございました!」

 

そう言うと、いきなり抱きついてきた。

 

「え、ええっと、どちら様でしょうか……?」

 

「ご冗談はよしてください。あなたの桜が参りました!」

 

「いや、本当に…!」

 

そして間の悪いことに。

 

「雪華〜?準備はどうか、し、ら…」

 

見られたくないところを見られてしまった。

 

「そ、その、お楽しみ中だったかしら?また後で来るわね」

 

「待って!違うから!」

 

 

少年説明中……

 

 

「そう、なのですね…」

 

彼女は明らかに落ち込んでいる。

 

「名前も思い出せない状態で…」

 

「でしたら、自己紹介をしなければですね。私は天水(あまみ) (さくら)と申します」

 

彼女が言うには、元々僕の部下だったという。

そして、僕の本来の名前も知っていた。

僕は「修羅」と名乗る兵士だったらしい。それもかなり高い階級の。何故か剣や槍、銃の使い方を覚えていたのも納得だ。

 

「本部はてんてこ舞いです。いきなり消息不明になってしまわれたものですから」

 

「それは、申し訳ありません…」

 

「いえ、修羅さ…じゃなかった、雪華様が謝ることではありません!」

 

「そう言ってもらえると、救われます」

 

その瞬間。

 

『GYOOOOOON!!』

 

「「!?」」

 

「なんだ!?」

 

慌てて外に出ると、見えたのは、目算で5メートルはあろうかという巨狼。

 

「何よ、あいつ…!」

 

「霊夢、今までこんなのがいたのか?」

 

「いいえ、少なくとも私は見たことがないわ」

 

霊夢の声は、驚愕のあまり震えていた。

 

「仕方ない、やるぞ!」

 

「ええ!」

 

「桜さん、避難を頼みます」

 

「仰せのままに」

 

 

 

「…デカいな」

 

「行くわよ」

 

「ああ。『模造』」

 

呪文(スペル)を唱えると、スナイパーライフルが3本現れ、

衛星(ファンネル)のように僕の周りを浮遊する。

 

「BANG」

 

そう呟くと、一斉に銃口が巨狼へ向き、発射される。3発の大口径弾を受け、軽く吹き飛ぶ。注意を引けたようだ。

さぁ、里の防衛戦の開始だ。

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